今回は新たな施設と、みんな大好き
『デカい!優しい!お姉さん!』の間宮さんが登場します。
話としては前作と少し前後して大体2か月くらい前の鹿鎮の様子となります。
本日(18/12/16)は3本まとめて投稿しましたが、次回がまた3本同時投稿かと言われると
時と場合に因るというところをご理解いただけると幸いです。
【鹿屋鎮守府の訓練事情】
朝餉時の食堂にて。
皆が思い思いに朝餉を摂っていると、提督が食堂の中央正面に立って声を上げた。
提督「皆、食事のままで構わないから聞いてくれ」
提督の声に反応して一時顔を上げる艦娘達だが、
朝餉を摂りながらで構わないとのお達しに
顔を朝餉に戻しながら提督の声に耳を傾けた。
提督「話というのは、今日からの訓練で取り入れて欲しいものがある」
訓練メニューの追加に艦娘達がざわつきだした。
提督「何、メニューの追加とかそんな大仰なものじゃあない。あくまで、提案だ。
......で、その提案というのはズバリ、ダンスだ」
艦娘『ダンスぅ?』
提督「ああ、ダンスだ。別称として踊り、舞踏、舞踊、何でもいい。
まあ、言ってしまえば息抜きだ」
息抜き。その単語に艦娘達が再びざわつき出す。
提督「君たちの生活の自由は、実のところ制約に縛られたものだ
ということの認知はそこまでないかもしれないが、
一般社会で生活する年頃の娘たちと比較すれば雲泥の差がある。
確かに君たちには姉妹達と共に暮らせる住居があり、
運動場などがあるだろうが、
世間から見ればここは刑務所と大差ないのが現状だ。
ここを管理する身としても、そういう風に思われるのは些か癪に障るのでね、
その評価に一石投じるべく、その第1段目として、ダンスだ」
艦娘『ここって刑務所だったの.......』ザワザワ
提督「まあ、刑務所は流石に言いすぎな気もするがな。
先程第1弾と言った理由についてだが、
この後に2か月周期でいろんな娯楽を開放していこうかと思っている。
例えば、家に居ながら他の子との会話やリアルタイムな文通.....
チャットともいうんだが、そういったモノを順次、な」
艦娘『チャット......そういうのもあるのか.....』
提督「チャットなどについては明石と夕張に構築の依頼をしているので
出来次第という形になるが、懇談所に様々なジャンルのCDを用意した。
各自、好きなものを探してみるのもいいだろう。
それと同時に各個人に携帯CDプレイヤーを提供するものとし、
庁舎図書室の蔵書も増やしておいた。
私の選んだものだが、気に入ったものがあったら存分に借りて行ってくれ。
私からは以上だ」
艦娘 ザワザワ.....
提督「あ、そうだ」ピタッ
艦娘「?」
提督「みんな知ってるかもしれないが、前まで建設途中だった更地が有ったろう?
あそこ、遊技場になったから。オフの時とかに使ってくれ」
艦娘『勝利を!提督に!!!』ワァーーーーッ!
提督「ンな大げさな...」苦笑
ー 執務室 ー
五月雨「失礼します。今日もよろしくお願いしますね。提督」
提督「ん? あぁ、よろしく頼む」E:眼鏡
五月雨「あれ、提督眼鏡なんかかけてどうしたんです?」
提督「んぁ? まあ......歳かな、文字が見えづらくてな?」
五月雨「そう言えば最近、書類読むときに顔凄い顰めてましたもんね」
提督「ああ.....そんなに凄かったか?」
五月雨「それはもう.....普段から眉間に皺が寄ってますけど、
書類を読んでるときは鬼瓦ですよ」
提督「あー.....道理で執務後に肩が凝るわけだ」
五月雨「まあ、提督」
提督「なんだ?」
五月雨「良く似合ってますよ?」ニコッ
提督「....ありがとな」ポリポリ
五月雨「では提督! 今日も頑張りましょう!」
提督「.....ああ」ニコリ
『増えた施設』
???→遊技場
遊技場:持ち点制のギャンブルが出来る場所。
賭場内ではトランプ系からルーレットに加え、
スロットやビリヤードやダーツなどが揃っている。
遊技場ついでに娯楽系の施設を併設しており、
その中には青葉の念願だったテレビ局用の撮影機材とスタジオもある。
持ち点について
基本的に月初めに5000点が全員に振り分けられ、
持ち点に応じて様々な景品と交換できる。
持ち点の加点については戦力や財力での差をなくすため、
お互いに賭けに勝つ以外に増やす方法はない。
また、艦娘同士での持ち点の貸し借りは任意となるが、
行う場合は必ず第三者が立ち会いのもと行うこと。
イカサマが判明した場合は営倉処分とするが、
チームを組んで1つの商品を狙うのは可とする。
『持ち点引き換え案内』
1,000,000点:提督のお家で一夜のお泊り会チケット!(先着1名)
500,000点:提督からの愛の囁き♡ 一晩の過ちドラマCD(個別収録)
250,000点:激レア!提督ブロマイド!「AOB特選集!」
125,000点:高性能ゲーミングPC引換券(メモリ12GB HDD1TB)
65,000点:甘味処間宮or居酒屋鳳翔一週間フリーパス
32,500点:秘書艦優待券(1か月有効)
雑貨
5,000点:任意の煙草1カートン
2,500点:プレミアムモルツ(小瓶)1ケース
1,250点:提督ブロマイド引換券
500点:任意の煙草1つ
イベント
月1で訪れる提督チャンス。
提督と勝負をして勝てば掛けた分のベットが通常の5倍となって返ってくるが、
負けた場合は賭けた分の10倍を支払うことになるというDead or Aliveの大チャンス。
この賞品の内容を見た艦娘たちは目の色を変えた。
ある者は1週間食べ放題、ある者は秘書艦優待券、
またある者は提督とのお泊りチケットを狙うべく挙ってカジノへ通った。
それぞれが自分に合った方法で点数を稼ぎ、ある者は歓喜の雄たけびを、
またある者は悲壮に満ちた嘆きを上げた。
正しく修羅場。地獄と天国をカフェオレのように混ぜた様な光景が
そこには広がり続けた。
【提督と間宮さん】
間宮「はふぅ......今日の山は越えたわねぇ...」肩トントン
提督「お疲れさん」目の前に居た
間宮「ありがとうござ.......うひゃっ!!?」ビクッ
提督「やぁ間宮。ご機嫌如何かな?」
間宮「あ? え? て、提督.....? 珍しいですね....」
提督「まあ何。偶には君たち給糧艦も労わねばと思ってね?」
間宮「は、はぁ......で、その労いというのは......?」
提督「まあ、そこは要相談なんだよ。俺に出来る範囲でだが、要望を聞くよ」
間宮「要望、ですか.......いきなり言われると戸惑ってしまいますね....」
提督「まあ今すぐ決めろなんて急かすようなことは言わないさ。
此処に駐留している間に決めてくれ給えよ。
で、次来た時にその要望を叶えてあげるという腹積もりさ。気楽に考えてくれ」
間宮「分かりました.....これは伊良湖ちゃんにも?」
提督「もちろんだとも。彼女にも伝えてくれ給え。
さて、伝えることは伝えた。俺は執務に戻るよ。毎度お疲れさまだ」
間宮「あ、ありがとうございます」
伊良湖「間宮さーん、後片付け終りましたー」
間宮「あら伊良湖ちゃん。お疲れ様」
伊良湖「? 間宮さんどうかしました?」
間宮「え? 何が?」
伊良湖「?」
間宮「?」
伊良湖「へ?」
間宮「特に何かあったというわけではないけれど.....
強いていうなら、先ほど提督がお見えになられて...」
伊良湖「ああ、そうでしたか」
間宮「ええ。それで、私達への労いとして要望があったら言ってくれ。
なんていうものだからどうしたものかと、ね」
伊良湖「要望、ですか......」
間宮「ええ」
伊良湖「うーん.....」
間宮「むむむ.....」
伊良湖「あ、思いつきました!」
間宮「何かしら?」
伊良湖「新商品としてドーナツを考えてたじゃないですか。
それ用のフライヤーなんてどうでしょう?」
間宮「あら、それは名案ね」
伊良湖 エッヘン
間宮「では私たちの要望として、
ドーナツメーカーと新しいフライヤーをお願いしましょう」
伊良湖「賛成でーすっ!」バンザーイ
<アラアラ♪
『間宮のメニューにドーナツが増えた』
通常通り店内で食べることも出来るが、箱詰めにして持ち帰りが出来るようになった。
種類は全10種類。最もスタンダードなオールドファッション、それに加えてリングドーナツにエンゼルフレンチ等々。
休日が待ち待ちな艦娘たちの休日の楽しみとしてプチ流行している。
ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉぉぉん!(((
初っ端の語録サーセン()
でも今週7連勤なんです疲れもしますわ()
その癖乾燥ニキビがボツボツ出来て肌痛いしお金ない()
愚痴はこの辺にして、本作は一斉キラ付けでお馴染みの間宮伊良湖ペアと
娯楽関係追加のお話でした。
本作での鹿鎮では、詳細設定であったような端末などはまだ普及してない状態です。
ここから艦娘たちの生活は大きく変わり、
私生活においても充実したものへと変化していきます。
何だかんだ、人間のヤル気を保つのは娯楽なんだなぁと思い知らされる日々です。
これ以降はチョイチョイ1つのテーマで話が紡がれていきますが、
それは恐らく、筆者自身の文章作成能力が微速ながら向上したからかもしれません。
まだまだ先は長いですが、エンディングまで書き上げる所存ですので、
このままお付き合いいただければ幸いです。それではまた次回お会いしましょう。