そこで待っていたのは煽情的なコスチュームに身を包んだ凛であった。
思わずその美しく艶かしい姿に立ちすくんだ卯月に思わぬ行動を見せるのであった。
※凛の方が若干年上の先輩設定
「えっ……! わ、わたしとですか……?」
事務所で企画を告げられた島村卯月は思わず一瞬戸惑ってしまった。
アイドルとしてこの事務所で晴れてスタートしたばかりの卯月。そんな彼女に今回舞い込んだ企画、それは。
「はい、今回は海外旅行のフォトセッション企画ということでして……」
「で、でも相手があの渋谷凛さんとなんて……」
普段は明るく真面目な卯月が戸惑うのも無理は無い。
今回の共演相手、渋谷凛は卯月よりも一足先にデビューし、今ではこの事務所きっての看板アイドルであったからである。
歌だけではなくその真面目でストイックな性格から女優やモデルまでこなす、卯月からすれば雲の上にいるような存在であった。
「落ち着いてください。卯月さん」
「でも、凛さんとなんて……不釣り合いなんじゃ……」
「いえ、今回の企画コンセプトですが」
プロデューサーから伝えられた企画の趣旨とは、つまり新人である卯月から見た凛の新しい一面と人気アイドルの凛から見た卯月の一面。それぞれを通してアピールしていくといったものであった。
「いかがでしょうか……?」
「はい……、この企画やらせてください!」
「卯月さん」
「島村卯月、頑張ります!」
こうしてフォトセッション企画が始動したのだった。
出発当日
出発カウンターの前に卯月の姿があった。
「凛さん、遅いなぁ……長引いているのかな……」
そう呟きながら、辺りそして表示板を眺める。
「はぁ……それにしても」
そう言って自分の荷物に目を落とす。
「せっかくの南の島だってのに……」
凛のスケジュールの都合もあり、急な出発になってしまったこともあり、とりあえずの準備で詰め込んだ荷物がバッグの中には詰まっていた。
「ごめん、待った?」
いつもテレビで聞いていた声の方向に卯月は思わず振り返った。
「凛さん!」
そう言おうとしたところで、凛の指が卯月の唇を塞いだ。
「……っ」
「しっ、声が大きい……」
「す、すいません……」
卯月の目の前に卯月の顔が迫る。
黒髪にサングラス、バランスのとれたパーツをセンスの良い衣装がクールな雰囲気を醸し出している。
これが年があまり変わらない女性なのだろうか、卯月はそう思った。
「いいよ、それより……」
そう言って、凛は卯月にカメラの画面を見せる。
「あっ、凛さんのはサファイアブルーなんだ……」
そう言って覗き込むとそこには。
「……?! いつの間に」
「一枚目。もう既にこの企画始まってるから。ほら、アナウンスもしてるし行こうか……」
「は、はいっ……」
「青い空に海、そして白い浜。風も気持ちいいな……」
ホテルのバルコニーで卯月よりも一足先に荷を下ろした凛は潮風に身をさらしている。
「ねぇ、卯月。あそこの浜辺もこのホテルの専用ビーチなんだって。早速泳ごうよ」
「えっ、あっ、はい……っ?」
凛の言葉に後ろで荷物を出していた卯月の様子を見た。
「……卯月は泳ぎたくないの?」
「えっと、そうじゃないんですけど……」
そう言ってすこし恥ずかしげな見せたのは、島村と胸元にゼッケンの貼られたスクール水着であった。
「あー……」
「急いでたし、まさかこんなオフシーズンに南の島に来るなんて思ってなかったから……」
そう言う卯月に無言でファインダーを向けると
カチッ
「えぇ!?」
「かわいいと思うよ」
そう言ってカメラの画面を見せてくる凛。
「あぅ…でも……」
「……新しいの買おうか?」
「いいんですか」
「うん、事務所からはある程度貰ってたし」
「あ、ありがとうございます……!」
「いや、いいよ。別にこれくらい先輩アイドルとして……」
卯月に心から感謝されてしまい思わず戸惑ってしまう凛。
だが、その心の奥に次第に邪な思いが芽生えつつあった。
そのことにまだ卯月はこの時は気づいてはいなかった。
日が落ち、2人はシーサイドのレストランで蟹料理をつついていた。
「あっという間でしたね」
「うん……」
話を聞きながら、蟹を口へと頬張る凛。
「もうっ、反応薄くないですか?」
そう言って、卯月はカメラの画面を見せた。
「ほら、凛ちゃんのベストショット」
「えっ、こんなにいつの間に?」
「ふふふ……さっきもそんな顔してやっぱりそんな凛ちゃん可愛いです」
そう言ってまた卯月はファインダーを切った。
「あっ……凛さん。もうシャワー終わったんですね」
ホテルの売店で友人に買うお土産を探し終えた卯月が部屋に戻ると、凛はバルコニーの椅子にショーツだけになった艶かしい姿で腰掛けていた。
電気の消された部屋。窓が開いているのか風が頬を撫でる。
「凛……さん?」
そう卯月が声をかけると、凛は立ち上がって部屋へと入ると卯月へと歩み寄っていく。
「……どこ行ってたの?卯月」
「ちょっと、お土産を…」
そこまで言ったところで卯月の身体は凛に捕らえられた。
「り、凛さん……?」
「ねぇ、いい加減にしてよ。卯月」
そう言って立ち上がると、いまいち状況の読み込めず困惑する卯月へと迫った。
「えっ……?」
まるで睨みつけるような凛の目線に戸惑う卯月。
だが、凛はそんな卯月を翠色の瞳で見つめながら手を伸ばすと顔をグッと捕らえる。
互いの息が顔にかかる。
「あんたズルいよ……卯月の事、欲しくなった」
そう耳元で囁く凛。
「えっ……!?」
「よそ見しないで、これからはあたしだけを見つめていて」
凛はグッと卯月の目の前に押し出ように抱き締めながら、卯月の上唇を咥えるように口付けた。
「どう……?」
半ば強引に卯月の唇を奪って見せた凛は、そのまま卯月の柔らかい唇をはむっと甘噛みしながら味わっていく。
「んっ……っ……」
「卯月の唇柔らかい……」
更に舌でも味わっていく凛。
どんっという音と感覚で2人は壁にもたれているのに気づく。
くちゅ……
「凛ちゃんの香り……こんな近くで……」
卯月の鼻腔をくすぐる凛の香りに満たされていく。
「で、でも……っ……」
少し我に返ったように、卯月は凛か
ら唇をはがした。
「えっ……」
互いの混じり合った唾液がつーっと橋のようになり、互いの胸元へと落ちるように滴った。
だが、今度は……
「んっ……!」
不意に凛の唇を奪ったのは卯月の唇であった。
「凛さんだけじゃ、ずるいですよ……」
「んんっ……っ! 卯月……」
「じゃあ、今度はもっと柔らかいところで……」
「どう、私のカラダ?」
ベットに横たわる凛。
「どうって…すごい綺麗です」
それを見下ろす卯月。
「そう、じゃあ卯月もそこで脱いで」
「……っ!?」
「……良いから早く」
そう促されるままに卯月は凛の目の前で一枚一枚足元に脱いでいくと、自身の裸体を凛へさらけ出した。
「そうしたら、そこに立って回って」
そう言って、卯月をバルコニーの前の窓へ立たせた。
「ど、どうですか…」
卯月は凛の前で裸になると、その姿を見せるようにくるりとその場で回って見せる。
月の光に当てられる卯月の裸身を眺める凛。
「綺麗……可愛い……健康的……」
「そんな…凛さんの身体なんかとは全然比べようがないですけど…」
まだまだあどけない少女らしさを残しながらも発育を続けている卯月の身体。未発達の小ぶりなバストとプリッとした果実のように瑞々しくしみひとつない新鮮なヒップ。
それをまじまじと見つめながら、凛は両腕を伸ばし卯月へと近づくと後ろから身体を優しく包み込んだ。
「はっ…!」
凛に包み込まれ、背中に感じる凛の乳房。太腿の付け根と尻たぶが重なり、触れ合う。
そしてその大理石のように白い手のひらが卯月の秘部へと伸びた。
だが、それ以上に卯月の目の前にある凛の二つの大きなバストの方に意識はあった。
「卯月も触りなよ」
そう耳元で囁く。
「えっ……!」
「いぇ、……むしろ触りなさいよ」
そう命令形に言い直し、くるりと後ろへと反転させた。
「えっ……?」
後ろへと反転した卯月の目の前で凛もその黒い革装束を脱いでいく」
「……卯月に脱がせたんだから、あたしも」
「あっ…はいっ!」
「で、どこを……?」
「どこでも、良いよ。強いて挙げるなら卯月があたしの魅力だと思う身体のパーツを」
そう言われ、思わず卯月は手のひらを凛の豊満なバストにあてる。
指が白いバストにぎゅっとあてられ、沈み込む。
「はぁ…、凛さんの胸あったかくってスベスベしてて気持ちいい…」
「当たり前じゃない。もっとしても良いのよ」
「じゃ、じゃあ……」
そう言われ卯月は凛の胸をぎゅっと揉んだり、そのスベスベとした胸を撫で回していった。
「ど、どうですか…?凛さん」
「……えぇ、素敵よ。卯月」
そう言って、凛は更に卯月の腰に両腕を動かすとグッと強く密着させるように抱きしめた。
「あっ…!」
卯月の顔が凛の胸元とくっつく。
トクントクンと伝わる凛の胸の鼓動、そして温度が卯月の身体に伝わってくる。
「あ、あったかーい…」
そう呟きながら、谷間に頬を寄せながらふにふにとその豊かな膨らみに指先を這わせ続ける。
「……卯月、顔を見て」
「あっ、すみません。わたしったら……」
そう言って顔を合わせようとした時。
むちゅ……
紅くルージュを引いた凛の唇が卯月の唇と重なった。
「んんっ……」
「んっ……」
「卯月……」
「んっ……?」
「つまらない男共の真似はいい加減にして……」
「す、すいません。私ったら……」
「やっぱり、凛さんって…?」
「別にそんなんじゃないわ。欲しいものはどうしても手に入らなきゃすまないの。ただ…」
「ただ?」
「……このアタシの身体目当てで言い寄ってくるオトコなんて願い下げ」
「あっ、そうなんですね……」
「ふふ……、でも本当はね」
「今の346の常務。あたしの最初のプロデューサーなんだ。あの少し怖いやつ」
「惚れてたんだよ。でも、あたしとあいつではアイドルとプロデューサー、叶わぬ恋だった」
「で、でも……」
そういった卯月に凛は首を振った。
「今はお互いあまりにビッグになり過ぎた。もう少し売れてないままだったらチャンスあったのかな……」
そう言って寂しげな顔を浮かべた凛を卯月も強く抱いた。
「いえ、そんな事無いです。凛さん」
「……さんは、いらない。卯月」
そう言うと卯月も凛の事を受け入れるように手を腰へと回すと、そこに2人の空間が完成した。
「じゃあ、私の女になりなよ。卯月」
「……?!」
「嫌なの……? もしかしてそういうの……」
思わず戸惑う凛。
「そんなことないです。凛さ……すみません、先輩を呼び捨てなんて……凛ちゃんなんてどうですか?」
「よかった……」
「……もう一回、口付けて。今度は別なところに」
「キスってどこに?」
「すぐそこにあるじゃない……」
そう言って、胸に手を当てた。
「うぅ……、じゃあ遠慮なく……」
そう言われ、卯月は目の前の凛の胸の尖端にぷるんとした唇を重ねた。
ちゅっ…
「あっ…っ」
思わず声をあげた凛を見て、卯月はその胸の尖端を唇で優しく包むように含ませる。そして、舌で転がすように舐め回していった。
「あぁっ…卯月ったら…」
「ふふっ、最初に言いだしたのは凛さんじゃないですか…」
そう言って愛撫を続けながら、上目遣いで凛を見やった。
ちゅぱっ……
湿った音を立て、ようやく卯月の口から凛の胸の先端が離れた。
「じゃあ、今度は……」
そう言って今度はもう片方を唇に包み、優しく甘噛みしながら口の中へと含んだ。
ちゅっ……
「くん……っ……!」
「ふふっ、じゃあこっちも……」
そう言うと、卯月の手が唾液で濡れ敏感になった凛の乳首を掴み、そして悪戯っぽく、クイッと強めにつねってみた。
「くっ……!卯月もっと優しく……」
思わず顔が強張る。
「わかってますよ凛ちゃん。それにしても……」
「……?」
「さっきとは随分と変わっちゃいましたね」
「……後でお返ししてあげるわ」
「……そうですか、じゃあ楽しみにしてますよ」
そう言うと、指の腹で濡れた乳首の上を撫でるように滑らせた。
「あぁ……凛ちゃんのここも綺麗……」
そう言って、下の口も口付けてみる。
「このつるつるもナチュラルなんですか?」
そう言って、卯月はその薄い茂みで凛の1毛も無いそこを撫で合わせる。
「もう生意気……!」
そう、手と脚を卯月の少し小柄な身体を包むように更に強く逃げられないほど抱きしめる。
「苦しい?」
「うぅん、凛ちゃんとなら優しいから……」
そう上目遣いで答える。
「でも……!」
凛の芯を毛と自身の芯を擦りつける。
「ちょっ……!」
「ふふ、悪いのは凛ちゃんなんですよ」
「もう……っ……」
南国の空に日が昇る。
未だ肢体の芯に微熱が残る凛は朝の爽やかな風にその裸身を晒しながら、その傍らですスースーと寝息を立てている卯月の寝顔を眺めながら昨晩の事を思い出していた。
「もう、勝手にイかせといて寝るなんて本当に生意気……!」
いずれ卯月とは華やかな舞台でしのぎを削るライバルの関係に戻っていくのだろうか。
そんな事をふと思った。
「……まさかね」
「あれっ、もう起きていたんですか?もうそんな時間…」
そう言って窓の外を見やった卯月。
「うぅん、まだもう少しだけ…」
そう言って卯月の顔をグッと引き寄せ、唇を重ねた。
まだ2人とも、この一刻の逢瀬に身を委ねてみたい。そう思っていた。