故郷の異変の正体を突き止めるために私は負けない!
辺境の洞窟の奥、そこに一人の女が捕らえられていた。
元は高い身分なのだろう、宝石をあしらった鎧を全身につけ、腰にはレイピアが装備されている。
だが、今は無骨な鎖に繋がれ壁に縫いとめられている。
鎖がガシャガシャと音を立てる以外、静寂が保たれている空間に、ネトリ、ネトリ、と何かが這う音がする。
そして遂に彼女の足元にたどり着き、ニュルニュルと彼女の足から上へ、上へと登っていく。
「ひっ!なによこれっ!」
ようやく異変に気付いた彼女であったが、既にベッタリと纏わり付いたそれを引き剥がす術はない。
鎧の表面を履い、どんどん身体が重くなると共に上へと登っていくのがわかる彼女の視界に、ようやくその正体が判明した。
「きゃあぁっ!スライム!」
そう、黒いテカテカした身体を持つスライムに彼女は纏わり付かれているのだ。
「あっ、やめてっ」
ガラン、と全身の鎧が外されていく。
動きやすいように胸部分をコルセットの様に守る鎧は、繋ぎ目の革を容易にスライムが消化してしまった。
そして、胴体はチェーンメイルとインナーだけになった。
「ひぃぃっ!気持ち悪いっ!」
スライムは全身に行き渡り、グニグニと彼女の全身を愛撫し、彼女の形を覚えていく。
全身を隈なく覆ったスライムは。
「やめてっ!服を食べないでっ!」
まるで水をかけられた綿あめのように、着心地の良いインナーはスライムに食されてしまう。
下着も勿論スライムにとっては餌にしかならない。
傍目には白から黒へインナーを着替えただけの様にしか見えない。
だが、彼女の肌には直接スライムがまとわり付き、その気になれば骨まで溶かして食べることができるのだ。
「ああっ……許して……」
彼女は涙を流して命乞いする。
そんな彼女の祈りが通じたのだろうか、彼女は肌を焼かれることも、神経を溶かしながら遊ばれる事も無かった。
だが、
「やめてっ!そこは汚いところっ!」
次なる栄養素を求めて、スライムは閉じられた穴に殺到する。
「んぎぃぃっ!」
初めはつつくように様子を見ていたが、やがて少しずつ内部へと入り込んでいく。
排泄するための2つの穴に子供を産むための穴、等しく垢が残った栄養源だと言わんばかりに、穴へとスライムは身体をねじ込んでいく。
「だめぇっ!そんなところホジホジしたらだめぇっ!」
初めに膣に入り込んだスライムは、処女膜なぞ関係ないとばかりに奥へと進んでいく。
そして子宮口へとたどり着き、コンコンとノックする。
同時に獲物の抵抗をなくす為の麻痺毒を局所的に塗り込んでいく。
即効性の毒はすぐに効果を発揮し、子宮口が痙攣し、弛緩する。
何人たりとも通すことのない鉄壁の守りは容易く崩された。
「ああっ!赤ちゃんの部屋に冷たいスライムが入っていくぅっ!」
ビュッビュッと無遠慮に占拠し始めたスライムは、満ち満ちと子供の部屋に満たされていく。
ポコリと外からでも分かるほどに満ち溢れたスライムは、一旦満足したのか、次の場所へと戦場を移す。
「今度はお小水の穴なんてぇっ!」
糸のような量から直ぐに細麺程度の太さになり、麻痺毒を塗り込められて麻痺した尿道や膀胱は容易く押し広げられていった。
裂けないギリギリまで常に拡張した状態で、勢い良く外へと出て行く。
ついでに海綿体も刺激していくのを忘れない。
「おしっこ漏れてる……なんで、止まらないっ!ずっとお漏らししてる……」
排尿感で止むことのない気持ち良さを得る彼女。
だが、入り込んで拡張し、小指ほどの太さとなったスライムは、外側は外へと、内側は中へと対流するように移動する。
これによって、常に排泄を覚えた状態をキープさせられるのだ。
初めは解放感を覚えていた彼女も、一向に止まることのない排尿感に違和を覚え、気持ち良いのに気持ち悪いと不思議な感覚に襲われるようになった。
続いて彼女の肛門にも、スライムは殺到した。
直腸まで身体を細くしてたどり着いた途端、もりもりと太くしていき、括約筋も毒で緩められていく。
「あああっ!そんなところに入っては!んぎぃぃぃ!なにこれっ!こんなの知らないっ!」
少しずつ奥へと入り込むために、小刻みにピストンしながら、日頃出した事もない太さの柔らかい物が出入りしていく。
その未知なる感覚に対抗しようとするが、お尻を閉じる筋肉を麻痺させられているため、捕らえられた彼女に対抗する術はない。
やがて、ジュプジュプと腸液が混ざり始め、卑猥な水音と共に大腸を制圧していく。
「ああっ……お腹がゴロゴロするっ!グリグリしないでぇっ!」
痛覚は無いが、突き上げられた感触は異物感と違和感が凄く、そこに幻痛を感じさせる。
「ひいっ!お腹が破けるっ!裂けちゃうっ!」
程なく小腸にも進出したスライムは、消化管に沿って無遠慮に侵略していく。
日頃全ての小腸が満たされる事が無いが、今はその不定形の生物が我が物面で居座り、ソーセージの様に腸に詰まっている。
「うぐっ……お腹が重い……」
胃にまで到達する頃には、彼女の腹は大きく膨れ、胃に溜まっていくスライムで満腹感を覚える。
「だめっ!もうお腹一杯だからこれ以上入らないでっ!」
胃下垂になるのでは無いかと思うほど、たっぷりとスライムが詰まり、遂に出口に到達する。
「あがっ!息ができな……ゲェッ!」
喉を締める事がなんの抵抗にもなりはしないとばかりに噴き上がるスライム。
ボトボトと地面に落ちては、新たにお尻から調達しては口から吐き出される。
既に気道も塞がれた彼女は、酸欠で気絶し、ダラリと身体を鎖に預けている。
胸に落ちたスライムは乳首から乳腺へ入り込み、その機能を活性化させていく。
ビキビキと肉割れを起こしながら胸が肥大化していく。
気絶したことを良いことに、臨月まで膨らんだ子宮に、腸管が破裂するギリギリまで押し広がったお腹も裂けながらも修復されていく。
やがて彼女が死にかかるという異変に気付いたスライムが、彼女の肺に殺到し、強制的に酸素を送り出し肺交換を行う。
尿道を通り膀胱に到達したスライムは、腎臓を制圧し、血中へと流れ出す。
脳の酸欠になっている細胞に酸素を与え、栄養を与える。
人間のものよりもっと優れたスライムの体液が代わりに巡っていく。
肌色調整の色素が混ざり、見た目には変わりなく、だが、全ての細胞をスライムは掌握していく。
神経までスライムは侵略し、脳髄までスライムの植民地となっていく。
彼女は気絶している間に痛覚までスライムに乗っ取られ、見る人が見れば既に全身をスライムに乗っ取られていると断じるだろう。
そんな事はいざ知らず、そしてスライムにも乗っ取りを仕掛けるつもりもない。
ただ、生存に有利であるから魔力を持った生命体にお世話になるだけなのだ。
「あれ?いつのまにこの様な所に?」
「隊長、よく眠れましたか?」
「ええ、ありがとう。なんだか生まれ変わった様だわ」
「そうですか、それは良かった。それでは身支度が終わりましたら出発しましょうか」
「そうね、まだ旅程は残っているものね」
そう言って、彼女は散らばっている鎧のパーツを身につけていく。
ぺたりとインナーにあてがうと、ズレなく止まる。
インナーによって吸着し、余分なパーツを省略する事ができるのだ。
増えた体積によってお腹周りには隙間が多いが、直ぐに元に戻るであろう。
ゆさり、と大きくなったお腹を抱えて彼女は立ち上がる。
ブビュッと母乳を噴き出し、圧迫されたお腹から出ようとお尻からスライムが噴き出す。
だが、直ぐに元に戻っていく。
遠征中の姫騎士は、ゆさゆさと身体を揺らして洞窟から出ていく。
「それで、手がかりがあると思われるスライムスキー伯爵の屋敷まであとどのくらいだ?」
「もう2、3日もすれば着くと思われます」
きっと、隊長の訪問に伯爵もお喜びになられると思いますよ。
「そうか、この国に起きている異変の正体を探っていた、私の両親の犠牲を無駄にはしない」
少しずつ中を消化し一体化するために、グニグニと形を変えるお腹をさすり、彼女は決心した。
必ず両親の仇は取る、と。
この異常性欲に支配されてしまった私の故郷の異変の正体を必ず突き止める!
そう決意した。