魔王退治のご褒美にエリス様を娶った僕がアクア様に身も心も奪われる話 作:ブラックマンバ
「こんなところで立ち話もなんだし、部屋に入らせてもらうわよ」
変なポーズを取ったまま固まる私の前をアクアはすたすたと横切り、勝手に部屋に入り込んで、シングルベッドを椅子代わりにする。
「アクア、なんで……」
「なんで私がここに来たかって? あんたが必死になって呼んでたからでしょーが、まさか忘れたとは言わさないわよ。ほんとに四六時中ぴーぴー五月蠅くて下界降臨許可申請とってる間にもギャンギャン泣きわめいちゃってさぁ、死ぬほどイライラしちゃった私が書類の書き損じを何回したと思ってるのよ。あと、私だってこう見えても天界では忙しいんですからね。いやそりゃまあウチの可愛いアクシズ教の信者達の声はよーく聞こえてましたけどその中でもアンタのは特に……」
ああ、本当にアクアだ。
とことん身勝手ワガママで一方的にまくし立ててくるこの感じは、昔と本当に変わらない。
思わず突っ込みを入れたくなったが、先に本題を切り出した。恥も外聞もなくただ、「アクアの力で私の娘を助けて欲しい」と。
アクアは足を組んでブラブラとさせながら私を見上げ、ふっと薄く笑う。
「アンタの娘を助けるためならなんでもするっていうのなら……そうねえ、私を世界で一番の幸せ者にしてよ……って冗談よ冗談、そんな女神でも射殺せそうな目で睨まないでよ、アンタにはそんなの似合わないわよ、あわわ、やめてよちょっとやめてよ両手に本気魔力集めちゃうの、それホントにまずいんだって!」
「お前のつまらない冗談に付き合う気なんか一ミリもないんだぞ」
「なによもう、久し振りの再会なのにもう少し喜ぼうって気はないだけ?」
「そんなものあるわけないだろう、私が求めるのは娘の病気を治す方法だけだ」
「セリカちゃんだったかしら、ちょっと天界で資料見せて貰ったけど大分重い病気みたい……でも、私だけが作れる女神の雫という薬を飲ませれば、一発で治るわよ」
一瞬、我が目と耳を疑った、この女神が本当に神様に見えたからだ。
「おおお! 頼む! 頼むアクア! それを譲ってくれっ! そのためならば私はどんなことだって……っ!」
「え、命と交換で願いを叶えろとか私をなんだと思ってるの……ひょっとして、悪魔か何かと勘違いしてない? うわ、さぶイボでちゃうからやめてよね、そーゆーの。あと土下座もいらないわよ、みっともない。いくら私が慈愛と知性に溢れた水の女神だからって平伏はさすがに照れちゃうわよぉ」
その台詞にも色々と突っ込みたいところがあるが、概ねホッとして顔をあげる。
「じゃあ、私に一体なにをしろと……」
「あのねえ、そもそもあんなにも私のことを真摯に求めてきてくれた可愛い子に対してさ……何かを要求するわけないじゃない」
少し思案顔をしたアクアは、「だけども」と前置きをする。
「私が望むのはほんのささやかなお願いごとよ。あなたが死んだ時にはね、その魂がエリスの元に行くんじゃなくて、私の元に来るようにしてちょうだい。それだけでいいの」
なんだそんなことか。
娘のためなら、死後の後払いのことなどなんでもないことだ。一も二も無く頷く。
「あ、OK? よかったぁ~……それじゃ、ちゃんとした魂の契約と一緒に女神の雫の作成を開始しましょうか」
「え、今から作るって……そんな! 娘に残された時間なんてあと僅かなんだぞ!」
「大丈夫よ、一晩ぐらいで終わるから……ね」
淫猥な笑顔を、アクアは一瞬だけ見せた。ぞくりとイヤなものが背筋に走る、「引き返すならいまのうちだぞ」と。舌なめずりしたアクアが、すると手を差し伸ばしてきた時には、その嫌な予感がピークに達した。
「それじゃあ、左手を出してちょうだい……うん、結婚指輪はしたままでいいわよ、これが丁度いいの」
あっと言う間もなく、アクアの細くて冷たい指が手首を掴んで引き寄せると、薬指を飲み込んだ。
暖かい口内、熱い舌が指に絡みついてくる。硬い前歯が指を甘噛みしながらこそぎとっていく感覚が、たまらなくこそばゆい。
「お、お前、いったいなにを……っ!」
「んぷは……だからまずは契約よ、あなたがいつも肌身離さず付けていた結婚指輪に、こうやって私の力を注ぎ込んであげるの……あーん、む、ちゅ……んちゅっ……ちゅぱっ♡」
まるで薬指を食べられているみたいだった。女神の舌が、爪の先から指の間まで丹念に味わっていき……蕩けるように熱くなった舌が指輪に絡みついていく。
「うわ、あ、ああ……ふぅっ……ふぅっ、や、やめ……ああっ!」
「んじゅるっ……ちゅぷっ♡ れろぉ……♡」
こんなところで感じてはいけないのに、熱心な指おしゃぶり……指フェラに神経が昂ぶっていくのが分かる。指先から痺れるような快感が流し込まれて、腰が砕けそうになる。
「ぷはぁ……あのね、この指輪はなんでかしらないけど私の神気がたっぷりついちゃったみたいでね……あむぅ……んふ、あなたの祈りの言葉もよく聞こえたぐらいで……あはは、だからこれを起点にして魂に書き込むの”死後の魂は女神アクアの元に召される”ってね……んちゅぅ……れろれろぉ……んふっ♡」
たしかにこの指輪はオリハルコンが練り込まれたものだった。なるほど、素材としては申し分ないだろう。私とエリスとの誓いの指輪でなければ、最高の素材だったかもしれない。
「あつぅっ……くっ……うううっ!」
やがて指輪が熱くなる、焼け付きそうなほどの熱さ。それなのにアクアはうっとりとした顔をしながら咥えてしゃぶるのをやめなかった。歯を指輪に当ててカチカチと鳴らしながら何度も噛みしめる。
指輪が最も熱くなるのと同時に、胸の奥にある何かに――魂と呼べるようなものに――刻まれていく。それは、自分の死後に行使されるという契約だというのがすぐに分かった。
『人族の勇者(以下「甲」という)と女神アクア(以下「乙」という)とは、次のとおり魂委託契約を締結する。死後、甲の魂の行方は速やかに乙の元に送り届けられる。甲の魂の行方は乙よって決定される、甲の魂は乙によって傷つけることも消失させられることも禁ずる……』
『その契約内容でいいっていうのならイエスって答えて頂戴、それで契約は成立、なにか疑問点があったらちゃんと言ってね』
頭の中に契約書の文面イメージとアクアの声が響いた。
私は契約書を確認する。簡単に言えば、死後の魂の行方の全てをアクアに任せ、魂を傷つけるようなあらゆる一切の行為を禁止していた。
『で、魂の行方っていうのは、具体的にはどこになるんだ?』
『それは死んでからのお楽しみよ、悪いようにはしないわ』
フン、アクアの管理するどこかの世界で新しく勇者か救世主にでもなれということだろうか、確かにそれも悪くはない。どちらにせよ……
『かまわないさ、はい、イエス、ダー、契約を結ぼう』
ジュッと何かが焼き付くような音と同時に、契約書には私の名前が刻まれる。
そして、思考は現実の世界に戻った。
「んちゅぅ……ぷふぁ……はぁあ……ぁあん……♡」
唾液に濡れた指輪は月光に照らされて妖しい輝きを放ち……アクアとのエンゲージリングに生まれ変わってしまったのが分かる。もう以前のようなエリスの結婚指輪には感じえない。
「んふふ、アンタの指の味を全部味わっちゃったぁ♡ ま、このぐらいでいいかな……それじゃ本番といきますかー」
アクアは、服を脱いでいく。
青い女神のワンピースをするりと脱ぎ落とし、ブーツを蹴飛ばすように部屋の隅に転がして、あっという間に全裸になると誘うように身体をくねらせた。
「んふふ……ふぅーっ♡ ほら、何してるの、私だってこんな格好するのは恥ずかしいんだから、さっさとアンタも脱ぎなさいよ、まったくこんなムードの無いところで……」
いや、なんで脱ぐのか意味が分からないのだが。
「なぁに言ってるのよ、どんな病も完治させちゃう女神の雫を作るにはね、私とあんたとの協力が必要なのよ……もうわかるでしょ? 前に聖水を作るのと同じ要領で、勇者様の力が必要だってこと……♡」
アクアの細まった目に見つめられてしまうと……あの時の、十年も前の淫虐がフラッシュバックする。
勝手に下半身が、腰の奧が熱くなるのを感じる。段々と息が荒くなり、ペニスが硬くなっていくのが分かる。
『パパ』
『あなた』
一瞬だけクリスとセリカの顔を思い出した。
そうだ、これは家族のため、セリカのためなんだ。
今夜のこの時だけは、心を殺してただのオスになると、そう決めた。
汗で湿ったシャツを脱ぎ捨てると、アクアがごくりと喉を鳴らす音が聞こえた。
「うっひゃぁ~、アンタさ、あの頃よりも背が高くなったみたいだけどさー、少し太ってない?」
「ほっとけ! それは気にしてるんだから!」
「んもう、ちゃんと運動しなさいよ、あんたもお腹に脂肪ついちゃうタイプなんだから、あははっ!」
ああ、ムードもへったくれもない、この女神は本当に昔から変わらない……成長もしないんじゃないのか?
アクアに見られながら服を全て脱いで部屋の隅に片す。彼女が近づいてくる気配がした。
「んっ……うふふ、あんたの身体、熱くて良いわね……このままあっためてちょうだいよ……」
アクアは私にしっかりと抱きつき、頬ずりをしてきた。少し冷えた身体、柔らかな胸が押しつけられ、下腹部をぴったりと貼り付かせる。鼻腔に女の……メスの匂いを敏感に感じてしまう。
さらに細い指が股間に伸びてきて、確かめるように絡みつく。
「特にここ、こんなに熱くなっちゃってさぁ……やっぱりアンタって私のことが大好きなんじゃないの?」
「それは絶対にない、そもそもこれは……そういうのじゃない」
ああ、そうだとも、看病のせいで無沙汰にしてしまったからだ。だから、この程度のことでペニスがあっさりと硬くなってしまったんだ。
「ふぅん……まあ、私の身体をもっと感じてちょうだい、いっぱい気持ち良くしてあげるからぁ……うふふ、ん、ふう、んちゅっ……ちゅっ……れろ……れろぉ……んちゅっ♡」
軽く頬にキスをされて、アクアの顔は少しずつ下へと降りていった。身体を撫でさすりながら、乳首を舐めて、お腹、ヘソ、下腹部へと降りていき、そそり立っているペニスの先端にキスをしてきた。ぞくりと腰が跳ねる、頭の中が熱くなって……これは、まずい……
「こーら、何逃げようとしてんのよ。一刻も早く私の薬が欲しいんでしょう? だから、このままヤっちゃうわよ……私も十年ぶりのアンタをもっと味わいたいし……ね♡」
「お、お前……く、ううっ!」
アクアは跪いて腰に抱きついてくる、絶対に逃げられないように抑えられると、ぬぽんと音がした。
うめき声が漏れる。一気に喉奧までペニスが埋まる。あの熱い舌が、さきほどまで指を舐めしゃぶっていた舌が、今度はペニスに絡みついてきた。
指に与えられる以上の快楽を、蕩けるような快楽を、アクアは容赦無く与えてきた。ペニスが蕩けて口腔内に広がっていくような錯覚。先走り汁が際限無く溢れていくような感覚に、いつの間にか声が漏れ出ていた。
「あっああ……く、ふぅーっ! ふぅーっ! アクア! うっくぅーっ!」
「んじゅるぅっ♡ んっんふっ……ちゅぱっじゅるっ……じゅるるるぅっ♡ んちゅっぱぁ……分かってるでしょうけど、まだ射精したらダメだからね、そしたら薬なんて出来ないんだから♡ んー……ちゅっちゅっ……ちゅぱっ……んちゅぱぁっ♡」
「くそっ……くそっ……! はぁっはぁっ……ぐぅうっ!」
「んふっ……ふぅっ♡ んぐふっ! ふぅーっ! んっんっんぶぅうっ♡」
まるで喉が限界まで乾いた旅人が、水筒の中身を全部飲み干すような勢いでむしゃぶりついている。
あまりの激しさにアクアの頭を抑えるが、唇で何度も締め付けながら舌で舐め回してくる動きは収まらない。ペニスは与えられる快感に素直に反応して、先走り汁をご馳走していく。
「んっ……んふっ……んちゅぅ……ちゅっちゅぷぅっ♡」
喉を鳴らしながら先走りを飲み干し、上目遣いの瞳が「まだこんなものなの?」、と挑発しているかのように光る。
だから、その挑発に乗ってやることにした。
「クソッ! この淫乱女神めっ! そんなに欲しいのかよっ! ふざけやがって!」
「あぶっ! んぐっ! ぐぼっ! おっおぐっ! んぶっ……んぶううっ!」
頭を掴んでのイラマチオ。
髪飾りで束ねられている綺麗な青髪も掴み、何度も頭を無理矢理前後させた。アクアを物扱いする行為に興奮し、本気で腰を打ち付けてやる。恥骨にアクアの鼻っ柱をぶつけてひしゃげさせるのは、暗い嗜虐心を満足させるのに十分なものだった。
「ごぶっ! うっ! んぐぶっ! ふぅーっふぅーっ……んっぐぶぅうっ!」
「ほら! こういうのがいいんだろうが! 泣け! もっと泣けよっ! こいつっ!」
ごつんごつんと音がするほどぶつけてやった。それでもアクアはペニスから口を離すことは無かった。それどころか唇や舌を使って少しでも快楽を与えようとしてくる振る舞いに、すごぶる腹が立ってきた。
「こっちはっ! 娘のために真剣だってのにっ! お前はっ! お前ってやつはっ!」
「ぐぶっ! うぐぶっ! んぐっぐっ! ぅぐぅーっ!」
部屋中に、アクアの鼻がひしゃげる打擲音と荒々しい呼吸音が響く。美しい女神の顔を犯して滅茶苦茶にするのはたまらなく気持ちいい……このままケダモノのように喉奧に射精してやりたいところだが射精を我慢できるギリギリのところで引き抜いてやった。
「んぶはぁ……けほっけほけほっ……アンタってこんなに鬼畜だったかしら?」
アクアは咽せながら恨みがましい目で見上げてくる。まったく、お前の方からむしゃぶりついてきたくせに。
「挑発するからいけないんだろうが……髪の毛借りるぞ」
「きゃっ! やだもう、なにすんのよ! 髪の毛引っ張んないでよっ! あっああ……髪の毛でそんな……ああ、汚い……じゃない……ん、あくぅ、オチンポの匂いがとれなくなっちゃう……♡」
嫌がらせのつもりで、アクアの唾液でどろどろになったペニスを、その長髪で拭う。何度もごしごしと徹底的に。後から後から溢れる先走り汁も擦りつけてやる。
「んっ……ふふふ、本当に最低……♡」
そんなことをされてもなぜか、アクアは嬉しそうに笑いながら立ち上がる。
「はぁはぁ……ん、よく射精するの我慢できたわね♡ 褒めてあげるわ、ほら、アンタのオチンポをしゃぶって……いっぱい虐められてたら……こんなになっちゃった♡」
再び手を掴まれてアクアの秘裂に誘導されると、そこはすでに
「ホントにやだもう……口を犯すだけでここまで濡れ濡れにしちゃうとか、アンタのオチンポ強すぎ……♡ ほら、もっとほぐしてよ、アンタの指でずぽずぽしてよ♡ あっ♡」
「本当にこれも薬を作るのに必要なことなんだろうな、オイッ!」
「そう、そうよっ……だってちゃんとセックスしないと
まだ、胸のムカつきが収まらない。指を二本挿し入れて、蜜壺の中をかき回す。すでにぐちょぐちょに濡れそぼっていたそこは柔らかく、激しい指の動きを易々と受け入れている。
「あっんっ♡ もっとしてっ♡ もっといじめてよぉ♡ 私のオマンコっ、アンタの指でえぐられるだけでイっちゃうぐらい調教してよぉーっ♡」
アクアはあえぎ声をあげながら首にしがみつき、もっと深く挿いるようにと片足を上げて絡みつかせてきた。
秘裂の入り口を指で大きく開いて前後させると、「くぽっ♡ くぽっ♡」と空気の抜けるような音がして興奮を煽ってくる。天然の煽り屋め。
「あっ! やだっやだぁっ♡ こんなエッチで恥ずかしい音、聞かないでぇっ♡ あっあっ♡ くっくっうぅーっ♡」
ろくに掃除もされていない安宿の汚い床にアクアの愛液が飛び散り、発情しきったメスの匂いが狭い部屋に満たされていく。
「はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁーっ♡ さすがに十年も経つと、アンタもエッチが上手くなるのね……うん、やっぱり……こういうのも悪くないわ……ね、キスしてよ」
「やめろバカ、ここからが本番なんだろう?」
目を瞑って、唇を合わせようとしてくるアクアをベッドに突き飛ばす。
「ちぇっ……少しぐらいいいじゃないの」
舌打ちした彼女は、ベッドのスプリングを軋ませながら倒れ込む。こちらに向くと、ゆっくりとその両足を開いていった。
月明かりでも十分に
すでに大陰唇が左右に大きく割れて、ピンク色の小陰唇がはみ出している。クリトリスは包皮から飛び出すほど大きく硬くなり、淫裂は何かを求めるかのようにヒクヒクと痙攣を繰り返していた。
「えっと、それじゃあ……勇者様の成長してご立派になったおちんちんを……くすくす、この淫乱女神のいやらしーおまんこに……挿入して♡ 犯して♡ ずぼずぼして♡ いっぱいいっぱい中出ししてください♡ 私がね、良いって言うまで、抜いちゃったら駄目なんだからね?」
どこまで本当か分からぬその言葉だが、今はそれに従うしかない。
「お前は本当にどこまで……人をバカにしてっ!」
アクアに覆い被さり、顔の横に拳を打ち込む。マットレスはドンッと大きな音がしたが、アクアの瞳は私をじっと見つめていて――まるで心の底から喜んでいるかのような表情で――思わず舌打ちをする。
「……これが欲しかったんだろっ! 少しは黙って犯されてろよ! 淫乱女神っ!」
限りなく硬くなった怒張をアクアの中にねじ込んでいった。
「あっ♡ あぁーっ♡ はぁああっ♡ やっと、やっと来たぁっ♡ 来てくれたのぉっ♡」
挿入した途端に、背筋に電流が走った。ペニスを中に引き込んで、膣ヒダがねっとりと絡みつき貪欲に吸い付いてくる。極めつけには淫裂が根元をぎゅうぅっと締め付けて二度と離そうとしない。
アクアの両手も首の後ろに回されて、必死になって抱きついてきた。まさに全身を使った愛情たっぷりラブラブ抱擁をキメてきた。
そのまましばらく動けずにいた私に、アクアは耳元で甘く囁く。
「ねえ、面白いこと教えてあげる……私ってね……前にアンタに抱かれてから……ずーっとセックスしてなかったんだよ、アンタのために、んっ♡ 操を立ててたってわけ、あんっ♡ あ、あ、あ、元気出て来た……ホントに現金なオチンポよねえ、アンタのって……あぁっ♡」
ふざけるな、アクアが私以外の誰とセックスしようと知ったことじゃない、本当に勝手なことを言いやがってっ!
ずるずると引き抜くと、思い切り前に突き出して奧まで怒張をぶつけてやる。
「はぁんっ♡ あんたってさ、そういう風に無言で怒ってるところ、めちゃくちゃ可愛くて……あっ♡ 大好きよ♡ あんっ! そうやってムキになって動いてきて私を悦ばせてくれるんだものっ! はぁっはぁっはぁっ♡ んっくぅうーっ♡」
誰が! お前を! 悦ばせたり! するものかっ!
そうやって何度も抽送を繰り返していくと、アクアの声は段々と高くなり、背筋を反り返らせて、喉元を晒しながらアクアは絶頂した。きゅうきゅうと締め付けて男の精を求めてくる。
「くふぅーっ! フゥーッ! フゥーッ! まだだぞ、まだ射精なんかしてやるものかっ!」
アクアの、仰向けになっても崩れぬ大きな乳房を掴む、「あつっ♡」とあえぎ声をあげられてはイライラが抑えきれない。
「あぐっ! うあっあぁっ! 痛いっ……けど、嬉しいわ、アンタがこんなにも……おっ♡ 私を求めてきているって証拠だからぁあっ♡ あっあぐっんっ♡ はふっ……ふぅーっふぅーっんくぅーっ♡ あっあっああぁーっ♡ すごいっ♡ 本気で怒ってるっ♡ イライラチンポで突かれてるっ♡ でもいいのっ♡ これがいいのっ♡ もっとっ♡ もっと私を犯しなさいよぉーっ♡」
乳房を掴んだまま持ち上げて、激しく腰を振る。先程のイラマチオよりも激しく、アクアを犯す。指の隙間から柔らかい乳房がはみ出すほどに握りしめて、千切れんばかりに左右に振り回してもアクアはただただ嬌声をあげるだけだった。
そんな、妻には絶対にできないような性行為をされてもよがり狂うアクアが、たまらなく腹立たしく、たまらなく愛おしかった。
腰の奧が熱くなる、もう我慢する必要は無い、欲望を全て吐き出してやる。
「う、お、おおっ! アクアっ! 出るっ! 射精するぞっ! 中に出してやるっ! お前が欲しいのはこれなんだろう! 分かってるんだからなっ! おっおっおおおーっ!」
「そうっ! そうよっ! 私が欲しいのはあんたの……ああぁっ♡ ざーめんっ♡ せいしっ♡ こだねっ♡ 真っ白いのっ♡ 真っ白いの欲しいっ♡ 濃くってとろとろなのちょうだいっ♡ 子宮に注ぎ込んでぇっ♡ あっあっあっあぁーっ♡ いぐいぐいぐいぐいぐいぐぅーっ♡」
一ヶ月以上溜った精液が、股ぐらから上がってくる。こんなクソ女に吐き出されるべきじゃないのに、もう止めることはできない。
どぐっどぶっ! びゅぐるっびゅっびゅびゅびゅっ……びゅるぷぅぅるるぅっ!
迸った瞬間に子宮口に吸い付かれた。精子を一匹も逃すまいと貪欲な子宮口が「ごきゅごきゅ♡」、と飲み下していくのが分かる。
「ぐおっ……おっおごっ……おおおぉーっ!」
まるでケダモノのような声が口から溢れて……頭が真っ白になっていき……気がつけばアクアの胸に抱かれていた。子供をあやすように頭をぽんぽんとされて、耳まで赤くなるのを感じる。
飛び起きて睨み付けた、ペニスはまだ硬い。
腹立ち紛れにアクアを再度犯していく。
「くそっ! くそっ! くそったれっ!」
「きゃあんっ♡ あは、そうよ、もっと私を犯して……精液を注いで……お腹いっぱいにして……まだまだ全然足りないんだから……今までの分、十年分は注いでもらうんだから……ああぁっ!」
ペニスは異様なほどに昂ぶっていた。すでにクリスのこともセリカのことも念頭になかった。
ただ目の前の女神を、前から置かし、後ろから犯し、女の股を大きく開いて側位で深く深く貫き、動くのに疲れると上に乗せて、メスの尻を叩いて自分から振らせるようにした。
こうして夜が明けて、太陽が中天を指すまで、ただひたすらにまぐわっていた。下半身がどろどろに蕩けて繋ぎ目も分からなくなるぐらいまで。
「あ、ああ……もう、いいわよ……こんなにお腹いっぱい……わたし、しあわせ……ああ、本当にしあわせよ……」
そう言われてようやく、アクアの中から引き抜く。
秘裂からは泡立ったお互いの体液溢れてベッドを汚し、唾液と汗まみれの身体がひたすらに気持ち悪かった。
「ほら見て……二つもデキちゃった……ぁ♡」
アクアの下腹部に二つの光りが宿っているのが見えた。そのうちの一つがアクアの手によって誘導されて、外に出る。
小さいが、強力なまばゆい光りに目を細める。
アクアは両手を使い、占い師が水晶玉を撫でるかのような手つきで、その光を内側に折りたたむようにしていき……丸薬のような形に整えていった。
手近にあった空き瓶にそれを入れると、アクアは疲れ切っているが、何かをやりとげたかのような慈愛に満ちた表情を見せた。
「はい、これがどんな病でも治してしまう女神の雫よ……良かったわね、早く娘さんに飲ませてあげなさい」
ここでようやく私は、なんのためにアクアを抱いていたのかを思い出した。
◇◇◇
もうすぐ春だろうか、孫が開けてくれた窓から芳しい花の匂いがする。
「あ、お爺ちゃん、目ぇ覚めちゃった?」
「ん、ん、む……ふぅー……みなを、よんでくれ……」
私は、もう今年で八十歳となっていた。
こうして深い眠りから目が覚めるのも、あと何度できるだろうか、ああ、また眠くなってきた……
「あなた……あなた……」
再び目が覚めたとき、私の手を握っていたのは、同じようにしわくちゃになるまで老いてくれた、愛する妻クリスだった。
「お父さん!」
「おじいちゃん!」
周りにはセリカを長女とした三人の子供達と十人の孫、ベッドを囲む愛おしい家族の面々がいた。みんな、クリスの銀髪と私の黒髪を受け継いでいる。
もうここまできたら、やり残したことも心配ごとも無くなっていた。
クリスの手の上から被せるように握ってくるセリカの手も、暖かい。
大病を患っていた娘は、あの薬のおかげで助かったのだ、それだけはアクアに感謝したい。
それからも波乱万丈な人生が続き……それこそ大長編連載小説になりそうなほどの物語だった。
だが、もうすぐ、私に最後のページが訪れる。
「ク……リ、ス……いまま、で……あ、あ、ありがとう……な」
「あなた……あなた……先に待ってて、ください、ね」
クリスの笑顔が薄れていく、目の前が真っ暗になっていく、すぅーっと息を引き取っていくのが分かる。
こうして三度目の生を、天寿を全うした。
宇宙空間のような場所で、輝くような光の群が、ある一箇所に向かって飛んでいく。
あの一つ一つが何者かの魂なのだと、三度目にしてようやく理解できた。
光の群の中にいた私は、急にどこか別の方向に引っ張られたことで、大事なことを思い出した。
そう、娘を助けるために結んだ魂の契約。その契約通り、私の魂はアクアの元へと召されるようだ。
不思議なもので、こうして若返った姿になると自分が本当に死んでしまったという実感が湧いてくる。
「大丈夫かしら? それは一応仮の身体なんだけど……」
女の声……ああ、これもよく覚えている声だ……
「ようこそ、天寿を全うした元勇者様、契約通りあなたの次の行き先を、私が決めてあげる」
「わかったよ、それでどんな世界に行けばいいんだ、また魔王が暴れてる世界か? 別に僕はどんな世界でもかまわないぞ、お前の不始末の尻拭いでもな」
その言葉に、一瞬きょとんとした顔のアクアは、やがてケタケタと笑い出した。
「やだもう! 何言ってるのよ、そんな危険なこと私が許すわけないじゃない、こんなにもこんなにもこーんなにも! 百年以上も待ってようやく手に入れたあなたを、どこか別の場所にやるわけないじゃない!」
「それじゃあ、一体どこに……」
「決まってるでしょうそんなの……」
アクアはうっとりとしながら、下腹を撫で上げた。女神の契約がどのように行使されるのが、魂で分かった。
「それじゃあ、お帰りなさい、
「う、わ、あ……僕は……アクア……僕は……」
指先がバラバラになる、手足の先から光の粒子になっていく。
魂の身体がバラバラになり、アクアへと吸い込まれていく。千切れていく意識の最中、遠い昔に交わした契約を思い出す。『魂を傷つけも失われもしない』たしかにこれは……そのどちらでもない、むしろ……充足していくよな不思議な感覚で……
失われていく意識の最中、暖かく光に満ちたアクアのそこに還元されるなら、なにも怖れることはないと悟る。
意識が霧散する、アクアの子宮の中に吸い込まれて……あの時の儀式で作られた……もう一つあった光の玉の中へと――ああ、これは受精卵だったのか――そこに吸い込まれて……
「お帰りなさいカズマ……ごめんね、ごめんなさいね、やっとあなたに謝ることができたわ。あなたの魂をあんなにも傷つけてしまったのは私、だから、私が責任を持って産み直してあげるからね……そうしたら……ずっと……ずっと一緒にいられるんだから……」
アクアのその呟きが
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「あ、エリスじゃない久し振りー、元気してたー?」
「ええ、お久しぶりですね先輩……あれ、ところでその子は? 天使の子でも紛れ込んできたんですか?」
「バカねえ違うわよ。この子はね、この世で一番大切な私の息子よ。ん? なに鳩が豆鉄砲くらったような顔をしてるのよ。ほら、アンタも恥ずかしがってないで、後ろから出て来てエリスに挨拶なさい」
「こ、こんにちは、エリス様。僕はアクアの息子の――」
『魔王退治のご褒美にエリス様を娶った僕がアクア様に身も心も奪われる話』――完