短編のつもりですが、30日以上ある夏休みに母の実家がある架空の限界集落が舞台を執筆しますので、意外に長いかも知れません。
まぁ、他小説が行き詰った時に書いてるので投稿は遅いかも知れませんが。
最初はショタ視点で書いていこうと思いましたが、平仮名だらけで読み難いので神の目視点に変えました。
たまに登場人物視点です。
何を言ってるのか解らないと思いますが、俺にもわからねぇ。
まぁ今回も発作的に書き始めたので、続きは怪しいです。
「おじゃましますー」
この夏休み、ユウは母親の実家がある馬照間島に来ていた。臨月に入った彼の母親が、彼の面倒を見る事が出来ないので母の実家で面倒見ることになったのだ。
「いらっしゃい」
ユウを駅までまで迎えに来たのは母の姉でユウの伯母だ。おっぱいが大きく、ユウの感覚では随分若く見える。それでいてユウより4歳年上の娘がいる。
伯母の家の玄関は、ユウが手を一杯に伸ばしてもチャイムに手が届かないので、有り難いことだ……と、ユウは考える。
駅から伯母の家まで遠くはない。数年前に来た時は随分時間を掛けて歩いた記憶があるのだが、この日に限って言えば大分早く着いた気がした。
それでも、来るまでには色々話せる。
「街から独りで来れるなんて偉いわね」
「シンカンセンに乗ってるだけだからね」
以前は本土から船でなければ来れなかったが、今は海の上を橋が渡されてる。
「エミちゃんは?」
「恵美子なら中学校よ」
「夏休みでもチュウガッコウがあるの!?」
「部活よ」
「ブカツ?」
「小学校のクラブ活動みたいなものよ」
エミというのはユウにとって姉のような存在だ。
「夕方になったら帰ってくるわよ」
ユウから見て、エミという少女はドンドン大きくなっていく。以前は一緒に海にも行ったし、一緒に風呂にも入っていた。
それが数年前から一緒に入らなくなった。
それが何故なのかユウには解らなかったし、同じ頃にエミが家の電話で彼女の友達と喋ってる時も会話の内容が解らなかった。
ユウには、実の姉のように慕っているエミがどんどん遠くに行ってしまうようで淋しい思いをしていたのだ。
「じゃあボクも色々見てくるよ」
「体力あるわね……。せめて麦茶でも飲んでいけば?」
「うん、そうするね」
* * * *
馬輝間島は、今で言う限界集落であったが競走馬の生産地としも「やや」有名な島だ。
昔はポニーの1種であるトカラ馬の産地として知られ、その経験を元に現在は年に数頭のサラブレッドを本土に送り出している。
残念ながら名のある馬を排出したことはないが、小学校中学年のユウには馬の生産地と言うだけで非日常の世界なのだ。
ユウはそんな非日常である厩舎まで来ていた。決して良いとは言えない臭いが鼻を突くが、ユウにとってはこれも非日常の体験だ。
栗毛の仔馬・オフィリアステイスが産まれたのは去年のこと。今年は母馬から離れていることもあるから仔馬と遊べる筈だ。
そんな感じに非日常の島で非日常の場所に行き、柵の中で放たれている馬と戯れる。それだけの、近所の犬と戯れる感覚だった。しかし、そこでユウは衝撃的なモノを見る。
厩舎の中で、馬が馬の尻に乗っている場面だ。
「な、なにやってるの? 喧嘩してるなら止めないと!」
2頭の馬の両端に数名の男達が立って、喧嘩(?)を囃してているのが見えた。
喧嘩(?)をしているのはオフィリアステイスの母馬と、股間に長く太いものが見えることから牡馬のようだ。
「お、ユウか。今年も来たんだな」
男の中の1人で、茶髪のオジサンが厩舎の外のユウに気付く。ウシジマという名前で、この牧場主の息子である。
昔は乱暴な言葉遣いからユウは苦手としていたが意外に気の良い男だ。今は茶髪だが、記憶の中では黒髪の時代もあったので日本人なのだろうとユウは理解している。
「どうして喧嘩させるの?」
馬同士を傷付け合わせる意味が判らなかったし、理由があるならユウは知りたい。
「喧嘩してるんじゃない。交尾させてるんだよ」
「コービ?」
「そう。男ならみんなやりたい」
「みんな? ボクも?」
「そうだ。人間もな。でもガキの間はか……」
「シンゴ! 余計なこと言ってんじゃねぇ!」
ウシジマと話していたら、彼は禿げの爺さんに怒られた。禿げの爺さんもウシジマという名前だから、茶髪ウシジマの親父か爺さんだろう。
「まだ今年はコイツの種付けしてないからな。7月中にやらせておきたいんだ」
そう言うと、茶髪ウシジマは禿げウシジマに叱られてから無駄口は叩かず、言われるがままに彼の仕事をこなして行く。
そう言えば、前にユウが茶髪ウシジマをオジサン呼ばわりしたら25歳であり「オジサン」呼ばわりされることを不満に思っていたことがある。
男なら皆やりたい「コービ」というものを初めて知ったユウは、オフィリアステスの行方を聞かずに伯母さんの家に戻っていった。
* * * *
馬というのは季節繁殖動物であり、競走馬の繁殖期も通常は春から夏にかけて行われる。母馬が出産するのは年に一頭だが、今年に限って言えばオフィリアステスの母馬は未だに種付けされていなかった。交尾させる時期としては、今が最後の時期なのだ。
妊娠期間は
ユウが会いに行ったオフィーリアステイクスの場合は既に乳離れして半年以上経つので、既に馬照間島には居ない。
禿げウシジマからそんな話を聞かされても、ユウは特に残念がる様子は見られなかった。
それよりも、ユウの心の中にはすっきりしないモノが出来てしまったからだ。
初めてのことではなかったが、ユウの語彙の中でそれを言い表すのは難しい。どうしても言うならば「心の中に突起ができた」とでも言おうか。
それは嫌な気持ちではなかったし、放っておけば自然と治る。だからこそ今まで問題にはならなかったが、今回の「ソレ」は特に強い。
何故そんな気持ちになるのかも判らなかったが、今回の場合は交尾を「男なら皆やりたい」という茶髪ウシジマの言葉が引き金になっている。
何にせよ、交尾の現場に出くわしたのが切欠に違いない。
それだけはユウにも解っていた。
馬の上に馬が乗って何をするのか……。その詳細が判れば心に生まれた突起も晴れるのではないか?そう考えながら家に帰って来ると、部活が終わって学校から帰ってきたエミに出会った。
気付いたのは考え事しながら歩いていたユウではなく、エミが先だ。
「あっ、ユウ来てたの」
このところエミは自分の家の事情に疎い。
「エミちゃん」
久し振りに会った従姉の肌は、部活である短距離走の為に健康的に陽に焼けていた。それがまた一層、ユウの心の突起を目立たせることとなる。
母親が出産を控えているので、今回は独りで馬照間島まで来たことをエミに説明しながらも、ユウは自分より年長者であるから「コービ」というのも何をするのか知っているだろう……そう考えてエミに聞いてみた。
「エミちゃん、コービって何するの?」
するとエミは見た目にも顔を赤らめて言う。
「やだユウ。いきなり何を聞いてくるの!」
変なことを言っただろうか? ユウはそう思いながらウシジマの繁殖所で馬がコービしていたことを伝えた。
「そ、それは馬に赤ちゃんを産ませるためよ」
「ウシジマのオジサンは人間もコービしたがるって言ってたよ。男は皆コービしたがるんだって」
「それは時と場合によるんだけど……」
「ボクもコービすれば赤ちゃん産めるかな?」
「馬鹿。男1人じゃ交尾はできないの。っていうか男は子供産めないの」
そういえば、馬も2頭でコービしていた。下にいたのがオフィリアステスの母馬だ。
馬も人間も、男女で対にならなければ「コービ」できないらしい。
「ボクもエミちゃんとコービすれば赤ちゃん産まれるのかな?」
「馬鹿。やらないわよ! 交尾する相手は好きな人じゃないといけないんだから!」
その言葉はユウにはショッキングな一言だった。ユウは実の姉のようにエミを慕っているのに、エミからは「好きじゃない」つまり「嫌い」と言われたのと同じような意味に聞こえたのだ。
見る見るユウの表情が今にも泣きそうな、悲しそうな顔になる。
それに逸早く気付いたエミは、慌てて言葉を付け足した。
「ち、違う! 従弟としては好きだけど、恋人とかそういうのにはならないってことだから!」
「そうなの?」
訂正された言葉を聞いてもユウの表情は簡単には明るくならなかった。
「そうよ。ユウが来てくれて良かったって思ってるんだから」
「本当?」
「えぇ、最近はいっつも母さんと父さんが喧嘩することが多くて……。でも外からユウが来てたら喧嘩は出来ないでしょ?」
家系的にユウは他人とは言い難いが、身内の喧嘩を家の外の人間に見せるのは心理的に避けよう傾向は珍しいことではない。但し、ユウにその心理を理解することは出来なかった。
* * * *
その日の夜はエミの思惑通り、叔母と叔父は良い争うこともなかった。その代わり、2人とも妙に余所余所しさがあった。特に、ユウが他の人間の心理を読み解く能力に長けている訳でもない。
それなのに解る程、叔父と叔母はあからさまに互いを避けていたし会話も無かったのだ。
「ユウのお蔭で取り敢えず小康状態……」
寝る前にエミはそんなことを言っているのを聞いた。
「ショーコージョタイって?」
「良くも悪くもない状態よ」
ユウの質問に答えてやるが、この答えで合っているのかエミ自身わからない。
「まぁ最悪ではないわね」
多分、これだけは言えると思う。
しかし両親の仲を心配するエミに反して、事件は一晩経ってから起きた。
救いと言えば、エミ自身が部活に出て家に居ない内に起きたことだろう。
朝の忙しい時間に掛かってきたその電話に出たのは伯母だった。
「はいもしもし、マツモトです」
『えっ…………』
伯母が電話に出ると、小さく呻くように声が聞こえた。そして女の声が続けた。
『ヒロユキさんいますか?』
マツモト・ヒロユキとはユウの伯父で伯母の夫の名だ。それにしても自分の名前は名乗らず、他人の夫を呼び出そうとすることに伯母は無礼を感じる。
「……どちら様ですか?」
夫を呼ばず、相手の名前を聞こうとしたとき、当の夫が急いだようにリビングから出て来た。
「あぁ、オレだ」
そう言って、伯父は伯母が出た電話の受話器を引っ手繰るように奪おうとした。だが伯母はそう簡単に渡さない。
「誰よ?」
「仕事の若いヤツじゃないか? 今年入社したばかりで礼儀を知らない奴が多いんだよ」
社会に出たばかりで礼儀を知らない女子社員ということなら一応理由は成り立つ。伯母自身、高校を卒業してから社会に出たばかりの時は数ヶ月のあいだ右も左も解らず、先輩社員や上司、時には取引先に無礼を働いてしまったものだ。
だが伯母は問う。
「だから誰?」
「そんなことお前には関係ないだろ。仕事の話なら早くしないといけないから、早く代わってくれ」
関係無いと言われた伯母は今まで余程腹に据えかねていたのか、それとも別の理由で激昂してしまった。夫に受話器を渡さず、電話を切ってしまったのである。
「おい! 何するんだよお前!」
「やっぱり不倫してるんでしょ! 以前も似たような女から電話あったのよ!!」
「だから仕事だと言ってるだろ! 前に電話したのも会社の女子社員だよ!」
「前も名前を名乗らないでアンタの名前で呼びだしたのよ! 一体何時まで無礼な女を使い続けるのよアンタの会社は!」
「売り手市場だからウチみたいな会社は雇う人間が選べないんだよ! 不景気ならそんなの入社試験で落とされてる!」
伯父と伯母の言い争いは、遅番だった伯父が予定より早く家を出るまで続けられる。
そんな頃にユウは再びウシジマの厩舎を訪ねていた。
馬照間島では他に面白そうな施設が無いというのもあるし、ウシジマ牧場に行けば昨日感じた気持ちの正体が判る気もしたのだ。
他にも「コービ」というものが何をどうするのか知りたいという興味もある。
エミは「コービ」するのは「恋人」じゃないといけないと言っていたが、他の大人にも聞いてみたかった。
理由は他にもある。
実のところ、ユウは「心に突起ができたような気持ち」が嫌いではない。
何だかいけないような事をしているから明らかにはできないが、心地好さすら感じていた。
小さいユウの足でもウシジマ牧場までは5分程度で着く。
すると、厩舎の中にフォークシャベルで飼料を突く茶髪ウシジマの姿を見付けた。
「ウシジマのオジサン!」
「お兄さんて言えって!」
声を掛けられ、ユウの姿があることに気付いた茶髪ウシジマはそんな返し方をする。
それに構わずユウは自分が知りたい事を素直に簡潔に、大きな声で聴いた。
「コービって何をどうやってするの?」
「朝1発でそれかよ……」
茶髪ウシジマは、幼い少年の興味心に閉口したという。
* * * *
「えっ!?それじゃ今のって恥ずかしいものだったのっ?」
「まぁ、大声で話して良いものじゃないな」
ユウは茶髪ウシジマから年長者としての注意や警告を受けていた。
「じゃあ、大きくない声で聞くね。コービって何がどうなってやるものなの?」
「それは……そのうち学校で勉強するからユウが今知る必要は無いんだが……」
「お願いだよ。心に突起みたいなのが出来てスッキリしないんだ」
「そんなに知りたいのか」
実に抽象的なユウの物言いに茶髪ウシジマは困った。かつて自分にも起きたようなことだったからだ。
茶髪ウシジマの場合はユウよりももう少し歳上だったような気がするが、今のユウに鼻血が出そうなことを教えてやって良いものか……。
少し悩んだ茶髪であったが、先程ユウが語った抽象的な表現方法を借りてそれとなく教えても良いのではないかと考えた。
「よし、じゃあ良いか?全部は教えんぞ。そんなことしたらお前の伯母さんや母親に何を言われるか解らないし、俺から聞いたってことも内緒だ。いいな?」
「うん!わかった!」
知りたい事の一部でも教えてもらえることに、ユウの眼は爛々と輝く。
「それと、ウチの親爺にも言うなよ。自分以外の人間に教えて良いのは学校で習ってからだ」
「うん。約束する!」
すると茶髪は一呼吸してから言い出した。
「棒を穴に突っ込むんだ」
「…………えっ? それ全然意味が解らないんだけど」
さっぱり意味不明である。しかし茶髪は言う。
「後はしっかり自分で考えろ」
茶髪はそう言って、元の仕事に戻っていく。
「おじ……お兄さん。訳が解らないよ」
「ユウは昨日、馬の交尾を見ていたから解る筈だ」
それだけ言うと、フォークシャベルで飼料をかき揚げて移動させる作業に戻った。
ユウは昨日見た光景を思い浮かべながら、今一度馬達の姿を見る。
しかしそれだけでは茶髪の言ったことは解らない。
近くから馬の姿を観察しようと近付くと、牧場の人から「危ないから後ろから馬に近寄るな」と注意された。
なので、ユウは観察の仕方を考えなければならなかった。
長くはないが、今までのユウの人生の中でも馬や犬は人間と同じ「ホニュウルイ」の仲間であることは知っていた
カブトムシや蟻は姿こそ大きく違うが同じ「虫」で、よく食事に出されるイワシやユウが好きな寿司ネタのサーモンが「魚」という分け方の考えだ。
だから、同じ「ホニュウルイ」である オフィリアステイスの母馬やそれに乗っていた雄馬と、ユウや伯母……或いはエミのような女の子に共通点があるのではないかと考えたのだ。
雄馬と牝馬の姿形は大きさこそ多少の違いはあるが、そこまで違った箇所はない。
これは人間にも当てはまることだ。伯母よりも伯父の方が背が高い。
人によっては男の人でも背が低かったり女の人でも背が高いことがあるから絶対とは言えないが、多くの場合でそうだ。
決定的に違うのはチン○ンやおっぱいが付いてるかどうかだ。
母親や、以前にエミとお風呂に入った時、彼女達にチン○ンが付いてるかは見えなかった。
エミにおっぱいが付いてるようには見えなかったが、昨夜に寝間着の彼女を見た時におっぱいの辺りが膨らんでいたから、知らない間に新しく付けたのだろう。
オフィリアステイスの母馬も自分の仔馬におっぱいを飲ませていたから、これは確かだ。
チン○ンに関して言えば、そこまで雄馬を注意して見ないから普段は見落としていたが、牧場でしゃがんでみればユウのチン○ン幾つ分かと言うほど大きいのが股に付いている。
茶髪が言ったように「棒」と言えば、正に棍棒だ。
ユウは、もう少しで答えを見付けれるような気がしていた。
「棒」が男の子に付いているなら「穴」は女の子に付いているはずだ。
次は女の子の「穴」を見付けれなければならない。
これは、伯母かエミに見せてもらうしかない。都会から島に来る時、最初は母に行き方を聞いたが来る途中では知らない人にも島への来方を聞いて来た。
だが、茶髪の言葉を聞けばこの話題を余り他人に持ちかけて良さそうなものではなさそうだ。それなら大好きな伯母やエミに協力してもらおうと考えたのである。
そんな時、ユウはお腹が空いてきたことに気が付いた。朝ご飯を食べてから、それからずっと牧場に来ている。
腹時計は昼の到来に気付いたようだが、ユウ本人は午前中ずっと牧場にいたらしい。小さな少年は昼の到来と共に、家路に着くことになった。
* * * *
「僕の棒の方はチン○ンだけど、女の子の穴は何て言うんだろ?」
そんなことを考えながらユウは伯母の家に帰宅する。
すると、伯母が一人で泣いている所に出くわした。
「伯母さん! どうしたの!? 何かあったの!?」
何かあったから泣いているのだろうが、、伯母は何でもないと言う。
「さぁ、お昼ご飯食べましょ」
何でもないと伯母は言ったが、何でもない訳がないのだ。
それなのに、伯母は昼ご飯を用意してくれた。悲しいことでもあったのだろうが、それを乗り越えてお昼ご飯を作ってくれたのだ。
その日のユウのお昼ご飯は炒飯だったが、ユウ独りでの食事となってしまった。
伯母と2人っきりでご飯かと思ったのに、伯母は別の場所にいるらしい。
伯母も独りっきりでいるのか。
そして泣き続けているのかと思うと食が進まない。
普段と雰囲気が違う伯母にはビックリしたユウだが、心の何処かでは魅力的にも見えた。
だが大好きな伯母が悲しい思いをするのは嫌だし、そんな伯母は抱き締めて安心して貰いたいと思っている。
いつか母がしてくれたみたいに、抱き締めて優しい言葉をかけたいと思っているのだ。
そんな時、伯母が姿を見せた。
その姿を見て、ユウは二度驚く。
服装が午前中にまでのワンピースではなく、袖の無いシャツに裾の無いズボンという出で立ちだったからだ。
「お、おばっ……伯母さん!?」
「朝泣いてたら暑くなっちゃった。どうかしらユウ君。この格好、似合ってる?」
隠すつもりが無いのか自分で「泣いた」という伯母の言葉には構わず、ユウは伯母の新たな装いを凝視した。
そして興奮した。
何時もは隠されている伯母の素肌を見ることができるのは、萌え初めたユウの男の部分を一気に引き上げるものだったのだ。
ユウはこの瞬間、自分の心に生まれた「突起」の正体を明確に理解した。
惜しむべくは、ユウがそれを言い表す言葉を知らないことだ。
「伯母さん。お願いがあるんだ!」
「良いわよ。でも先にご飯食べちゃいなさい」
ユウの男の部分が伯母によって引き上げられ、ムクムクと膨らんでいく。
昼ご飯を食べ終えて、ユウは少し迷った。
すぐにでも伯母に「女の子の穴」を見せてほしいところだが、茶髪ウシジマとの会話からすると余り他人とは喋ってはいけないらしいことが解る。
伯母さんは他人ではないのだが、昨日からお世話になっているから子供ながら遠慮も感じる。
しかし「心に生まれた突起」の正体を暴きたいのも事実。伯母さんより聞きやすいエミの帰りを待つか。
いや、昨日の感覚からするとエミは一緒にお風呂に入った時のような性格ではない。鋭いナイフとまではいかないが、刃にギザギザが付いたステーキ用ナイフのような恐ろしさがある。
だから彼女に頼むのは辞めよう。
やはり優しい伯母さんが良いが、伯母さんに「女の子の穴を見せて」と本当に頼めるものだろうか? 頼んだところで嫌われないか? エミに「コービ」が何か聞いたら怒られたし、余り良い意味を持つ内容の話ではないのではないかと思うユウだ。
ならば「伯母さんがユウの頼み事とは何か」と聞いて来たら頼むことにしよう。
そう思ったユウだ。
そう思ったユウなのだが、今の伯母さんの格好を見ていると次第に心の中が熱くなっていく。
大人の言葉で言うと「欲情」というものなのだが、それに耐えていたら次第にユウの身体に変化が訪れた。
ユウの股間にある棒……彼が言う「チン○ン」が次第に硬さを帯び、勃ち始めてきたのだ。
ここまで明確な変化は初めてのことだったから、驚くのはユウ本人だ。
「えっ 何で!?」
思わず口にしてしまった言葉を聞いたのは伯母さんだ。
「どうしたの?」
預かっている妹の子供に異常事態が起きたらしいことに、彼女は逸早く反応する。ユウに何かあったら預かっている自分が責任を負わなければならないのだ。当然、甥を助けようと直ぐに彼の元に行く。
「チ、チン○ンが固くなって……段々立ってきた……」
「え…えぇー……」
「今日、帰ってきてから別の服に着替えた伯母さんの格好を見てたら…………」
伯母にも、これは予想外の結果だった。
夫が不倫しているなら、自分も男に言い寄られるような格好をしてやろうと思いながら、今自分が甥を預かっていることを思い返して控え目ながら何時もより攻めた格好にしたのだ。
それなのに、まさか自分の甥を誘惑して欲情させてしまうとは思わなかった。
「どうしよう……」
そう聞く甥に「そ、そのうち元に戻るわよ」と答えながらも午前中の格好に着替え直そうと考える伯母だ。
まさか小ヨンの甥を誘惑してしまうとは思わなかったが、他の家の男を誘惑することには成功した。だがそれは伯母が目指したところではない。そもそも子供の甥を誘惑するつもりなど無いのだ。
「そ、それより、お昼の前に伯母さんに頼みたいことがあるって言ってたじゃない。それは何?」
話をずらそうとした伯母だが、ずらした先が拙いものだとは思わない。
「えと……」
「伯母さんに頼みたいことがあるんでしょ? なんでも言ってごらんなさい」
伯母は口籠るユウを促す。
「それじゃ言うけど……」
「何かしら?」
再度促すように言うが、同時に頼み難いことなのかとも思った伯母だ。そしてその想像は、概ね当たっていた。
「それじゃ……伯母さん、女の子の穴を見せて欲しいんだ」
「え…………?」
ユウの若干抽象的な言葉は、伯母にはよく伝わらない。
「ボクは男の子だからチン○ンがあるでしょ? エミちゃんや伯母さんには……」
ここまで聞いて、伯母もユウの頼みが何であるか気付く。
「だ、ダメよ!」
「!!」
想像はしていたが、優しい伯母にも拒否されてユウはそれなりにショックだった。自分の悩みが今日で全て解決すると思っていたからだ。
途中から別の理由も生まれてしまったが、女の子の穴とはどんなものであるか知る事が出来ずにユウも悲しくなってきた。
「そ、そんな! さっき良いって言ったのに!」
「それはそうだけど……」
女の子しか育てたことのない伯母は、まさか小ヨンの甥が「そういうことに」興味を持つようになるとは思わなかった。
男子が異性に興味を持ち始めるのは、丁度娘のエミやその少し前当り辺りからだと思い込んでいたのだ。
実の所、男子が欲情する年齢は個人により大きく違う。早ければユウのように小ヨンということもあるのだ。
「じゃ、じゃあ服の上からなら良いわよ」
服の上から見ても隠されて見えないのだが、伯母にとってはこれでも精一杯譲ったつもりだ。そもそも、ユウの年齢で女性器に興味を持つのはおかしいと思ってる。
「えぇっ……で、でも……」
「見なくて良いのっ?もういいの?」
半ば自棄になった伯母の言葉は普段より投げやりに。悪く言えば乱暴とも受け取れるようになる。
何時もは優しい伯母を困らせていることはユウにも解った。ならば、これ以上我が儘は言えない。
「……うん、解った。服の上からで良いよ」
伯母が出した条件を飲むしかなかったのである。
話し合いの後、伯母さんは着替えたたまの格好で甥に向かって尻を突き出していた。
考えてみれば「一度交わした約束は守れ」とエミに言い聞かせてきた伯母だ。
それを自分で破ったことを、子供の代であるユウに申し訳なく思うし、心の何処かで恥じもする。
だが今回の場合は仕方ないのだ。まさか小さな甥に頼まれて女性器を見せるというのも通常では考えられないことだし、情操教育上良くないことは出来ない。
このルール違反は仕方ないことなのだ。
「どう。何か解る?」
服の上から尻を見て女の、穴など解る訳がない。
「ぅぅ、全然わからないよ」
そう言う以外にユウの言葉は出なかった。
ただ、裾の無いズボンは伯母の大腿を惜し気もなく見せつけ、もう少しで中に穿いているパンティまで見えそうだ。
その事は男心を大きく揺さぶった。
「もう良いのはしら?」
「ちょ、ちょっと待って」
勿論、裾は無くともズボンであるからパンティを見せることはなかったが、ユウの情動には多分に影響した。
ユウは、突き出された尻を手で触り始める。
「キャア!何してるの!?」
「見ることとが出来ないから、触って形を見てるんだよ」
伯母は「服の上から」という条件を出したが「触るな」とは言ってない。
それでも、甥と伯母の間で赦されることではないのだ。
しかし、ここでユウを辞めさせたら伯母は本当の嘘つきになってしまう。
それだけは、娘の為にも自分自身の為にも出来なかった。
小ヨンの甥に手淫をされるとは思わなかったが、この数年夫とは夜の生活など考えもしなかった。
それでも、伯母の「女」の部分は日に日に欲求不満を貯めていくのだ。
だからユウが手淫としてやっていない拙い手遊び程度でも、伯母は数少ない夫以外の異性との性的な戯びを感じざるを得なかった。
「ユ、ユウ君……」
「なに、伯母さん。これもダメなの?」
「うぅん……。でも、敏感なところだから……」
「そうなの?痛い?」
「そういう訳じゃないけど……」
ユウの指が、丁度クリトリス上を這っているのが判る。
「でも、もうすぐ終わるね」
そう言って、ユウの指の腹がクリを強く押しただけで伯母さんは軽くイってしまった。
甥の興味本位で付き合わされた手淫で絶頂に導かれてしまったのである。
思わず伯母が呻くと、ユウも手を止める。
「どうしたの?やっぱり痛いの?」
「……痛くはないわ。ちょっとビックリしただけだから」
「うん、じゃあもう辞めるね」
「知りたいことは判った?」
一度は夫に向こう張って不倫してやろうかと考えた伯母だが、今ので欲求不満が少しは解消されてしまった。
「まだ分かんないや」
服の上から手で確かめただけなのだから、判る筈もないだろう。
そこでユウは言う。
「もっと調べてみても良い?」
「ユウ君は勉強熱心ね」
伯母の態度が先程と違い、何時ものように優しいものになってることにユウは安堵した。
しかし伯母さ言う。
「でも、エミが帰って来ちゃうからまた明日ね」
「あした?」
これはユウにも朗報だ。明日もまた大好きな伯母と二人っきりで「心に生えた突起」を探すことが出来るのだから。
「えぇ、また明日ユウ君の調べものしましょ」
そう言って、伯母さんは大きなおっぱいにユウを抱き締めたのである。
おねショタも良いけど、おばショタも良いよね。
種別としてはショタおばなのかも知れませんけど。
主人公のショタと絡める女性は増えていく方針です。
ちなみに主人公の名前はYOUに由来してます。