そもそも二人の馴れ初めを書かないと個人的に納得できないから書きました。
そして書いた後若干後悔。思い返せばほかのガイルのR-18小説参考にすればよかったですね。
前回のあとがきのマンション回は後回しに。
作者が重い話好きだからね、仕方ないね。
エロ描写少ないから多分抜けない。そんな小説ですが良ければどうぞ。
八幡視点です。
ゆきのんの初○験を回想するだけの話
その日の雪ノ下雪乃はついてなかった。
「もしもし、雪乃ちゃん?―――」
朝から珍しく姉からの電話で心が削れた。
ただの近況報告であり、内容もありふれた姉妹のものだった。
けれども、いやだからこそ雪乃は嫌悪した。
優秀な姉からの電話に。ただその感情は果たして、姉に対するものなのか、自分に対するものなのか分からなかった。
雪ノ下陽乃は優秀である。自分よりも遥かに。
いつもそうだった。自分が何かをすればするほど、わたしは姉と比べられる。
それがたまらなく嫌だった。
変わらない、くだらない毎日。けれども最近は幾分かマシだった。
奉仕部で、煩わしいことを知らない二人とおしゃべりしたりするのは楽しい。
この部活にいる時だけは、雪ノ下陽乃の妹ではなくただの雪ノ下雪乃としていられるのだ。
だから、2人にはとても感謝している。顔が不意に、にやけてしまう。絶対にこのことは口には出さないのだけれど。
私は今部室で比企谷くんを待っている。由比ヶ浜さんは今日は友人と遊ぶので休むらしい。
それは残念だけれども、ということは彼と二人きりになれるチャンス、とも言い換える事も出来る。
文庫本を読もうとするが視覚情報として活字が写るだけ。頭の中は二人のことでいっぱいだ。
由比ヶ浜さん、私とは違って誰とでも仲良くできるとてもいい子の彼女。あれで比企谷くんへの好意を隠しているつもりなのだろうか?まあ対象が彼なので心配はいらないが。
『恋と戦争は手段を選ばない』、どこかで読んだ格言で今は気に入ってる。多少のリードは許されると思う。
それにしても、彼が来るのが少し遅い気がする。これは……少々小言を言ってもいいだろう。
……ちょうど朝のことを思い出してしまった。わたしは少し、虫の居所が悪い。
だから、ちょっとくらい、甘えて、いつもより罵倒しても良いだろう。
ちゅっちゅっ……ㇾロレロっ……
雪ノ下はマンションに着くなり我慢しきれなくなったのか抱きついてキスしてきた。
玄関に入った瞬間にこれだ。
大した発情っぷりだ。
ンチュッ……ㇾロレロ……
雪ノ下のキスは初めに比べて大分上手くなった。舌をそっと絡め取り、同時に耳たぶを手で撫でくすぐる。頭の奥がじんじん痺れてくる。
ぴちゃぴちゃいう音と小さな舌の感触で頭の中がいっぱいになる。
気づいた時にはいつの間にか彼女は目を閉じていて、けれども情熱的に舌を絡め返してきた。
それにしても、ここまでまあ厭らしくなったものだと思う。
それと同時に、義務感のようなものを感じた。彼女を守らなければならない。
彼女とのなれそめは、最低のモノだっただけに。
俺は彼女に対して取り返しのつかないことをして、それを赦された。
―――だから、きっと俺は彼女を愛し続けるだろう。いつか、必ずきっとくる、最期まで。
……川崎大志の依頼を終えてちょっと経った頃、季節はまだ夏は訪れず、そうと思えばその片鱗を見せるような季節だった。
その日、俺は酷くついてなかった。
「小町!、なんで起こしてくれなかったんだ!?」
「小町、何回も起こしたよ?全然起きなかったのはお兄ちゃんなんだから。」
朝は余裕で寝坊して朝食を食いそびれた挙句慌てて登校するも遅刻した。
「ちょwww、何あいつの髪、うけるww」
その為か寝癖に気づかず相模だとかいう女を筆頭にゲラゲラ笑われる羽目になった。ちなみに寝癖は戸塚と由比ヶ浜から指摘されて気づいた。……自分の責任ですけどもう少し早く指摘してくれませんかね。
ステルスヒッキーを発動させてる筈が教師に問題を出された上、ピンポイントでそこだけ分からなかったた。
購買に行くもお気に入りのパンがなかった。
そして何よりも、昔のことを不意に思い出させられた。
あいつキモくね?
そんな話を楽しそうに嗤う女子たちに遭遇したのである。
聞き耳を立てていたが、別に俺のことでなく、別のだれかを彼女たちは馬鹿にしていた。
動機が激しくなった。まったく女子たちというのは、まぁ男子もそうかもしれないが悪口で盛り上がれる人種である。
おかげさまで最悪の気分だった。
心の中が暗くなる。平常心、平常心と自分を落ち着かせようと努める。
だいたい自分のことでもないのに何でここまで落ち込まないといけないんだ。
そう自分に言い聞かせて、奉仕部の扉を開いた。
―――今日は少し疲れた。……今日くらいは優しくしてほしいもんだね。
―――だからこそだろうか?あんなことをしてしまったのは。
バタフライ効果というのを知っているだろうか?
詳しく説明すればこの話がそれで埋まってしまうため割愛させていただくが、簡単に言うとブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすかもしれないなんて説だ。
風が吹けば桶屋が儲かるといった方が日本人にはなじみ深いかもしれない。
いきなり意味の分からない話をして恐縮だが、つまり言いたいのは物事は些細なことから連続して起きるってことだ。
故にこの後の事は、たぶん些細な出来事から起こったんじゃないかと思うのだ。
起こしたことはそれこそ大事だったのだが。
「あらあら比企谷くん、ゾンビのような顔してるわよ。」
部室に入った俺を出迎えたのはお決まりの罵声だった。彼女にとってそれはじゃれつくようなものだ。
気にしちゃいけない。だけど、だけど、
「あらあら、どうしたの?何か言いなさいよ、それとも目のほかに舌も腐ったのかしら?」
彼女は言葉を続けている。俺の様子とか少しは訝しんでくれてもよくないか?
それとも、俺は彼女にとってどうでもいいなにかなのか?
「……だから、何か言いなさい。……どうかし「雪ノ下?」
「何よ、言えるじゃないの。」
「雪ノ下、なあ……俺は……俺は、その、お前の、。」
「歯切れが悪いわね、何よ、早く言いなさい。」
―――俺はお前の友達だよな?
雪ノ下は面食らったようで静止した。俺が言った言葉を反芻するように、それは、短い刻だったが、俺には永遠のように感じた。
そして、
「何を言っているのかしら?、この低能。私と友人になるには5年は早いのでなくて?、えーと、その、勘違いやろう。」
雪ノ下は数十秒の逡巡の末、あらぬ方向を見ながらそういうのだった。
ッ―、―――、――――!!
自分の喉から今まで聞いたことのないような叫び声が漏れた。他の人からなら耐えられた。
だけど、彼女からだけはそんなことを言われたくなかった。
目の前がかっと赤く染まった。
「なっやめなさい!、人を呼ぶわよ!」
情動のままに雪ノ下を押し倒した。
「っこんな校舎に人なんか来るわけないだろ!。」
彼女の服を力任せに脱がせにかかった。初めて触る女の体だった。
ひどくやわらかくて、力を籠めれば折れそうな華奢さだった。
……それからのことは朧気にしか覚えていない。
――「ッ痛い、抜きなさい!、やめっ……やめて。……」
……パンッ……パンッ……ぐちゅぐちゅ……
――「っあ……っ……んぅ、んっ……、は、んむ、んうぅっ……」
「なんだ、感じてんのかよっ、処女のくせに、ハッとんだ淫売だな。」
ヌコヌコ……くぷくぷれろれろッ……
「んぅッ、ちぎゃうっ、違うわよ…あッあむうぅぅッ…。」
俺は雪ノ下を犯していた。
嫌がりよがる彼女を一心不乱に突いた。めちゃくちゃ気持ちよかった。
そして、あっさりと自分は彼女の中に欲望をぶちまけた。
――「そろそろ、出すぞっ。ッおおおお!」
「あ゛ッ……ダメッ……あ……ああああぁッ……」
出した後に俺は冷静になった。なってしまった。
「あっ、……」
呻くように呟いた彼女の股からピンク色の汁がポタ、ポタと、流れ出てきた。
紛れもなく俺が彼女の純潔を奪った、罪の証だった。
比企谷くんにくちびるを乱暴に奪われた。唇がはなれるさい、よだれの糸が口の間から伝い落ちた。
その糸を避けることも出来ず、口元が汚れるのが分かった。
私に馬乗りになった比企谷くんがそこにいた。でも、私の知っている彼とは違っていた。
彼の普段からは考えられないくらいに荒い息遣いが、私の耳を叩く。
比企谷くんの口が、見たことも無いような形に歪んだ。
ぐじゅんっ……ぐちょんっ……じゅぱんぱんぱんぱんっ
彼が彼の分身をストロークする。
「へぁっ、あうぁっ……ああっ、あっアアッ……きゃッ、あああァ」
はしたないくらいいともたやすく、わたしはイった。
大体読んだ文庫本では、処女は痛がっていた。
無論、私も痛かった。けれども最初だけで5分もたたないうちに私は快楽のとりこになっていた。
比企谷くんは泣きながら私を犯している。
―――私はそんな彼が、ひどく愛おしく感じた。
強いように見えて、実のところその心は笑ってしまうくらい弱いこの男の人が愛おしい。
彼が果てるその最中でもその気持ちはまるで変らなかった。むしろじわっと下腹部が満たされる感覚にゾクゾクした。
私はどうしてしまったのだろう。
頭がおかしくなったのだろうか?けれども、もはやそんなことはどうでもいい。
私は、雪ノ下雪乃は比企谷八幡を愛している、この事実は何があろうと変わらない。
心がわくわくする。ふわふわする。この感情は、そうだ。
昔小さいころに大雪が降って外に出れなかった時の―――雪解けの時に似ている。
よろめく様に嵐の後の様な雪ノ下を後にして俺は逃げ出した。
自分と今まで向き合わずに逃げてきたやつにお似合いの行動だった。
その日の夜は夕飯が喉を通らなかった。
上手く寝ることは無論出来ずに自分をひたすら呪い続けた。頭が痛い、動悸が激しく耳鳴りがした。
――サイレンが鳴る。青い服の人が俺を取り押さえた。
世界で一番嫌われたくなかった小町がゴミを見る目で俺を見ていた。
雪ノ下が俺を断罪する。手に輪をかけられた。
ズシリと重い、罪の重さだった。
絶叫して目を覚ました。気づけば寝ていた様だった。
次の日、
俺はビクビクしながら登校した。吐き気がした、自分の浅ましさに、あれだけのことをして自分は自分を可愛がっている。
俺は救い様がなかった。
しかし、何故だという疑問はあった。
どうして自分は普通に学校に来れているのだろうか?
あれは夢だったのだろうか、いや夢ではない。
抵抗された時にできた爪痕は自分の罪を照らしている。
なのに、どうして、自分は、ここにいる?
そして何事もなく放課後、部室を恐る恐る開けると、雪ノ下雪乃は変わらずそこにいた。
ただ顔を背けていてこちらからは良く見えない。おそらく酷く表情が歪んでいるのだろう。
そのことにひどく心がより痛んだ。ひどい矛盾である。
彼女に対して酷いことをした張本人が何を考えているのだ。
そうして考える間もなく俺は土下座をしていた。
ドアのそばで、近づかれるのも嫌だろうから。
「すまなかった。謝って済む問題じゃないし、どうしようもないのはわかってる、つもりだ。だけど謝らせてくれ。」
謝罪というのは加害者の勝手な自慰行為だと今まで思っていた。やつらは、被害者の気持ちを省みず、自分が楽になりたいがためだけに謝っているのだと。
だが死ぬほど申し訳ない気持ちになると勝手に体が謝罪するのをおれはこの時知った。
「警察に連絡していないのは良くわからないが、これから行くつもりだ。……死ねというなら死のう。」
紛れもない俺の本心だった。
そうして用はすんだとばかりに立ち上がる。
そうして教室から出ようとした俺の背中に声がかかった。
「……最低だわクズ谷くん。」
当然だろう。それだけのことを自分はやった。
「勝手に期待させて、それでいて勝手にまた私を裏切った。」
……なんだ?彼女は俺を通して誰かを見ている。
はぁと一息彼女はうつむいたまま息を吐いた。
「……良いわよ、まぁ初体験は最低だったけど、あなたのこと、嫌いじゃなかったし。別に誰にも言ってないし、警察にもいう気はないから安心しなさい。」
訳が分からなくて頭が混乱する。
「それで、私と付き合いなさい、月並みな言い方にすると、責任とりなさいって話よ。」
なんで。
「だから、今日の夜は私の家で過ごしましょう?拒否権はないわ、ずっとね。」
どうして。
「ああ後その辺のコンビニでスキンは買ってきなさい猿谷くん。」
やめてくれ。俺を赦さないでくれ。
「その後はふふっ、わたしから言わせないで頂戴?」
雪ノ下が顔を上げた。
「あなたとの行為、始まりこそ最低だったわ、だけど、まぁ許してあげる。」
雪ノ下は、笑っていた。今まで一度も見たことがないくらい。
「……思うのだけれど、あなたは自分を卑下しすぎじゃないかしら?」
彼女そういいながら、微笑みを浮かべて近づいてくる。
一歩一歩確実に。昨日何をされたか覚えているだろうに。
異様な雰囲気に押されて後ずさりしようとして、あっさりとドアに背中が当たった。
追い詰められて、雪ノ下に抱きしめられる。抱きつかれたまま二人で倒れこんだ。それは皮肉なことに昨日の再現のように思えた。
「好きよ、比企谷くん。この世界で誰よりも。」
蕩けるような声で囁かれる。
「っ雪ノ下?何言って、おかしいだろ、こんな「好きよ。」
「不思議なの、不思議なのよ、比企谷くん。」
酔ったように上気した表情で雪ノ下は言葉を紡いだ。
「あんなことをされたのに、私まだあなたのことが好きなの。」
「いや、もっと好きになったわ。あなたのことを、何度でもいうわ、比企谷くん、あなたが好き。」
雪ノ下はそう俺に愛を紡いだ。以上だ、明らかに以上なのに、彼女の瞳は正常だった。
目を見れば相手の本気が分かる。そういったのは誰だっけか。
「……自己防衛ってやつじゃないか?俺が、その、やったことで防衛本能が働いたとか?」
「馬鹿にしないで頂戴。」
救いがなかった。自分自身が。俺は彼女の言葉を聞いて、喜んでいた。
あさましい、『恥の多い人生を送ってまいりました。』は太宰だっただろうか。
たった数日間でバイバインが増えていく位に恥を量産してないか?俺。
歓喜、困惑、絶望、苦悩がブレンドされて俺の頭をぐるぐると廻る。
「まったく、まーたつまらないこと考えてそうね、そのあほ顔。」
雪ノ下はあきれ顔でそういった。
「だって、俺はお前を、……お前を、お前をッ。」
感情が制御できない。自分では理性が強い方だと思ったんだが、こんな醜態をさらすとは。
「わたしはあなたを裏切らないわ、比企谷くん。ずっとそばにいてあげる。」
雪ノ下がおれを再度抱きしめた。あたたかい。
「でも、おれは、「いい加減にしなさい!。」
雪ノ下が叫んだ。今まで一度も聞いたことがないくらいの大声で。
「あなたがねえ、自分のことをどう評価してるのかは知らないけどね。……他人があなたをどう評価しているか考えたことはあるの?!」
「だから、……自分を許して、他人をもっと信じたらどうなの?!」
映像がリフレインする。今までの記憶だった。中学の苦い思い出。嘘告白、勘違いで女子に惚れたこと。もう自分以外誰も信用ならないと信じたこと。高校進学、そして、昨日のこと。
くるしかったこと、つらかったことをふりかえる。
ほほにあついなにかがながれてきた。
「ごめんっごめん……ごめんゆきのした。おれは、……ごめん。」
「……いいのよもう。過ぎたことだわ。」
雪ノ下が俺を胸で抱きしめた。
そのままずっと下校のチャイムが鳴るまで俺は彼女に抱きしめられながら号泣した。
「……ぁ、や、ひきがやくんぉっ……んぅ、んっ……ちゅっ……」
それが俺こと比企谷八幡と雪ノ下雪乃の馴れ初めだった。
「いやなんつーか、これは嫌いにならなかったんだな。」
「んっ、それとこれとは話がべつよ。あなたにレイプされた時も本音をいうと途中から気持ちよかったし。」
「ごめんなさい勘弁してください。」
雪ノ下はニシシと彼女は似つかわしくない笑みを浮かべている。
「まあでも、こんな美少女と週5で出来るんだし。エロ谷くんは私に何かプレゼントするべきだと思うのだけれど。」
「あーそうだな、何がほしい?」
「パンさんのぬいぐるみ」
「安いな!?」
あんまり自分を安売りするもんじゃないと思うんだが。いいのかそんなに安くて。俺ならマックスコーヒー1000缶は貢ぐぞ。
「ふん、安心しなさい。」
「一応いうが高くして売りとかすんなよ。」
そんなことされたら八幡自殺しちゃう、いやまじで。
「……ハッ。相変わらず比企谷くんは低能ねえ。」
鼻で笑われた!?
「だって、こんな『比企谷くんの使い古し』なんか、買い手がつくわけないでしょう?」
――――そういって雪ノ下は、天女のような満面の笑みを清楚に浮かべてみせるのだった。
以下言い訳
ヤベエ。この話はバカエロの予定だったのに、馴れ初めの話を書いたらなんか重くなってしまいました。多分前の話は三人称で人物の心理描写軒並み省いたからかなあ。釣る気は一切なかったとだけ言います。小説はやはりライブ感で書くものじゃないですね。えむのんにするつもりだったのに途中ままのんになったし。
強制和姦、略して和姦ですね!(ヤケクソ)
うーんもっと惚れ薬とか非現実要素入れて適当にした方が良かったでしょうか?
でも実際問題で本編の八幡が女に手を出す気しないんですよね。あと真面目に清い交際させると結衣と3Pさせづらいですし。
なんかごめんなさい、特にゆきのん
まぁ以降はたぶん軽い話ですし次回はイチャラブ(当社比)なんでどうか続けて読んでくだせえ。