「お〜きた〜?居る〜?」
サーヴァント、セイバー。『宮本武蔵』は同じくセイバーの『沖田総司』の部屋に来ていた。ドアを開けると、シンとした空間がそこに広がっていた。
「なーんだ.....いないのか。せっかく剣術の稽古でも頼もうかと思ったのに...まぁ、いっか。うどん食べに行こ」
少し背伸びをして食堂へ向かった。
「エミヤさ〜ん。また天ぷらうどん作って欲しいな.....って、なんだここに居たんだ沖田!」
「はえ?」
団子を食べながら、何のことか分からない。という顔をした沖田。だが、その沖田をよそに武蔵は笑顔で近づいてきた。
「ね、ちょっと手合わせしてもらえないかな?」
「手合わせって、刀でですか?」
「そう!ここのカルデアで日本人で強いのは君って聞いたからさ!」
「まぁ、構いませんけど」
眉を八の字にしながら、しょうがない感じで立ち上がった。
・・・・・・・
「さぁて!手加減なんてしないよ〜!」
「なんで、あんなに生き生きしてるんだろう....」
トレーニングルームに無理くり引っ張られて嬉しそうに体を動かす武蔵に対して沖田は頬に汗を垂らしながら、目を細めていた。
「久しぶりの稽古だ♪さぁて、行っくぞ〜!」
「まぁ、死なず殺さずって、所でしょうかね!」
目にも留まらぬ速さでお互いを切り合う。はたから見たらどう考えても殺し合いである。武蔵の二刀流の攻撃に沖田は防戦一方だった。
「そこぉ!」
「っ!?しまっ!..こんの....!」
「え?....うわぁ!」
「はぇ?....うそぉ!」
武蔵がスキを突こうと一歩前へ踏み出した瞬間。武蔵は足を引っ掛けて転んでしまった。沖田もバランスを崩しお互いに転んでしまった。
「いつつ....ごめん沖田。大丈夫...っ!?」
「はい....とりあえずは....ん?」
体制を見ると何故か武蔵が押し倒したように見えるコケ方だった。顔の距離が余りにも短かかったので武蔵は顔を赤くして、飛び跳ねるように沖田から離れた。
「ご、ごごごごごめん!そんなつもりじゃ....」
「いえ、大丈夫ですよ。それよりも、この勝負は私の負けでいいですか?」
「へ?なんで?」
沖田の足元を見ると草履の紐が切れていた。武蔵は唖然としながら、答えた。
「あ、はい。分かりました......」
・・・・・・・
「いや〜。ほんとに驚きましたよ〜。いきなり勝負仕掛けてくるなんて〜」
「う〜...ごめんね〜、ここで強いのは沖田って聞いたんだよ。あ、もちろんマスターからね」
シャワールームで草履が使えないにも関わらず稽古を続けさせられた沖田と武蔵は二人は汗を流していた。すると沖田は武蔵の胸を見ながらどことなく言った。
「武蔵さんって、胸おっきいですよね」
「へ?....ど、どしたの?急に」
武蔵は顔を少し顔を赤くして胸元を隠した。
沖田はその顔をみてニヤリと怪しい笑いをした。
「そういえば〜、さっき〜、私の事押し倒しましたよね〜。む、さ、し、さ〜ん?」
「ふぇぇ!?あ、あれは不可抗力であって....」
ジリジリと武蔵に寄り詰める沖田。なんだか、楽しそう。(小並感)
「武蔵さん、『そういうこと』に耐性ないですもんね〜」
「っ....いや....だから、あれは...ひぅ!」
武蔵の綺麗な足を舐める様に指でなぞりながら沖田は武蔵の首筋に軽くキスをした。しかもそれはキスマークのキスだ。
「っは....ひうって(笑)武蔵さんの反応、可愛いので気分がノッてきました」
「ぇ!?ちょ、ちょっと待って!女の子同士でこんなことは....」
「いいじゃないですか、別にノッブとこんなの毎晩シテますから」
「ま、毎晩!?.....ひゃう!」
沖田の片手が胸を押し込むように掴まれ、もう片方の腕で背中を優しく撫でているそれが気持ち良くて惚けていたらまた、首筋にキスマークを付けられる。なんだか、こっちまで体が熱くなってきた。
それのせいなのか、沖田の腰に自然と腕が巻きついている。
(すご....これ、優しくて気持ちいい)
「ん....んちゅ.....」
「んっ....」
沖田が離れると、沖田の触れていた部分がまだじんわりと
熱い。
「これって浮気ですかね?」
「知らない....よぉ...っ」
「まぁ、見つからなければいいですよね」
キャラ変わってない?そう思う武蔵を無視して、沖田は武蔵の胸に顔を埋める。グリグリと顔を左右に振り武蔵っぱいの温もりを堪能する。
すると、沖田は目を細め口を開いた。
「羨ましいです。武蔵さんの強さは」
「え?」
「貴方には全てを守れる力を持ってます。私と違って」
「おき...た?....っ!」
沖田のセリフに少し気を緩ませてしまった。そんな武蔵を構わず、沖田は武蔵の胸の突起物を摘んだ。その刺激で武蔵は体を震わせる。
「沖田っ....なにをいって...んくっ...!」
「憧れてたんですよ。貴方に。初めてその強さを見た時」
「んぅ....沖田ぁ...なんの話っなのぉ....」
片手で乳首をもう片方の手で武蔵の秘裂を弄りながら沖田は淡々と語ってゆく。武蔵はそれを考える気すら沖田のテクニックでかき消されてゆく。
沖田と初めて会った時。いつ?どこで?武蔵には『カルデアで召喚されて初めて会った記憶』しかない。
「むしろ、嫉妬もしてました」
「っ....あっ....」
耳元で囁かれ、他人に触れさせた事のない場所を弄ばれ、自分への嫉妬、憧れを語られる武蔵の意識は快感に酔っている。
「特異点で出会った時。私は貴方を美しいと感じた。貴方の強さを。貴方の真っ直ぐな眼差しを。貴方の刀を。
全てを美しいと感じました」
美しい?私が?武蔵は頭で考えるが、まとまらない。
むしろ、頭がフワフワと蕩けてゆく。それでも、武蔵は快感に抗い、沖田の真意を知るべく沖田の腕を掴み体位を反転させ、沖田を壁に押し付けた。
「私...は...強くないっ..!」
「っ!」
「沖田が見た『私』は、『私じゃない』から。沖田が知ってるように強くない」
「武蔵....さん..」
「私は自分の強さを確かめる為に刀を振ってきた。それでも、刀だけでは世界はやってはいけない。当たり前だけどね。人と人との関係には絶対に勝てない。私が強さを一つ強くなったと言われれば新しく私を倒そうとするものが現れる。その人を見る度に私は何かを、何か欠けてゆく気持ちがあったの」
「それは....」
武蔵の過去は強さを求める旅だった。そして、無敵と呼ばれる程強くなった彼女に待っていたのは、『孤独』だった。人々はその強さを恐れ、その強さを憎み、その強さを人ならざるものとして見た。
「あの時とは違う。ここは凄く暖かい。私が私で居られる場所なんだってわかった」
「それでも、私にはその強さがない」
「え?」
「私は守れなかった。大切な人を。新選組の皆を...」
「沖田....」
沖田の過去には、守るべきものがあった。大切な人達が、新選組の皆を守る力がなかった。そのために隊士を失うことがあった。それを沖田は自分のせいと咎めている。マスターにも話したことのない内容だった。
「沖田!」
「あっ....!........?」
急に強く抱きしめられ、沖田は少し困惑した。
「皆を守る強さなんて無理だよ....」
「え....なにを...?」
「手の届く範囲も守れない人だっているんだよ。手の届かない場所にいる人を守ろうとする人もいる。だから、沖田は自分で守らなくていいものまで守ろうとしたんじゃない?だから、その範囲が広すぎて一人じゃ守りきれなかったんだと思うよ」
「一人じゃ....守れない....」
「だから、皆で守ろう?一人よりも二人だもの。昔に守れなかったモノがあったとしても『今』は違うでしょう。沖田にはまた守るものが出来たんだよ?」
「皆で...守る...ですか」
沖田は武蔵を抱きしめ返すと、少しスッキリした顔で武蔵を見つめた。
「そうですね。私にはまだ時間がありますね」
その沖田の顔にはうっすらと涙が見えた。
「うん。沖田、これからよろ..んむっ!」
すると、いきなりキスを仕掛けてきた。
武蔵が体感したことのないディープキスのテクニック。
いや、むしろキスすら武蔵はしたことないのだが。口の中を舐め回される感覚は何故か自分の体を舐め回されている感覚になってきた。
「んっ..ぷぁ...意外と武蔵さんの舌....濃厚ですね」
「!?...!?....?????」
武蔵は口を抑えて猫じゃらしを追う猫の様に首を左右に降っている。武蔵の反応に沖田は妖しく笑い抱き寄った。
「さっきの続きです。生殺しなんて、イヤ、ですもんね?」
「んっ!?...ふっ....っぅ...」
耳元で囁かれ武蔵はゾクゾクと体を震わせた。
「はーい。じゃあー攻守こうたーい」
「ふぇ!?」
また、お互いの体を反転させ今度は沖田のターン。
「お、沖田?やっぱりこういうのは.....」
「今更なにいってんですか〜。こういう時はノリですよノリ。合わせていればいいんです」
沖田が武蔵の手にキスをすると、武蔵の体を反転させ背中を向けた。
「沖田さん?....あの、何する気ですか?」
「ん〜?ちょ〜っとチクッとしますよ〜」
「え?え?お、沖田さん?ちょ、ちょっと....んっ!?」
武蔵の膣に何かが侵入してきた。細長い。これは、指だ。沖田の指が、武蔵の膣で動いている。一本、二本と探る様に武蔵の膣を刺激する。
「んっ....ちょっ...とぉ...沖田ぁ...」
「どうしたんですか?武蔵さん?」
「まって....もう...」
ビクビクと武蔵が沖田の指に反応している、沖田はそんな武蔵の蕩けた顔を見てゾクゾクと快感を得ている。
「もう、イきます?限界です?」
「も、もう....無理ぃ...沖田ぁ....んっく...んぁ!?
〜〜〜〜っっっ!」
武蔵の体が跳ねると、沖田は秘裂に挿していた指を見た。
「あら〜、結構早いですね〜。もしかして自分でシタことないです?」
「あ、当たり前でしょ!私こういうことわかんないんだもん....」
武蔵の赤面涙目、恥ずかしがってる顔のチェインに全裸で体をもじもじとさせているブレイブチェインを食らって沖田の頭にキューンとハートが出た様に見えて欲しかった。
「武蔵さん。部屋に戻ったら今日は寝かせません」
「うぇ!?な、なにいってるのぉ!!!」
終わり。
「(うう....なんだか気まづい....)」
「武蔵さん」
「うひゃい!?」
「次の稽古は真面目にやりましょうね」
「へ?あ、うん。お願いします」