【提督と鳳翔さん】
鳳翔「.............」
提督「...............」モグモグ
肉じゃが「旨そうダルルォ?」
鳳翔「........どう、でしょうか....?」
提督「...........」ハシオキ
鳳翔「.......///」モジモジ
提督「......出汁取り、かな...」
鳳翔「......」シュン
提督「言ったろ? 昆布から出汁を取る時は気泡が出だした状態でキープ。
その後に加える鰹節も煮立ててはいけない.....まあ使い分けだが」
鳳翔「.......申し訳ありません....」
提督「ま、ここまで出来ていれば及第点ではあるが.....」
鳳翔「いっいえ! 出来ることなら完璧に仕上げたいです!」
提督「君ならそう言うだろうと思ってたよ。
俺は教えるの自体得意じゃないから、見て覚えてくれ」
鳳翔「はいっ!」
提督「(事の発端は彼女の面倒見の良さだった。
どちらかと言えば駆逐艦が多いうちの鎮守府では
必然的に世話役の様なものが生まれる。
その時に自ら世話を焼き始めたのが彼女で、
その彼女が気真面目だったから.....)」
鳳翔『料理のレパートリーが乏しい....』
提督「(と、秘書艦として書類仕事をしている時に嘆いているのを聞いてしまったのだ。
もともと料理は好きだ。というか、
俺自身こだわりが強いので可能な限り自炊している。
まあ、それ以前に料理をせざるおえない環境に居たというのもあるが....)」
提督『俺でよければ、その面倒見てやろうか?』
提督「(単純な老婆心で、俺は鳳翔へ料理を教えることになった。
まあ、間宮に行けば間宮が居るわけだし、
彼女に教わった方が確実な気もする。
だが、そうしなかったのには一応理由がある)」
提督「(それは.......まあ、駆逐艦の様子を聞くためだ。
今の状況に不満がないか、こういう設備がどうだとか。
精神年齢が幼い駆逐艦だからこそ、
鎮守府の不自由をあっけらかんと述べてくれるだろう。
そしてそれを述べる先は世話を焼いてくれるような人、つまりは鳳翔だ。
俺としても遠慮なく言ってくれると有り難いのだが、
やはり上官として若干の隔たりを感じざるおえない.....)」
提督「(一応打算ありきでこうした場を持っているのだが、気が付けば生徒が増えている)」
比叡「なるほどぉ....」カキカキ
五月雨「ほぇ....」
提督「..........(何かやり辛い)」
五月雨「提督っ! 今日は肉じゃがですかっ!?」
提督「あ、ああ。鳳翔が作ったのもあるし、そうなるな」
比叡「気合い! 入れて! 食べますっ!」
提督「今食うんじゃねぇよ」
鳳翔「ふふふふふっ」
鎮守府は今日も平和です。
【提督と眼帯系艦娘】
天龍「よぉ、提督」
提督「天龍か」
木曽「俺も居るぞ」ヒョコッ
提督「眼帯組がお揃いで。んで、何の用だ?」
天龍「提督さ、この間みたいに稽古付けてくれよ! 剣の稽古!」
木曽「俺も興味がある。見学させてほしい」
提督「....別に構わないが.....」時計チラリ
時計<もうすぐ間宮タイムだぁ!
提督「.........」書類チラッ
書類<認めたくないものだな......残酷なまでの仕事量というのは.....
提督「い、息抜きも.....たまには必要だよ.....な?」
天龍「そうこなくっちゃな!」
木曽「有りだな!」
提督「(こりゃ、あとで五十鈴にどやされそうだ.....)」
- 鎮守府 道場 -
提督「柔軟は徹底的にしておけよー」E:胴着
天龍「わぁってるって!」E:胴着
木曽「本格的だな.....」
提督「そうかい......っと」スッ....トン(シュクチッ
木曽「......? ッ!?」
天龍「やっぱそれカッケェよなぁ」ボクトウカツギ
木曽「あっ? えっ? い、今....っ....!?」
天龍「んぁ? ああ、提督のアレか?」
木曽「」コクコクッ
提督「別に超能力とかじゃねぇぞ。技術だ」
天龍「縮地っツウんだっけ?」
提督「ああ。行きたい方向へ素早く跳躍するようなものだ」
天龍「練習してはいるんだけどよぉ、提督程綺麗にゃ出来ねぇわ」
提督「止せ、照れる」
天龍「ま、今日はその練習の経過を見せるっていう意味でもよろしくな!」
提督「その心意気や良し。掛かって来い」ボクトウカマエ
木曽「(......剣道...だよな....?)」
天龍「そんじゃ、お言葉に甘え、てっ!」ドッゴォッ!
木曽「きっ消えたぁ!?」ガビーン
提督「ほう」
天龍「(貰った!)」提督の直上
提督「殺気が駄々漏れ。やり直し」ススッ(ザンゾウダ....
天龍「ッ!?」兜割り失敗
提督「はい、まずは1回死亡」天龍の咽喉元に切っ先突き付け
天龍「......ッ! もう一回だ....!」メラメラ
木曽「ウッソだろ....」
提督「じゃあ、次は俺からいくぞ....」スッ....
天龍「........フゥ.....」木刀を握りなおす
提督 天龍の真正面(ミシッ
天龍「ッッッ!!!」ッカァンッッッ(木刀のつばぜり合い
提督「良い反応だ......じゃあ、これはどうだ?」後方へ縮地
天龍「逃がすかっ!」ドゴォッ(縮地で追う
木曽「......目で追えねぇ....」道場のあちこちで打ち合う音が木霊中
天龍・提督 突如として道場の中央へ現われ、
それぞれ下段、上段からの一撃を弾き、道場に甲高い音が木霊する。
提督・天龍 そして、乱暴なリズムを刻むような打ち合いが始まる
天龍「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」カンカンカンカンカン!
提督「.........」カンカンカンカンカンカンカン!(汗一つ欠いてない
提督「(そろそろ、だな)」打ち合い中断しやや後退
天龍「しまっ!!!?」
提督「....スゥ」左下から居合い抜きから斬り上げ動作
天龍「ッんのォッ!!」打ち返し
提督「フフッ」打ち返しの力を支点に右上に跳躍、からの兜割り
天龍「____ッ__ガァッ___!?」バタン
木曽 ( ゚д゚ )
木曽「____ハッ!? て、天龍!? 大丈夫か!?」駆け寄り
天龍「.......ッつつぅ...」脳天擦り擦り
提督「お、流石艦娘。丈夫に出来てんな」手を差し伸べ
天龍「ッたりめぇだろ?」手を取り立ち上がり
木曽「........スゲェよ.....何ていうか....スゲェよ」最早拍手
提督「おい木曽、語彙破綻してんぞ」
木曽「うっ! ウルセェよ!
あんなもん目の前で魅せられたら、誰だってこうなるだろう!?」
提督「安心しろ....」
木曽「......何がだ?」
提督「多分気合でできる」無駄にいい笑顔
木曽「出来て堪るかよ.....」
五十鈴「それはそうと....」
提督・天龍「あっ」
木曽「あっ.....」察し
五十鈴「執務ほっぽり出してこんなところに居る理由を教えて頂けるかしら?」
提督・天龍「(終ったな......)」悟り顔
木曽「イヤ、これはその......」
天龍「まあ、アレだ......」
提督「コイツに組み手に付き合えって言われたんだ」天龍指さし
五十鈴「それは本当?」ギロッ
木曽「......俺と、天龍の2人が頼んだことだ......」
五十鈴「あら、そう」ニコッ
木曽・天龍「アハ、アハハハハ.....」
五十鈴・木曽・天龍「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
五十鈴「3人とも正座」
提督・木曽・天龍「ハイ」スッ
この後滅茶苦茶説教された。
【提督とワンコ系駆逐艦】
夕立「ぽい~♪」
時雨「......////」モジモジ
提督「.........(どうしてこうなった)」
提督「(今俺の目の前には首輪をつけた夕立と時雨が居る。
正直この2人にはトラウマがある。
ウチの鎮守府発足以来、轟沈した艦娘が2人ほどいる。
それが今目の前にいる2人。そう、夕立と時雨だ。
夕立の轟沈理由は、彼女を改二にすべく練度上げをしている最中の不注意。
時雨は鎮守府正面海域の輸送護衛中のことだ。
その時の夕立は恐らく、疲労が抜けきっていない状態での進撃による注力散漫、
時雨は中破の報告を受けた後の迂闊な進撃指示によるものだった。
部下の疲労を見抜けなかった俺の落ち度だ)」
提督「(そのトラウマを女々しくも引き摺っていた俺は、
無意識ながらも彼女らに余所余所しくしていたのだろう。
ああ、恐らくはそうだろう。それは申し訳ないことをしたと思う。本当に。
.......だが、その解決に選ぶ手段が、何故、"それ"なんだ)」
夕立「提督さん、撫でてほしいっぽい!」手を掴み
時雨「なんでも好きな命令をしてくれていいんだよ、提督。
今の僕たちは、君の飼い犬なんだから.....ふふふ」ハイライトオフ
提督「時雨の眼が怖い(飼い犬かぁそっかぁ)」
時雨「こんな目にしたのは提督なんだから、しっかり責任を取ってほしいな?」
提督「.....五月雨助けて!」
夕立「五月雨ならいくら呼んでも無駄っぽい?」
時雨「残念だったね。買収済みだよ」
提督「何で!? 提督もうお前ら怖いよ!」
時雨「知らなかったのかい?
提督の私物は僕たちの間では通貨みたいに流通してるのを」暗い笑み
提督「初耳ですよそんなん.....」
夕立「夕立のお気に入りは脱ぎたてのパンツっぽい」
提督「要らないし聞きたくなかったよそんな情報....」
時雨「僕は本当は"使用済みティッシュ"が欲しいんだけど、
提督はその辺抜け目ないね」
提督「何の使用済みなんですかね.....」
夕立「シコッティっぽい?」
提督「こらこら夕立、女の子がそんな言葉を使ってはいけません」
夕立「夕立も欲しいっぽい!」
提督「イヤやらんけど」
時雨「どうしても?」
提督「やらんけど」
夕立「何でもするって言っても?」
提督「やらんけど」
夕立・時雨「..........(˘・ω・˘)」
提督「.........( ˘ω˘ )」
夕立・時雨「じゃあ、実力行使だ(っぽい)!」
提督「馬鹿野郎俺は勝つぞお前!(天下無双)」シュクチッ
時雨「それは卑怯だよ提督!」
夕立「逃げちゃダメっぽいぃぃぃぃぃぃっ!!」
<ドコイッタッポイ!?
提督「(まけたかな......)」
<コッチカラニオイガスル.....
提督「(ウッソだろお前wwwww)」
<イナイッポイ!
提督「(笑っちまうぜwwwwww)」
<コウナッタラ.......
提督「(ん?)」
<ミィィィンナァァァァァァァァァァ!!!!
<イマテイトクサンヲミツケタラスキニシテイイッポイヨォォォォォォォォォ!!!!!
提督「(ファッ!?)」
提督「ヤベェよヤベェよ......鎮守府全体が揺れてやがる.......(畏怖)」
<サガセェエエエエエエエエエエエエエエエ!!!
<ハヤイモンガチダアアアアアアアアアアアアアアアア!
<カケッコデスカ!?マケマセンヨ!!
提督「あーもう滅茶苦茶だよ」
今夜も鎮守府は騒がしいながらも平和なようです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
本作は彼是1年以上前に書いたもので、
今になってみて拙い表現であったりが目立つような気がします。
作風を見て何となく察している方もいらっしゃるかもしれませんが、
こういう茶番では所謂"語録"というものを散りばめている個所があります。
これからもこんな感じで話が続きますので、
苦手な方は避けて頂いた方がいいかもしれません。
暫くの間はこのような短編が続きますが、
お付き合いしていただければ幸いです。
本日はこれを含め3つほど投稿する予定です。
そちらもお楽しみいただければ幸いです。