【 if you XXX 】は基本的に、芙蓉×誰かの濡れ場がメインです。
ですが、芙蓉が『誰とでもしちゃうイケナイ子』なのではなく、作者の都合で色んな相手とさせられていて可哀想って思ってあげて下さい。(芙蓉、ごめんね…)
また、「if」ということで、「もしも」がテーマなので、本編の話に沿いながらも、本編の展開とは関係ありません。
今回(No.1)は柱間×芙蓉です。
登場人物は芙蓉と千手柱間のみ。
記憶を失くしている芙蓉(舞台の時期は本編24話あたり)はある日、一人でうちは私塾の塾長うちはドドメから頼まれた物を柱間に届ける為、柱間の屋敷を訪れたら・・・
昨夜、初雪が降った。
屋根の上、田畑、陰になっている場所にはまだ雪が残っているものの、正午を過ぎる頃には道の雪は解け、ほぼ乾いていた。
芙蓉はその道を一人、歩いている。
見上げた空には、昨夜あれだけ雪を降らせていった雲の姿はもう無く、紺碧の空と小さな白い雲が浮かんでいた。
・・・御用があるからとはいえ、やはりミト様のいらっしゃるお屋敷に私なんかが一人で行くのは罪悪感があるなぁ・・・
芙蓉は再び足元に目線を落とし、とぼとぼと歩き続けた。
「…ごめんくださいませ。」
恐る恐る屋敷の玄関の扉を開けると、廊下の奥から誰かが走って来る足音が聞こえた。
「おーっ!芙蓉、良く来たのう!寒かったであろう。さっ!早く中へ入れ!」
「・・・いえ、ここでご入用の物をお渡ししたらすぐに帰りますので、大丈夫です。」
「何を言う、冷えておろう。中でしっかり温まってから帰れ。さ!早く!」
「で、でも・・・・・は、はい。では、失礼いたします…」
芙蓉は家に上がるのはかなり躊躇われたが、ここまで柱間に言われては断ることは逆に失礼だと思い、仕方なく上がることにした。靴を脱いで揃え、小上がりに上がった。
廊下を、柱間の後ろを歩きながら、芙蓉の心臓はドクドクと心拍数を上げ、とても緊張していた。
かつて、自分は柱間と結婚する約束をしていたという。きっとこの廊下も何度も歩いていたのだろう。記憶には無いが、そう考えると胸が痛んだ。
うちは私塾のうちはドドメ塾長から預かった書類を柱間に渡したら早々に退散しよう…芙蓉は俯いて一瞬だけ目を閉じ、柱間の背中を見た。
しかし、いつまで経ってもどの部屋に入る様子が無く、延々と廊下を歩いて行く。
芙蓉は更に不安が高まり、ついに柱間を呼び止めた。
「あ、あの・・・本当に私は大丈夫です。こちらが塾長からお預かりした書類です。どうぞ。」
「・・・。うむ。ありがとう。でもせっかく久しぶりに来たのだから、ゆっくりしてってくれ。それに、芙蓉にぜひ見せたいものがあるのだ!な?頼む。」
「見せたい、もの・・・ですか?でも、ミト様にもご迷惑でしょうし・・・」
「ああ、ミトの事を気にしておったのか!ワハハハ。ミトは娘と一緒に一ヶ月ほど入院することになっておるんだ。」
「えっ…どうか、なされたのですか?」
「ああ、娘が麻疹(はしか)にかかってのう。ミトは子供の頃にかかっていなかったようで、一緒に感染してしまってな。娘の方よりもミトの方が思ったより症状が重くてな…母子揃って入院しておるんだ。」
「それはご心配ですね…早く善くなられると良いですね。」
「うむ。ありがとう!・・・さっ、こっちぞ!来てくれ!」
「えっ・・・は、はい・・・」
芙蓉はミトが不在だとはいえ、それはそれで、妻が不在の柱間の屋敷に長居することに罪悪感を感じた。
こうなったら、早く柱間の見せたいと言うものを見たほうが早く帰られそうだと、芙蓉は仕方なくいったん罪悪感を横に置き、再び柱間の後ろを歩き出した。
そしてついに屋敷の一番奥の角にある小さな部屋の前に着いた。
「さっ。着いたぞ!扉を開けてみてくれ!」
「は、はい・・・」
柱間に促され、芙蓉は恐る恐る、ゆっくりとその扉を開けた。
「・・・・。」
その部屋は正方形で、奥に窓があり、手前には美しい赤い漆塗りの鏡台、その隣に大きめの長机がある。更にその隣には本棚が在り本がぎっしりと納まっている。人は居ないのに、火鉢が焚かれており中は暖かかった。
特に驚くようなものは無い。
柱間はこの部屋の何を自分に見せたいのだろうかと疑問に思った。
「どうだ?この部屋を見て、何か思い出せないか?」
ワダチ事件で記憶を失くしている芙蓉は、未だに殆ど全くと言っていいほど記憶を取り戻せてはいない。
芙蓉は目を凝らしてもう一度部屋をじっくりと見回し、そして目を固く閉じて何か思い出せないか試みた。
「・・・・・・・。すみません・・・何も・・・。」
「そっか。いやいや、いきなり思い出せるわけがないのう。こちらこそ、すまん!ハハハハ…」
「あの、このお部屋は・・・?」
「この部屋はお前の部屋ぞ!!」
「え?私のですか⁉」
「ミトには女中の部屋だったと言ってあるがな。」
柱間はそう言って少し気まずそうに頭を掻いた。
そう言えば、柱間と婚約している時、僅かな間だが芙蓉もこの屋敷に住んでいたと扉間から聞いたことを思い出した。それがこの部屋なのか…。
芙蓉は、先ほどミトに対して感じた罪悪感とはまた違う罪悪感が胸に込み上げ、苦しくなってきた。
「…み、見せて頂き、ありがとうございました…。私はこれで失礼いたします。」
芙蓉は部屋に背を向け、もと来た廊下を歩いて行こうとした。
その腕を柱間が掴んだ。
「!」
「せっかくだ。ぜひ入ってみてくれ。な?」
「・・・はい。」
芙蓉は一刻もこの場を後にしたいのだが、柱間の心遣いと、柱間への罪の罪悪感で、断ることが出来なかった。
芙蓉は敷居に目を遣りながら、ゆっくりと部屋に足を踏み入れた。
その後ろから続いて柱間も入り、扉を閉めた。
すると同時に耳がツンと詰まるような感覚がした。
「!」
芙蓉は耳を気にしながら、扉の方を振り返った。
柱間が芙蓉の目の前に立ち、穏やかな笑顔で芙蓉の顔を見て言う。
「ぜひ、ミトが入院している間、ここに来て過ごしてみてくれぬか。何か思い出せれるやもしれぬぞ。な・・・?」
「で、でもいくらなんでもそれは・・・扉間さまにも相談してみないと・・・」
「扉間には伝えてあるぞ。あいつも賛成していた。安心せい。ハハハハ!」
陽気に笑っている柱間の顔を見ても、芙蓉はその言葉がいまいち信じられない。
こんな大切なことを、扉間が自分に何も言わないでいるわけが無い。
だが、柱間が嘘をつくとは思えないし…。ただの行違いだろうか。
不安そうに柱間を見上げている芙蓉の両肩に、柱間が手を置いた。
「お前が以前の生活を再現してみていることは聞いている。もっとそれ以前の過去の経験も、再現してみれば記憶を思い出せる確率は上がるはずぞ…」
「・・・?」
芙蓉の返事を待たず、柱間は芙蓉を自分の胸に抱き寄せた。
芙蓉は何が起こっているのか分らず、そして恐怖で、拒むことが出来ない。身体が動かない。
「芙蓉・・・お前は以前、俺に対して償うと言ってくれた。」
「つぐ、な、う・・・」
それは、芙蓉が柱間を騙し、マダラと里を出て結婚した罪の事だと直ぐに分った。
だが…。
「俺は、お前にそう言って貰えて嬉しかったぞ。お前が扉間の傍に居るのも、間接的に俺に対して償う為だと言っていた。お前の罪を償おうとする気持ちは、それだけ強いものだった。」
「・・・・。」
柱間は僅かに身体を離し、再び芙蓉の目を、強い視線で見つめた。
その目が訴えていることが何か、芙蓉には直ぐに判った。
しかし芙蓉は目を逸らし、言う。
「申し訳ありません…何も思い出せなくて…。でも、私は償う気持ちは忘れてはいません。今の私が出来る償いは、再びうちは私塾の教壇に立ち、木ノ葉の里に貢献する子供たちを育てることです。そして、扉間さまのお傍に居ることです。」
そう言い終わると、柱間の腕を外そうとした。
しかし、柱間は芙蓉の後頭部に手を回し、顔を引き寄せて口づけをしてきた。
「んっ!んーっ!!」
口を塞がれたまま、その場に座らされる。そして口が離れた。
「やっ!やめてください!!!」
柱間はその言葉を無視して芙蓉を畳の上に張り倒し、両腕を押さえつけた。
「俺とあんなにも愛し合っていたことも、思い出させてやろう。」
優しく細めている目の奥には、怒りを湛えているようにも見え、芙蓉は更に恐ろしくなった。柱間は芙蓉の首筋に吸い付いた。
「やめてくださいっ!!…私は確かに貴方に対して大きな罪を犯しました。でも、こんなの駄目です!!!」
「俺への償いの気持ちで扉間に抱かれているのだろう?ならば俺に抱かれるのも同じだろ。」
「ミト様が!貴方にはミト様がいらっしゃるじゃないですか!!」
柱間はその言葉も無視して芙蓉の上着を剥ぎ取り、ズボンも剥ぎ取る。芙蓉の力では、それに抗っても敵うはずが無い。あっという間に下着姿にされてしまった。柱間も芙蓉に跨って押さえつけながら、上着を全て脱ぎ棄てた。
そして柱間は芙蓉の身体の上に四つん這いになると、芙蓉の下着をずらして乳首に吸い付く。
「いやぁぁぁっ!!!」
反対の乳房を鷲掴みにされ、乱暴に揉みしだかれる。
芙蓉は柱間の肩を必死に、爪を立てて押す。
「やめてっ!誰か助けてぇっ!!!」
「俺が好きでミトと結婚したと思うか?確かにミトに対して家族の情はある。だが、俺はお前のことを忘れることなどできぬ。お前が、お前がマダラなど愛さなければ俺たちは・・・!」
そう言って柱間は芙蓉の股間に手を伸ばして下着を脱がせ、強引に指をこすりつける。
「ゆ、許してください!!お願いします!!お願いっ・・・」
柱間は無視して中指を芙蓉の膣の中にねじ込んだ。
「痛いっ!いやっあっ!!!やめてぇ!!扉間さま!扉間さま助けてーっ!!!」
芙蓉の悲痛な声が響く。
しかしその声は、この屋敷の誰にも、そして扉間にも決して届きはしない。
柱間は指を出し入れながら、膣の奥の感じる部分を刺激する。
「フッ。嫌だといいつつ、もうこんなに濡れておるぞ。ん?」
芙蓉の意思に反し、芙蓉の膣からは温かい蜜が流れ出し、柱間の指で糸を引いていた。
「ち、違う!!!」
柱間は口づけで芙蓉の口を塞ぐ。
そして今度は人差し指と中指、二本の指を膣の中に入れた。柱間の太く長い指二本は、男根ではないかと感じてしまう。
芙蓉は膣の奥がきゅんと締まるのを感じる。こんな状況でも、自分の身体が男を受け入れる状態になっていくことが憎くて堪らない。
「フフ。お前は首筋が性感帯だったのう。」
柱間が先ほどよりも強く芙蓉の首筋に吸い付く。そして舌でなぞりながら、指で膣の中を刺激し続ける。
「あっ・・・・・んっ・・・」
「いっても良いんだぞ?ほら!!いくんだ!!」
「・・・・・・・っ!!!!」
芙蓉は声を押し殺し、果ててしまった。
胸が、まるで、剣で貫かれて床まで突き刺さっている様で、動けない。
柱間は袴を脱ぐと、動けない芙蓉の両膝を持って足を広げた。
すると蕩けた秘部が口を開ける。
「・・・・やめ、て・・・お願い・・・」
芙蓉の目からは涙が流れ、声は擦れて震えている。
今生最後の頼みのごとく、柱間に懇願する。
「俺は、お前の犯した罪だけじゃなく、俺への愛も思い出させてやるぞ。」
そう言うと、いっきに芙蓉の膣を男根で貫いた。
「ひゃああああんっ!!!」
柱間は芙蓉の悲鳴を聞き、更に興奮した。
何度も何度も芙蓉の子宮を突き上げる。
その度に柱間の男根は固く大きくなり、芙蓉の膣は濡れて蜜が溢れ出す。
芙蓉の揺れる乳房が柱間に、昔芙蓉を抱いていた時のことを思い起こさせた。
・・・あの時、芙蓉はマダラを想いながら俺に抱かれていたのか・・・
怒りと悲しみ、嫉妬、それに比例するように芙蓉を愛おしく思う愛情が込み上げる。
「芙蓉・・・芙蓉!!・・・・っ!!!」
柱間は激しく芙蓉の中で射精したが、尚も腰を動かし続ける。すると、すぐに再び男根が固くなってゆく。
「・・・この先、お前が誰に抱かれようと、お前は一生俺のものだ!」
そう言うと芙蓉の細い首を両手で掴んだ。徐々にその手に力がこもってゆく。
信じられないことに、息苦しさと子宮を突き上げられる快感が同時に押し寄せる。
「はぁっはぁっはぁっ・・・い、いやっ・・・んんっあああっ・・・」
芙蓉は頭が真っ白になり、果ててしまった。
柱間の手が、苦しそうに茫然とする芙蓉の首から両頬に移り、包み込む。そして柱間は芙蓉の唇を激しくむさぼる。
芙蓉は、柱間の言葉と激しい欲情に、かつて自分が柱間に対して犯した罪の大きさ、重さを、思い知る。
だが、今その記憶が無い事は、幸いなのかもしれない。
これは事故だ。
不可抗力だ。
自分は、被害者だ。
記憶の無い今なら、自分の事を被害者として今日の事を忘れることが出来るだろう。
芙蓉は今のこの状況に目をつぶり、全てが終わるのをひたすら待つことにした。
「これから毎日、必ず家に来るんだぞ・・・」
柱間はそう耳元で囁くと、再び芙蓉の腰を両手で掴み、素早く腰を動かし頂点に上っていく。
芙蓉は胸に突き刺さった剣越しに、その柱間の顔を見た。
いったい、誰が、この剣を抜いてくれるのだろうか…
おしまい