ぐだマシュが甘々いちゃらぶエッチをしてる話です

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第1話

 今回も無事にレイシフトから無事に戻ってくることができた。

 魔術王との戦いから数か月経った今でも魔神柱が関わっていたりと、大小様々な特異点は発生していて、俺は相変わらずカルデアのマスターとしてレイシフトを繰り返している。けれど人理を救ったことには変わりないし、俺もマスターとして少しはレイシフトに慣れてきてるかなって自覚もあった。

 

(って、そんなのだから今回みたいなことが起こったんだろうけど)

 

 予定では数日で終わるはずの微小特異点の探索だったけど、今回は予想以上に手間取ってしまった。カルデアのサーヴァントともはぐれてしまったし、現地で召喚されたサーヴァントの協力がなかったら危なかっただろう。

 

(けどなんとか無事に帰ってこれた)

 

 そうだ、俺にはカルデアに帰ってこなきゃいけない理由があるんだ。

 コフィンから足を踏み出せば、管制室のみんなが出迎えてくれる。演算機器のモーター音が唸りを漏らす広い室内で、ホームズやダヴィンチちゃんが満足そうにうなずき、既に顔なじみのスタッフのみんながよくやったと手を振ってくれていた。俺はそれに手を振り返しながら、視線を一人の女の子へと向ける。

 彼女の眼鏡越しに、視線が合った。どうやらあっちも俺のことを見つめてくれていたらしい。通信では会話をしていたけど、実際に会うのとのじゃ違う。久しぶりの再会に沸き立つ心を抑えながら、俺は一歩を踏み出して、少しの照れくささを押し隠して彼女へと向き直る。

 

「ただいま、マシュ」

「はい。おかえりなさい、先輩」

 

 終局特異点で魔術王との決着から数か月。

 俺はマシュに告白して、マシュもそれに頷いてくれて。つまり俺とマシュは、現在恋人同士になっていたのだ。

 

 

*

 

 

 レイシフト帰還後恒例のバイタルチェックを済ませた俺は、カルデアの清潔な廊下をマシュと並んで歩いていた。レイシフト中も栄養補給はされているけど、やっぱり腹は減るわけで、とにかく食堂へ向かっていたのだ。いつもの制服姿のマシュからはふわりと甘い香りが漂ってくるし、特異点で戦いに身を浸していた俺にとってマシュと一緒にいる時間は戦いですさんだ心が癒されるひと時だった。

 

「今回も先輩が無事に帰ってきてよかったです」

「これくらいの特異点なら大丈夫……って言いたいけど、ずいぶん苦戦しちゃったしな」

「すみません。わたしがもっとよくナビゲートできてればよかったのですが」

「そんな。マシュはよくやってくれたよ。むしろマシュのおかげで帰ってこれたようなものだしさ」

 

 事実マシュのアドバイスがなければちょっと危ないところだったかもしれない。それに通信だとはいえマシュと話せてるってことは、特異点探索の中でもすごい助けられていた。

 

「けど……やっぱり思っちゃうんです。わたしも先輩の隣にいれたらって」

 

 しゅんっとマシュは肩を落とす。確かにマシュの気持ちもわからないわけじゃない。俺のことを心配してくれているのも、ありがたいと思う。だけど俺にとってはやっぱり、マシュが戦わないでいてくれるのは嬉しいって感じるんだ。誰だって、その。恋人が傷つくところは見たくないだろうし。

 不安げに揺れるマシュの小さな手に、俺はそっと指を絡める。マシュはちょっと驚いたようだけど、そのままぎゅっと俺の手を握り返してくれた。

 

「そりゃマシュが隣にいてくれたら一番嬉しいけど、こうやってマシュが待っててくれるだけですごい頑張れるからさ」

「……そんなの卑怯ですよもう。わたしだって、もっと先輩の力になりたいのに」

 

 うつむきながらも、ギュッと握る指先にマシュは力を込めてくる。マシュの手のひらから伝わってくる心地いい暖かさとか、そういうのだけで俺は元気が出てくる気がした。

 

「わたしだって、もう先輩の彼女なんですから」

 

 ちょっと上目づかい気味にそんなことを呟くマシュをどうしようもなくかわいいと思ってしまって、自分の奥からじわりと熱がこぼれ落ちてくるみたいだ。レイシフト中には当然“そういうこと”をする暇なんかないわけで、ここがカルデアの廊下じゃなくて、周囲にスタッフさん達が歩き回っていなかったら、俺は何をしてたかわからない。つまりそれだけマシュが可愛かったってことで、俺の頬は自然と緩んでしまう。

 

「って、先輩なんでそんな顔してるんですか。わたし真面目な話してるんですからね」

「ごめん。マシュが可愛くってさ」

「んぅ……もぉ、先輩ったら」

 

 ちょっと恥ずかしそうにしながらも、手をつなぎながら指先を更に絡めてくるマシュの姿を可愛いと思うなってのは無理な話で。口にこそ出さなかったけど、俺の気持ちはマシュに伝わってしまっていたと思う。今日も彼女が可愛くって幸せです。

 とまぁそんなわけで食堂で腹ごしらえを済ませたわけだけど、どうにもマシュの様子が変だった。妙に落ち着かないというか、何かのタイミングをはかっているかのようにソワソワしている。

 

「どうしたの、マシュ?」

「はうぅ! べ、別に何でもないです」

 

 こっちから水を向けてみると、ビクンと肩を揺らしてふるふると首を横に振っている。怪しい……。と不審げな俺たちの様子に気が付いたのだろう、厨房の奥からエミヤとブーディカさんがマシュへと向けて手招きをしていた。なんだろう、厨房を切り盛りしてるあの二人とマシュが何かやっているのだろうか。

 

「すみません先輩、ちょっと失礼しますね」

 

 席を立ったマシュはいそいそと厨房の中に駆け込み、あわただしく冷蔵庫から何かを取り出している。そして一分と経たず戻ってきたマシュは、手のひらに小さな包みをのせていた。

 

「先輩、その。これ……初めて作ったので、あまり……上手に出来なかったんですけど」

 

 エミヤやブーディカとマシュが何をしていたのか理解できた。マシュが差し出したのは、かわいいトッピングがのったカップケーキで、おそらくはマシュの手作りなのだろう。どことなくいびつで、だけど作った人の一生懸命さが伝わってくるようなカップケーキだ。

 

「これ、マシュが作ってくれたの?」

「レイシフトから帰ってきた先輩に、なにか喜んでもらえることはないかなって考えて……エミヤさんやブーディカさんに相談したんです」

 

 そんなことをほんのり頬を赤くしながら語るマシュはどうやったって可愛すぎて、このカップケーキだって食べずに保管しておきたいほどだ。

 

「って、ちゃんと食べて下さいね。先輩に食べてほしくって……作ったんですから」

「わかってるよ。それじゃ、ありがたくいただくからね」

「あっ、待ってください」

 

 スプーンを手にしたマシュは、カップケーキをすくうと俺の口元にそれを差し出す。

 

「はい、先輩」

 

 これはつまり、マシュが食べさせてくれるってことなのだろうか。マシュだってきっと恥ずかしいのだろう。頬は赤くなってるし、厨房の奥から視線を感じるし、だけどここで逃げるなんて選択肢はないわけで。俺はぱくりとマシュが差し出したスプーンからカップケーキを口にしたのだった。

 

「うん、美味しいよマシュ」

「本当ですか。あっ、もっとどうぞ」

 

 プロな二人が手伝ったからだろう。カップケーキはくどすぎない甘さでとっても美味しかった。だけどそれ以上に心が暖かくなるというか。こういうのを幸せの味なのかな、なんて思ってしまうくらいマシュの作ってくれたカップケーキの甘さが体の中に染み込んでくるみたいだ。そして小さなカップケーキは、当然のようにすぐなくなってしまったのだ。

 

「ごちそうさま。ほんと美味しかったよ」

「えへへ、ありがとうございます。わたしも……好きな人が自分の作ったものを食べてくれるのが、こんなに嬉しいなんて知りませんでした」

 

 それは俺だって同じで、好きな相手が自分のために作ってくれたものがこんなに美味しいなんて知らなかった。胸の奥からあふれ出てくる気恥ずかしいような幸福さを噛み締めるように、お互い照れくさそうな表情を浮かべる俺とマシュは周囲からどう見えるのかとか全部気にならなくなってしまいそうで。マシュと俺は見つめあいながら、テーブルの下で指先を絡め合わせていた。

 

(マシュの手、あったかい……)

 

 廊下で手を繋いだ時よりもマシュの体温が高くって、だけどそれはきっと俺も同じなんだろう。心臓が高鳴ってるのがわかるし、胸の奥から制御できないくらいの熱が溢れてくるみたいだ。

 我慢しなきゃって思いはとっくに溶けていて、食堂の片隅で俺はマシュの唇にそっとキスをする。マシュの体温や息遣いが伝わってきて、唇の隙間から漏れるマシュの吐息が頬を生暖かく撫でさすっていく。

 

「ん……先輩のキス、すっごく甘い味がします♡」

 

 かすれたマシュの声色から漂うかわいさとかエロさがじくりと耳に染み込んでくるのだけど、カチャンと食器を片付ける音に正気を取り戻す。いくら隅っことはいえ食堂でこんなことをおっぱじめたカップルがいたら食堂の主としては黙ってはいられないだろう。マシュも自分が何をしたか気が付いたのか、耳まで真っ赤にして恥ずかしそうにしていた。

 

(後でエミヤに謝っておかないと)

 

 俺とマシュは周囲の視線から逃げるように会計を済ませて食堂を後にする。特に意識しなくても手はずっと繋いだままで、食堂を出た後に気付いたその事実はなんだか妙に気恥ずかしかった。

 

「あの……先輩のお部屋、これから行っていいですか」

 

 俺が誘うよりも早く、マシュの囁くような声が聞こえる。もちろん断るわけなんてなかったし、そこで何をするのかは俺もマシュも理解していた。

 手を繋いで。どころかくっついて肩を密着させながらカルデアの廊下を歩いていく。心臓の音がやけに大きく響いている気がして、自分を落ち着かせるためにふぅっと息を吐く。

 

「マシュの手料理食べたのなんて初めてだから、ちょっと感動しちゃったな」

「あ、そういってもらえると嬉しいです。先輩がレイシフトから帰ってきたら何かしてあげたいなって思って。少しは彼女っぽかったですか」

「少しどころか、どこからどう見たってマシュは彼女にしか見えないよ」

「もぉ、先輩ったら。そんなこと言われたら、もっといっぱい素敵な彼女にならなきゃいけませんね!」

 

 これ以上マシュに可愛くなられたら俺が正気を保っていられるかわからない。そう口に出してしまえば、マシュはぶんぶんと首を横に振っていた。

 

「わたしなんて、まだまだです。だって……先輩の周りにはいっぱい素敵な女性がいますし。わたしだって、負けないくらい可愛くなるんですから」

 

 そうやってギュッと腕に抱きついてくるマシュのじんわりとした体温は溶けてしまいそうなくらいに気持ちよくって、どころかむにっと柔らかな感触とかブラの固さが制服越しに伝わってきて、俺はどうしてもそっちを意識してしまう。

 当ててるんだよと言わんばかりにマシュは俺の顔を見つめていて、いやおうなく柔らかな膨らみは俺にそういうことを想像させてしまう。

 

「わたしだって、先輩に会えなくて寂しかったんですから。そのぶん、今日はいっぱい……一緒にいましょうね」

 

 俺の腕を抱き込むようにしてうっとりと声を漏らすマシュはかわいいやらエロいやらで。こんな彼女に夢中になるなってほうが無理な話だったのだ。

 カルデア内のマイルームに足を踏み入れた瞬間、今まで人目があるからと堪えていたものが溢れてくるみたいで、俺とマシュはお互い躊躇うことなくキスを交わしていた。

 

「んっ、ちゅ……ふぁっ、ぁ……先輩ッ♡」

 

 食堂で中途半端で終わってしまった熱が再び燃え上がるように、俺とマシュが互いの背中に手を回し、ギュッと密着しながら唇を重ねあっている。舌先がこすれる度にぞくりとした痺れが背筋を駆け上がり、唾液の味さえ今は甘くとろけるみたいだ。ずっとキスだけをしていたいと思ってしまう。けれどまだ、続きはいっぱいあるわけで。

 

「はぁっ、ぁぁ……すっごくドキドキしてます。先輩とのキス、大好きです♡」

 

 興奮で頬をバラ色に染めながら、マシュは愛おしげに言葉を漏らす。正直そんなマシュの姿はヤバい。どうしようもうなく可愛すぎるし、その表情が俺へ向けられたものだって事実に気恥ずかしさとか嬉しさがこみ上げてくる。

 お互いに服を脱いでいくときに視線が絡まるくすぐったい感覚とか湧き上がってくる期待感とか。そういうのが全部絡み合って、多幸感が体の奥から溢れてくるみたいだ。

 

「最後は先輩に脱がせてほしいです」

 

 そんな声に視線をあげた俺は、思わず声を漏らしそうになってしまった。だってマシュの下着は今までは官給品のような無地のブラジャーやショーツで、てっきり今回もそうなのだろうと思っていたけど、マシュの柔らかそうな肢体を縁取るのは薄桃色の女の子らしいブラジャーとショーツだった。

 

「これ、変……ですかね」

「ううん、まさか。とっても可愛いしマシュによく似合ってるよ」

「本当ですか! 実はメイヴさんやマリーさんにその……選んでもらって。えへへ、先輩にかわいいって言ってもらっちゃいました♡」

 

 薄桃色の下着姿はフリルなどの装飾も豪華な感じで、しかもマシュがそれを着ているのは俺のため……なわけで。

 

「なんだか脱がすのがもったいないな」

「だめですよ、脱がさなきゃ。それに……先輩に脱がせてほしいんですから」

 

 マシュが身じろぎするたびにブラジャーに包まれた大きなおっぱいはぷるんと揺れていて、どうしてもそこに視線が吸い寄せられそうになる。もちろん普段はタイツに包まれている太ももも、まぶしいくらいの瑞々しさで天井灯の光を照り返していた。

 

「それじゃ、脱がすからね」

 

 ブラジャーのホックに手を回せば、この下着がフリルなどで装飾された手の込んだものであることは理解できる。カルデア内でさすがに私服に着替えるわけにはいかないし、これはマシュなりのオシャレってことなのかな……とも思うけど、可愛さとエッチさを極限まで高めたマシュの下着姿は破壊力が高すぎる。

 そっと肌を傷つけないようにブラジャーを脱がせれば、プルンとおっぱいが波うちながらこぼれ落ちた。それこそマシュマロのようにふわりと柔らかなふたつの膨らみを揺らしたまま、マシュはむにゅっと抱きついてきた。

 マシュのおっぱい越しにドキドキって心臓の鼓動が伝わってきて、マシュは頬を赤く染めながらぎゅうっと俺の胸に顔を押し付けてくる。

 

「先輩、わたしもう……ダメになっちゃいそうです。心臓バクバクして、先輩が大好きで……はぁっ、ぁぁ……」

 

 興奮に我を忘れたみたいに、マシュがぎゅうっと抱きつく力を強くしてくる。そんなマシュの頭を撫でてあげれば、甘えるよな吐息を漏らして体をよじっている。

 

「ふぁっ、せんぱい♡」

「マシュは甘えん坊だね」

「わたしだって、もっとかわいくって素敵な彼女にならないとって思ってるんですけど、せんぱいに甘えたくなっちゃうんです。甘えたがりな彼女は、嫌いですか?」

「まさか。甘えん坊なマシュも可愛いよ」

 

 ベッドに腰かけてマシュの頭を撫でてあげれば、とろんと幸せそうにとろけた表情でマシュはふぁぁっと息を漏らしていた。

 

「せんぱい、もぉ……そんなふうに撫でられたら、もっと好きになっちゃいますよぉ♡ わたしもお返しです。んっ、ちゅ♡」

 

 ついばむようなキスをしてマシュはえへへといたずらっぽく笑っている。成熟したエッチな体なのに、まだまだ根は甘えん坊なところがあって。そんな部分だってもちろんマシュを可愛いと思ってしまう。

 

「せんぱい♡ せんぱいっ♡」

 

 ベッドの上で抱き合いながら、俺とマシュは舌を絡み合わせていた。だけどそれだけじゃ満足できなくって、俺の指先はマシュのおっぱいをムニュムニュと揉みしだいていく。とろけるように柔らかくって、ふにっと指に吸い付くような心地よさは触れているだけで多幸感がこみあげてくる。

 

「んふぅ、おっぱい触られながらキスするの、とっても気持ちいいです♡」

「マシュは乳首弱いもんね」

「もぉ、そういうこと言っちゃいやですよぉ」

「だったら触らなくても大丈夫?」

「それはその……せんぱいに、もっと気持ちよくしてほしいです♡」

 

 マシュの乳首は透けるように綺麗な薄桃色で、既にふにっと勃起して興奮を伝えていた。手のひらで乳首の先っぽを優しく撫でてあげれば、それだけでマシュは気持ちよさそうに肩を震わせている。

 

「はぁぁっ、ぁぁ♡ せんぱい……そこ、好きぃ♡」

 

 コリコリと両方の乳首を同時に刺激すれば、堪えきれないとばかりにマシュの腰がベッドの上で揺れ動く。ショーツ越しに秘所をベッドに擦り付けるような動きは、無意識に男を誘っているかのようだ。

 

「んひゃっ、ぁぁぁ♡♡」

 

 ショーツ越しに割れ目をなぞれば、それだけでマシュの喉奥から心地よさそうな嬌声が漏れ出る。高級そうな布地は既にじわりと湿り気が広がっていて、マシュは荒い呼吸を繰り返しながら俺の愛撫を受け入れていた。

 

「脱いじゃおっか」

 

 そんな言葉に逆らわず、マシュは脱がせやすいように腰をあげる。するりとショーツを脱がせれば、むわっと甘酸っぱいような女の匂いが立ち上ってきた。

 

「あっ、あんまり見ないでください……」

「でも、マシュのここ。すっごいエッチだよ」

 

 茂みの下で肉色の割れ目はぱくりと口を開けていて、てらてらと濡れ光りながらひくひく物欲しげにうごめいている。敏感な粘膜を傷つけないよう優しく指先を触れれば、くちゅりと水音が聞こえるほどだ。

 

「いやっ、音……聞こえちゃいます……」

 

 くちゅくちゅと響く愛撫の水音が恥ずかしいのだろう。股を開いたまま恥ずかしそうに首を振るマシュだけど、男としては当然もっと音を聞いていたかった。

 

(だって、マシュが俺で気持ちよくなってくれてるわけだし)

 

 嬉しくないわけがない。むしろもっと気持ちよくしてあげなきゃって、使命感のようなものが湧き上がってくる。

 

「ふあっ、せんぱい……そんな。ダメですって。そこ、汚いのにぃ……」

 

 マシュの制止も聞かず、俺はマシュの割れ目へと舌を這わせる。ツンとした刺すような酸味とほのかな甘さはマシュの味で、俺は花弁をかき分けるようにしながらマシュの内側を舌先で刺激していく。

 

「んふぅっ、んぅぅぅ♡ ああっ、いやっ……それっ、せんぱいの舌、気持ちいい♡ あっ、んぁぁぁ♡」

 

 嬌声を響かせながら、ひくりと揺れ動くマシュの腰は、まるで快感を物語っているかのようだ。奥からは際限なくとろとろと愛液があふれ出てきて、じゅぅっと吸い上げれば更にマシュの嬌声が甲高く響き渡る。

 

「ああっ、せんぱい。そんなのダメですよぉ……わたし、もう気持ちよくなっちゃいますからぁ♡」

 

 我慢できなくなったのだろう。自分でおっぱいを揉みしだきながら、マシュはクンニを甘んじて受け入れている。どころか足を大股に開き、腰を突き出すようにして更なる快感を求めているみたいだ。ここまできたらマシュに一度くらいはイッてもらいたい。俺はさらに愛撫の強さを増していく。

 

「ひぐぅっ、ぁぁぁッ、ぁぁぁ♡♡♡ せんぱい、わたし……ああっ、ダメッ♡ もぉ……んぅっ、んぅぅ♡♡」

 

 ぐちゅぐちゅと水音が響き、たれ落ちた愛液はすでにシーツへ染みを作っている。マシュはいやいやと首を振りながらも、既に絶頂の高みへ手をかけていた。となれば後ひと押しだと俺は更に愛撫を続ける。

 

「きちゃう……せんぱい、もぉ……イクッ、イッちゃいますぅ♡ ふぁっ、ぁぁぁ♡♡ ああっっっ♡♡♡」

 

 ガクンとベッドを軋ませるくらいに体を震わせ、奥からどろりと濃い愛液を垂れ流し、マシュは絶頂の余韻に呼吸を荒げている。どこかぼぉっとしているマシュの気だるげな姿もエロくって、この子を気持ちよくできたんだと、充足感が胸の奥からこみ上げてくる。

 

「せんぱいに気持ちよくされちゃいました♡ 彼女だから、わたしがせんぱいのこと気持ちよくしなきゃいけないのに……」

「それなら次はマシュが俺のこと気持ちよくしてくれるかな?」

「ふぁっ、せんぱいのおちんちん……大きくなって♡ はい、そうですよね。わたしも……せんぱいのこと気持ちよくしてあげたいけど♡ わたしのほうが、せんぱいのおちんちんで気持ちよくなっちゃいそうです♡」

 

 絶頂の余韻からまだ抜け出ていないようなマシュは、気恥ずかしそうに股を広げて俺を受け入れようとする。

 むっちりとした太ももの間に咲く鮮やかな花弁。どろどろに濡れそぼり、赤く色づいたそこから俺は目を離すことができなかった。

 

「せんぱい……きて♡ わたしでいっぱい、気持ちよくなってくださいね♡」

 

 俺の興奮は限界まで高まっていて、触れていないのにこれ以上なく勃起したチンコで狙いを定める。亀頭の先に愛液が絡まり、くちっとしたネバついた水音が響いた。マシュの吐息や鼓動を間近で感じながらゆっくりと腰を進めて、膣口のきつい窄まりをぬちゅっと推し広げていく。

 

「んふぅっ、ぁ……せんぱいのおちんちん、入ってきてます♡ すっごい、広がって……ああっ、これ好きぃ♡♡」

 

 暖かく潤んだ膣内が、まるで待ち構えていたかのようにくにゅうっと亀頭を落ち包んでくる。膣ヒダはミミズがうごめくようにチンコ全体をはい回り、それはとろけるような心地よさだった。粘膜同士がこすれ合い、腰が抜けそうな快感に思わず息を漏らす。お互いに絡み合う視線は溶け落ちてしまいそうに熱をもっていて、どちらともなく興奮の中で唇を重ねあう。キスの心地よさは今までと比べ物にならなくって、まるで乗算のように快感が高まっていくのを俺は理解していた。

 

「マシュの中、どろどろで暖かくて。すっごい気持ちいいよ」

「ああっ、せんぱい♡ もっといっぱい、わたしで気持ちよくなってくださいね♡ んっ、ちゅ♡ はぁっ、せんぱい♡ んちゅっ、あふぅっ♡♡」

 

 舌を絡めてキスをしながら、俺はゆっくりと味わうようにマシュの膣内をかき回す。腰を引くたびに結合部からはどろりと愛液が垂れ落ち、腰を打ち付ければ肉同士のぶつかり合う音がばちゅっと響いていた。マシュのキスも、マシュの膣内の締め付けも。全部から俺に気持ちよくなってほしいって意思が伝わってくるかのようで、そんなマシュとのセックスで際限なく快楽物質がこぼれ落ちてくる。今まで何度もマシュとセックスをしたけど、体を重ねるたびに今までで一番気持ちいいセックスが更新されていくみたいだ。特に今回はずいぶんとご無沙汰だったし、お互い切羽詰まって貪りあうように性器を擦りあわせる。

 

「はぁっ、ぁぁ♡ せんぱい♡ わたし、気持ちよくって……変になっちゃいそうです♡ んちゅっ、ふぁっ、ぁぁっ、ぁぁぁ♡♡」

 

 何度も軽イキしているかのように膣内は蠕動運動を繰り返し、マシュのむっちりと肉付きのいい太ももはいつの間にか俺の腰に絡まっていた。

 

「もっと、もっとください♡ せんぱいのおちんちん……ああっ、またイキそうだからぁ♡」

 

 すがりつくみたいに俺の背中に手を回したマシュは、隙間なく体を密着させてくる。柔らかなおっぱいが胸板でむにっとつぶれても気にしないどころか、マシュは乳首を俺へ擦り付けるように体を捩じらせていた。

 正常位でセックスしながらキスをして。それだけじゃなく手や足を絡めて、マシュと俺はベッドの上でこれ以上ないほど肌を重ねあっていた。お互いの心臓の音が聞こえるどころか、ひどく汗ばんだ体温が全身から伝わってくる。チンコをゆっくり抽送するだけでも、ねっとりと火照った膣内はとろけそうに心地よかった。

 

(マシュ、こんな顔するんだ……)

 

 泣き出しそうに瞳を潤ませ、頬をバラ色に染めて感極まったような嬌声を喉奥から何度もこぼすマシュの姿は、ぞくりとするほどにエロくて魅力的だ。

 せり上がってくる切羽詰まった射精感を自覚しながらも、俺は腰を止めることなんかできずにばちゅばちゅとマシュの中をかき回している。熱く充血した膣ヒダがチンコを擦り上げ、奥からはねっとりとした愛液が湧き出てくる。全身で感じるマシュの体温は火傷しそうに火照っていて、唇を重ねればお互いを確かめ合うみたいに舌が絡まりあう。

 

(こんなの、気持ちよすぎる)

 

 単純にチンコとかで感じる快感だけじゃない。互いに絡み合う舌先で感じる味覚とか、どうしようもなく濃く立ち上っているマシュの発情した体臭を吸い込む嗅覚とか、五感の全部が目の前の女の子との行為に高ぶっていた。

 しかも子宮が降りてくるってことなのか、さっきからチンコの先っぽはコツコツと最初は届かなかったマシュのお腹の奥を叩いている。射精を急かすようにきゅうっきゅう絡みついてくる膣肉の心地よさだとか、浅瀬まで降りてきた子宮だとか。

 

(これ、マシュの体が俺を求めるのか)

 

 ひとりの女の子に全力で求められる感覚はどうしようもない充足感を全身に走らせる。

 マシュの嬌声と溶け合うように、俺はマシュの名を呼びながら射精への階段を駆け上がっていく。

 

「せんぱい、きて♡ せんぱいの……わたしのなかに、いっぱいください♡♡」

 

 耳元で切なげに射精を請われ、ぎゅうぎゅうと膣肉がチンコを締め付けてきて、降りてきた子宮口がちゅううっと亀頭の先に吸い付いてくる。

 

(こんなの、我慢なんてできない……ッ)

 

 破滅の予兆にも似たものがゾクリと背筋を駆け上がる。ため込んだ精子が勢いよく駆け上がってきて、射精の衝動は堪えることなんてできなくて。俺はマシュの最奥に亀頭をぴたりと密着させ、かすれた声でマシュの名前を呼びながら射精欲を解き放つ。

 どく、びゅくぅ、びゅるぅぅぅっとチンコが脈動し、精液を打ち放っていく。ドクドクと自分の中から濃い塊が溢れ出ていく感覚。それは抑えきれないほどの切羽詰まった充足感となって頭の奥を痺れさせていた。

 

「せんぱいの、わたしの奥にいっぱい……これ、あったかくって♡ あぁ。せんぱいも、わたしで気持ちよくなってくれたんですね。よかった……わたしだけ気持ちよくなっちゃったら彼女として悪いですもんね。ちゅっ♡ えへへ、せんぱい♡」

 

 息苦しいような射精後の余韻が、マシュのキスによって暖かなものに変わっていく。隙間なく密着していれば汗ばんだ肌とか暖かな体温が伝わってきて、淫熱に頬を赤らめながらも嬉しそうにほほ笑むマシュの表情に幸福感はどうしようもなく頭の奥をとろけさせていく。

 

(こんなことを続けて、どうなるんだ)

 

 セックスが気持ちよすぎて、同時に幸せすぎて。なんだかそれが怖くなってくる。けれど今は余計なことを考えず、目の前の幸せにだけ浸っていたかった。

 

 

*

 

 先輩とのセックスは、まるで自分が自分じゃなくなるみたいだ。

 こんな気持ちいことがあって、こんな幸せがあるんだって。きっと先輩がいなかったら、わたしは知ることがなかっただろう。

 

(きっと、わたしは何も知らない女の子だった)

 

 本を読んで知識だけはあった。だけどあなたが手を握ってくれて。いろんな世界を一緒に旅して。先輩は何もなかったわたしに、いろんなものを見せてくれた。知らなかった感情を与えてくれたんだ。

 

(そんなの、好きになるに決まってますよ)

 

 わたしの中で、先輩との思い出が積み重なっていくのがわかる。先輩と過ごした時間はひとつひとつがわたしの宝物で、それをこれから先も積み重ねていけるんだってことが、涙が出るくらい嬉しい。

 

(もっといっぱい、ふたりで思い出を作っていきましょうね)

 

 ベッドの上で唇を重ねあう。

 セックスも好きだけど、こうやって余韻に浸りながらキスをするのも気持ちよくって大好き。

 

「んっ、せんぱい♡」

 

 自分の口から甘い声がこぼれ落ちて、引き締まって筋肉質な先輩の体に手をはわせる。先輩もわたしの指先に自分の指を絡めてきて、お互いに見つめ合うと心臓がドキドキと高鳴るのがわかる。

 

「はぁっ、んふぅ♡ ちゅっ、ぁぁ……せんぱい、すきぃ……♡」

 

 手をつなぎ合ってキスするたびに“好き”が降り積もっていく。甘くとろけるように心地よくて、体の内側が熱くなるくらいに幸せで。

 生きる意味、なんてものがあるのなら。わたしはそれを、見つけられた気がした。

 

(ねえ、先輩。先輩と出会ってから、世界の景色が変わったんです)

 

 同じ光景でも、あなたと一緒なら不思議と輝いて見えて。だから確信しました。わたしは、このひとと一緒にいなくちゃいけないんだって。

 そんな気持ちと愛おしさを全部込めて、わたしは唇を重ねる。

 何度伝えたって足りない。だって伝えれば伝えるだけ、胸の奥からどんどん溢れてくるから。

 

「せんぱい♡ 大好きです。もっといっぱい、わたしとしてくれますか♡」

 

 気が付けば自分から求めていた。だってもっと先輩を感じていたいと思うから。エッチな女の子って思われるかな。だけど先輩は嬉しそうにわたしの肌に触れてくれて。好きって気持ちが溢れてきて。

 そうしてわたしは先輩と幸せの中に浸っていく。それは甘くって、とろけてしまいそうで。この人がわたしの恋人なんだってことが気恥ずかしくって嬉しくて。

 

 ああだから、今日も彼氏と過ごす時間はとっても幸せなのでした。

 

 


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