駿府へ向かう道中では
「詩乃さん、雫さん。急ぎますわよ!」
「そうじゃ!辛いと思っている時間なんぞないぞ!」
馬を急いで走らせる梅と桐琴。現代の暴走族を思わせる勢いだ。
「はあ、はあ、待ってください~~」
「急がせすぎですよ~」
その後方では体力のない詩乃・雫と兵達。彼女らも馬に乗っているが、先を行く二人に追いつけない。そんな二人に溜息を吐く梅と桐琴。馬を止めて振り向く。
「いいんですか!」
「早く行かんと」
次の言葉が、
「「ハニー(アキラ)の妻がどんどん増えますわよ!(るぞ!)」」
二人の眠っていたエンジンが入った。
「っは!そうでした!急がないと!」
「はい!増えるのは仕方ありませんが」
「「せめて二,三人で抑えないと!」」
あっという間にあと少しで梅と桐琴に追いつけるところまで来た。さすが、アキラの事になると目の色が変わる二人・・・いや、妻達だ。追いつかれそうな梅と桐琴の馬の速度も上がった。
「では、行きますわ!」
「暗くなるまでこのままじゃ!」
「「はい!」」
アキラの嫁が増える。これが、妻達の活動力であった。
京では、
「はあ~~、大丈夫かな。アキラ様」
「ひよ~、気持ちはわかるけど、仕事がどんどん来るよ・・・はあ」
アキラに会えない日が続くため、ひよところは溜息を吐いた。
「ほら、早く行くぞ」
「「は~~い」」
「全く、あいつがくたばる玉かよ」
「うん、それはわかっているけど・・・」
「北条の人達、もう嫁にしてないか。それが心配で」
「・・・なるほど」
二人の心配事がそっちで呆れもしたが、納得もした時人。別のところでも、
「いったい北条家は何人が嫁になるんだろうな?」
「そうね~。考えたくないけど、全員と見た方がいいわね」
「北条氏康もですか?あの光璃様や美空様すら苦言するくらいの将も堕とされるというのですか?」
「でも、白百合すらべた惚れにしたアキラなら、できそうで怖いな」
「「「・・・確かに」」」
久遠・結菜・朱雀・庵樹がそんな会話をしていた。もはや、完全に妻達の会話はアキラの嫁が増える(決定)事だけだった。
そんな会話のネタになっている小田原城にいるアキラはというと、
「玉縄城。そこが氏康が拠点にしているところですか」
北条の草が戻ってきたので、全員上段の間に集まって報告を聞いていた。それを聞いた朧は苦い顔をした。何故ならそこは彼女の居城ともいえる城であり、小田原城と同じくらい攻めるのが困難らしい。
「確実に狙ったね」
「そうですね。封印時に自分の隣に朧殿がいることは知っていたはずですので、城主不在なら落とすのも簡単でしょうし」
「しかも、持ち主が苦い顔をするくらい落とすのも困難。さすがは氏康じゃのう」
頭脳の三人も氏康鬼の行動を称賛した。でも、三人の顔も苦い・・・何故なら、その行動で氏康はやはり知能を持った状態で鬼になっていると見ていいからだ。
「そう簡単には事は運ばないでしょう。ま、簡単に済むほど鬼は甘くないことは身に染みてますし」
「はい、アキラ殿の言う通りです・・・私も、思い知りました」
一二三達の言葉にアキラと朧が真剣な顔になったところに
「へ~~、朧姉ちゃんとアキラ兄ちゃん。まるで夫婦みたいだな~」
三日月の気の抜けた声が響いた。
「なあああああ!何を!」
「そう見えますか?」
「うん!だって、お互い言いたいことわかっているし、気もあっているみたいだし!朧姉ちゃん、この際なっちゃえば!」
「わ、わわわわ。私と、アキラ殿が・・・ふ、夫婦(ぼん!)」
『『『『あ、堕ちた』』』』
慌てながら真っ赤になってとても満足そうな様子の朧を見て、各務・綾那・歌夜・小波はすぐに彼女がアキラの事が好きになっていることがわかった(綾那以外は同じ状態になったことがあるからだ)。その後、話を脱線させた三日月に説教する暁月。その二人は放っておいて話を戻し、攻めるのが難しい上にどうやって氏康を生きた状態で捕らえられるのか?その事で難しい顔になる。
「なら、ここは一つアキラ隊お得意の城に「却下です!」おや?」
一二三がアキラ隊で城に潜入できないかと言おうとしたが、湖衣が言い切る前に却下を出した。そんな彼女の行動に疑問を持つ一二三。
「私も湖衣さんの意見に賛成です」
エーリカもその言葉に手を挙げた。鬼は人より力も速さも倍以上持つので、もしばれたら命の保証はないと言っていい。ましてや、それをやるのがアキラなら尚更だ。でも、アキラの万夫不当ともいえる強さなら生き残れるのでは?という言葉が沙綾から出たが、同盟の中心的人物でたくさんの嫁を持つ夫が進んで単独行動みたいな作戦をさせるわけにはいかないのだ。もちろん、愛する夫を鬼の集団に送りたくないという妻の気持ちもあるのは、彼女らは否定しないだろう。
話は進み、鬼の事に一番詳しいエーリカに一二三が意見を欲しいと訪ねた。氏康鬼が何故あたかも私達を待つような行動をしたのか?その理由を一時期鬼の勢力にいた彼女ならわかるのでは。との事らしい。最初は、氏康ほどの人物が鬼になるとどうなるのかは自分でも想像ができない。と言ったが、すぐ後に目的を推測できれば理由も分かるのでは?と付け足した。
「目的か・・・考えられるのは一つだね」
「アキラじゃな」
「アキラさん。ですか?」
「兄ちゃんがどうしてだ?」
一二三の視線がアキラに行き沙綾も同じように見たが、十六夜と三日月はわからないままで暁月は理解したけど言葉には出さなかった。エーリカも一二三・沙綾、他のアキラ隊の皆の言い分を理解して説明を続けた。
「日の本と同盟の中心的存在であるアキラ様を倒して関東を制圧し、そのまま後は日の本を制圧する・・・私はそう考えているのですが」
「でも、それって穴がありますよね」
「うん。湖衣の言う通りだ」
「そうなのです。ですから、私もこの推測は確実ではないので言わなかったのです」
エーリカ含む頭脳組はその穴の事で疑問に思う。アキラや歌夜も頷く。
「え?アキラさん倒すのが変って、別におかしくないと思うっすが」
「分からないなんて、柘榴はダメダメなのです」
「え・・・あ、あ、うっわああああ!あ、綾那ちんにそんなこと言われたあああああ!」
特におかしいと思わない柘榴に突っ込む綾那。そのツッコミに我慢できずに叫ぶ。
「ダメダメな柘榴に綾那が説明してあげるです!・・・いいですか、この小田原城の城門の戦いで氏康鬼は姿を現したのですよ?」
「そうっすね柘榴も見たっす・・・(てれ)」
その後、城の中で興奮して酒が入っていたとはいえ、アキラに抱かれて溺れまくった事(間章4‐1)を思い出して顔を赤くした。綾那は全然気にしないで説明を続けた。
「エーリカの言ってることが当たっていたなら、あの時にアキラ様に何もしないのはおかしいです!」
「あ!確かに」
「だから、一二三達は穴があるって言ったっす!辻褄のあうところとあわないところがあるっすから、疑問に思っているっすよ!!」
「綾那ちん、真似しないでほしいっす!そういう事っすか・・・ううう、綾那ちんが気づくなんて悔しいっす~~!!」
途中から柘榴口調になる綾那に突っ込むが、彼女がここまで理解していることに悔しむ。そんな柘榴にどや顔で笑う綾那。そんな彼女の説明に全員が頷く。アキラを狙うという考えならおかしな点が出ているから、頭を悩ませている・・・ところに
「あの、一ついいでしょうか?」
余り言葉を出さなかった歌夜が手を挙げた。意見という程ではないが氏康鬼が鬼を集めて玉縄城にこもっていることはわかったが何故そんなことをするのか?と口に出した。小田原城の天守閣で十日後に再戦をすると言って立ち去った。
その言葉通りに城で待っているのなら彼女は籠城戦をすると言うことになる。戦をするなら、狭い城の中より広い野原とかの野戦で戦った方が不意打ちもできるし、鬼も更に集められて有利になるはず。という考えを言った。その意見を聞いた一二三や沙綾も「確かに」と呟き、軍師である彼女らもそっちを選択すると言った。氏康鬼の行動にまた疑問が出てしまったことに頭を悩ます皆。そこに・・・
「な~~に、悩んでるだよ!母様がどこにいるかわかったのなら、すぐにでも行けばいいじゃん!」
三日月が大きな声で言った。その言葉に全員がはっとした。
「そうだよ。彼女の言う通りだ!」
「十日後という言葉にいつの間にか意識がいっておったわ!」
「そうですね。敵の言うことなど、別に従う必要はありません。ましてや相手は鬼、罠かもしれません」
「・・・よし決まったようじゃな!」
「はい・・・はあ(ある意味尊敬しますよ。方針が決まるまで寝ていたのですから)」
頭脳組もそれがいいと賛成した。一葉もやっと決まってやっと声を出したが、それまで国の一命がかかっている会談を実は寝ていたことに呆れて小さくため息を出す幽。
「ええ、三日月ちゃんの言う通りです。むしろ、待ち続けていたら鬼を集める猶予を与えてしまいます。その期間を短くするためにすぐにでも出陣するべきです!」
「は、はい!わかりました!」
アキラの言葉に十六夜も出陣を決めたようで、すぐに準備に入った。
そして、あっという間にあの城門に皆が集まり出陣式をした。十六夜の勇気と頑張りの叫びに兵達は一体となってその叫びに答えた。兵の集まる速度と人数に驚きもしたが、一番驚いたのが
『ふふ、伊達に次期当主候補ではないですね。暁月ちゃんの言った器・・・本当にでかいですね』
初対面は泣き虫な女の子と見たのに、短期間でこれだけ変わった彼女だ。そんな十六夜をこっそり称賛したアキラ。北条勢が出て行く中、最後に出陣のアキラ隊は一つ困ったことがあった。
「「・・・(バチバチ)」」
目の前で火花を散らす二人
「・・・(バチバチ)」
・・・もとい三人がいて、彼女らは小波と各務と姫野だ。何でも、朧からの進言で姫野はしばらくアキラ隊と一緒にいることになったのだ。同盟に入っていない北条の草が、アキラ隊と共に行動など本来はありえないことだ。北条の情報網をアキラ隊に預けるのと同じことであるが、それをしてでも氏康を取り戻したい!という朧の言葉にアキラはかつての梵天丸を助けに行く自分を思い出し、その信念に頷いた・・・のだが、
「この者は本当に信用できるのですか?」
「私と小波だけでいい。お前はいらない」
小波と各務は合法的にアキラのそばにずっと(着替えや風呂や寝てる時も)いられるのに、その人数が増えることに不満だった。しかも、同盟国ではない草ということで職業的でも不満だった。自分の扱いに文句たらたらの二人に激怒する姫野だが、
「三人とも、とりあえず喧嘩はやめなさい。今は共に行動するのですから、仲良くしてください」
「主命とあらば!」
「・・・仕方ない」
「ああもう!いい加減にしろって!」
アキラの言葉には逆らえない小波と各務は渋々了解して、その事にも怒りながら突っ込む姫野だった。そんなことがありながら、草の間では火花がまだ小さく散る状態でアキラ隊も出陣した。
だが、その日の晩に事件が起こった。アキラ隊内で軍議が終わって解散した時だ。
「湖衣ちゃん、ちょっと」
「え?何です。アキラ様」
アキラは湖衣に話しかけた。軍議内で、彼女の様子が気配がおかしいことに気付いたからだ。小田原城の時は軍議に集中していたので、気づかなかった。
「調子はどうです?気配が少しおかしいですが」
「え、何を言って、いるのです?」
「いつもより、弱弱しい感じがしますよ」
「そんな、こと・・・は、ないで・・あ・・(どさ)」
「こ、湖衣ちゃん!」
口調も途切れ途切れになり、顔も青くなって、ついに倒れてしまった。慌てて揺さぶると、右腕と弱い声で言った。その腕を見て血相を変えたアキラは、彼女をおぶってすぐにエーリカのところに行って診断してもらった。
「・・・やはり、鬼の毒ですね」
診断結果は、案の定鬼の毒だった。あの城門での戦いでわずかに鬼から攻撃を受けていたようだ。小さくだが切られた跡があり、そこが青くなっていた。話を聞いた一二三もあわててやってきて
「どうなんだい?」
不安な顔で症状を聞いた。親友の危機に不安が顔に出ている。
「これなら、すぐに解毒すれば、毒はなくなります」
「そうなのかい?」
「はい、それに毒の範囲もまだ小さいので、今すぐやれば問題ありません」
「・・・ふううう、よかった」
肩が落ちる一二三。心からホッとしたのが分かる。ただ、アキラは解毒に引っかかった。
「あの、エーリカ・・・一つ聞きたいのですが、解毒というのは」
「アキラ様が葵様にやったのと同じのをやれば大丈夫です」
「・・・ですよね」
つまり、湖衣を抱けということだ。葵の時は仕方ないにしても、今回は彼女の意志を尊重したい・・・が、
「え、あ、い、いや」
「湖衣!今は非常事態だよ!」
「湖衣さん、わかってください。変に我慢しては、鬼になってしまいます」
彼女も拒否の態度を見せたが、さすがに鬼になるかもしれない非常事態なので一二三も真剣に言った。二人の言う通り、非常事態のため彼女のためにも気持ちを押し殺した。
その後、アキラは彼女を抱っこして月明りの届く沢に着いた。
「湖衣ちゃん、大丈夫ですか?」
「・・・いえ」
「そうですか。では、早めにしないといけませんね」
「い、いや、私が・・・言って(ばしゃ)ひゃ!」
彼女を岩場に寝かせて、アキラは毒がどれくらい進行しているか尋ねた。すると、大丈夫じゃなさそうな返事だったのですぐに行動に出た。清らかな沢の水も毒の進行を遅らせるのに役に立つとエーリカが言ったので、それをかけると小さく悲鳴を上げた。
『わ、私が言ったのは・・・まだ、気持ちの整理が出来てないって意味(ばしゃ)つ、冷たい!』
心でこう思った湖衣。さっきの「いえ」は抱かれる覚悟がまだできてないと言う意味の「いえ」だったようだ。でも、アキラは水をかけ続ける。一通り、体にかけ終えると、
「あなたの体が冷えるのもまずいですので、私が脱いで私の体温であなたを温めます」
「え!」
アキラは服を脱いで下着だけになった。傷だらけの戦う男の体を見た湖衣は
『・・・・・・素敵』
しばらく考えるのをやめて見入り、ただ一言純粋に思った言葉が頭の中に出た。月光の光の真ん中に立つアキラが彼女にはとても格好良く見えたため、その姿に何も考えないで惚けた。
「いきますよ」
そのため、いつの間にか目の前にいて自分も服を脱がされて、アキラと同じ下着姿になっていることに気付けたのは、
「あ、ひゃ、あう、ああああ!」
アキラが彼女のパンティの上から割れ目をいじって、快楽の電撃を出したからだ。ビリッと来た体を襲う快感と寒気に思わず口を開く。その口を、
「ううう、むううう!(あ、あ、し、舌があああ!)」
アキラの口でふさぎ、驚いている隙に舌を侵入させて湖衣の口の中を嘗め回している。
「(あ、ああ、す、すぎょ!)」
口からの快楽に酔いしれかけた瞬間、
「(ち、乳首が!あ、は、あ、うんんん!!)」
二つの乳首を二つのアキラの手でいじり、乳首の周りも指でなぞるように回している。
「(・・・あ、これって、アキラ・・・様の)」
快楽の強さに思考が思うように働かない。彼女の割れ目からの愛蜜でぐっしょりになったパンティにアキラの性太刀が触れられた。その感触で気づいても、もはや拒否の反応をしない・・・できないが正解だ。
「(だだめ・・・もう、あ、考え、られ、ない)」
パンティをずらし、割れ目が現れた。そして、入り口の部分にアキラの性太刀が来た。でも、まだ入れないで少しじらすように入り口をくちゅくちゅと音を立てながらお互いの快楽を高める。
「湖衣、最後に聞きます・・・いいんですね」
「あ、は、はい(あ、ああ、抱かれる。でも・・・アキラ様、なら・・・好きな人、なら)」
思考が追い付かなくても、自分の状況だけは何とか気付けた。理性もすでに壊され、ただただアキラという自分の想い人が自分を抱いてくれる。理性で隠していたその願望が前に出たことで、抵抗も拒否もしない。
「では」
「あ、あ、ああああああ!(ずちゅ)ひううううん!」
愛蜜だらけの割れ目に、同じくその割れ目の入り口をいじくって愛蜜だらけとなった性太刀がついに入った。その入る大きな刺激に湖衣の体がのけ反り、それなりにある胸が揺れて沢で濡らして水滴だらけの体が跳ねる。水滴が少し飛び散ったり、まだ彼女の体に残っている分が月の光でところどころ光る。その光景に
「・・・・・・綺麗だ」
性欲なしで美しく見えた。眼帯をつける彼女の顔も、
「湖衣ちゃん、美しいです」
今以上に美しく見えたので思わずつぶやいた。
「・・・え」
「あなたが、今、とても愛おしいです」
「え、ええ!」
だが、その褒め言葉で欲望に流されていた彼女の意識が戻った。
「もっと、あなたを悦ばせたい(ずん)」
「あ、ちょ、(ぶち)あ、ああああああ!」
そして、アキラの一突きで・・・彼女の女の壁が貫かれた。
「愛してます」
「ああ、あああ!い、痛むうう!!」
その痛みに涙を流して声を出そうとしたが、アキラがキスで塞ぎ腰を動かした。
『う、あ、い、痛い・・・けど、繋がった・・・アキラ様と!う、嬉しい!』
彼女の割れ目に入れている性太刀から一筋の血が流れた。痛みが彼女を襲うが、それがアキラと繋がった証拠なので嬉しさもこみ上げた。
「もっと、動きます」
「(くちゅぐちゅ)あ、あうううう!は、は、あ、あ、アキラ様あああ!」
痛みに耐えながら、アキラに抱き着く湖衣。そんな彼女を更に抱きしめて温もりを与え合う。
「「は、は、は・・・」」
二人の顔が徐々に快楽に染まっていく。アキラは湖衣の割れ目の絡みに性太刀がだんだん我慢できなくなっていき、湖衣はその性太刀全体を加えている割れ目全部からくる快楽と、抱き着いて密着している乳首がアキラの胸板を上下にこすれていく刺激・・・そして、今度のキスはアキラの舌に湖衣の舌も絡めてお互いの唾液を飲みあいながら貪っている。もはや、二人の姿は愛し合う夫婦の逢瀬にしか見えない。
そんな愛の逢瀬は
「あ、い、いく、いくいくいく~~!!」
「わ、私も、です。湖衣!」
絶頂に達するのが速い。アキラの性太刀の出し入れを速くして、快楽に力の入らない彼女の顔はもはやだらしない顔になっていた。しかし、抱き着いている両手を決してアキラから離そうとしないので幸いその顔をアキラに見られることはなかった・・・そして、
「あああ、あああ、アキラ様あああああ!」
「受け止めなさい、湖衣!」
既に呼び捨てになっているが、それに二人とも気づかないまま・・・彼女の割れ目に多くのアキラの精が放たれた。アキラの精と湖衣の愛蜜・・・そして繋がった証が二人の下半身を濡らした。だが、
「湖衣」
「あ、アキラ、さ、ま」
二人の密時はまだまだ続いた。
その後、鬼に斬られた箇所を見ると最初からなかったかのように傷がなくなっていた。また、彼女も体は元に戻ったらしくひとまずホッとした・・・が、
「・・・・・・///」
湖衣は真っ赤になりながら、アキラにおぶられていた。鬼の毒がなくなったのはいいが、処女もなくなったので歩くのにバランスがとりにくく、ましてや夜なので危ないということでアキラがおぶって陣まで戻ってきた。
「お!戻ってきた!」
だが、この姿を見られたくない親友が待っていた。焦って自分で立とうとしたが、その場で転び
「よかったね湖衣。愛する人と結ばれて」
「う、うううう!ひ、ひ、一二三ちゃんの、バカああああああ!」
さっきの情事(解毒)を思い出させる言葉を言わされて、慌てて逃げるがまだ歩くのも難しいため二回ほど転んだ。そんな彼女を一二三は笑ったが、いなくなった時に真剣な顔に戻り、
「夫殿。ありがとう・・・親友を助けてくれて」
その一言だけ言って一二三も陣に戻っていった。その言葉に
『あなたのおかげだ。ありがとう、アキラ』
クビラの最後の感謝を思い出したアキラだった。思わず笑顔になり、
『本当に、妻を助けられてよかったです』
アキラも二人を追って戻った。
今回は間章の一つを入れました。やはり、彼女のこれも入れないといけませんからね。さて、本章も何だかんだで原作後半です!