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楽しんでいただけたら幸いです。
ジャンヌオルタとバニースーツ
「ダヴィンチちゃんが作ってくれたんだ!頼むから着てください!」
「嫌です」
「そこを何とかお願いします…!」
「絶対に嫌よ、なんで私がこんなのを着ないといけないのよ…!」
ベッドに腰掛け、その長い脚を組みながら彼女は不機嫌そうに顔を歪めて睨みつけてくる。
その睨みつける視線の先は床に跪いてジャパニーズ土下座をしながら床に額を擦り付けている自身のマスターがいた。
紙袋を献上するように腕だけを上げ、頭だけは深々と下げている。
どうやらこの紙袋の中に入っている衣装に着替えて欲しいらしく嘆願しているのだが、彼女はあからさまに不機嫌そうに顔を歪めている。
「絶対にジャンヌに似合うから!サイズもぴったりだと思うから!」
「私がこんな痴女みたいな恰好をしなければいけないのよ…!ふざけんじゃないわよ!」
「俺がジャンヌに着て欲しいからに決まってるだろ!ふざけんな!」
「はぁっ…!逆切れとかしないでほしいんですけど!?」
顔を上げて見つめながら言うが、少しだけ頬を朱色に染めてはいるが彼女は顔を反らしてやれやれと首を横に振っている。
あともう一押しかもしれないが、あまり強く押しすぎてもいけない。ならこの局面ではこの一手しかないだろう。
彼はゆっくりと立ち上がるとわざと残念そうな表情を作りながら言う。
「わかったよ…アルトリアに頼むからいいよ」
「……ちょっと」
「いいんだ。無理を言った俺が悪かっ…「なんで、そこで冷血女の名前が出てくんのよ」
彼女が食い気味に言葉を遮り、胸倉を掴んでくる。
「いや、だって…着てくれないんでしょ?」
「…だから、あいつに着せるって言うわけ?」
「まぁ…アルトリアならしぶしぶでも断ったりしないだろうし…」
彼が(内心、計画通り)と笑っていると彼女は更に不機嫌そうな顔をして彼が手に持っている紙袋を奪った。
「着るわよ」
「え、だって、嫌って…」
「煩いわね…!あの女に着せるくらいなら私が着ますって言ってんの!燃やすわよ!わかったら、さっさと出ていきなさい…!」
ぼぅっ、と掌で炎を燃やすと彼は踵を返して足早に部屋を出ていった。その手にもつ奪い取った紙袋の中を見て、呆れながら溜息をついた。
■■■
部屋の前で正座をしていて、通りすがる職員やサーヴァント達から「あぁ、またか…」と冷めた視線を送られる。
彼女が「あれ」を着てくれるという思いから楽しくさえ感じてしまった。
着替え終わったのか、彼女に呼ばれて嬉々として部屋に戻れば———————彼の視線は釘付けになってしまう。
それは完璧な着こなしだった。
彼が渡した、いや、彼女が奪った紙袋の中に入っていた衣装を彼女は完璧に着こなしていた。
腕を組んで顔を反らしている頬は朱色を帯び、やはり恥ずかしさもあるのだろうか。
「竜の魔女である私にこんなものを着せるだなんて呪われても知りませんよ」
「…」
「じろじろ見ていないで…ッ…感想とかはないわけ?」
「あぁ、今日は死ぬにはいい日だ」
「はぁ?」
白銀の髪に長いウサギ耳のカチューシャ。病的な白い肌に漆黒のビスチェのようなボディースーツ。
豊満な胸元の谷間ががっつりと丸見えで、そのからは甘い香りさえしてきそうだ。
胸元を覆う布地が少しでもずれれば隠された頂きさえ見えてしまいそうで、同じように肩も背中も剥き出しでよく見えた。
首元には黒の蝶ネクタイ、手首には白いカフス。足元は黒いヒールで決めている。
その程よく肉のついた脚を網タイツが覆っていて、黒いスーツがくいっ、と大きな臀部に食い込んで丸みを強調させお尻の少し上についた白い尻尾が可愛らしい。
不健康にも見える白い肌にその黒いスーツが良く映えていた。
つまり、言わないでも分かるだろうが大事なことなので言おう。確認しておこう。
彼女が着ているのは紙袋の中に入っていた衣装、そう———―———バニーガールの衣装に今、ジャンヌ・オルタは身を包んでいるのだ。
もう、完璧な着こなし。
目を奪われ、釘付けになって呆然と見つめていた彼は慌てるように首を振って頬をパンパンと叩く。
「いや、うん。似合う、似合いすぎ…最高だよ」
「…へぇ、そう。ふん、別に嬉しくもないですけど」
何度も頷きながら言う彼の言葉に彼女は別に嬉しくもないですけど、と不機嫌そうにしながら顔を反らす。
だけれど、口元には歪んだ笑みを浮かべていて感情を隠しきれてはいないのだ。
そんなバニーガールの腰を抱き寄せて顔を近づける。唇が触れるか触れないかの距離で見つめあう。
「なによ、興奮でもしたのかしら?」
「興奮したよ。しないわけがないだろ…むしろ着てもらうの想像した段階で興奮してた」
「変態」
「変態だよ。もちろん、ジャンヌ限定だけどね」
「はっ、嘘ね。アンタは女だったら誰にでも興奮するでしょ」
「うーん…うん、否定できないのが辛い」
「…ほんと、最低…んっ…ちゅ…」
彼の後頭部に手を回して引き寄せ、その唇を奪う。少し硬い彼の唇を柔らかく冷たい唇が覆った。
更に腰を抱き寄せて、それに応える。
荒々しいバニーガールのキス。唇の合間を縫うように舌が入り込み、粘膜と粘膜が絡み合う。
口の隙間からは荒い吐息が漏れ出す。掻き抱くように求めあい、柔らかな乳房が胸板に押し付けられ、餅のように潰れて歪む。
脚を絡め、さらに距離を密着させていく。
腕を伸ばし、張りのある臀部を鷲掴みにして捏ね繰り回し、指先ではタイツに包まれた脚を撫でる。
うっすらと目を開ければこちらを睨みつけてくる視線が交じり合う。
絡み合う舌を甘噛みしてくる。互いに興奮し、顔を離して唇を唾液が伝うように垂れ落ちていく。
はぁ、はぁ、と空気を求めるような荒い呼吸。黙って見つめあって、また顔を近づければ舌を絡めあう。
彼女の細い指先がズボンのチャックを下ろして中に滑り込むように潜り込んでくる。
ひんやりとした指が熱く滾って硬くなる彼のソレに触れる。
凶器にもなり彼女を泣かせるソレを布地の上から掴み、指先で裏筋を押し上げ、にやりと笑う。
彼も負けじと豊満な胸を掴みあげて笑う。
互いに譲らず、求めあう。
下着のボタンを外し、そこから震えるように零れだした赤黒い肉の塊に指を絡める。
膨れ上がった先端から漏れ出す淫液を塗り付けるように扱きあげ、首筋に顔を近づければ唇をおしつける。
まるでマーキングでもするかのように赤い斑点を、キスマークをつけるように吸い付く。
彼も彼女の胸元を隠す布地を掴みずり降ろせば、ぷるんっ、と柔らかく揺れて豊満な胸が零れ出す。
同時に頂きで硬くなった桜色の乳首が現れて指先で抓まれる。
口からは甘い吐息が漏れる。
首筋に埋められた顔は見えず、その甘い声が耳元を震わせて脳に響く。
指先で、潰し、ひっぱり、抓り、捏ねくる。
愛撫というには乱暴な動作、だけれどそう扱えば扱うほど聞こえてくる甘い声は毒のように耳に注がれていく。
その毒に溺れてしまいたいと思えば、首筋に鋭い痛みが奔った。
快感に耐えるように彼女のが噛みついてきたのだ。
その行為すら愛おしく頭を撫でようとするが、彼女の指先が雁の部分を重点的に擦りあげ、その速度を上げていく。
早くなればなるほど彼の口からは情けない声が漏れてしまう。
その弱弱しい声に笑う彼女。
愛おしさよりも憎らしく、唇を荒々しく今度はこちらから奪う。
「はっ、ざまぁっ」
「っ、このっ…っぉう、っ」
「情けない声で鳴いてみせなさ、んんっ、ちゅ、このっ、っ、ちょっ、んんっ、ちゅ、ぇろっ、んんんっ」
舌先を絡めあい、激しく交わる粘着音が響き渡る。
何度も啄む様に唇を重ねあう。もつれあう様にベッドに倒れ込む。
首に腕を巻き付け、押し倒されながらも彼女はキスをするのをやめはしない。
彼女の顔の横に肘をつき、圧し掛からないように、唇を求め、唾液を飲ませ、飲み、溶け合う様に重なっていく。
唇を離し、互いの唾液でべっとりと濡れている。
押し倒し、押し倒されながら、見下ろし、見上げながら見つめあう。
白い彼女の顔は紅潮し荒い吐息と蕩ける瞳が彼を見つめ、興奮しているのが分かる。
そんな姿に我慢などできるわけもなく、彼はいそいそと服を脱ぎ捨てて、荒々しい獣のように彼女に覆いかぶさる。
まるで狼に襲われるウサギのような有様。だけれど、この黒いウサギは実は竜で、襲い掛かる狼の身体に手足を絡めた。
ボディースーツのクロッチの部分はすでに彼女から漏れ出した愛液でぐっしょりと濡れそぼっている。
硬いそれが擦りあげてくるたびに湿った音が響く。彼女の脚を押し広げてぐっ、とその熱い滾りを押し付けた。
すでに二人の昂りは限界で、一つに溶け合ってしまいたかった。
指先でクロッチの部分をずらせば、彼女の秘所が顕わとなって膣口はパクパクと開閉を繰り返して物欲しそうに甘い汁を垂れ流す。
黙って見つめあいながら、膣口へと先端を押し付ければそこは泥濘、柔らかく熱く、咥えこんできた。
ぐぐっ、と腰を沈めるように突き出していく。彼女の膣内は狭く、熱く、まるで拒むように締め付けてくる。
そこを抉じ開けていくように腰を押し付け、こつん、と最奥へと辿り着く。
「ぁっ…あっ…んっ、っ、んっ」
指を噛みながら口から漏れだす嬌声を我慢する。
奥まで入り込めば離さぬものかと襞の一枚、一枚が絡みつき子宮口はキスをするかのように吸い付いてくる。
彼女の声が聴きたくて、抽送を開始していく。肌と肌がぶつかり合う音を響かせ、粘着いた水音を鳴らしながら粘膜と粘膜が擦りあう。
引き抜けば、絡みついてくる。押し込めば、拒んでくる。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ。
肌を打ち付ける打擲音。彼女は意地でも声を出さないつもりか、噛んだ指先からは少しだけ血が滲んでいた。
そんな彼女に少しだけ呆れと、それ以上の愛おしさを感じて彼は抑えていた脚から手を離して腰を掴んで力強い抽送へと切り替える。
膣口から漏れ出す愛液が激しい抽送で泡立ち、太い竿に白濁液となって絡みつく。
膨れ上がった先端が入り口を叩きつけるように突きこまれ、彼女は噛んでいた指を離してしまう。
「あっ、あっ、っ、んんっ、あっ、あっあああっ♡」
開放された口からは甘い声が漏れ出す。押さえつけられていた脚は宙を何度も蹴り上げ、揺れる。
その声を聴き、ジャンヌが悦んでいることが分かれば更に腰の動きが増していく。
愛を確かめ合うような交じり合いではない。獣のような貪るような交じり合い。圧し掛かり、顔を近づければ腕が首に絡みついてきて引き寄せられて唇を重ねられる。
滑り込んでくる彼女の舌と唾液を受け入れ、彼もそれを迎え入れる。
宙を蹴っていた脚も彼の腰に絡みつき、完全に密着するような形でホールドする。
「んちゅ♡れぇろっ♡はぁっ…っ♡っ♡ッ♡」
上の口でも下の口でも彼を迎え入れ、繋がりながら彼女の目は蕩けていく。絶対に離さないと言わんばかりに密着させ、柔らかな乳房も彼の胸板に潰される。
激しく求められ、それに応えようと腰の動きが荒々しさをましていく。
ばちゅん、ばちゅんっ!ばちゅんっ!
肌と肌、打擲音。激しいディープキスを交わし、子宮にも亀頭が深々とキスを交わしていく。
背中を弓なりにそらし、奥を突かれるたびに絶頂へと上り詰める。
頭の中は快感で火花が散り、彼への思いが溢れ出る。それでも言葉にはすることはできず、甘える声を出すので精一杯で。
「っ、きぃ…♡ちゅ、っ♡ッ♡ぃいっ♡あっ、あっ、っ、くぅっ♡」
「ジャンヌっ、ジャンヌ!ちゅぶっ、ぇろっ!」
「んぶっ、ぢゅるるうっ♡っ♡っぢゅぞぞっ♡っ♡っ♡」
気が付けば頭を飾っていたうさ耳は激しい動きで外れてしまっていた。マイルームに木霊すのは愛しい狼に貪られる一人の少女の甘い声だけだった。
蕩けた顔を晒して、彼女の膣内は容赦なく彼を締め付け、ねぶり、しゃぶり尽くしていく。
だけれど、彼も知り尽くした彼女の弱点を徹底的に擦りあげ、叩きつけていく。快感と快感のぶつかりあうような交じり合い。
何度も絶頂に達している彼女。
そして限界というダムが決壊し尿道が精液を物凄い勢いで駆け上っていく。
「ぢゅるっ♡ぬちゅ♡ぢゅろろろっ♡ちゅむっ♡」
「っ!もうっ!射精るっ!っ、全部、射精すっ!」
「っさいっ♡ぜんっ、ぶ!出しなさいっ♡全部、私の、中っ、あぁっ、イッ♡ぅつううっ♡」
「ぁぁあっ!!」
「ん゛んんんっううぅぅあぁぁあぁぁっ♡♡」
獣のような呻き声、唇を重ね合わせ、子宮口にも亀頭がめりこみ、二人は同時に達する。
ぶびゅーーー!!ぶびゅるるるう!!!
どびゅっ♡どびゅっ♡どびゅっ♡
彼女の膣内で跳ねまわり、男根が暴れまわるように激しい射精が始まる。みっちりと繋がりあい、熱い白濁とした弾丸を吐き出していく。
互いの舌を絡めあい、蕩けあいながら求めあう。
欲望を吐き出していくたびに全身が彼女に溶けだしてしまうかのような快感が奔っていく。
彼女も彼の熱い滾りを受け止め、喜び、快感に打ち震えながら涙を流して彼の唇を求める。
何度目か分からない射精がようやく終わりをつげ、二人の結合部の隙間からはねっとりとしたゼリー状の精液が零れだしていく。
「はぁ…はぁ…」
「っ…はぁ…♡…♡」
快感の余韻に浸かりながら、見つめあう。最初に目を反らしたのは彼女だ。
目からは涙、口元からは涎をたらした蕩けた表情を見られるのは恥ずかしかったのだろう。
その顔に満足して離れようとしたが、彼女の絡みついた脚がそれを阻む。
「えっと…ジャンヌ?」
「っさい…アンタ、知らないの…ウサギって性欲が強いらしいわよ…」
「…っ…」
ちらり、と視線だけこちらにくれながら彼女はそういう。
確かにそんな話を聞いたことはあるけど…と、そんな彼女の言葉で彼はこのバニースーツ作ってくれた人物の言葉を思い出した。
『あぁ、このバニー衣装は実は魔術的な礼装にしあげていてね。着用した者の性欲を増大させる効果があるんだよ』、と。あの天才が言っていたことを。
繋がっていた身体を少しだけ起き上がらせて彼女の着ているボディースーツを見ると、何やら腹部に当たりに見たこともないような紋様が浮かび上がっている。
彼は「あー…」と彼女にばれたら多分、デュヘインされてしまうのではないかと思いながらも、蕩けた視線を向ける彼女と向かい合う。
「誘ったのはジャンヌだから…今日は寝かさないからな」
「はっ…んんっ♡っさい、いいから、あっ♡あんたは早く動きなさいよ…っ♡」
「っ、ジャンヌ!」
「あっ♡あっ♡っ、ほんと、っ♡さいていよっ♡ッ馬鹿っ♡っ♡」
抽送を開始し、欲望へと再び溺れていく。彼女もまた絡みつくように身体を密着させてくる。
部屋には二人の奏でるような淫らな音だけが響いていく。
二人の情事が終わるのはこれから数時間後、もう朝になるころだった。
結局、彼は彼女にバニースーツの「仕様」がばれてあえなくデュヘインされてしまうのだった――—――—―
終わり