ここでは吉井明久君に何かが起こります。
家の居間でぐっすり寝ている男子が、
「ふぁああ、思わずゲームを二時までやっちゃったな~」
目を覚ました。この男の名前は吉井明久といい、父・母・姉の四人で暮らしていたが父と母が海外に仕事に行っており、ただ一人の姉で超が付くほどのブラコンの姉・玲も海外の大学に行っているから、実家でただ一人十分に満喫中だ。二人の親が中学生の子供を一人家に置いていくのもどうかと思うが、そこは突っ込まない。
今日は日曜日だから思う存分ゲームをやりまくっていたがいつの間にか眠っていたようだ。
「あ、いけない。テレビ、消し忘れた」
ゲームは消しているがテレビを消し忘れたのか、画面は真っ暗だが電源のマークが緑のままだった。時間も記されていた、午前七時七十七分と・・・。
「・・・え?七時七十七分?」
思わず、目をこすって時間の字幕を見た。やはり、そのままだ。慌てて壁にかけられている時計を見ると、そっちは午前四時だ。こっちの方が正しい時間だ。しかし、テレビはありえない表示になっている。
「故障かな?昼になったら〇マダ電気に見てもらおう」
とりあえず、リモコンで電源を消す赤いボタンを押したら、
「大当たり~~~~!!!」
消えないで、いきなり『大当たり』という旗を振る巨乳でとっても可愛い女の天使が画面に現れた(容姿と性格はどっちもバスタードのガブリエル)。彼女の背景もパーティー会場を思わせる装飾だった。いきなりの画面と旗を振るのをやめて、自分に向けて指をさす天使の揺れた胸に思わず釘付けになった。
「君が吉井明久君だね!うんうん、どこかの本じゃとっても痛い目に遭い続けて辛かったね」
その彼女がどこからか出したのは原さ・・・いや、どこかの本だ。そう、決して読者の皆さんが思っている本ではない!
「は?」
でも、この吉井明久はそんなこと知らない。それは当然だ・・・何故なら、まだどこかの本のような痛い目に遭っていないまだ中学一年生なのだから。
「そんな君に報告!辛い辛い思いをする君に一生ハーレムでいられる祝福を私が与えることにしました!思う存分、たくさんの女の子とラブラブでいられるようにしま~~す!」
「え。あの、えっと・・・」
いまだ混乱が収まらない。ただし、目だけはどうしても彼女の素晴らしいおっぱいにいく。だんだん顔も赤くなっていく。
「あ、でも、君の頑張りしだいでハーレムになれるようにするからであって、すぐに世界中の女が自分に惚れてウハウハだ~というのはないから。そこは勘違いしないでね!」
しかし、女天使は混乱し続けている彼の事など気にせずにどんどん話を続けていく。一通り言い終えると、真剣な顔になる女天使。
「でも、一つだけ注意。ハーレムは何人でもいいけど、絶対に君を好きになった女の子を見捨てないこと。もし見捨てたら、祝福が不幸の呪いになるから」
つまり、いいことばかりじゃない祝福ということだ。いい気になって、ハーレムの一人の女子が気に入らなかったからといってその子を見捨てると不幸になってしまうと言うことだ。
混乱はまだ続いているが、その注意だけは何とか聞き取れた明久。彼も真剣になって答えた。
「もちろんだよ!(大切な女の子の友達を)見捨てる事なんて絶対にしない!」
もし女天使が、明久が話を聞いていた姿勢かどうかと見極めていたなら、この言葉がその女の子達をハーレムに入った愛する女性としてでなく、友達として見捨てない!と言ったのが分かっただろう。しかし、どんどん気にせず話を進めるので自分の話を全部聞いていると思ってしまった。
そして、この返答が祝福を受ける了解の言葉と聞き取った女天使は笑顔になった。
「うん!では、早速やりましょう!」
「??お、お願いします!」
致命的なすれ違いにお互い気付かないまま、話が終わってしまった。明久が頷くと、
「じゃ~~~ん!私、参上!なんちゃって!」
画面からいきなり女天使が出てきて、明久の目の前でどこぞのライダーさんみたいな登場ポーズを取った。今まで気づかなかったが、その天使は左右対称に三枚ずつの計六枚の白い羽を背中から出していた。ただ、着ているものが
「う、う、うわあああああ!(ぶしゃあああああ!)」
レオタード一枚だけだった。まだ中学になりたてで、スタイルがばっちりくっきりわかり、しかもおっぱいの先のあれが浮き出ていて、微妙に女性の股間にあるあの部分すらもうっすらと筋が通っていた。思春期に入っているであろうが、それでも刺激が強すぎて鼻血を出して気絶してしまった。
テレビに映っていた時は上半身は見えていたが下半身は見えてなかったし、混乱の方が強かったためそこまで細かく見れなかったのだ。
「あれ?気を失っちゃった・・・まあいいか!じゃあ、祝福行くわよ~~!」
彼女の体全部が微妙に光り始めた。そして、
「うふふ、こんなかわいい子のファーストキスの相手なんて、嬉しいわ」
頬を挟んで自分の顔の前まで持ってくると・・・キスをした。そのキスしたところにどんどん光が集まってきて、それが明久の体に少しずつ移動していく。
『どうしよう。何かいけない気持ちになっちゃう。このまま押し倒して、童貞まで奪っちゃいたいくらいに・・・欲情しちゃう。でも・・・それはまだ駄目。我慢しないと!』
キスの途中で欲情した女天使だが、頑張ってそれを抑えた。それにも理由があり、
『だって・・・そんなことしたら完全に堕天使しちゃう。他の天使の皆に申し訳がないし、何より私が欲望に流されることは許されない』
彼女は天使の中でもかなりの力を持ち、かなりの立場であり、かなりの人望がある。それを自覚しているからこそ、我慢したのだ。
光が完全に明久にいったので、名残惜しそうに唇を離した。
「これでよし。さあ、これから素晴らしい未来が待っているわ!でも、さっきのあの言葉、絶対に忘れちゃだめだからね!」
最後に投げキスをして、その場から姿を消した・・・テレビの方の時刻は午前四時十分になっている。どうやら、元に戻ったようだ。その後、明久はすぐに目を開けた。
「あ、あれ!さっき女の天使みたいな子がいたような!ぼ、僕に、キスしたような・・・気のせいだったのかな?」
初めからいたような跡がなく、テレビも元の時刻に戻っている。
「夢、だったんだ・・・あ!まだ四時じゃないか。もうひと眠りしよう~っと」
夢と結論付けて、テレビを消して、自分の部屋に戻ってベッドで再び眠った。
ここで一つ、女天使は重大なミスを犯したことに気付いてない。それは、キスの最中に彼女が性欲を出してしまい欲情したことだ。彼女が発した光は明久のハーレムになるであろう女性達の恋心を強くする作用があった。しかし、それは彼女が普通の状態でキスをした時に限る。でも、キスの途中で明久に欲情したことによりその作用が少し変化してしまった。それは・・・
『明久を好きになったら、その想いを叶えるために同じ想いを持つ人が何人いても、その人達と一緒に何度もエッチする』
というものになってしまった。その作用がこれから生きる明久にどんな影響を及ぼすだろうか・・・物語は進学した時に始まる。
というわけで、モテモテのエロエロになる祝福を受けました。何という都合のいい設定を作ってしまったんだ!
次回から、エロ展開満載で行こうと思います!まず最初の原作でのハーレム会場は彼のホームグラウンド、文月学園です!ハーレム要員も既に決めています!
物語を中学ではなく進学した高校にしたのは、中学でヒロイン達のラブラブフラグをばっちり回収させるためですので、どんな原作からも大体のヒロインは既に明久に好意や思慕を持っています。
では、マジで二話目がいつになるかわかりませんが、これからよろしくお願いします!
一つ疑問・・・原作では出なかったですが、吉井明久の両親っていったいどんな仕事しているんでしょうね?