ジーナさん誕生日おめでとうございます。
「最近スケッチに凝ってて、あなたをモデルにさせてほしいのよ」
帰投してエントランスで暇をつぶしていた俺にそう声をかけてきたのは第三部隊の狙撃手ジーナ・ディキンソン。
彼女とは配属当時から様々な縁があって、よく一緒になっている。
もはや第一部隊以外のメンバーで一緒に仕事をするのは新型を除けば彼女ぐらいなものだ。
「え?絵のモデル?なんでまた」
そんな彼女は人にものを頼むのは珍しく、特に断る理由などなかったが、なんとなく自分が選ばれた理由が気になって聞いてみた。
「あなたなら、いい被写体になると思ってね。他の人も描いてみたんだけど…なんだかイマイチで…」
なんだ自分だけじゃないのか…なんて残念がりながらもどうせ暇だ。彼女の誘いを快く受けた。
「あんまりつらくないポーズだからね?」
そういわれ、手や足の位置や角度を決められる。片足立ちで少し体を反らせ左腕を上に掲げた。
絵には明るくないのでよくわからないが、きっと何か意味のあるポーズなんだろう…
「最近どう?」
その質問にどんな意味が隠されているのかわからなかったが、きっと黙って絵をかくのも申し訳なく思い話しかけてくれたのだろう。
憶測を並べ自分を納得させその問いに答える。
「特に変わりありませんよ、毎日毎日バカみたいな量のアラガミ狩って、飯食ってシャワー浴びて寝る。いい加減慣れましたけど、刺激がなくて…」
最近は誰かと仕事するなんてことも少なくなった。榊のおっさんの野郎が君一人で小隊一個くらいの戦力だから君は一人でも大丈夫でしょ、とか適当なことぬかしやがるから…
「そう…、私も最近心躍るようなやり取りができなくてね?あなたといったあのミッション、覚えてる?あの時みたいなスリルが味わえなくて溜まってるのよねぇ…いろいろ」
こっちもいろいろ溜まってますけどね。主に性的な意味で。
だって毎日目の保養になるような触れ合いもないしさ、任務から任務の移動はおっさんが動かすヘリだしさ、ヒバリさんもよっぽどのことがないとオペレートしてくれないしさ…
荒みまくった心の癒しを必要としているわけですよ!
「それでね、また連れて行ってほしいんだけど…お願いできるかしら?」
仲間がいるってだけで感激なんだけど、ジーナさんマジ感謝。
「ぜひ!ご一緒させていただきますよ!最近ぼっちでの任務が多くて…人と触れ合う機会もないし」
「そう、それならよかった。そういえば明日私休みなんだけど、あなたは?」
「え?俺っすか?俺は…まぁ~いつも通りの作業ですかね~ソーマに頼まれたエイジス周辺のアラガミの一掃、それからリッカに頼まれた素材の回収、防衛班の手の届かないところに派遣されたのち、特務やって帰ってきて飯風呂就寝っすかねぇ…」遠い目
「そう…残念、休みが一緒だったらよかったのに…」
おかしなポーズのまま目線を彼女へ送る。いつもよりどこか寂しげで、悲しそうな目。
俺の見間違いでなければうっすらと目元に涙が浮かんでいたと思う。
「…ジーナ…さん?」
「へっ…?ああ…ごめんなさい…すこしぼーっとしてたわ…もう少しで出来上がるから、待ってね」
そこにはいつもの大人びた表情のジーナさんがいた。それでも…?さっきの表情は…?
…そう考えるとなんだか、今日のジーナさんはどことなくセックスアピールが過多な気がする…誘ってるのか…?
いやいやいや!考えすぎだ俺!きっと最近溜まってるからこんなことを考えちまうんだな
「…よし、榊博士に言って休暇をもらおう…」
「本当!?」
「ぅえ?!」
どうやら無意識のうちに口に出していたようでジーナさんの反応に驚いてしまう。
「あれ?口に出てました?…いやー…最近疲れてて」
「あ?そ、そう?そうよねぇ…最近あなた頑張っているものね」
なぜかたじたじになるジーナさん。心配してくれているのだろうか…
「いやー心配かけてすいませんねー…え゛ッ!!」
ジーナさんの描いているキャンパスに目が映る。俺は今いつも来ている上着を脱いでポーズをとっていたのだが、絵の中の俺は衣類を全く身に着けていなかった…
「…ジーナさん…こ、これは…」
あまりの驚きに思わず声が出る。後ろにいたヒバリさんがどうかしましたか、と声をかけてきたが、現状を説明する言葉が見当たらないのでとりあえずごまかした。
「見てるものをそのまま映すだけなのに意外と難しいのよね」
ジーナさん、それみたままちゃうで、もしかして透けて見えていらっしゃる!?
「でも…ここでけよくわからないのよね、じっくり見せてもらえないかしら…二人きりで、ね?」
お誘いキタ――!!
で、でも待て…
「ジーナさん…そ、そういうのは本当に好きな人に…」
「休み、とってくれるんでしょう?」
あーだめですわこれ。
せき止められていた感情が音を立ててあふれましたわ。
「ちょ…ジーナさん…まっ…」
「ふふ…ここまで来て、おあずけなんてないでしょ?」
ジーナさんの舌が俺の首筋から頬までを舐めあげる。
「ん…しょっぱい…」
「あああ…汗かいてますから…きたないっすよぉ…」
「あなたが頑張ったっていうなによりの証拠じゃない、何も汚いことはないわ」
欲もそんな恥ずかしいセリフが言えるな…なんて思いながら恥ずかしくなって赤くなり目をそらす。
「あら?…ふふ、こっちが気になるのかしら?」
そういうと彼女はただでさえほぼ丸見えなカシュクールに手を掛ける。
「…アナグラの他の子に比べたら…その…お粗末なものだけど…」
そういいながら彼女は両腕で自分の胸を寄せあげた。
頬の染まった綺麗な瞳が俺を見つめる。どうやら俺の反応をうかがっているようだった。
「…………」
俺は絶句した。
「…あの…隊長さん?」
「………」
呼びかけに応じることもできずただ愕然として見惚れていた。
そして沈黙を破って出た俺の初めの言葉は…
「…綺麗…」
これにはジーナさんも声を出して驚いていた。
「え…?」
一緒に任務に行ってくれるジーナさん。スコープ越しに獲物を見つめる鋭い目。アラガミとの戦いに喜びをあげ、ともに生を実感したあのジーナさん…。
細くて華奢な体、頬を赤らめこちらの様子をうかがういじらしい魅惑的な瞳。透き通るような白い肌がぴんと立つ綺麗な乳首を強調していた。
「…っはむ」
「ひゃっ?!」
俺は夢中になってその乳頭にむしゃぶりついた。
「あっ…ひっ…きゅうに…」
「じゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる」
「んひゅぅっ…く、くすぐった…」
俺は俺の息が続く限りに彼女の乳を吸い上げた。同時にそれに並ぶ愛おしい膨らみを愛撫する。
「んふふっ…男の子ってこういうこと、どこで覚えてくるのかしらね…?それとも本能的に知っているものなのかしら?」
隻眼が俺に微笑みかける。それは本当に天使のような笑顔だった。
「そんなに強く吸ったら跡が残っちゃう…」
そういわれてとっさに頭を離す。
「あん…気持ちよかったのに…ふふ…」
「はぁ…はぁ……っ…お、俺っ」
焦る俺にゆっくりと言葉をかける。
「いいのよ、最近ずっとしてないんでしょう?きて、あなたの欲望、私にすべてぶちまけて」
いたずらな笑顔。獲物を誘うような誘惑的な目。
俺と目を合わせたまま、ジーナさんは自分のズボンを下ろしていく。
筆舌に尽くしがたいほどの芸術的な光景。この瞬間を未来永劫保存しておきたくなるような、そんな衝動に駆られる。
窓のディスプレイから差し込む夕日、官能的な空間、薄暗い部屋で光を反射する白い肌。
「いいわ、きて?」
生まれたまんまの姿になった彼女は、ベッドの上に寝転がる。
背中のライン、黄金的な曲線美。どんなにすばらしい芸術家がいても、この瞬間を絵に収めるのは不可能だと思った。
荒い息が部屋に木霊する。夕日を背に受け、彼女の上に影が横たわる。
闇に包まれてもわかるくらいに雄々しくいきりたったそれを、俺はズボンを下ろし取り出した。
「…わっ…ふふ…見た目に似合わず狂暴なのね?」
彼女は挑発的に笑みをこぼすと膝を立て、片手を腹にかけ五本の指でなぞる。もう片方の腕は彼女の花園へと延び、俺を受け入れるべくその門を開いていた。
「そ…そのっ…初めてだから…………ね?」
見つめあったままそういい首をちょこんとかしげる。
もはや形を成さなくなった理性を投げ捨て、俺は彼女に覆いかぶさった。
そして息をつく暇もなく俺は自身のそれを彼女の中に突き立てた。
「かぁっ………はぁッ………………う、うそ…………ぜ…んぶ…いれちゃったの……?」
「っ…すいませっ……んくっ…」
不意に頭に衝撃が走る。首を勢いよく両手で手繰り寄せられた。
そして同時に唇に柔らかい感触。初めてのキス。彼女の舌が俺の中に滑り込む。
嫌な感じはしない。むしろ満たされるような…表現できないような気持だった。…ただ、いい気持だった。
彼女が俺に抱き着く力はどんどん強くなっていく。彼女の腕が、足が、膣内が俺を強く抱きしめた。
「ふふっ…キス…しちゃったわね?」
口を離し恥ずかしげに微笑んだ。
その瞬間、俺は彼女を深く抱きしめた。目の前の彼女があまりにも美しかったから。目の前の彼女があまりにも儚かったから。
今にも消え入りそうな、華奢な白い体が、狂おしく愛おしかったから。
「どっ…どうしたの?急に…」
無言で彼女を抱きしめる俺に彼女が優しく声をかける。
「なんだか今にもどこかに行ってしまいそうで…」
我ながら情けないとも思ったが、しばらく人の温かみから離れていたからかそんなことはどうでもよく思えたし、なにより、こうして彼女の存在を全身で感じられる状態でいると酷く安心した。
「どこにもいかないわ…あなたのいない場所なんて退屈だもの」
「ジーナ………ジーナッ!!」
もう我慢できなかった。奥まで入っていた自身の肉棒を引き抜き、抜け切る直前で突き上げる。
「~~~~~~~~~~っ!!!!」
突然の挙動に驚いたのか彼女が体をビクンと震わせる。
しかし、それも一度きりで何度か続けている内に艶っぽい声が喘ぎ出ていた。
ぴちゃぴちゃと激しい水音が薄暗い部屋に反響する。
「…ふっ………はっ………………んっ………あぅ……」
「ジーナぁっ……ジーナァ……」
「も…っとぉ………呼んでぇ?」とろん
俺は彼女の名前を呼び続けた。彼女と口を重ね、息をするのも忘れるくらい必死に。
「ジーナ!!…はぁっ……ジーナッ!もうっ……」
「いぃ………わ………きてぇ…!!」
やがて二人の快感は絶頂に上った。俺の肉棒は彼女の一番奥で音を立て勢いよく射精していた。彼女の膣内はそれを飲み込むかのように締まり、吸い付いてきた。
「………なかぁ……だしっっっ」
「あっ…す、すんませっ」
再び不意の口づけをされる。
「んっ……謝らないで?……セキニン…とってね?」
「はっ…はじめからそのつもりですよ!」
俺は改めてジーナさんにキスをした。
日が暮れすっかり暗くなったアナグラ。俺は榊博士に翌日の休暇をもらうべく電話をかけていた。
二人ともシャワーを浴び、着替え終わった後だった。
「何とか明日休みもらえました!って、あ」
彼女の方を振り向くといつものカシュクールを着た彼女がそこにいた。が、カシュクールから覗く白い肌にいくつも見える赤い跡。
「…いままで電気つけてなかったから気付かなかったけど…結構くっきりついてるわね」
「あー…どうしましょうかねぇ…」
「私はこのままでかまわないわ」
どう考えてもアナグラの女性陣が黙ってないんですけど
「いやいや…みんなに冷やかされますよ、そんなに目立つところに…」
「そうかしら…じゃあ服変えるわ」
そうして2の衣装に身を包んだ彼女。
「明日が楽しみね」
着替え終わった彼女がくるりと俺のほうを振り返って、笑顔でそうつぶやいた。