あんな目で見られたら理性を保てるわけがないッ!!
「ねえ先生、海行こうよ、海!」
俺はカウンター席に並んで座る先生に、身を乗り出すようにしながら切り出した。
「ほんとにキミはいつも突然だね?」
お手製のサンドイッチを片手に、先生があきれた顔で俺を見る。
俺の方はというと高校の時と変わらず、母さんがつめてくれた量と腹持ちを重視した弁当だ。そこから冷凍食品のイカ天をつまんで、ぽいと口に放り込む。
俺たちは今、学食のカウンターテーブルに並んで昼食を取っていた。俺の講義と先生の講義や実験なんかのスケジュールが合うときは、こうやって一緒に昼食を取るのが俺たちの日常になりつつあった。
先生と念願の恋人同士になれたまでは良かった。これで俺の大学生活はバラ色!同じ大学にいるんだからいつでも先生とイチャラブできるぜ!などと甘すぎる幻想を抱いていた俺の目論見は、早々に打ち砕かれることになる。
(なんなの、この忙しさ!?)
俺のことではない、先生の方である。講義の数は俺の半分くらいしかないのに、実験、研究、論文や発表資料作成等々・・・・・・。はっきり言って、院生なんてもっとヒマなモンだと思っていた。おまけに、報告会や学会前なんかになると泊まり込みで研究をやってたりする。そんな野郎ばっかりのところで泊まり込みなんて危なくないのかと、前に聞いたことがあるのだが・・・・・・
「大丈夫、大丈夫♪周りの人たちも、そんなことに時間を割けるほど余裕ないから」
と、ひらひらと手を振りながら、お気楽に笑いとばしていた。どんなブラック企業だよ。
そんな調子だから週末も通しで休めることはほとんどなく、付き合い始めてからデートらしいデートを実はほとんどしたことがない。最近は、もっぱら先生のアパートでの「部屋デート」が定着しつつあった。
こんな学食での色気のない逢瀬であっても、俺たちにとっては貴重な二人の時間なのだった。
「週末、海開きだって言ってたからさ」
ちなみにこの週末は、先生のスケジュールが珍しく空いているというのはすでに掌握済みである。
「えっ?まさか海水浴!?」
驚きの声を上げる先生に、俺はもちろんという風に頷いた。
「いいけど・・・・・・、まだ梅雨が明けたばっかりじゃない」
しかも今年は例年に比べてかなり早い梅雨明けらしい。しかし、気温は梅雨明けにふさわしく、連日夏日を記録しているらしく、実際ここのところ体感的にもかなりの暑さだった。
「週末は天気も良いみたいだしさ、たまには二人で出掛けようぜ」
「二人」のところをことさら強調する。部屋デートもいいんだけど、どうしても落ち着いてしまう。それはそれで良いところもあるのだけれど、付き合い始めのカップルとしては、まだまだ落ち着くのは早いのではないかと思ってしまうのだ。
先生はしばらく頬に手を当てて「う~ん」と考え込んだ後、顔を上げるとぱっと笑顔を浮かべた。
「うん!そうだね、たまには出掛けよっか!」
「よしっ!」
箸を握ったままガッツポーズをする俺を見て、先生がふふっと笑みをこぼす。
「そのかわり・・・・・・」
先生の笑みがにやりと意地の悪いものに変わる。
「その後にある前期の試験でひどい評価をもらったら、夏休みは遊んであげないからね」
「えぇ~~っ!?そりゃないよ先生!」
ぶうぶうと文句を言う俺に、先生が久し振りに家庭教師をやっていた頃の顔に戻る。
「わたしの教え子でしょ?頑張んなさい。それに、キミはご褒美があった方が力が出せるみたいだから♪」
にやにやと意地悪く俺の顔をのぞき込む先生に、俺は「うっ」と息を詰まらせる。それを持ち出されると俺は何も言えなくなる。これはきっと、この先もずっと言われ続けることになるんだろう。
「・・・・・・ワカリマシタ」
他に選択肢なし。一択だ。
「よろしい。ふふ♪週末が楽しみだね?」
思わぬ人質を取られてしまった俺は、先生の笑顔を前に複雑な笑みを浮かべるのだった。
「わあ・・・・・・!思ったよりいっぱい人来てるねぇ~」
デニムのショーパンにパーカーのラッシュガードを羽織った先生が、ビーチに出るなり驚きの声を上げる。
俺たちがやって来たのは某有名海水浴場などではなく、家族連れで来るような、どちらかと言えば穴場的な海水浴場だった・・・・・・のだが。
連日の暑さのせいか、まだ7月の頭だというのに想像以上の海水浴客で賑わっていた。
「こんだけ暑いと、みんな考えることは一緒ってことかぁ」
肩に担いだショルダーバッグを「よっ」と担ぎ直すと、日に灼けた砂浜に歩き出す。
「でも、あんまり人がいないのも寂しいじゃない?このくらいの方が海って感じがしていいと思うよ」
言われてみれば、まあ確かにその通りだ。どこぞの海水浴場みたいに、芋洗いみたいになるとまた話は別だが。
あらかじめ海の家でレンタルして、設置まで頼んでおいたビーチパラソルの下に荷物を下ろす。こっちは自前で持ってきたレジャーシートを広げれば、あっという間に拠点の設営完了だ。
「せっかく海に来たんだからさ、早く泳ごうよ先生!」
まだ午前中とはいえ、日帰りだからそんなに遅くまでいられるわけではない。せっかくの一日デートなんだから、時間を無駄にしている暇はないのだった。
「そんなに急がなくても海は逃げやしないわよ」
はやる俺の姿に苦笑いを浮かべながらも、立ち上がった先生がラッシュガードのジッパーを下げショーパンのボタンを外す。
「っと、とと・・・・・・」
足を抜こうと片足立ちになった拍子に先生がバランスを崩す。
「きゃっ!」
俺は咄嗟に手を伸ばすが一瞬だけ遅く、どさりと先生が尻餅をついてしまった。
「先生っ、だいじょ・・・・・・」
膝をついて先生の方へ身を乗り出した俺は言葉を失った。
目の前に、はだけた上着からこぼれ出た、黒いビキニに包まれた豊かな乳房があった。三角の布地に窮屈そうに収まった乳房が、みごとな谷間を作っている。真っ白な肌にはうっすらと静脈が浮き上がり、ビキニの黒とのコントラストでその白さがさらに際だっていた。
「あたた・・・・・・、って・・・・・・んっ?」
目の前で固まってしまった俺に先生が顔を上げる。
「どこ・・・・・・見てるの・・・・・・?」
胸の谷間に釘付けになっている俺を認めると、微かに妖艶な笑顔を浮かべて流し目に俺を見た。言葉とは裏腹に、艶を含んだ大人の女性らしいその声にぞくりとする。はだけた肩からゆるりとしなを作った柔らかな身体の曲線が何ともいえない色っぽさを醸し出し、足首に絡まったままの脱ぎかけのパンツがフェティッシュなアクセントを加えていた。
「え!?や、いや・・・・・・」
へどもどになってうろたえる俺の姿に、ふっと先生が笑顔を浮かべる。
「・・・・・・えっち」
「う・・・・・・」
言い訳の余地なしである。はっきり言って、これがふたりきりのシチュエーションだったら間違いなく襲いかかっていただろう。
「続き、脱がしてくれる?」
うっすらと目の下を赤く染めた先生が、上目遣いに俺を見る。
「ええっ!?」
予想外の先生の言葉に驚きの声を上げると、先生はたまらずといったふうに吹き出した。
「冗談よ♪」
やられた。呆気にとられている俺をよそに、先生はさっさと水着姿になってしまう。
「ほら、早く早く。海は逃げないけど、時間はどんどん逃げて行っちゃうよ♪」
前屈みに俺をのぞき込んだ先生がウィンクする。両腕に挟まれ、谷間がさらに強調された乳房がぐいっと迫る。これ、絶対わざとやってるよね!?
「え~と・・・・・・、水着の紐はほどいても?」
「ばかっ!ダメに決まってるでしょ!!」
海水浴カップルの定番イベント。日焼け止めクリームを塗ってあげようとしたら怒られた。
目の前にはうつ伏せになって横たわる先生がいる。このシチュエーションで水着の紐を結んだまんま塗っているところを見たことないんだけどなあ・・・・・・
「見えないように結び直すの大変なんだから。それとも、わたしのあられもない姿を他の男の人に見られてもいいの?」
挑むような笑みを浮かべた先生に、俺はぶんぶんと力一杯首を振る。
「でしょ?そういうことだからよろしくね」
そう言って先生は再び顔を前に向ける。俺は先生から渡された日焼け止めのクリームを掌に絞り出す。
「じゃ、塗るよ」
一応、一声かけてからクリームを広げた掌で先生の背中に触れる。
「・・・・・・ん」
小さく声を漏らした先生がぶるりと身震いする。何度も身体を重ねてるはずなのに、日中の明るい日の下で先生の肌に触れていると、いつもと違った新鮮な感覚がある。
(・・・・・・これ、やばいかも)
しかもクリームのせいだろうか、ただでさえ肌理細やかでなめらかな先生の肌にクリームのぬめりが加わり、なんというかヤバい。身も蓋もない言い方をすれば、ムラムラしてきてしまう。
(無心・・・・・・無心・・・・・・)
心の中で唱えながら手を先生の背中に滑らせるのだった。
「あっ、こら!どさくさに紛れて前の方に手を回そうとしないのっ!!」
「気持ちい~ね~」
先生が浮き輪にすっぽりと身体をはめ込んで、波に揺られながらぷかぷかと浮いている。しかし俺の目は別の「浮かんでいるモノ」に釘付けとなっていた。
「そっすね・・・・・・」
俺は先生の錨として腹まで水に浸かりながら、先生の背後から浮き輪を抱き抱えるようにして見下ろしていた。
「・・・・・・なんで敬語?」
先生が怪訝な顔をして背後の俺を仰ぎ見る。海に入るからということで眼鏡はしていない。
「いや、なんでもないっす」
「んん~っ?」
思わず視線を逸らしてしまった俺の姿を見て、先生の顔がますます怪訝な表情になる。
「またなにかエッチなこと考えてるでしょ?」
鋭い。しかしここで素直に首を縦に振るわけにはいかない。
(胸って水に浮くんだ・・・・・・)
波に揺られながら、たゆたゆと揺れていた二つの膨らみが脳裏から離れない。
「そんなことないっす」
先生がジト目になる。あ、これもうすぐ白状させられるわ。そんな予感を感じながらも、俺はそう答えるしかないのだった。
天頂を過ぎた太陽がゆっくりと西の空へと傾いていく。刺すようだった日差しは幾分和らいだとはいえ、まだジリジリと肌を灼いている。
昼食をまたいで目一杯海水浴を満喫した俺たちは、近くに見つけた岩場で磯遊びに興じていた。
「あっ、ほらほら!これ見て可愛い~」
ラッシュガードを羽織った先生が、「可愛い」と指さしているのはイソギンチャクだ。
「・・・・・・それ、可愛いの?」
「お花みたいじゃない?」
まあ、言われてみれば触手(?)を広げた姿は花に見えなくはないが、俺としては某海鮮系STGのボスキャラを思い出してしまう。
しゃがみ込んで、ゆらゆらと触手を揺らしているイソギンチャクを興味津々で眺めている先生の表情はまるで子供のようだ。大人びた表情や仕草の合間に見せる、こういう子供っぽさも先生の魅力の一つだった。
一方で俺の方はどうなんだろうと、ふとした拍子に考えてしまう。
先生は学生とはいえ年齢的には社会人だし、普段の姿も明らかに「大人の女性」だ。そして、俺はというと日々、鏡に映る自分の姿はいつまでたってもガキのままだし、周りの目もそういう認識だろう。実際、学内で一緒にいても先生の友達からは「弟クン?」と言われることがほとんどだし、今日も「えっ!?こんなガキが彼氏?」というような視線をしょっちゅう感じていた。
「どうしたの?ぼーっとして」
気が付くと先生が少しだけ心配そうな表情を浮かべて俺を見上げていた。
「あ、いや・・・・・・」
俺は何でもないふりをして小さく首を振るが、先生の表情はさらに心配そうなものになる。反射的に先生の視線から逃げるように目を逸らすが、視界の隅で先生がじっと俺を見つめているのがはっきり分かった。
「俺、ちゃんと先生の彼氏をやれてんのかな・・・・・・ってさ」
目を逸らしたまま、きゅっと拳を握る。
「そんなこと、気にしてたの?」
くすりと微笑む気配がして先生が立ち上がる。
「そりゃあ・・・・・・さ」
「バカね・・・・・・」
そう言って先生が身体を寄せ、俺の胸に顔を埋めてきた。
「誰かに何か言われた?」
「そういうわけじゃないけど・・・・・・、周りの反応とか見てるとさ、俺ってやっぱり先生に釣り合ってないのかな・・・・・・って」
胸の中の先生の背中にそっと両手を回す。先生の髪からふわりと太陽の香りがした。
「わたしだって時々不安になるよ。でも、キミの気持ちはちゃんと伝わってるから・・・・・・」
腕の中から先生が俺を見上げる。その顔には優しい微笑みが浮かんでいた。
「私の気持ちは、伝わってない?」
俺は無言で首を横に振った。
「なら、それでいいじゃない」
俺の頬に先生の両手がそっと触れる。少しだけひんやりとした手が俺の顔を引き寄せると、背伸びをした先生がそっと唇を重ねてきた。
緩やかに岩場で揺れる水面の音だけが、静かに俺たちを包み込んでいた。
「好きよ。誰から何を言われたとしても、わたしはキミが好き」
先生の瞳が、眼鏡の奥で柔らかな光をを湛えて揺れている。
「先生・・・・・・」
先生を包み込んだ手に、きゅっと力を入れる。引き寄せられた先生が俺を見上げたまますっと目を閉じた。
「ん・・・・・・」
先生の体温が、柔らかな唇の感触と一緒に伝わってくる。
柔らかく触れていただけの唇が、互いに啄むような動きへと変わり、やがて唇の隙間から舌先を滑り込ませていく。
「んっ、んっ」
互いにきつく身体を抱きしめながら、ゆっくりと唇を開閉し、舌先を行き来させる。俺が先生の舌に吸い付くと、それに応えて先生の舌が絡みつく。
「はあっ・・・・・・」
朱く上気した先生の顔が離れ、濡れた唇からため息にも似た甘い吐息が漏れた。艶を帯び始めた先生の瞳に吸い寄せられるように顔を寄せ、再び唇を重ね合わせた。
先生の甘い唾液を味わいながら、舌を絡め合っていると自然にむらむらとした欲情が昂ぶってくる。先生を抱きしめていた右手を水着に包まれたお尻へと滑らせた。
「んんっ!?」
重なり合った唇の下から先生の慌てたようなうめきが漏れる。お尻の膨らみを包み込むように撫で上げると、先生がぴくんと身体を震わせる。
「だ・・・・・・ダメだってば。人が来たら・・・・・・」
目の下を朱く染めた染めた先生が見上げている。俺の身体を離そうとして身体の間に腕を入れるが、本気で嫌がっているわけではないのは力の入り方で分かる。
「大丈夫だよ、ビーチからは離れているうえに陰になってるから、誰か来たってすぐに手を離せば普通に抱き合ってるようにしか見えないって」
「で、でも・・・・・・」
「ちょっとだけだから」
そう言って、俺は先生のお尻を包んでいた指先に力を入れた。
「あっ、こ、こらっ!」
先生が身を捩るが、俺は構わず先生のお尻をやんわりと揉みあげる。
「んっ・・・・・・んん」
先生の唇から湿った声が漏れる。指先に感じる瑞々しい肌の張りが、俺の性感を昂ぶらせ、下半身へと血流を集めていった。
「やっ・・・・・・あぁ・・・・・・」
尻たぶを揉みしだくと、先生が身体をくねらせながら甘い声を漏らす。円を描くように愛撫しながら、徐々に手のひらをお尻の割れ目へと這わせていき、後ろから先生の股間へと右手を伸ばした。
「はあっ」
指先が水着のクロッチに触れると、先生の唇から艶めいた愉悦の声が漏れた。
股間の膨らみに沿って包み込むように触れると、生暖かく湿った布地の感触が伝わってくる。
「もしかして、もう濡れてる?」
「んんっ!まだ、乾いてないだけ・・・・・・だよ」
耳まで真っ赤に染めた先生が俺の胸に顔を埋めた。
「ふ~ん・・・・・・そうなんだ」
俺は先生の耳元で囁きながら、厚手のクロッチ越しに性器を指先でなぞりあげた。
「んくっ」
指の動きに合わせて水着のクロッチがぬるりと滑る。
「海の水って、こんなにぬるぬるしてるんだ」
微かに分かる割れ目と憶しきラインに中指を沿わせて、指の腹を押しつけるように力を入れる。
「はあっ、し、知らない・・・・・・」
押し当てた指先に、性器の熱と染み出してくる濡れの感触がじわじわと広がってくる。
「じゃあ、確かめてみようか?」
「・・・・・・えっ!?」
俺は先生の前に跪くと、先生の足を割り広げて間に身体を入れてしまう。
「あっ・・・・・・だめっ」
水着の縁に指をかけ、めくろうとする俺の頭に先生が手を掛ける。同時に腰をくねらせて俺の指から逃れようとするが、構わずクロッチをつまんでめくりあげた。
「ああっ」
ねちゃっと淫猥な音がして、先生の性器が露わになる。真っ白なクロッチの表面をべったりとぬめった体液が覆っていて、幾本もの透明な糸が性器へと延びていた。
「いっぱい濡れてるよ、先生」
ぴったりと閉じた割れ目の表面は、溢れ出たぬめりで覆われていた。
俺は、つまんでいた水着をぐいっとずらし、反対の指先でふっくらとした大陰唇を押し広げる。
「だめ、だめぇ」
サーモンピンクの粘膜の谷間には、こぼれ落ちそうなほど透明な液体をたたえ、谷底では小さく口を開いた膣口が呼吸をするように不規則に息づいていた。俺は割り広げた性器へと口を寄せると、じゅるっとわざと音を立てて愛液を吸い上げた。
「いっ、いやぁぁぁっ!」
先生が羞恥の声を上げ、俺の頭を離そうとする。
舌先を目一杯に伸ばして性器に溜まった愛液をすくい取る。鼻先を埋めた陰毛の叢の中には、わずかに潮の香りが混ざっていた。
「いつもより、ちょっとしょっぱい・・・・・・かな?」
「そんなこと・・・・・・言わなくて・・・・・・いい」
俺の頭を掴んでいる指先に力が入る。大陰唇を押さえていた指先を太股へと這わせると、そのままぐいっと力を入れて、先生の左足を肩に乗せるようにして、さらに身体を潜り込ませた。
顔をほとんど真上に向けるようにして舌を伸ばし、うっすらと綻んだ割れ目から顔をのぞかせている小陰唇をちろりと舐めた。
「あっ・・・・・・」
目の前でぬめり輝く割れ目がひくひくと息づいている。大陰唇の間に舌先を潜り込ませ、谷間に溜まったぬめりをこそげ取るようにして舐め上げた。
「あああっ!」
先生の身体がびくんっと震え、愛液がとろりと舌の上を流れ落ちた。舌先で小陰唇をかき分けて、谷底の膣口をほじるように刺激する。
「はあっ!んっ・・・・・・くぅっ!」
先生の唇からは愉悦の声が漏れ、ひくつく膣口からはとろとろと粘り気を増した愛液が止めどなく溢れてくる。
「どんどん溢れてくるよ、先生」
「だ、だって、だって・・・・・・」
舌の動きに合わせて、先生も腰をもどかしそうにくねらせる。舌先を割れ目に沿って滑らせると、合わい目から顔をのぞかせ始めた小さな突起に押しつけた。
「はあっ!!」
ツクシのように、肉の鞘からわずかに顔をのぞかせているクリトリスを掘り出すようにしながら愛撫する。
「んうぅ・・・・・・、あっ、あっ。だめ・・・・・・だめぇぇ」
先生の腰が快感に蠢き、崩れ落ちそうになる身体を支えるかのように、俺の頭を抱え込んでいる。唇を押しつけた先生の性器からはぴちゃぴちゃと湿った水音が上がり、こもった熱気と立ち昇る淫臭でむせかえりそうなほどだった。
「先生・・・・・・」
濡れた性器から唇を離し、顔を上げた。見下ろしている先生の顔は、上気して朱く染まり艶を帯びていた。
「俺、我慢できない」
「ここで・・・・・・するの?」
少しだけ先生の表情に困惑の色が浮かんだが、俺はもう欲情を抑えることができなかった。
「帰るまでとか、もう無理」
立ち上がって先生の腰に手を回すと、水着の下でがちがちに勃起したペニスを押しつけるようにして抱き寄せた。
「もう、何でこんなになってるのよ」
苦笑いを浮かべて、俺を見上げる先生をさらに抱き寄せ、唇を重ねた。
「んっ」
先生の唇が開き、舌が差し出される。俺の唇を割ってきた先生の舌に応えて舌を絡みつかせながら、ビキニパンツの下に手を滑り込ませて柔らかなお尻を揉みしだく。
「うっ・・・・・・」
先生の手が水着の上から俺のペニスに触れてきた。柔らかく掌にペニスを包み込むと、ゆっくりと上下させる。ペニスをやんわりと刺激する、慈しむような愛撫だった。
指先を尻の割れ目に沿って下へ這わせていく。溢れ出たぬめりは尻割れの奥までもを濡らしていた。愛液に濡れたアナルを一撫でして、中指を割れ目へと潜り込ませる。
「はあっ」
先生の唇が離れ、ため息のような吐息が漏れた。手を一杯に伸ばしているので深くは挿入することはできない。
「ここに、挿れていい?」
耳元に囁きながら、中指を第一関節まで潜らせた状態で、膣口を円を描くように愛撫する。
「・・・・・・うん」
腕の中で小さく頷いた先生が、ペニスを包んでいた掌にきゅっと力を入れた。
俺はビキニパンツの中から手を抜くと、先生の肩を抱き、くるりと後ろを向けさせた。
「あっ」
小さく声を上げた先生が、目の前の岩肌に両手を押し当てる。
「もっと、腰を引いて」
「こ、こう・・・・・・?」
先生がおずおずと身体を折って、躊躇いがちに黒いビキニに包まれたお尻を突き出してくる。目を凝らすと、クロッチが濡れてわずかに色が変わっているビキニに手を掛け、ゆっくりと引き下ろす。
「恥ずかしいから、あんまり見ないで・・・・・・」
丸みを帯びた肉感的なお尻が露わになる。ビキニのラインに沿って、うっすらと日に灼けた肌とのコントラストが情欲をそそられる。
「もう少し足を開いて」
引き下ろしたビキニから右足だけ引き抜かせ、内股に手を添えた。
「は、恥ずかしい・・・・・・」
羞恥に身体を震わせながらも、先生の足がゆっくりと開いていく。お尻の谷間の下から、溢れ出た愛液で淫猥なてかりを浮かべる性器がのぞき見える。白日の下で下半身をさらしているその姿に、ごくりと喉が鳴った。
俺も紐を緩めると、水着を膝まで引き下ろす。解放されたペニスは、下腹についてしまいそうなほどの急角度で反り返っている。
すぐにでも突き入れてしまいたい衝動を抑えながら、先生の腰に手を添えて二つの尻たぶを割り広げた。
「あっ!やっ、だめぇっ!!」
お尻の谷間に隠されていたセピア色のアナルが晒される。ぴったりと閉じていた割れ目には綻びができ、とろりとこぼれ出た愛液が、陰毛を伝ってつうっと糸を引きながら地面に落ちる。
「すごい・・・・・・。溢れるほどぬるぬるになってる」
「やあっ、見ないで」
先生が下半身に力を入れ、その拍子にアナルがきゅっと窄まった。
「でも、見ないと挿れられないよ」
「だから・・・・・・早く、挿れて」
恥ずかしそうに頬を染めながら、先生が小さく腰をくねらせた。
「声、抑えなきゃだめだよ、先生」
右手でペニスを押し下げると、亀頭を濡れた性器にぴとりと添えた。愛液のぬめる感触と、先生の体温が亀頭に伝わってくる。
「う、うん・・・・・・」
そう言って先生が素直に唇をきゅっと引き結ぶ。腰に添えた手に力を入れ、ゆっくりとペニスを押し進めた。
「んんっ!」
ぬるりと何の抵抗もなく亀頭が膣口に潜り込む。亀頭が暖かな肉の感触に包まれて、すぐにでも全てを埋め込んでしまいたい衝動に駆られてしまう。
「ね、ねえ・・・・・・」
先生が切なそうな表情でこっちを振り向いた。亀頭だけを呑み込んだだけの膣口が、ペニスを引き込もうとするかのようにひくひくと震えている。
「全部、挿れて欲しい?」
「うん・・・・・・、奥まで欲しい・・・・・・」
消え入りそうな声で懇願する先生に、性感が一気に燃え上がった。俺は先生の腰をぎゅっと押さえると、ぐいっと腰を突き出した。
「あっ、はああぁぁっ!」
挿入を待ちわびて硬く勃起したペニスが、ずるりと根本まで埋め込まれた。複雑にうねる膣壁がペニスを温かく包み込み、膣から押し出された愛液が、つうっと先生の白い内股を伝う。
「キミの・・・・・・すごく、熱い」
「うっ、先生の中も・・・・・・」
ラッシュガードの下に手を這わせ、くびれたウェストを掴むとさらに腰を押しつけた。
「ああっ!」
たまらず声を上げた先生に覆い被さるようにして、耳元に口を寄せる。
「そんな声出したら、誰かに聞かれるよ?」
「・・・・・・っ!?」
はっとした先生が慌てて唇を引き結ぶ。腰をぴったりと密着させたまま、先生の中を亀頭で掻き回すように腰をグラインドさせた。
「んんんっ!ぐっ、ぐりぐり・・・・・・しないで」
先生は、ぎゅっと握った両手を岩肌に押しつけて、声を上げないように快感を必死で堪えている。
「でも、気持ちいいでしょ?先生」
「そんなっ・・・・・・こと・・・・・・あうっ!」
ペニスを最奥まで突き入れると、こつんと亀頭の先が子宮口に当たる。その感触に俺はさらに腰に力を入れ、亀頭を子宮口へと押しつけた。
「やあっ・・・・・・、だっ・・・・・・だめぇっ!」
先生の背中が弓なりに反り、ぴくぴくと膣が細かく痙攣のように震え始めた。同時に先生の全身が強ばり、お尻の丸みにきゅっとえくぼができる。膣口が収縮して、うねる膣壁が引き込もうとするかのようにペニスを絞り上げる。
「う・・・・・・わ」
引き絞るような膣の感触に思わず声が漏れた。
「んむぅっ!んっ、んんん~~っ!!」
二の腕に口を押しつけて、必死に声を漏らさないように堪えながら、先生が絶頂を迎えた。
「・・・・・・ハアァァァ」
口元を離し、うつむいた先生が大きく息を吐く。ペニスを締め付けていた膣が弛緩するが、絶頂の余韻だろうか、まだ膣壁は不規則にひくついている。
「先生」
覆い被さりながら先生の肩を抱く。
「・・・・・・いじわる」
汗で額に乱れ髪を張り付かせ、上気した顔で先生が振り向いた。言葉とは裏腹に、甘えるような声色が含まれている。
「可愛かったよ、先生」
「バカ・・・・・・」
肩越しに唇を重ねると、ねっとりと舌を絡み合わせた。
後ろから抱きすくめるように両手をまわし、水着に包まれた乳房を包み込む。
「・・・・・・っ!?」
舌を絡め合いながら、両手を下乳側から水着の下へと潜り込ませ、そのまま水着をたくしあげた。
「ダメッ!」
ぷるんっと柔らかな乳房がこぼれ出る。重力に引かれて釣り鐘状のシルエットを作る乳房を包む。
「んっ」
たぽんとした柔らかさと、ずっしりとした重量感を同時に感じながら、指と指の間に乳首を挟む。
「乳首もこんなに硬くなってる」
乳首を挟んだ指に、くいっと力を入れる。
「はあっ!」
ぷっくりと膨らんだ乳暈の真ん中で、ぴんと硬く勃起した乳首が尖っている。芯が入ったように硬くなっている乳首を指で摘むと、苦しそうな喘ぎを漏らしていた先生の腰が、ゆっくりと擦り付けるように動き始めた。
「あっ・・・・・・あっ・・・・・・あっ・・・・・・」
乳房を揉みしだく指の動きに合わせて、ねだるように腰を押しつけてくる。
「アウッ!」
指先に挟んだ乳首を引き絞るように強めに摘むと、ビクッと膣壁が痙攣し、ペニスを握りしめてきた。
右手を乳房から離し、先生の体の中心に沿って下へと滑らせていく。縦長の形のいい臍をなぞり、愛液を滴らせる陰毛の叢を掻き分ける。俺のペニスをくわえこんだ性器の上端に中指を這わせ、探り当てた突起をぐりっと指先で転がした。
「ングウゥゥゥッッ!!」
蠢いていた腰の動きが止まる。指先に結合部から溢れ出た愛液をまぶし、勃起して完全に肉鞘から尖り出たクリトリスをこねるように刺激する。
「やあっ!そ、そんなの・・・・・・また、すぐにぃぃぃっ!」
胸と膣、そしてクリトリスへの愛撫に、先生がむずかるように身体を震わせる。
俺の方も、うねりながら纏わりついてくる膣壁に下唇を噛んだ。油断していたら、このまま射精に導かれてしまいそうだった。
「まだ、ダメ。もう少しだけ我慢して」
「でも、でも・・・・・・」
せつなげに情欲に濡れた目で振り返る先生の表情に、俺の興奮も一気に昂ぶった。
俺は覆い被さっていた上体を起こすと、両手を先生の腰を掴み、ゆっくりと腰を引いた。
「ああ・・・・・・」
ペニスが抜けていく感触に、先生が切なそうな声を漏らす。セピア色のアナルの下に、白く濁った愛液をまとわりつかせ、血管を浮かび上がらせたペニスが現れる。
「いくよ」
腰を掴んだ指先に力を入れ、今度は勢いを付けて一気に腰を突き出した。
「ああっ!!」
ぶちゅっという水音と、先生の嬌声とが混ざり合う。
腰を引くと、先生の腰は前に揺れる。亀頭のエラが、まとわりついた膣壁の襞の一枚一枚を感じ取って性感を刺激する。
腰を前に振ると、先生の腰は後ろに突き出され、深々とペニスを呑み込む。そのたびに膣口から溢れた愛液が、白い内腿に輝く筋となって滴り流れる。
「ダメぇぇ、声・・・・・・出るぅ、出ちゃうよぉぉぉ」
岩肌に手を突っ張って、先生は口を押さえることもできなくなっている。二人の結合部からは、ぐちゅぐちゅと粘った水音が響き、白く泡だった愛液が、先生の大陰唇と俺の股間を汚してた。
「いいよ、俺も先生の声が聞きたい」
もう誰に聞かれても、誰に見られてもいいとすら思い始めていた。俺はこんなにも先生のことが好きで、先生も俺を好きでこうして受け入れてくれている。そして、このまま二人で一緒に果てることができたならば、どんなに幸せだろう。
「あああっ!いいっ・・・・・・いいのぉっ!」
身体を直角近くに折り、思いっきり腰を突き出した先生に、夢中で腰を振りたくる。打ち付け合う腰から粘りつくような水音があがり、俺の陰嚢が先生の恥丘を叩く。
「先生っ、俺・・・・・・もう、我慢できないかも」
俺は再び上半身を先生の背中に預けると、両手で先生の乳房を鷲掴みにする。膣壁がぎゅうっと震え、ペニスを強く締め付ける。
「イッ・・・・・・いいっ・・・・・・よ、そのまま・・・・・・きてぇっ!」
「先生、先生っ!」
背後から乱暴に乳房を揉み上げ、ぎゅうっと乳首をこね、激しく腰を振る。
「アアッ!だめっ!ダメぇぇぇっっ!!」
先生の下半身が痙攣のようにガクガクと震え始める。ペニスを締め付けている膣壁がさらに収縮して、これだけの濡れているにもかかわらず、抽送のたびに軋みを上げそうなほどに膣が絞り込まれる。
「ウグッ・・・・・・、先生っ!俺、もう・・・・・・もうっ」
ペニスの根本に集まっていた快感が急速に膨れ上がる。精管を駆け上がってくる精子を押さえつけるかのようにペニスがググっと膨張する。
「わたし・・・・・・もぉっ!ハアッ、いくっ・・・・・・イっ・・・・・・クゥゥゥッッッ!!」
先生がぐいっと腰を突き出し、ペニスをに呑み込もうとする。その瞬間、俺も先生の身体をきつく抱きしめると、思いっきり腰を押しつけて、最奥へとペニスを突き入れた。
「くぅっ、あああっ!」
尿道が焦げたように熱くなり、堰を切った精子がびゅうっと鈴口からほとばしる。
脈動するペニスから、どくどくと何度も子宮めがけて精子が打ち付けられる。先生の膣もまた、最後の一滴まで精子を搾り取ろうとしているかのように、ひくひくと痙攣を続けていた。
俺たちは、肩を大きく上下させながら乱れた呼吸を整えていた。
「先生、声出し過ぎ」
後ろから抱きすくめたまま、笑いを含んだ声で囁いた。
「声、聞きたいって言ったの、キミだし・・・・・・」
先生が可愛く口を尖らせて顔を逸らす。
「うん。乱れてる先生の姿も可愛かったよ」
「なっ・・・・・・!」
ぼんっ、という効果音が聞こえてきそうな勢いで、先生が瞬間的に茹であがる。
「そういうところも、ね」
朱く染まったうなじに軽くキスをすると、「ばか・・・・・・」と消え入りそうな声で先生がつぶやいた。
「あっ・・・・・・」
そのとき、やっと硬さを失い始めたペニスが、つるりと先生の膣の中から抜け落ちた。
「あっ!ダメ・・・・・・」
押さえを失った膣口から、どろりと大量の精子が溢れ出て、足下にぱたぱたと白く濁った斑点を作る。
「あ、あれ・・・・・・?」
咄嗟に足を閉じようとした先生の膝がかくんと折れた。
「っと」
回していた手に力を入れ、先生の身体を支えると、そのまま抱き起こした。先生も俺に身体を預けながら、首に手を回してしがみつくように抱きついた。
「ごっ、ごめんね。なんか足に力が入んなくて・・・・・・」
苦笑いを浮かべた先生が、間近で俺を見上げてくる。
「大丈夫、ちゃんと俺が支えるから」
じっと先生の目を見つめたまま、先生の腰に回した両手に力を入れる。
「これからも、ずっと」
一瞬、驚いたように目を見開いた先生の表情が、ゆっくりと笑顔に変わる。
「・・・・・・うん」
そう言って、先生は嬉しそうに俺の胸へと顔を埋めた。
「院生ちゃんと後輩君~海と水着と先生と~」を読んでいただきありがとうございました。浅倉椎です。
岩場、岩場はないか!?ということで状況設定はわりと早くできたのですが、書き上げるまでに意外と時間が掛かってしまいました。まあ、いつものことですが・・・・・・
何とか夏の間に間に合ってよかったです。
さてさて、次回ですが、これはホントに全くの未定であります。
羽姉さんの続きをやるのか、ほかのキャラでいくのか、いやいや、やっぱり後輩ちゃんか、それとも遂にアイちゃんに手を出してしまうのか。
こんな状態ではありますが、近いうちに方針を決めて書き始めたいと思いますので、これまでどおり気長にお待ちいただけると幸いです。
ではでは