今回はエロ無し
第四話
駒王学園にあるオカルト研究部では部員の集まりがあった。オカルト研究部は五人で構成されているが一人は学園にはいるが決して人前には出ない為に結局は四人の部活であった。そしてこの研究部の顧問である先生が一人いる。
「昨日の夜に面白い拾い物したのよ」
この研究部の部長であるリアスがソファに座りながら言う。彼女の隣には顧問である先生が座っており、先生のもう片方には朱乃が座っていた。朱乃はリアスの話を笑みを浮かべて聞きつつ先生にお茶を注いでいた。
「面白い物って何ですか? 部長」
リアスの正面のソファに座っている人物は先生と合わせて唯一の男性である“
「リアスが面白いというなら面白そうだね」
「先生は部長のことを疑わなさすぎです」
祐斗の横に座っていた女の子は小猫であった。芋ようかんを食べながら彼女も言葉を述べる。
「私の可愛い生徒ですから、勿論、朱乃も小猫もですよ」
「うふふ、ありがとうございます」
彼の言葉に頬を染めて恥ずかしそうにするリアスと小猫、彼の肩に頭を乗せて嬉しそうな表情を浮かべて甘えてくる朱乃。祐斗は、あはは、と笑いながらその場を凌いでいた。
「ん、ん、で、新しく眷属が増えるわ。
先生の雰囲気に呑まれないように咳払いしてその場を変える、内心では彼の言葉にとても嬉しがっているのだが。
「で、その子の名前は? 駒王の生徒なんだよね」
「先生は良く知っていると思いますけど、駒王学園2年生の
なるほど、と彼は頷きながら笑みを浮かべていえる。リアスが面白いと言った理由がなんとなく分かってしまっていた。彼はかなりその兵藤という人物のことを知っていた。
「部長、それって“変態三人組”の人達ですよね?」
「うん、そうだよ小猫。でも話して見れば実際面白い生徒だよ」
「先生が言うことは信用できますが実際に自分で話してみなければ信じられません」
兵藤の噂を知っている小猫はどうにも信用足りる人物には思えないようだ。実際に話したことないから小猫は疑っているが、どのような人物かは自分自身の目で見て判断するそうだ。
「眷属にしたなら私は信用するわ、で、さっそく祐斗には彼を呼んできてほしいの」
「分かりました。今から呼びに行ってきます」
祐斗がリアスに言われた通り兵藤を呼びに行く為に部屋を出た瞬間に部屋に居た全員が動き出した。
「私は夜遅くまで動いていたから、お風呂入ってないから今から入るわね」
「下着や制服は私が用意しておきますので、ごゆっくり」
リアスが部屋の中にあるお風呂場に行き、シャワーを浴びようとする。朱乃はリアスの下着や制服を用意している。
「一緒に入りましょうか?」
「魅力的な誘いだけど遠慮しておきます。クローン体まで孕ませるつもりですか先生?」
リアスは彼の口元に指をかざして口を封じた。目の前に居るリアス、朱乃、小猫はクローン体であり本体は彼の家にいる。
「クローン体の遠隔操作にも慣れましたし、それに私達も貴方の子供を授かれて幸せです」
「初めては怖かったですが、先生は優しくてとても暖かったです」
「うふふ、子供を産んでから本体の方の私達って母性的になったと思いません?」
「そうですね。私も貴方達と子供を持てて幸せです」
リアスは彼の背中から抱きつき、朱乃は右から抱きつき、小猫は左から抱きついて幸せな表情で彼に甘える。彼女達の今の体は本当の体ではなく、彼が作り出した偽者であるが、魂は本物である。意識は繋がっていて好きなように動かせ、自立も出来ると言わば人形である。
「子育てをしながら先生やお師匠様との修行は結構充実していますよ。それに子作りもちゃんとしてくれるので幸せです」
彼女達は高校生であるが彼の子供を産んでいる。この場にはいないが学園に通っている女子は彼に抱かれていたり、子供を産んでいたりする。リアス達と同じで学園に通っている悪魔関係者の女子生徒も彼の子供を孕んだ子もいたり、彼と肉体関係を持っているメンバーが殆どだ。
「交代交代で子供の世話をしたり、先生と修行したりして自分自身の実力も着実につきましたし、何より私は姉様と再会させてくれた事が本当に嬉しかったです」
彼を見上げる小猫は何時もはクールな表情をしている彼女らしくなく、満面の笑みで彼にじゃれていた。猫又という種族である彼女だから猫のように彼に身を寄せて甘えきっていた。
「でも先生ってモテ過ぎです。私のお母様や朱乃のお母様、小猫のお姉様に魔王でありソーナの姉のレヴィアタン様もそれにまだまだいますし……」
「先生が住んでいるあのマンションだって外と中では全く別空間ですし、一つの国が出来てましたよ」
「王様は先生ですし、本物のハーレムを初めて見ました。種族に関係なく存在しているのは凄いと思いました。でも全員女性なのが……」
リアス、朱乃、小猫はそれぞれ語る。少し口調が強めで嫉妬をしているのを感じさせるが、それでもしょうがないという表情を浮かべて、いた。美女と美少女が彼の周りに集まるのは彼の特性なのだと自分に言い聞かせ。
「まぁでも全員が幸せそうでしたし、私達の事もちゃんと愛して下さりますからいいですわ」
朱乃は言葉を述べると彼に触れるだけのキスをした。瞳を潤わせながら彼のことを見つめる。朱乃にとってはもう彼はいなくてはならない存在であり、自分の命そのものになっていた。彼の為に生きて、彼の為に尽くし、彼の為に死ねるというレベルの依存度だ。
「「「これからも末永くよろしくお願いしますね」」」
三人の言葉を聞き入れて笑顔で答える彼。彼女達のことは勿論、彼は抱いた女性は全て自分のモノにし、そして愛し尽くすことを誓っている。
「おや、向こうに呼ばれているので意識を向こうに集中させますね。こちらの情報もちゃんと把握しておきますので」
はーい、という彼女達の言葉を聞き、彼は意識をもう一つの体の方に集中させた。返事をした後のリアス達は各自行動をしていた。
その後、新しく眷属に入れた兵藤一誠に事情を説明しながら悪魔になったことを歓迎した。最初の方は戸惑っていたものの、すぐに自分の置かれている状況を理解して、新しい自分の人生を謳歌しようと野望を掲げていた。
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駒王学園から場所は移り、彼の自宅になる。
彼の家は外の世界から見たら、普通のマンションであるが中は全くの別空間になっている。彼の部屋の扉から別空間に繋がっており空間の中では彼を慕う美女、美少女が大勢存在している。小さい子供も大勢いるが全て女の子であった。
彼がこの空間を作り、彼を慕う女性陣がこの中で住んでいる。外と中では時の流れが全く違い、外の一分は中では一ヶ月になっている。そして何よりも彼女達は老化という概念が消え去ってしまっている。これは彼に抱かれたことにより本人でも気づかない間に体が作り変えられているのだ。彼の特性でもあり、能力でもある。彼の子供を孕む為に強制的にベストな状態になり、老化が進んでいた者は全盛期の若かりし頃に、幼い者はゆっくりと本人が成長しきる限界まで成長する。そして誰もが彼の子供を産める体質になり、産んだ後も後遺症を残さずに次の子を孕める体になってしまう。
そして何よりも彼の子供を出産すればするほど、魔力や気が力を増すという特典が付いている。リアス達は一人目を出産してすぐに気がついていたようだ。
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彼が作り出した異空間の一角に山、森、川、そして近くには巨大な城も見える。そんな場所で森の中から轟音と爆音が聞こえてくる。
「やはり強いですね」
「お主も随分と仙術を使いこなせるようになったな、白音」
戦っている内の一人はネコ耳と尻尾を生やしている白音ともう一人は、白銀の鎧の部分部分に赤色の装飾がされている鎧を装備している人物であった。金色の髪を後ろで一つに纏め、一目見て男性なのか、女性なのかが見分けが付かない人物と白音は戦っていた。
白音は彼と姉の二人の修行で、あまり好きではなかった、“仙術”を完璧に自分の物にしようとしていた。そして何時もは耳や尻尾を隠しているが仙術の使用中は反動で出てしまっている。でも彼女はこの修業中に耳や尻尾を隠そうとはしていない、寧ろ彼に自分の全てを見てもらおうと、隠さずにいる。
そして今現在は手合わせをしている。小猫の相手をする人物もかなりの戦闘力を持っている。現に小猫が仙術を使いながら猛攻を仕掛けているのにも関わらずに鎧の人物は自分の手に持つ鎧と同様の色で装飾された剣で捌ききっていた。
「今日もまたオレにキズ一つ付けけられずに終わるのか」
「はぁ、はぁ、モードレッドさん」
疲れで震える膝を自分の手で押さえつける白音は悔しそうな表情を浮かべて、目の前にいる人物に言う。目の前に立つ人物は剣を地面に刺し、白音のことを見続けていた。白音はずっと修行の成果を彼女との手合わせで試している。そしてずっと負け続け、キズ一つも付けられないでいた。
「確かにだ……お前は強くなったよ。お前自身も強くなった感じはあるだろ?」
剣を杖代わりにしながらモードレッドは少しだらけ始めたが、すぐにも戦闘態勢に入れる警戒はしている。
「黒歌並にはまだなっていないが、四段階ぐらい下にはなったよ」
白音は姉と比べられ、評価されていることが非常に嬉しかったが、その言葉を口に出している人からの殺気が強くなっているのを肌で感じていた。
「だがな――オレに手加減してんじゃねぇよ、“殺す”ぐらいの気持ちじゃなきゃ、何時まで経ってもオレにキズ一つ付けらんねぞ!」
白音に怒鳴りつけるモードレッドは小猫の心情をちゃんと分かっていた。急な成長で自分の力が制御出来なくなるんではないかと。
「……すいませんモードレッドさん。今度は本気で行かせてもらいます!」
「その言葉に嘘偽りはなさそうだな」
白音の雰囲気と表情が変わったのを見て、ニヤッと笑みを浮かべモードレッドは剣を構えた。
「ふ、今度は面白そうじゃないか」
「今日は絶対モードレッドさんの鎧に一撃いれます」
「やってみな」
「全力で行かせてもらいます」
言葉を発すると白音はモードレッドの目の前から消えた。モードレッドは目の前から視線を外すことはなかったのにそれでも追いつけない速さで白音はモードレッドの目の前から姿を消えてみせた。
「(なるほど、これは一筋縄ではいかないな)」
白音の変わりように口元が緩むモードレッド。そして自分の背後から何かしらの気配と力を感じ、構えを解かずに振り返った。
「なっ!?」
モードレッドが振り返って見たものは、大きな球体が飛んできていたのだ。只の球体ではなく螺旋状に回転していて、強風の音が球体状から聞こえてくる。回転速度が速すぎて風を生んでいる。
「
球体状の技を空中から地面で構えているモードレッドに当てようとする白音。だが、地面で構えていたモードレッドの変化に気付く。
「ハッ! 戦いはこうでなくちゃな。やっと俺も宝具を使えるぜ」
モードレッドが持つ剣が一瞬で真っ赤に染まり、雷を纏い、異様さを増していく。白音もモードレッドが持つ剣の異様さが肌で感じ、警戒をするが今の技を止めるわけにもいかなく全力でモードレッドに叩き込もうとする。
「どっちが強いか勝負だな」
「今日こそ一撃を入れます!」
モードレッドの宝具と白音の技がぶつかり合う。
ぶつかりあった衝撃でお互い顔が歪みながらも力をぶつけていた。僅かに白音が押し始め、相手側のモードレッドは踏ん張りながらも後方に押され始めていた。だが、白音はモードレッドが何も言わずにいるのが気掛かりであった。
「いいぞ、いいぞ! 俺を楽しませてくれるな!」
モードレッドの言葉が聞こえてきた瞬間に彼女の宝具の光が増し、真っ赤な剣が先程よりもドス黒くなっていた。そして押していた筈の白音は一瞬で技を押し返されてしまい、打ち消され、モードレッドの宝具の雷撃が彼女を襲う。白音を呑み込み小猫の後ろにあった森を広範囲に焼き払いながら炎上させていく。
「あ、ヤバ」
時既に遅くモードレッドから見て、半径一キロは焼け野原になってしまっていた。つい暑くなってしまい加減を忘れてしまっていたのだ。
「宝具の真名を解放していないから威力も低いはずなんだがな、さて――ッ!?」
その場で考えながらも負傷したであろう白音を探しにいこうと思っていたモードレッドであったが自分の真上に気配を感じ、そちらに視線を向けた瞬間――
「
モードレッド目掛けて高熱の炎が広範囲に襲いかかっていく。それを放った者はモードレッドの宝具の雷撃に巻き込まれたと思われた白音である。彼女は押し負けた瞬間に既に高速移動をしていたのだ。
気付くのが遅れ、さらに広範囲に広がっている為に避けるスペースがなくなってしまい、炎はモードレッドを呑み込みながら周りにある物を全て焼き払っていく。白音は炎が少ない部分に着地し、膝を地面につきながら息を整えモードレッドがどうなったか確かめようとした。
「まだまだ甘いな、だが、賞賛に値するぞ」
一瞬だけ視線を外した隙を突かれ、白音の背後に立ち右手で剣を持ちながら首筋に押し当てていたモードレッド。
「――また傷付けられなかった」
「いや、よく見ろ」
白音はモードレッドの左側を見てみると、左腕から肩にかけて鎧が破壊されて、生身の部分が焼け焦げていた。見るからに痛そうな腕を白音は心配し、モードレッドは、気にするな、と言いながら表情を歪めていた。
「戦いっていうのは怪我するものだろう、腕を切り落されるよりかはマシだ」
鎧を解き、剣を収め、その場に座りながら話し出す。私服姿のへそ出しのチューブトップに真っ赤なレザージャケットと結構な露出度である。
座り込んだ彼女に駆け寄ると重度の火傷を負った左腕の治療を開始した。仙術と一緒に回復系の術も教わっていたのだ。
「やれば出来るじゃないかよ、やっぱり白音は強いな」
「――ありがとうございました。私は内心で力を付けて慢心していたのかもしれません」
白音に左手を直してもらいながら白音と話すモードレッドは何処か満足した表情をしている。モードレッドは昔の事を思い出していた。
腹部に蹴り一発で気絶していた頃、空中に打ち上げて地面に勢いよく叩きつけた頃、それを白音の姉の黒歌に見られ、ガチギレされて半径三キロを焦土にさせてしまったり、母上に「やり過ぎだ」と注意され叩きのめされたり、と色々あったな、と思いながら隣にいる白音に視線を移した。
「おい、白音。オマエも結構な消費してるんだから」
「はぁ、はぁ、いえ、大丈、ぶ、です」
「いやいや、大丈夫そうには見えないけど」
流石に先程の鍛錬でかなりの消費をしていた白音は息が荒く、とても大丈夫そうには見えなかった。そんな白音のことを心配するモードレッドであったが誰かの気配に気付き、そちらを見た。
「白音白音、大丈夫かにゃ」
「白音ちゃん、それ以上しなくても私が治すからいいわよ」
二人の女性が彼女らに近寄ってきた。一人は白音の姉である“黒歌”で、もう一人は赤い修道服を来た女性だ。修道服の上からでも胸が大きいのが分かり、顔も美女の部類に入り、両目がそれぞれ色が違い、右目が赤色、左目が金色であった。
「黒歌、イサベル、見ていたのか?」
「はい、途中からですけど、それにしても酷くやられましたね」
「こんなもの自然に回復できる」
「てい」
「いてぇぇぇッ!! 何するんだよ、このシスターが!」
「我慢するのはよくありませんよ」
赤い修道服を着た女性は小猫の代わりにモードレッドの治療に取り掛かった。彼女が手をかざすと光を発しながら左腕の火傷が徐々に消えていく。
「白音ちゃん、貴女も怪我をしているのだから見せなさい」
「これぐらい自分で治せます」
「無理しないで、私に任せなさい」
「そうだにゃ、イサベルならどんな怪我でも治してくれるにゃ」
周りから見ても白音が相当な消費しているのが伺えた。白音を支えながら座りながらイサベルに治療をしてもらった。
「黒歌、私でも全てを治せる訳ではありませんよ。流石に死んだ者は生き返らせませんけど、上半身と下半身が吹っ飛ばされても治せる自身はありますよ」
「十分すぎるだろ」
「寧ろ凄いにゃ」
「人外レベル」
モードレッド、黒歌、白音の順に彼女に言葉を返し、彼女の力の異常性を知った。そんな彼女イサベルは微笑みながら三人に言った。
「そんな、旦那様の方が凄いですよ。死後五日は経過していた人物を蘇らせたり、勢い余って塵一つ残さず殺した人物を生き返らせてしまったり、私より彼の方が凄いと思いますが?」
「「「“彼”“先生”“父上”と比べてはイケない!!」」」
「ですよね」
イサベルが言った言葉に即答で答える三人に分かっていたと言わんばかりに微笑みながら言ったイサベル。
「先生は常識では計り知れませんから」
「彼は常識を逸脱しているにゃ」
「父上は最強なんだぞ! 当たり前じゃないか!」
白音は真顔で答え、黒歌は手を顎に当てながら頷きながら答え、モードレッドは当然のように胸を張って答える。
「さて、怪我は完全に治しましたけど、疲労までは取り除けていませんので温泉に入って疲れを癒しましょうか」
「そうだなにゃ」
「はい、私は異論ありません」
「うむ、オレも文句はないぞ」
全員が了承するとイサベルが何もない空間を弄りだし、自分達の足元に魔法陣を形成させ、そのまま転移した。
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温泉がある大きな建物の近くに来ると建物の中からかなりの人の声が外まで聞こえてきていた。
彼が創った世界にいる人は自由にこの温泉に浸かる事ができ、多くの女性が通いつめている。美容、健康、疲労にとても効果があり、鍛錬をしてきた後に、仕事の後に、色々な女性がこの温泉に浸かる為に来ていた。
白音やモードレッドも湯に浸かりながら疲れを取っていた。イサベル、黒歌の二人も浸かりながら体を伸ばしている。体を伸ばすと彼女らの胸がとても強調される。
「やっぱりここの温泉が一番いいにゃ」
「流石は旦那様が御作りになったことはありますね。凄い効果です」
「やっぱり先生って凄いです」
「それは私の父上なんだぞ! 何でも出来て当たり前じゃないか!」
彼のことを賞賛する四人は湯に浸かりながらゆっくりしていた。
「なぁ、白音」
「はい、なんですかモードレッドさん」
モードレッドは隣で肩まで浸かっていた白音に話しかけた。白音は湯に浸かりながら顔をモードレッドの方に向けた。
「周りの女どもはどうしてあんなに胸が大きいんだ」
「……」
モードレッドの言葉に白音は黙るしかなかった。周りで一緒に温泉に浸かっている人達の胸が大きいのだ。Hカップから下がいないと思えるぐらい大きい人達がいる。
「妊娠したら胸が大きくなってしまうんだからしょうがないじゃないの」
「そうだなにゃ、それに白音もモードレッドもDカップぐらいあるじゃないかにゃ?」
イサベルと黒歌が言うがそんな彼女達をじぃーと見つめる二人。
「お前らよりかは小さいんだよ」
「姉様はIぐらいあるじゃないですか」
イサベルや黒歌は白音やモードレッドに比べて、かなり大きいのだ。
「貴方達も知っていると思うけど妊娠すると胸が大きくなって、体重も増えてしまうけど、旦那様の特性で自分と契約か性行為をしてしまった者は“半不老不死”状態になってしまうのよ」
「そうにゃ、そしたら出産後にお腹がたるんだり、おっぱいが垂れてくることもなくなるんだにゃ、だから此処にいる全員が全盛期の体になっているんだにゃ、白音やモードレッドはまだ成長中だから気にしなくていいと思うんだなにゃ」
イサベルも黒歌も彼の子供を何人も産んでいるから胸も大きくなっていた。
「それに彼と何回も子作りしていると、彼と一緒で完全に不老不死になってしまうらしいわよ」
「彼と昔からの付き合いの“ガブリエル”や“メタトロン”や“初代魔王”や“先代魔王”の人達は完全に不老不死になってしまっているらしいにゃ」
「そういえば、貴女の母の“アルトリア”さんも不老不死らしいわよ」
イサベルの言葉を聞いてモードレッドが湯の中から立ち上がり叫んだ。
「そんなことオレは知らないぞ!」
温泉に居た女性達の視線が一点にモードレッドに集中していた。そんな彼女の頭を叩く人物が現れた。
「モードレッド! 五月蝿いです! お風呂場では静かにしなさい!」
「そうですよ、モードレッドさん」
「母上! それにロスヴァイセ!」
モードレッドの頭を軽く叩き、彼女の近くにゆっくりと肩まで浸かる女性がいた。
今入ってきた人物は、モードレッドの母親である。名はアルトリアという。彼とは、遥か昔からの付き合いがあり、彼の妻の一人でもある。そして娘のモードレッドと容姿がそっくりで、髪の長いのと胸が大きいのが少し違うぐらいだろう。
律儀で丁寧、とことん真面目。そして負けず嫌い。かわいらしいものを好むという少女らしい一面も。何より、丁寧でおいしい食事を好む。料理も食べるだけでは無く、昔は作るのが苦手であったが、彼に食べて貰おうと努力した結果、かなりの腕前になっていた。
娘のモードレッドと同じで、男性口調が多いが、彼の前では女性としての一面を全開にしている。
昔は娘のモードレッドとは仲が悪く、何かとぶつかり合っていたが、彼と出会いがきっかけで、母親と娘という仲の良い関係を持てている。
「それより母上は不老不死なのですか?」
「そうです。私を含め、彼が形成しているこの空間にいる人達はほとんど不老不死だと思いますよ。彼と交われば半不老不死になるのは定めですから」
肩を摩りながらゆっくりするアルトリア。
「アルトリアさん、先生はどうしてますか?」
「私は先程まで鍛錬していたので、分かりませんが、ロスヴァイセ貴方なら分かるのでは?」
アルトリアもモードレッドと同じで、剣を用いて戦う存在であり、その実力はモードレッドや白音が束になっても敵わない程の実力。
「彼の身の回りのお世話は交代してきたので分かりますよ。今は私と同じヴァルキリーの人達と交わっていると思いますが」
うーん、と不満そうな表情でいる白音。
「どうかしたのかにゃ?」
姉の黒歌が不満そうな白音に聞く。
「……先生に強くなったのを確かめて貰いたくて」
口元まで湯に浸かりながら言う白音に抱きつく黒歌であった。自分の妹の可愛さに抱きついて愛情表現をする黒歌。
「白音は可愛いにゃ。彼は分身体を作れるんだから、それに頼めばいいにゃ」
白音を愛でながら言う黒歌に、その手があったか、と白音が内心で思った。
「父上に聞いたことがあるが、「分身体を作ると力が半減する」と、言っていたが、オレ、母上、セラフォルー、グレイフィアの四人がかりでも、腕に掠り傷ぐらいしかつけられなかったしな」
「えぇ、半減したとしても彼は最強です」
モードレッドにアルトリアの言葉は、白音にとっては衝撃的だった。
ある程度の強さは理解していたが、そこまでの力を保有しているとは思っていなかったようだ。
モードレッドもセラフォルーもグレイフィアもこの異空間の中では二百番目に入る実力者であるが、アルトリアは、五十番目の実力を持っているのに対して、彼はそれ以上の力を持っていることになる。
「あらあら、彼なら女性の頼み事を拒否することはないから、頼んでみてみたら?」
「はい! この後、頼んでみてみます」
じゃ、とイサベルは声を出す。
「
その声の数秒後に忍びの服装をした女性が気配もなく現れた。実力者達は彼女の気配に気づいているようではある。
紫色の長髪を後ろで一つに纏め、口元を黒い布で隠して、いかにも忍びと感じさせる彼女は、彼が形成した世界の中で特上忍という最上級クラスの忍びで、“凛”という名前である。
彼の身辺警護やお世話を任され、彼の信頼は非常に高い。
彼女の教え子も彼に絶対的な忠義を誓っている。そして彼の子供を授かったりもしている。
「お呼びですか、イサベル」
「陛下が何をしているか、分かる?」
突如現れた存在に驚きもせずに、当然にのようにいる周りは気にせずにイサベルは喋った。
「陛下は、先程までヴァルキリーの方々、総勢六十六人との性行為を終え、妊娠させたことを確認すると、そのままサキュバス族、エルフ族、ティアマット様やその他の方々を次々と孕ませている最中だと思います」
『……』
全員の心境は、相変わらずだな、と一致していた。
彼の性欲は計り知れないものであるのは、この場にいる全員が知っており、それを身を持って味わったのを自分達は知っている。
現在、このメンバーの中で妊娠している者はいないが、全員が彼に孕まされ、出産を経験している。
彼のことを思えば、子宮が、キュンキュンしてしまい、胸の鼓動も早くなってしまっている。そして、彼に自然と子供を強請ってしまうのだ。
「結局のところ、私たちって彼無しじゃ、生きられないのよね?」
イサベルが周りにいる人達に言うと無言で頷く面々がいる。
彼に惚れてしまったら、最後であり、彼との
だが、それを不幸と思うものは、誰もいない。
何故なら彼女達には彼が必要であり、彼が消えてしまったら死ぬのも厭わない気持ちを持っており、それが彼との契約でもあったのだ。
就活がめんどくさいです。
早めに内定とって、ゆっくりしたいです!
さてと、ちゃんとした本編を書きますか!
キャラ紹介
名前:モードレッド
作品:Fate/Apocrypha
性別:女性
武器:剣
説明:アルトリアを母に持ち、彼を父に持つ。自分を男だと思いながら成長してきたので男口調が目立ち、オレっ娘。だが、彼の前では多少口調を変える。
彼と出会う前はアルトリアと険悪の中で喧嘩が絶えなかったものの、彼と出会ってからはアルトリアとの仲も良好になり、彼を父としたいながら、彼と肉体関係も持っており、子供を二人産んでいる。半不老不死
名前:アルトリア
作品:Fate/staynight
性別:女性
武器:剣
説明:モードレッドの母であり、彼の嫁でもある。彼との出会いで娘のモードレッドとの仲が良好になった恩もあり、彼には絶対に逆らえず、自分自身でも彼には逆らえないと分かっている。彼との出会いも古く、かなりの年月を彼と過ごしている。彼との子供もかなりの人数いるのだが、彼との肉体関係を辞めるつもりもなく、今でも現役。不老不死
名前:凛
作品:閃乱カグラ
性別:女性
武器:クナイ、小太刀x2
説明:彼の親衛隊の一人。重傷を負っている時に彼に助けられ、彼に絶対的な忠義を誓っている。彼に命も肉体も精神も委ねている。彼に死ね、と言われたら自害し、彼に殺しの依頼を頼まれれば躊躇なくやってのける程である。今では自分の教え子達に自分の全ての技術を叩き込んでいる。彼の子供を十三人産んでいる。半不老不死
名前:イサベル(カスティーリャ女王)
作品:オリジナル
性別:女性
武器:素手
説明:彼と契約を交わした一人。病気で死にゆくイサベルを彼が助け、生涯を全てを彼に委ねた。彼との修行や彼に仕える女性達の修行により、ドラゴンを四擊で葬る強さを手に入れている。だが、彼女の最大の力は、回復面である。体が一部吹き飛ばされても五分以内なら再生可能。半不老不死