※この作品はR-18です。

少女前線~大乱闘指揮官略奪戦記~   作:屋根上猫

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UMP9の目の傷の位置を左目って書いた輩がいるらしいんすよぉ……

私です(´・ω・`)
誤字指摘ありがとうございました( ˘ω˘ )

一週間以内に投稿できなかった悲しよ……(´・ω・`)
というわけで、こちらを……本番をどうぞ


第八話『矢も盾もたまらない』

「くぁっ……」

 

 小さな喘ぎだった。

 火照った体に、浮き足立った心の音が合わさるように、熱を帯びた息が肌をくすぐっていく感覚に、体の奥底から薄くほの暗い欲望が徐々に顔を出していくのが分かった。

 

「指揮官、もうこの想いを押し留める必要はないんですよね?」

 

 何度も、何度も噛み締めるように、喜びを感じさせる声音で彼女は、AR-15は想い人へとそう問うた。

 

「はぁ、はぁ、そうだな……。だが、流石に日を改めるのが普通じゃないのか……?」

「日を改めてしまったら、せっかくの貴重な指揮官の酔った姿を味わうことが出来なくなるじゃないですか」

 

 まるで何を言っているんだこの寝坊助さんめとでも言いたげな表情で、指揮官の首元へと唇を吸い寄せていた。ちゅっ、とリップ音に混じり、あっと男性特有の低い声からもたらされる喘ぎに、心が跳ね動く。

 あぁ、愛おしい。そう思えて致し方ない。胸にくすぶる想いを止めなくていいと言われた瞬間から溢れてやまないこの思いは、一体どうすれば止めることができるのでしょう。

 指揮官の体を後ろから羽交い締め気味に抱きとめているのもあって、思うように動けないのか、逃れようとするたびに、こちらへと押し寄せる想い人の重みが、今ではすごく心地がいい。

 AR-15に触発されて、首元へと無意識気味に寄せられていた唇を止めることなく、同じように吸い上げると、指揮官の体がピクリと震えた。

 

「M4まで……、AR-15を止めてはくれないのか?」

「止めませんよ。というより、止められません……。私もこうして貴方に触れたくて我慢していたんですから」

 

 縋りよるような指揮官の弱々しい声に、にべもなく断りを告げた。

 そもそも、未だにAR小隊の中で私だけが指揮官と繋がれていないことをお忘れではないですよね? なんて思いながら、チロリと指揮官の首元に舌を這わせる。

 汗に混じって、酒気を帯びたえも言えぬ男の人の匂いに、思考回路が焼き切れるような感覚を覚えた。

 あぁ、今胸の内を指揮官の匂いが埋め尽くしているのだと考えるだけで、こんなにも幸せになれるのかと、知らず知らずのうちに零れ落ちる吐息に、指揮官が身を震わせた。

 

「っ、M4、放してくれ……」

「嫌です。放しません」

 

 放したくても、放せそうにない。この温もりを求めて止まなかったあの日々とはもう違うのだから、今日は……いや、今日だけじゃない。これからも、この温もりに触れてもいいのだと、指揮官自らがそう仰ったのだから、そう仰ってしまったのだから……。

 

「はぁ……、しき、かん……」

 

 自分でも驚く程に、甘く蕩け切った声音がこぼれ落ちた。

 それほどまでに、私は指揮官を恋焦がれ求めていたのだろうか、今この温もりに触れている一分一秒の時間が、全てが、愛おしい。

 

「指揮官……、あぁ、大好きです……指揮官」

 

 AR-15の声に、もう余裕は見えなかった。

 指揮官の来ている服に震える手が伸びていくのが見える。

 パチっとボタンを一つ一つ外していくその度に、吐息に熱がこもっていく。

 徐々に晒される指揮官の体。真上から見下ろす先に、鎖骨が、そして胸板が息を吸い込むたびに盛り上がっていく様子に、視界が奪われる。

 その胸板に伸びゆくAR-15の手に、指揮官が身をよじった。

 

「あっ、っ……」

 

 指揮官の上げる声に、調子を上げていくAR-15の手。

 その感触を確かめるように、優しく指先を滑らせていく。首から、胸板へ。胸板からおへそへと、その手はゆっくりとその感触を楽(・)し(・)ん(・)で(・)い(・)た(・)。

 そこでふと、両の手に触れてもいないはずの熱を感じて、AR-15へと目を向けた

 

「っ……!? え、AR-15?」

「なに? 感覚の共有はお気に召さなかったかしら?」

 

 なにをして? と問うまもなく、彼女は指揮官の胸板へ顔を寄せると舌を這わせ始めた。

 

「んっ……」

 

 それは指揮官の声だったのか、私の声だったのか、自分がそれをしているわけでもないのに、舌に感じる指揮官の汗を舐め上げる感覚に、口を閉じかけて、自分の口がすでに閉ざさっていることを思い出した。

 口を閉じても感じる指揮官の味(・)に、そして、自分とは違う指揮官を思う胸の高鳴りに、体が甘い悲鳴を上げる。

 

「指揮官、口を開けて……?」

「何をっ!? んっ、くっ……」

「ちょっと、AR-15……っ、ンっ……!?」

 

 指揮官の返す言葉も待たず、貪るように口を塞ぎにかかるAR-15。

 口を閉ざしていることなどお構いなしに、私の口の中で動いている自(・)分(・)の(・)舌の感触に体が跳ねた。

 指揮官の舌を追う自分の舌が、狭い口内を逃げ惑う舌を捕えると、絡め取るように舌を吸い上げていく、熱く蕩ける様な舌の感触に口を押さえても、快感が押し寄せるように直接脳内へ走っていく。

 眼前で広がるAR-15と指揮官のキスシーンを、自分の舌でもって強制的に味わわされているこの感覚にどうすることも出来ずに、指揮官の首元へと逃れるように吸い付くことしか出来なかった。

 

「しき、かん……、んっ、にが、さない、ですからね……」

「ッ……! くっ、ちゅ、んっ……」

「やめ、っ……!」

 

 耳元に広がる指揮官とAR-15の水音を伴った淫靡な音。

 体に熱が灯る感覚は、どう言葉に表せばいいのか、私には分からない。

 ただ、貪欲に、貪婪(どんらん)に多欲(たよく)に、指揮官を欲す感情が増していくこの感覚に浸かっていけば、きっと間違いなく私は、私たちは後戻りが効かなくなる。そう確信ができるほどに、心が酷くざわついている。それ以上はいけないのだと。私に似たナニカがそう囁いている。

 だけど、それがどうしたというのです。私たちは、許容されたのですよ? 指揮官に、愛しき人に。

 ここに来て、まだ遠慮を覚える体の、なんと優しきことか。

 でも、もういいのです。その優しさは、この先もきっと私を苦しめてしまう。

 視界に映る二人の絡まり合う様を、ただ指を眺めて見ているだけなんて、そんな羨ましいこと――。

 

「AR-15ばかり、ずるい……」

「んっ!? ちょ、M4!! まだ途中でしょう!?」

「AR-15も、感覚だけで味わう寂しさを味わってみてください。ね? 指揮官……?」

「ちょっと、まだ私はッ!? んふっ!!」

 

 AR-15から奪い取るように、指揮官の顔をこちらに向かせると、遠慮もなしにその唇に舌を這わせた。その際にこちらからの感覚をAR-15に送るのを忘れずに。

 口元を這う指揮官の吐息、そして視界いっぱいに見える指揮官の存在。それだけでも、心が満たされてしまう。なんて罪な人なんでしょう。貴方が、貴方だけが隣にいればいいと、浅ましくもそう思えてしまえるほどに、貴方の存在が私を狂わせてしまう。欲しくて欲しくて堪らない。そんな存在が目の前にいるのに、なんで私はいままで我慢をしていたのかと、バカらしく思える程に今この瞬間の熱が私を満たしていく。

 

「M4……、息がッ、んっ……」

「しきかん……しきかん……」

 

 がっつくように、奪われないように、見せつけるように、己の感覚だけで指揮官を堪能するこの喜びを忘れぬように。

 やっぱり、送られてくる感覚とは違う。自分がやるからこそ分かるこの熱の暖かさに、頭がくらくらしてくる。

 熱いんです指揮官。頭のなかに指揮官がいっぱいで、苦しいけど、気持ちが良くて、いっぱいいっぱいなのに、それだけじゃ満足出来なくて、いっそのこと私を壊してくれたらなんて思えてしまうくらいに、指揮官を欲してしまう。

 

 にゅるりと指揮官の口内へ舌を差し入れて、先(・)ほ(・)ど(・)よ(・)り(・)も(・)抵抗の少ない舌を捕えると舌先でつつき絡めていく。

 傍らで、唇を奪われたAR-15が口を抑え肩を震わせてる様に、してやったりなんて思いつつ、さらに指揮官の口内を蹂躙していく。

 

「えむ、ふぉー、もう……、んっ」

 

 いったい何分そうしていたのか。口を離せば出来上がる透明な橋。数俊してお互いに息を吐き出すのと同じくして目を見合った。

 揺れる黒色の瞳に映る私の顔は、笑みを浮かべていた。

 

「はぁ、はぁ……、M4、貴女ねぇ!」

「なんですか。人にやっておいて私にやるななんて言わないでくださいよ?」

「別に、そんなことは言わないわよ。でもまぁ、いいわ。私はこっちを頂くから」

 

 カチャリと、ベルトを外す音を響かせて、ぐっ、ぐっと引っ張られるズボン。

 指揮官はと言えば、息も浅く、どこか瞳がとろんとしており。抵抗らしい抵抗もなく脱がされたズボンの先にそびえ立つオスが表に顔をだしていた。

 そのさまに、二人して息を飲んだ。

 

「これが……しきかんの……」

「おおきい……って、AR-15。貴女は一度見たことあるんじゃないんですか?」

「ないわよ。触ったことはあるけど……。あの時は、その……見る余裕がなかったというか……」

「…………」

「そんな目で見ないでちょうだい!!」

 

 ふしゃー! と恥ずかしさを誤魔化すように声を荒げるAR-15。

 未だに熱を持ちそびえ立つそれを前に、震える手がゆっくりと伸びていく。

 ぴとっ、と熱に触れると指揮官が淡く息を漏らした。

 

「あっ……」

 

 恐る恐るといった感じでソレを包み込んでいく彼女に、私はただ見守ることしかできなかった。

 遠慮をしているわけじゃない。ただ不思議だったのだ。あれが、私のナカに入るのかと、入ってきたとき……私はどうなってしまうのだろうと、どこかに湿り気を覚えたことなど露知らず、私はただそれを見守っていたのだった。

 

「あつい……、やわらかい、けど……かたい……」

 

 ふにふにと遠慮気味に触れる度に、指揮官から声が上がっていることを彼女は知ってるのか。間違いなく知らないのだろうと、その初々しい様を見ながらも思う。未だに感覚の接続が行われているからこそ分かる。言葉通りに、それは熱く、そしてどこか柔からさを持ちながら硬さを感じさせるそれを、彼女はゆっくりとその手を、指を動かし始めた。

 

「確か、こう……だったかな……?」

 

 どこかで得た知識を辿るように行われる手淫から与えられる快楽に、指揮官が逃れるようにこちらにしがみついた。

 …………ん? しがみついた? いま? 

 見れば、私の首元に顔をうずめて、左肩を力なく握る右手がそこにあった。

 首元を擽る吐息に混じる、抵抗らしい抵抗を感じさせない甘い喘ぎ声に、鼓動が逸っていく感覚を覚える。

 

「アッ……、ああっ……んっ、ああっ……やめっ……」

 

 私がしているわけじゃないのに、耳元に響く嗜虐心を煽る声。

 いつかの日、M16姉さんが言っていたのはコレかと、あぁ、なるほど。確かにこれは、ヤバイ……。

 思考もうまく纏まっていないのか、その声音はどこまでも素直だった。

 手淫に夢中になっていたAR-15が、遅れて気づいたように指揮官を見つめて、ニヤリと口を歪ませた。

 くちゅり、ぐちゅりと次第に水気を滴らせた音が響いていく度に、首元へと逃れようもない快楽に指揮官が身をよじらせていた。

 そんな姿を見たからだと思う。きっと、これは些細ないたずらに過ぎなかった物なのかも知れない。気付けば、指揮官の耳元に口を寄せていた私は、喉から溢れる言葉を告げた。

 

「好きです。指揮官。私は貴方のことが好きです」

 

 そんな、今ではすでに分かりきっていることを指揮官に告げたのと同時、くぁッ!! と一際大きく体を強ばらせた指揮官にAR-15が驚きに声を上げた。

 

「あ、あぁ……すごい……」

 

 顔に白くベタつく何かを付着させて、恍惚に表情を歪ませるAR-15がそこにいた。

 うっとりと、自分の顔に付着するソレを手に取って、こちらを虚ろな目で見ながら意趣返しでもするかのように、見せつけるようにその手を掲げて大事なものを扱うように、口に運んでいく。私の舌に訪れるはずのその味を、どこか期待の眼差しで見守るなか、彼女は指揮官が吐き出した精液を口にした。

 

「ッ……!! うぁ……あぁ、ダメっ……イっちゃう。んんーーーっ!!」

 

 途端、ビクリと体を小さく震わせて、彼女は震える体を抱き抱えるように俯いた。

 イった。そう見て取るように分かるのに、体に訪れるはずの快感がなかった。無意識的になのか意図的なのか定かではないけれど、AR-15は感覚の共有をやめていた。まるで、この快感だけは私だけのものだと主張するように、最後に一際大きく体を震わせてみせた。

 あぁ、ずるい。ずるいですよAR-15。こういう時だけ、独占欲を露わにするなんて、ホントにずるい。

 そんな、見たこともないような幸せそうな顔をして……あぁ、本当に幸せそうで……。

 だから、私もその幸せを噛み締めたくなっちゃうじゃないですか……。

 

「しきかん……。次は、私が気持ちよくさせてあげますね?」

「ん、えむふぉー?」

 

 ろくに舌も回っていないのか、なんとも舌っ足らずな声で私の名を口にしていた。

 これからナニをされるかも、先を想像することも難しそうなほどに、その顔はどこまでもひどく心を湧き上がらせた。

 

「指揮官、ほらちゃんと座ってください……、そう……」

「ん……」

 

 どこまでも素直に、促されたことに抵抗せずに、指揮官はソファの背もたれに背を預けた。

 テーブルを少しばかりどかして、指揮官の両足の間に身を挟んで、眼前に未だ直立するソレを見上げた。

 僅かばかりに震えるソレを、ゆっくりと手で包み込んでいく。中指に親指が届かないほどに太く逞しさすら感じるのに、当の本人はすでにだらしなく蕩けきっている。

 AR-15の見様見真似で行われる手淫ですら、小さく喘ぎを漏らしてしまうのだから、よっぽど敏感な体になっているのだろう。

 右手に握っていたソレをこちらに向けると、私はその頭を舐め上げた。

 

「んっ、ほう、はな(こう、かな)?」

 

 性知識そのものは、他のAR小隊のメンバーに比べれば、些細なことくらいしか知らない。

 そういった事を考えるだけでも、顔を紅くして思考停止状態になってしまうほどだったのだから、今の私は成長した……と言えるのかもしれない。今では、そういった事を勉強しておけばなんて思えてくるのだから、随分と変わったものだと我ながら思ってしまう。

 でも、今この状況でそういった知識を蓄えることは出来ない。

 なら、どうするの? そんなもの勘に任せてしまえばいい。幸いにも、お誂え向けにもそういったものがあるのですから。

 一度、指揮官の男性器から手を放し、ひどく唆るその顔に近づいて耳元へと口を寄せると、指揮官にお願いを申し出た。

 

「指揮官、私に……指揮官の感覚をくださいませんか……?」

「いい、よ……」

「ふふ、ありがとうございまッ――!?」

 

 私の体に初めて、指揮官の感覚が巡っていった。熱く思考すらままならないほどに熱く、それでいて全てを解きほぐすかのような優しい暖かさが、体全体を包みこんだのと同時だった。背筋を忙しなく走る微弱で得体の知れない気持ちがいい電流が脳に駆け巡った。

 

「カハッ!?」

 

 視界を埋める火花の数々、つい先程まで思考していたことすらどこかに置き去りにして、頭の中に飛び散る快楽の渦。

 それに抗う術など、元より備わっていない体に為すすべもなく、私の体は甘い痺れを体全体に浸透させて、天井を仰ぎ見ていた。

 イかされた。そこに嫌悪などという邪推な感情はない。純粋なまでに浮き出る快楽を享受するためだけに思考をカラにして生み出される更なる欲求が、ただただ私の体を突き動かしていた。

 もっと、もっとその先へ――。

 

「はっ、はぁ……、あぁ……もっと……」

 

 邪魔になったホットパンツとパンツを同時に乱雑に脱ぎ捨て、本能のままに思考回路すら介さない動きで自分のまたぐらへと、彼の愛しき人の全てをそこに導いた。しとしとと濡れている下腹部へと、天を貫かんばかりにそびえるその切っ先が、入口へと焦らすように触れてくる。自然と口が弧を描いていくことなど知らずに、うまく入りきらないイチモツを自分の手で入口へと誘導して、切っ先が入口を押し広げる感覚に私は喜びの声を上げることになった。

 

「あっ、入って、きたぁ……」

 

 ゆっくりと、膣半ばまで導かれた熱に、腰を落としそうになって寸でのところで踏みとどまった

 まだ半ばだ。ゆっくりと貫かれる感覚を堪能するのも、それはそれできっと何ものにも耐え難い喜びが体を覆うだろうことは想像に難くない。それでも、今はたった今だけは、それよりも、体が一気に貫かれることを望んでいた。

 今一度イチモツを入口まで戻していく感覚で、腰が落ちそうになるのを堪える。まだダメだと、残りに残った僅かな理性に働きかけて、私は腰を浮かしてった。

 そして、今入口を擽る感覚を確認して、指揮官の顔を見やった。

 いつもと違ってその目に宿る熱意もなく、とろんと微睡みを見つめるかのように泳いでいる視線が私の目を捉える。

 半開きに開かれた口から覗く赤い舌。ヨダレがあちこちから橋を描くように口内を彩っており、口の端から流れ落ちる唾液のなんと美味しそうなことか。

 口から漏れた唾液を拭うように舐め上げれば、嗜虐心を擽ってやまない声音が耳を犯していく。

 私の体の中で疼くもうひとつの熱が、その度に暖かく仄めく感覚に身を窶(やつ)しそうになる。私のナカにいたナニカがどこにもいないことに気づいたのはこの時だった。

 私は。

 

「指揮官が、欲しい……」

 

 腰を一気に叩き下ろしたのと、体のナカを抉る快楽のその先を知覚したのは同時だった。

 

「ぁっ――!!」

 

 抗いようのない快楽の波が、先程よりも強い電流が背筋を駆け上がって行く感覚に、声を上げるのも忘れて口から漏れ出る快楽の迸りが止めど無く溢れていく。抵抗などバカらしくなるほどに感じてやまない体が、幾度のエラーを吐き出しては頭を痛いほどに快楽が暴れまわる。

 好きなんです。好きすぎて好きすぎて好きなんです。

 大好きすぎて、体の制御なんて聞かないほどに欲してやまないんです。

 貴方のことが好きなんです。

 貴方のことが大好きなんです。

 この想いに蓋をすることはやめました。

 私は、私は――。

 

「はぅっ……」

 

 これで、意識を持ってかれて堪るものかと、体のナカに愛しさを抱えて意識だけで体を支える。

 まだだ、まだ指揮官の精を感じぬままに気をやつしては意味がない。

 震える体を叱責して、腰を浮かしては再度奥へと指揮官を導いていく。

 

「ハッ!? あっ、M4……?」

 

 今になって我に返ったAR-15の姿にニヤリと、笑みを返した。

 

「しき、かんっ……は、私の、ですから……ね?」

「なにを……?」

 

 呆然と、無意識的に伸びてくるその手を払いのけるように、私の感覚を見せつけるように送りつけた。

 伸びてきた手がピタリと静止した瞬間、蹲るように自分の股に手を伸ばして、小さく喜びにも似た甘い喘ぎがAR-15の口から漏れ出した。

 

「M4、あっくっ…、はぁっ、ああっ……はふぅうっ!!」

 

 いつかの日にやられた仕返しでもってAR-15を黙らせて、私は指揮官を堪能することに専念する。とは言うものの、私の体もそう長くは持ちそうにない。あまりにも気持ちよすぎる感覚に、今別の行動をしようなら立つことはもう叶わないと確信すら覚える。

 それでも、体の中に走り回る指揮官の感覚が快楽にうねりを上げていることに、指揮官もまた限界が近いことを感じた。

 

「んんんっ、ンッっ、んぁっ……、あぅ……」

 

 その声が、私からもたらされたのか、はたまたAR-15から上げられた声なのか、もうどうでもよかった。

 体を一突きされるたびに、どこかへと飛んでいってしまいそうになる感覚が、一突きするたびに声を抑えられなくなっていく指揮官が、喘ぎの間に私の名を呼んでいる。

 その行動に意味などなかったのかもしれない。ただ、先ほどのように逃れえぬ快楽から少しでも逃げるように取った動きなのかもしれない。

 背中を回る指揮官の両腕に、首元へと吸い付く指揮官の唇に尚も焼き切れるような感覚が体を覆い出す。まだだ、まだその先があるのだと、突き動かされるように腰が勝手にピストン運動を早めていく。ぐちゅ、ぐちゅと、部屋に響くいやらしい音が激しさを増して行くたびに、AR-15がおとがいを上げる。

 もう扉はすぐそこだった。

 

「あっっ、ああッ! あっあっ、ッ……、んっ……あっあぁ、イクッ――――!!」

 

 体のナカに弾ける、快楽の先に待ち受けるソレが、まるで心を満たしていくようにヤケドすら覚える熱でもって頭を掻き鳴らす。

 首元を震わす指揮官の絶頂を知らせるくぐもった声が、自分の腕を噛みちぎらんほどに絶頂を迎えるAR-15。

 そして、背筋を這う感覚にゆみなりになり天井を仰ぎ見る私の口から溢れたのは幸せだった。

 なにものにも耐え難い幸せが、体の許容量(キャパシティ)を大きく超えて視界を暗転させていく。

 

「あぁ……、しあ、わせ……」

 

 薄れゆく感覚の先で聞こえる扉が開かれる音。

 どこか見知った声達が、私たちの姿を見て驚きに声を上げていた。

 

「M4……、それにAR-15まで……」

「何があったの?」

 

 ごちそうさまは言わない。

 まだ、まだ食べきれてないのです。

 この幸せはきっと、食べきれるものじゃない。

 ですから、少し遅れましたけど、言わせてください。

 

 

 

 

 

 いただきます。

 

 

 

 

 

 




Q:最後に、なしてあの子達来たの?
A:AR-15の負の感情の送り先はM4だけではない。



はい、というわけで……
ここまでで、やっと半ばチュートリアルが終わりましたね。はい(白目)
今の今までがAR小隊のターンです。
フライング気味に登場した完璧淑女がいますが、AR小隊のターンでした。

許容の心は時にブレーキをとっぱらうこともあるからね。
ちゃんと、セーブするところを先に言わないとだめだよ( ˘ω˘ )





時に、AR小隊の皆様に聞いてみた。
あなたはどこにキスをする?

M16A1「腰だな……」
M4A1「喉……ですかね」
STAR-15「手のひら……」
M4 SOPⅡ「唇じゃないの?」
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