テーマはラブ&ピースです。
多治見喜子の婚姻歴については仮定で決めました。
テーマはラブ&ピースです。
逞しい地球外生命体と……
投稿者:yoshiko
投稿日:2019/08/31
私はかつて北都の政府機関に務めていた女です。
現在は退任し、せめてもの償いにと戦後の復興を支える活動を行っています。
今回、私がこれからお話することは、三都が戦争状態にあった昨年の出来事です。
その頃の私はパンドラボックスの光の影響で正気ではなく、どうにかして北都の軍事力を高めようと、その事にばかり躍起になっていました。
そんな中、今で言うエボルト――当時はブラッドスタークと名乗っていました――が、首相官邸に出入りするようになりました。
彼は結局、私の前では一度も変身を解除しませんでした。
ですが、常に余裕を感じさせる振る舞いで、仕事も出来る為、官邸内では誰もが一目置いておりました。
そんな中、ブラッドスタークは私に取引を持ち掛けました。
「ファウストの技術を持ち出したスパイ」として、東都のスマッシュ技術と、葛城の封印したスクラッシュドライバーの設計図を提供すると言い出したのです。
確かに、東都に攻め入る場合、強力なライダーシステムは我が国にとっては喉から手が出るほど欲しい代物でした。
ですか、ブラッドスタークが北都に取り入った二重スパイである疑念も捨てきれません。
簡単に快諾する事は出来ませんでした。
それがあの晩、あんな事になるとは思いもしなかったのです。
その日の夜は急ぎの仕事が舞い込み、それを私とスタークとの二人で片付ける事となりました。
私が執務室で書類を探していた時のことです。
背後からスタークが、「首相、アンタいい尻してんなあ」と言いました。
「どうせ大きいお尻って言いたいんでしょ」と私は普段の軽口だと笑いながら返し、振り返りました。
背を向けて、タイトめな制服のパンツを突き出すような格好で書類を探していたのですが、その間私のお尻をブラッドスタークは舐めるような視線で凝視しています。
私はその視線がちょっと怖くなって、思いのほか突っ張ってしまっているパンツの裾を引っ張って直そうとしました。
その行為が刺激してしまったのか、彼は無言で私を羽交い締めにしたのです。突然の行為に私は声も出ませんでした。
背後からいきなり羽交い締めにされると同時に、彼はもがく私を机に押し付け、ファスナーを一気に引き下ろします。
私はその時やっと悲鳴を上げる事が出来ました。
「ブラッドスターク!!貴方、首相である私に向かって……!」
「そのデカケツで首相は務まらねーだろう」
スタークは臀部から内腿に手を回します。
私は「嫌、嫌」と言いながら音を立てて両手で払おうとしました。
その時、
「首相!伏せて下さい!」
叫び声に気づいたのか、執務室のドアが開かれ付近の警備兵が二名、部屋に押し入ってきました。
私は下着を出来るだけひた隠しにし、首相としての威厳もかなぐり捨てて必死に助けを求めました。
あの時はこれで助かる、そう安堵してしまっていたのです。
「とんだ邪魔が入ったな」
瞬間、警備兵が銃を構え切る間もなく、ブラッドスタークの掌から伸びた毒蛇が彼らの心臓を一突きしていました。
「お勤めご苦労さん」
二人は応援を呼ぶ間もなく絶命し、床に倒れ伏しました。
内服毒のような何かが回ったのか皮膚が黒ずんでいましたが、そんなものはなくとも心臓を食い破られて即死していることは明らかでした。
嗚呼、私を陵辱しようとするこの男は完全に化物なのだと理解すると抵抗する気も削がれ、自然と涙が溢れてきました。
「さぁ首相……いや喜子。続きといこうじゃないか」
突然の乱入者に苛立っていたのか、今度は私を押し付けたまま両手を後ろ手にして、身体から生やしたコブラで交差させて縛り上げたのです。
「これも火星で身に付けたテクニックでな……」
「嫌!あっスターク!止めなさい……あ、あうっ」
私は嫌悪感の無い悲鳴を上げている自分に驚きました。
どうせ逃れられないという諦めと、無理に抵抗した場合、どんな結果を招くことになるか考えたのです。
同時に私は性的に興奮している自分に気付き始めました。
犯される恐怖のほかに、彼の赤黒い身体と思い切り戯れてみたい欲求が首をもたげてきたのです。
私は酷く興奮し、訳が分からなくなっていました。
強さの塊のようなブラッドスタークが、私を拘束させて陵辱し、力ずくで屈服させようとしていたのです。
私は突き出した臀部を撫でられている間、只、身悶えていました。
その日はお気に入りの青いショーツ ――北都カラーです―― を穿いていた事も、彼の興奮をより煽る結果となったのか、耳まで真っ赤にした私は欲望のままに弄ばれました。
「ハザードレベル1.8……こんないやらしい下着、誰に見せるつもりだった?」
彼は私を言葉で責めます。私はすすり泣く様な声を洩らしながら首を振りました。
「ハザードレベル1.9……いいぞォ!もっと尻を突き出せ!」
彼は私のお尻を両手で鷲掴み、その感触を楽しんでいます。
「お願い…やめてえ…」
私の膝がガクガクと震え、透明な蜜が内腿を伝って床に零れ落ちます。
言葉とは裏腹に、体温を感じさせない爬虫類のような皮膚の感触がひどく異常でしたが、耐えるしかありませんでした。不意にかつての主人の事が脳裏を過ぎります。
こんな異形の男に、お尻を嬲られて犯されようとしている。
本当に犯されるの?首相である私が、こんな格好で……。罪の意識とその数十倍の興奮がふつふつと沸き上がってきました。
青いショーツは異星のパワーで気づかぬうちに脱がされ、あらわにされたお尻にスタークの指が這い、爪が立てられます。
私の声は明らかに歓喜に満ちた響きに変わっていきました。
口では「嫌、やめなさい、許さない」と繰り返しながら。
間もなく、名前の通り血を思わせる、身体色より一段階鮮やかさを落としたような赤黒い生殖器が、私を背後から貫きました。
子宮の奥まで届き、肩を震わせながら私は絶叫していました。
私の腰を鷲掴んで、彼は強烈なストロークを繰り返し……。
「ハザードレベル2.0!興奮でハザードレベルを上げたか!まさかスマッシュに適合できるレベルになるとはな……」
私は意味が分からず泣きながら何度も何度も絶頂に追いやられました。
その後も様々な体位でブラッドスタークは私を責め立てます
「さぁて、そろそろ本題に入ろうか……。首相、アンタが俺の取引に応じ、東都に攻め入ると言うのなら――」
スタークは掌で私の乳房をタッチして一歩離れました。
その途端、不可解な快感が私に流れ込みました。
「っ!? 何をしたの!」
彼が持つ地球外の能力で、身体に何かされたのは分かりました。しかしすぐには何の異常も感じられず、呆けていると、
「これもパンドラボックスの力だ」
そう言ってスタークは私の体へと近づき、屈みこむと秘所に舌を這わせました。
「ふぁっ!」
股間に走る刺激に思わず声を上げてしまいます。しかし蛇のような艶かしい動きをする舌は止められる事はなく、ちろちろと局部を刺激します。
「はぁっ……くぅぅぅ」
何処から這わせているのか全く分からない舌の動きはどんどん速く、舐め上げる力はどんどん強く、何度も何度も弱い部分を責められ、
「~~~~!!!」
私の脳に快楽の刺激が叩き込まれます。絶頂を迎え果てましたが、快感の波が引くとようやく自分の身体の違和感に気づきました。
「どうだ?10倍の感度で絶頂する気分は?」
ブラッドスタークは一仕事終えたとばかりに、執務室の机に脚を投げ出すように座り、私に最後の選択を迫りました。
「俺に忠誠を誓えばもっと快楽を与える事が出来る」
その一言で私を通して国を支配しようとしている事を察し、そしてそれがいかに危険だということも理解できました。
しかしブラッドスタークが用意した調教はそれだけで終わるはすもなく、
「それだけじゃない。……あんた未婚か?既婚だったかも知れないが……。まぁどちらでもいい。俺は自由に人間の顔を変える事ができる。例えば、あんたの理想の旦那の姿でヤる事もな」
「なっ!」
その一言で私の中の何かが決壊した事を覚えています。
人の心の柔らかい部分を弄ぶこの男が、本気で快楽を与えようとすればどれ程のものになるのか、想像することは難しくありませんでした。
絶望と期待に押し潰されそうになっていた私の顔を満足そうに見下しながら、スタークはゆっくりと近づいて来て……。
私は……
貴方に……
忠誠を……
…………
「…………フッハッハッハ!!俺はお前のような人間が大好きだ!」
私の答えを満足そうに聞き届けると、彼は面白くて仕方がないという風に机を叩き、開け放たれていた部屋の扉を冷酷に閉めました。
ついに私は自ら彼の首に腕を回して……。
全てが終わった時、気付いたら私は地面に膝をつき、笑っていました。
――後の代表戦の結果を経て、ブラッドスタークが西都と通じている事を知るまで、この関係は続きました。
こうして、この国は長い長い戦争へと突入してしまったのです。