水曜日の早朝。俺をまどろみの世界から引きずり戻したのは、大きな声と股間に伝わる激しい痛みだった。
「旬平、いつまで寝てるの! 早く起きなさい!」
ギュム!!
「うわあっ!?」
タマを潰されてしまったかのような痛覚を感じて俺は絶叫とともにベッドから飛び起きる。
「……」
「おはよ。今日は随分と元気なお目覚めね」
目を覚ますと、そこには俺の幼なじみで隣に住んでいる同級生――河合美尋(かわいみひろ)がいた。
「……ったく、何なんだよ。まだ学校に行くような時間じゃねえだろ」
俺は置き時計に一瞥をよこしてから不満の言葉を口にする。
時刻は現在午前6時、学校まで徒歩十数分の場所に住んでいる俺にとっては無理して起きるような時間帯ではなかったのである。
「あら、もう忘れちゃったのかしら? 今日は『アレ』の提出日だから早く起きて準備しようって約束したじゃないの」
「そうか。そういえば……」
美尋に言われてようやく俺は昨日の約束を思い出す。
「旬平。明日は検尿の提出日だからあたしがアンタのを採ってあげるわよ。だから早く起きて待ってなさいよね」
「本当か? よし分かった、だったら美尋の分は俺がやるから任しとけよ」
そう。昨日の放課後に担任から検体道具が配られて、俺たちは体内の老廃物を提出する義務を与えられてしまったのである。
「悪い、完全に記憶から抜け落ちてた。本当にすまない」
「気にしなくていいわよ。こんなの出してしまえば済むことなんだから」
美尋がいつもと変わらぬ可愛い笑顔を携えながら俺の手をつかむ。
「ほら、行きましょ。あたしずっと我慢してるからもう膀胱がパンパンなのよ」
「そうだな」
俺はそんな美尋に導かれるかのようにして、朝一番のトイレに向かったのであった。
「ほら出しなさい、アンタのチンポは完全に包囲されたわよ」
「ハハハ、それじゃ遠慮なく」
俺は美尋に言われるがまま朝勃ち状態のチンコを引っ張り出して彼女が構えている紙コップの先端に向ける。そして、その中にたっぷりと朝一番の尿を注ぎ込んだのである。
「全く、こんなに勃たせちゃって。一体どんな夢を見ていたんだかね」
「仕方ないだろ。こんなの健全な男子の生理現象なんだから」
手際よく俺の尿を青キャップの醤油さしに吸い取っている美尋に朝勃ちを弁解する。
「…………」
本当は常夏のビーチでTバック水着の美尋にオイル塗りをしている夢を見ていたのだけど、それはここでは伏せておくとして。
「さ、次はあたしの番よ」
一連の採取作業を済ませた美尋が目の前の段差型和式トイレの上に跨って排泄の姿勢に入る。今回は尿を採らねばならないため、いつもとは違う逆跨ぎのスタイルだった。
「旬平、早く用意して」
「分かってるよ」
俺はむき出しとなっている美尋の局部の目の前に新しい紙コップを構えて採尿の準備に入る。
――いいなぁ、美尋のオマ〇コ……剃毛しているおかげでピンクの部分が丸見えだぜ!
チンコを一層ビクビクと反応させながら俺は美尋の大事な部分を凝視する。
「もう、ヘラヘラしてないでちゃんと受け止めなさいよ」
そんな俺を見ながら美尋は呆れ気味に嘆息すると、その桃色の花弁から勢い良く放尿を開始した。
プシャァァァァァァァァ…………
美尋の尿が淫靡な音を立てながら紙コップの中になみなみと注がれていく。その色合いは露骨なまでに黄色がかっていて、まるで前日にでも栄養ドリンクを飲んでいたかのようだった。
「こんなとこかな」
適度な量に達したところで俺は紙コップを放物線の道筋から回避させ、赤キャップの醤油さしに美尋の尿を吸い上げる。
チョロチョロチョロチョロ……
その傍らでは、よほど溜まっていたのか美尋がその桃色の局部からなおも尿を出し続けていた。
「はぁ……何だかすごく楽になった気分だわ。膀胱が空になるとこんなに体が軽くなったような気分になっちゃうのね」
ようやく出し切った美尋がそんな言葉を口にしながらペーパーで局部を拭う。だけど――
「おいおい、まだ一息つくのは早いだろ。俺はともかくお前にはもう一つ提出物が残っているじゃないか」
俺は気が抜けてしまったかのような美尋に釘を刺してから便器の中に採便シートを敷く。そう、今回の検体は男子こそ尿だけで終わりなのだが女子の方はウンコ――つまり、便の提出も義務付けられているのである。
「ほら、早くいつもの和式スタイルに戻って」
「分かってるわよ」
美尋が俺に催促されながら立ち上がり、いつもの尻を向けた和式スタイルの排泄体勢に入る。
――おおっ……!
分かりきったことではあるものの、その姿は俺のリビドーを刺激するには十分過ぎるほどのフェロモンを撒き散らしているかのようだった。
「美尋。相変わらずセクシーな尻をしてるな。俺は巨乳も好きだけど、巨尻の女はもっと愛してるぜ」
「やだ、あんまりジロジロ見ないでよ……」
ブッ……
美尋が恥じらい気味にその美尻から小さなオナラを放つ。
「う~んっ……!」
そして可愛らしく気張り声を上げると、つぼみのような菊門を開いて腸内に残っていた宿便を一斉にひり出したのである――
ムリムリムリムリムリッ……ビチャン! ムリメリッ、メリリッ! メリメリッ、ブブビチッ!
美尋の尻から産み落とされた大量のウンコたちは、茶色を基調としながらも黄色と黄土色を交えた複数色によって便器の中に卑猥な山を築き上げていた。
「へへ。予想通り臭いモン出してくれるじゃないか」
「ウンチが臭いのは当たり前でしょ、バカ!」
ブウゥゥッ!!!
美尋が大きなオナラで俺の突っ込みに反応する。その臭いは強烈で、先ほどひり出したウンコに負けず劣らずの臭気をトイレの中に充満させていた。
「悪い、ちょっと調子に乗り過ぎた」
俺は軽めに謝りながら胸ポケットから採便管を取り出して採取の準備に入る。
「それじゃあ尻の下を失礼するぜ」
――クチュッ……
採便管の先端を美尋が最後に出したウンコの真ん中に突っこんで、グニグニとこねくり回す。するとそこにはしっかり彼女の便が付着されたのである。
「よし、一段落だな」
俺は採り終えた採便管をケースに戻してふたを閉め、専用の紙袋に入れて封をする。とりあえず、これで採取作業は終了なのだが……
「どうせ最後まで見たいんでしょ? もういいわ、あたしがお尻を拭き終えるまでそこにいてちょうだい」
「流石は美尋、俺の気持ちをよく分かってるじゃねーか」
俺はさり気なく美尋の尻を愛撫すると、言われた通り彼女が尻を拭き終え全てを水に流すまでしっかり見守っていたのであった――――
検体の共同作業を終えた俺たちは、いつものように寄り添いながら朝の通学路を歩いていた。
「いや~~今日は朝から最高の絶景を見ることが出来たから居眠りなんて出来そうにないぜ」
「あたしの方こそ誰かさんのモッコリチンポを生で見ちゃったから授業に身が入らないかもしれないわね」
好きなことを言い合いながら晴れやかな笑顔とともに青空の下を闊歩する。
自惚れなのかもしれないが、今の俺たちは傍目から見ても分かるほどにラブラブなバカップルだった。
「次も頼むぜ、美尋」
「こっちこそ頼むわよ」
俺たちは見つめ合いながら、どちらからと言うこともなく抱き合って約束のキスを交わす。
そんな二人のカバンの中では、先ほど出したばかりの排泄物たちが臭いを放つこともなく提出の時を待ち続けていた。