※この作品はR-18です。

鹿屋基地の物書き提督と艦娘の日常   作:hayao@鹿屋提督

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本日のお品書き

1:『鹿鎮 DE ヌメロン!』 ※R-18要素あり
2:『山風 in 鹿鎮』

の2本でお送りいたします。

2カ月サボっててすみませんでした


8:ショートまとめ Part.4

【AOBTV提供 ヌメロン大会!】

 

『ヌメロンとは?』

 

ヌメロンとは1対1の対戦形式で行われる推理ゲームである。

このゲームでは3桁の0~9までの数字をそれぞれ選び、

お互いがその数字を当て合うというものである。

言葉にしてしまえば簡単だが、

このゲームの真髄は番号を言われた相手は自身の数字と比較して

どういう関係にあるのかを述べる必要があることだ。

 

ここで用語の確認。

 

『BITE』

 

これはどの桁にあるのかに関わらず自身の数字と同じものがある場合に言うものだ。

 

例えば、相手が「109」と述べた時の自身の数字が「987」だった場合、

この場合は「1BITE」と宣言しなければならない。

 

『EAT』

 

こちらは相手の述べた数字が桁被りしていた場合に言うものである。

 

例えば相手が「239」と述べた時の自身の数字が「208」だった場合、

この場合は「1EAT」と宣言しなくてはならない。

 

実際の応答ではこの『EAT』と『BITE』は同時に宣言しなくてはならず、

 

相手「109」→自身「107」

 

の関係だった場合には「2EAT-0BITE」と宣言する必要がある。

 

またこの場ではゲームの単純化を図るために同じ数字を使用してはいけないものとする。

例)999、110、100など

 

ルールがわかったところで早速見てみましょう。

 

今回は最初の模擬試合として夕立ちゃんと時雨ちゃんに来てもらいました。

 

 

- AOBTV ヌメロン特設スタジオ -

 

夕立「こういう頭使うの苦手っぽい~....」ゲッソリ

 

時雨「夕立が相手か.....まあ、誰が相手でも手は抜かないよ」

 

青葉「お2人とも今日はよろしくお願いします~。司会兼審判の青葉です~」ニコニコ

 

時雨「うん。よろしくね」

 

夕立「こんなの完全に恥晒しっぽい.....」

 

青葉「まあまあ夕立ちゃん。

   案外勘で言ったことが突破口になることもありますから、

   最初から諦めちゃだめですよ~?」

 

夕立「それなら初期運50の時雨と20の夕立とじゃ夕立が圧倒的に不利っぽい!!」

 

時雨「ふふふ......」ニタニタ

 

夕立「クッソォ....余裕かまして気持ち悪い笑い方してもう.....ムカつくっぽい!

   こうなったら直接夜戦でボッコボコにして____」

 

提督「止めんか夕立」

 

夕立「!? 提督さん!?」尻尾ブンブン

 

時雨「て、提督.../////」

 

青葉「いやぁ、流石の青葉でも正しく夜戦に強い駆逐艦2隻、

   それも同時に相手するのは骨が折れますからね。

   今回はストッパー役兼ご褒美として司令官に来てもらいました~!」

 

提督「え? ご褒美? 何それ聞いてな__」モガッ

 

青葉「はいはいお2人とも聞いてくださ~い!」

 

ゆうしぐ「?」

 

青葉「今回の勝負、買った方にはカジノでおなじみの賞品

   『ドキドキ♡ 提督のお家でお泊り会♡』券を差上げまーす!」

 

提督・ゆうしぐ「!!?!?!?!?!?!?」

 

提督「___っ! 青葉テメェ!

   ンなの聞いてねぇぞコンチクショォォォォォ!!!!」クワッ

 

青葉「まあまあ司令官♡」

 

提督「.....なんだよ」引き気味

 

青葉「あの2人を見てください?」

 

提督「んん....?」ジィ....

 

夕立「ブツブツブツブツ...」俯き

 

時雨「クフフフフフフフフ.....」プルプル

 

夕立・時雨『絶対勝つ!!』バァンッ

 

青葉「あのやる気を無下にするほど、提督は人でなしですかぁ~?」ニヤニヤ

 

提督「その代償が重すぎるとは思わんのか....」

 

青葉「司令官が童貞なら考えましたけど、

   表沙汰になってないだけで結構ヤッてますよね?」ニヤァ

 

提督「..........はぁ。分かったよ。2人とも頑張れー」ノシノシ

 

青葉「さっすが司令官! お話が分かると思ってましたよ~!」キラキラ

 

提督「(風呂くらいまで一緒に入って、その後に酒を飲ませればコテンと寝るだろ)」

 

青葉「ではお2人とも席についてください!」

 

夕立「早くゴング鳴らせっぽい」ハァハァ//

 

時雨「もう待ちきれないよ..///」ハァハァ//

 

青葉「ではお2人とも3桁の数を作ってくださ~い」

 

夕立「これと、これとー....これっぽい!」

 

時雨「......」ペラ、ペラ、ペラ

 

青葉「選び終わったら机のところにある台座に、

   数字が自分に向くように刺してください!」

 

夕立・時雨『セット完了!』クワッ

 

提督「リアクションがいちいち迫真過ぎる」

 

青葉「では司令官。手前にあるモニターをご覧ください」

 

提督「これか?」チラッ

 

モニター<夕立:865 時雨174

 

提督「なるほど。把握した」

 

青葉「では回答順を決めたいと思います。

   此処は公平を期すためにじゃんけんで行きますか」

 

夕立・時雨 スクッ

 

夕立「......」ポキポキ...ポキポキ....

 

時雨「....」ブラブラ.....グググッ

 

提督「なぁこれから殴り合うわけじゃねぇんだよなぁ?」

 

青葉「はい! 多分!」

 

提督「多分て....2人ともここで喧嘩したら褒美なしだからな~?」

 

夕立「安心してほしいっぽい提督さん....

   この雌犬はしっかりルールに則ってボコボコニシテやるっぽい」ゴゴゴゴゴ...

 

時雨「ハッ! 僕が倒せるなんて、

   君は何時からそんなメルヘンな妄想をするようになったんだい?」ゴゴゴゴゴゴ....

 

夕立「やるか? あぁ?」

 

時雨「何時でも買うよ? んん?」

 

提督「.........」

 

提督「じゃーんけーん!」

 

ゆうしぐ「ぽい!」夕立:グー 時雨:パー

 

時雨「ふふふふ.....!」既に勝ち誇った笑み

 

夕立「ぐぬぬぬぬぬ.....」既に歯ぎしりで血を流す

 

青葉「では回答順は時雨ちゃんからですね。お2人とも席についてください」

 

夕立「後攻だろうが負けないっぽい...!」

 

時雨「ここ(勝利)は譲れない....!」

 

青葉「はい。ではヌメロンの模擬戦! スタートです!」ビーッ!

 

時雨「じゃあさっそく行くね。765」

 

夕立「えーっと....(865だから.....えっ? 嘘!? もうリーチ掛かっちゃってるっぽいぃぃぃっ!?)」

 

時雨「......」ニタァ

 

時雨「さあ、結果を教えてくれないかい? ゆ・う・だ・ちぃ.....♡」ニタァ

 

夕立「ぐぬぅ......!! 2EAT......0BITE......ポイっ!!」ガァンッ

 

時雨「フフフフフフフフ....」

 

時雨「さあ、次は夕立の番だよ? 何でも聞いてよ?」

 

夕立「(落ち着くっぽい! まだ巻き返しは効くはず....落ち着くっぽい....。

    提督さんに抱き締められてるのを想像するっぽい.......)」ツツ―...

 

青葉「夕立ちゃん? 顔赤いし鼻血出てるけど大丈夫?」

 

夕立「でへへへ.....ハッ!? 179!」

 

時雨「!?」ビクッ

 

提督「ほぉ~.....」

 

青葉「では時雨ちゃん、宣言をお願いします~」

 

時雨「.......2EAT....0、BITE.....だよ....」ガクッ

 

夕立「マジっぽい? やったっぽい!」ッシャァッ!

 

時雨「...や、やるじゃないか夕立.....!」震え声

 

夕立「提督さん、褒めて褒めてぇ~!!」ノシノシ

 

提督「凄いぞ2人とも―」適当

 

夕立「ぽいぽい~♪」ルンルン

 

時雨「(現在2EATだから2つの数は固定だけれど

    "765"のうちどれが固定になっているのか絞り切れていない。

    現状では"76x"か"x65"か"7x5"の3通り.....

    ここは堅実に1つずつ可能性を潰していって行こう)」

 

青葉「落ち着きました? 次は時雨ちゃんですね」

 

時雨「うん。じゃあ、760」

 

夕立「1EAT、0BITEっぽい!」

 

時雨「(これで6と5が固定。未知は0~9から6、5、7、0を抜いた6つ...順調だ)」フゥ...

 

夕立「回答していいっぽい? えーっとね....134っぽい!」

 

時雨「(顔に出したら負けだ。落ち着いて行こう)2EAT、0BITEだよ」

 

青葉「いやぁ、面白い展開になって来ましたねー」

 

提督「ああ、地味に時雨が追い詰められてるな」

 

青葉「夕立ちゃんがさっきの回答の意味に気づけていた場合、

   時雨ちゃんは次で決めなきゃ危ないかもしれませんねぇ」

 

提督「夕立のアレは恐らく無の極致に近いものだろう。

   本人が気づけるかは怪しいとみるが....案外抜け目ないからな。アレはアレで」

 

夕立「ぽいぽい~♪」お花畑

 

時雨「.......フゥ....青葉さん、いいかい?」

 

青葉「回答ですか? OKですー!」

 

時雨「時雨、行くよ! 465。どうだい?」

 

夕立「うーん、2EAT 0BITEっぽい?」

 

時雨「うぐっ!?

   (拙い拙い拙い! さっきの回答で答え自体は出そろってるんだ。

    あとは配列が割れた瞬間に...!)」

 

青葉「次は夕立ちゃんです! どうぞ!」

 

夕立「夕立、突撃するっぽい! 174! これでど~お!?」

 

時雨「んあああああああああああああ

    あぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!」ズッダーンッ!

 

青葉「うわぁっ!?」ビクッ

 

提督「うわ凄い落ち込みようだ」小並感

 

夕立「え? 夕立、時雨に勝ったっぽい?」

 

提督「ああ、夕立おめでとう」わしゃわしゃ

 

時雨「な"ん"て"こ"う"な"る"ん"た"よ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!」藤原〇也

 

夕立「じゃあ、ホントに今日提督さんのお家でお泊りっぽい!?」

 

提督「青葉が言い出したことだが、折角頑張ったんだしな」ヤレヤレ

 

夕立「やった! やったやったぁ!!」ピョンピョン

 

時雨「ち"く"し"ょ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!!」ガチ泣き

 

提督「......青葉...」

 

青葉「何でしょう司令官っ!」ビシィッ☆

 

提督「お泊り会はなしにしても、俺がコイツを飲みに誘うのは自由だよな?」

 

青葉「やっぱり、司令官はお優しいですねぇ?」ニヨニヨ

 

提督「まあ、こんなガチ泣きされたらな....」

 

時雨「ぅ"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"お"!!!!!」

 

青葉「うわぁ.....普段の姿の面影もありませんね....」引き気味

 

提督「だろう? 流石になけなしの良心が痛むんでな」

 

青葉「まあ夕立ちゃんを反故にしないならいいですよ?」

 

提督「夕立もいいか? 時雨を飲みに誘うの」

 

夕立「提督さんっ! 先にお風呂入りたいっぽい! お背中流してあげる!」キラキラ

 

提督「聞いてねぇや」

 

時雨「ん"ほぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

提督「時雨」しゃがみ込み

 

時雨「っぐぇぅっ! んなっ、なんっ...! なんっ、だい...っ?」グズグズ

 

提督「今日、俺んちで飲まないか?」

 

時雨「ずびっ....い、いいのっ? かい...ぇぅっ...?」グジュグジュ

 

提督「泊まりはなしだがな。どうだ?」

 

時雨「ヒグッ......行く」袖掴み

 

提督「はいはい.....じゃあ、俺は後コイツらもてなすわ」

 

青葉「了解です! 撮影の協力、ありがとうございましたー!」

 

<夕立、肩車はいいけど頭噛むんじゃない

 

<ぽむしゃぁ!

 

<イテェっつってんだろぉっ!?

 

青葉「.....少しだけ、羨ましいです」クス

 

青葉「....さて。青葉は青葉で、さっきの映像編集しましょうかねぇ...!」伸び~っ

 

________________

 

______________

 

____________

 

 

- 2000 提督の家 -

 

 

提督「よし。先に飯にすっか。何食いたいお前ら」

 

時雨「僕は何でも。夕立が選びなよ」

 

夕立「じゃあ、ハンバーグが食べたいっぽい!」ワビャァッ

 

提督「あいあい。折角だから一緒に作るか?」

 

時雨「そうだね。ご馳走してもらう身としてもその方が気が楽だよ」

 

夕立「コネコネするっぽい!」フンス

 

提督「じゃ、手袋取って手を洗っておけ。エプロン用意しとくから」スタスタ

 

時雨「分かった」コク

 

夕立「ぽいぽい♪」

 

時雨「.......」

 

夕立「.........」

 

時雨「提督の家に」

 

夕立「来ちゃったっぽい」

 

時雨「ヤバい、立ってられないくらいキュンキュンいってる...////」

 

夕立「3回も本気汁出した」真顔

 

時雨「臭いだけでこれほどとは.....提督おそるべし、だね...////」

 

夕立「もういいっぽい? 襲ってもいいっぽい?」ハァハァ///

 

時雨「ダメだよ夕立。メインディッシュは風呂と食事の後だよ」

 

夕立「今から待ち遠しいっぽいぃぃぃ....!!」

 

提督「言っておくけど、全部聞こえてるからな」ヒョコッ

 

ゆうしぐ「!!?!?!」ビクゥッ

 

提督「どうせそんなこったろうと思ってたよ。ホレ、エプロン」スッ

 

時雨「な、なぁんのことかなぁ.....?」視線泳ぎまくり

 

夕立「夕立ぃ、わんちゃんだからわからないっぽ~い....?」震え声

 

提督「どうでもいいけど、さっさと身に着けて飯作んぞ。

   時間的に酒も一緒に出すから」E:腰巻エプロン

 

時雨「わ、わかったよ....」

 

夕立「ぽいぃ.....」

 

料理の描写を淡々とやるのは怠いので、カ↑ットォ!

 

 

- 2050 -

 

 

提督「よし。完成だな」

 

時雨「わぁ美味しそう!」小並感

 

夕立「た~のし~!」駆逐艦のフレンズ

 

提督「今日はワインにするかね。ホレ、グラス寄越しな」

 

夕立「頂くっぽい!」スッ

 

時雨「ありがとう」スッ

 

提督「まあ、偶にはこういうのもいいさ」トクトクトク...

 

提督「じゃ、乾杯」スッ

 

ゆうしぐ「かんぱい!」スッ

 

時雨「~~~~っ!

   このワイン、辛口だけど葡萄の香りがしっかりしてて呑みやすいね...!」

 

夕立「一気飲みしても平気な感じがするっポイ!」ゴクゴクッ

 

提督「こらこら。美味いのは分かるが、ワインを一気飲みすると明日に響くぞ?」チビチビ

 

時雨「度数が10前後だったよね?」ハンバーグ切り分け

 

提督「ああ...んむ。.....これで確か9とかそれくらいだったはずだ」モグモグ

 

夕立「ハンバーグもポタージュもおいしいっぽい!」むしゃむしゃ

 

時雨「夕立....もう少しゆっくり食べないとのどに詰まるよ?」モグモグ

 

提督「詰まったらワインで流し込めばいいだろ」適当

 

夕立「ぽいぽい♪」癖毛ピコピコ

 

提督「(やっぱ動くんだ...)」チビチビ

 

時雨「それにしてもこのハンバーグのソース、美味しいね」モグモグ

 

提督「ああ。今呑んでるのとは別に調理用の赤ワインがあってな。

   それとケチャップを焼いたときに出る肉汁に加えるんだ。

   その後に軽く炒めてアルコールと水気を飛ばして、

   お好みで黒コショウを加えても旨いぞ」

 

時雨「へぇ....今度ハンバーグ作る時にやってみるよ」モシャモシャ

 

提督「ああ。美味いモンは笑顔を作る。大いに振る舞ってくれ」ズズズ..

 

夕立「このサラダって何サラダっぽい?」モシャモシャ

 

提督「ただのグリーンサラダだ。

   レタスとベビーリーフ、それとプチトマトをオリーブオイルと塩で味付けしただけ」

 

夕立「美味しいっぽい!」モシャモシャ

 

提督「素材本来の旨味ってやつだな。

   オリーブオイルもだが、塩もいいのを使えば美味しく仕上がる。

   今回は普通の食塩じゃなくて岩塩を削ってあるからな。

   普通のモノより幾分か旨味が増しているはずだ」

 

時雨「凄くありがたい話なんだけど、

   女として少し負けた気になるのが難しいところだよね」ズズズ...

 

提督「別に他人の料理に口出しはしねぇよ。

   求められればアドバイスもするが」シャキシャキ

 

夕立「駆逐艦だから提督さんの子供か妹になれば毎日食べられるっぽい?」

 

時雨「でもそれだと結婚できないよ」モグモグ

 

夕立「一緒に暮らせていればもうそれでいい気がしてきたっポイ」ズズズ...

 

提督「フッ。その辺の考え方で言えば、夕立の方が大人かもな」チビチビ

 

時雨「それでも僕は、提督の隣に立ちたいよ。

   ......守られるだけなのは、嫌なんだ...」ピタッ

 

提督「時雨....」

 

時雨「......?」ポムっ

 

提督「その気持ちは大いによくわかる。

   現に俺は、お前たちの助けがなければここまで来れるかわからなかった」ナデナデ

 

時雨「....それは、提督の指揮が有ってからこそ...///」

 

提督「違うもんか。例えばの話だが、胴体のない脳みそだけの存在に何ができる?」

 

夕立「踏みつぶされて終わりっぽい!」ケフゥ

 

提督「ああ。何かを成すには、それを可能にする胴体が必要なんだ」

 

時雨「....じゃあ、お互い様なんだね」クスッ

 

提督「そういうこと。だからそんなに難しく考えんな」

 

時雨「提督は偶に難しい注文をするね.....でも、やってみるよ」ニコリ

 

提督「おう」

 

夕立「提督さん、ワインのお代わり欲しいっぽい」

 

提督「はいはい...ホレ、寄越しな?」

 

 

夕立「ぽい~」

 

時雨「.....フゥ、御馳走様」

 

提督「お粗末様。食休みしたら帰るんだぞ?」

 

時雨「うん。提督、今日はありがとう」

 

提督「ああ」ニコリ

 

夕立「提督さん、摩耶さんが言ってた葉巻ってこれっぽい?」

 

提督「ああ....吸ってみるか?」

 

夕立「うーん....時雨はどうするっぽい?」

 

時雨「うーん....折角だし、1本吸ってみてもいいかい?」

 

提督「構わんが....正直初喫煙で葉巻はキツイぞ?」

 

時雨「そこは提督がおいしい吸い方を教えてよ。ね?」

 

提督「わかった。じゃ、説明するとしよう...」

 

夕立「わーい!」

 

提督「葉巻だが、これは無茶苦茶タールが濃い。直接肺に煙を入れると普通咽る」

 

夕立「ほぉ~」

 

時雨「ふむふむ」

 

提督「だから普通は、口の中で煙の香りを楽しむモンだ。

   と捉えてもらえれば大体あってる」ボッ ジジジジ...

 

時雨「特別な吸い方とかあるのかい?」

 

提督「あるにはある。こう....」ポフ ポフ

 

夕立「濃い煙が出てきたっぽい!」

 

提督「吸うより、口の中の空気を抜く感じだ。

   ほっぺを動かしたり、舌を動かしたりしてな」レロレロ

 

時雨「へぇ....やってみてもいいかい?」

 

提督「ああ、どうぞ?」スパァ

 

夕立「夕立もやってみるっポイ!」

 

ボッ ジジジジジ...

 

提督「吸い込まないようにスンだぞー」鼻から煙を抜く

 

夕立「フゥ.....」モクモク

 

時雨「スゥ....ゥブッ!? ゲホッゲホッ!!」

 

提督「ホレ見たことか...大丈夫か?」サスリサスリ

 

時雨「ケホッケホッ....う、うん....確かにっ、肺に入れると凄いね...」涙目

 

提督「こればかりは慣れだからな。

   俺や五月雨みたいに高タールを肺喫煙できるレベルでも、葉巻は重く感じるからな」

 

夕立「でもこの匂いは好きっぽい....アイスみたいな感じ?」

 

提督「お? よくわかったな。それにはバニラの着香がされてるんだ」

 

時雨「つまり、まだ初心者向きってこと?」

 

提督「まあな。いきなり煙草葉の臭いの奴吸わせても良さがわからんだろう?」

 

夕立「これ喫煙所にもあるっぽい?」

 

提督「ああ、そこまで高くないから置いてたはずだな」

 

夕立「今度行ってみるっぽい!」

 

提督「お好きにどうぞ?」

 

時雨「僕は.....うん。やっぱり、提督が吸ってるのを見るのが好きみたいだ」

 

提督「さいで。もう吸わないならそのまま放置でいいぞ。勝手に消えるから」

 

時雨「そうさせてもらうよ」スクッ

 

夕立「? 帰るっぽい?」

 

時雨「うん。もう十分休まったしね」

 

提督「そうか....街灯はまだついてるが、転ばねぇように気ぃ付けてな」

 

時雨「ありがとう。それじゃ、また明日」ノシ

 

夕立「お休みー」ノシノシ

 

<バタン

 

提督「......フゥ..」モクモク

 

夕立「はふぅ.....」モクモク

 

提督「.....この一服が終わったら、風呂な」

 

夕立「わかったっぽい~...」

 

 

- 2200 -

 

 

夕立「提督さんとお風呂っぽい~♪」脱ぎ脱ぎ

 

提督「共同浴場と違ってせめぇから、暴れんなよ?」脱ぎ脱ぎ

 

夕立「も~、ウチのお風呂も同じようなモンだし分かってるっぽい!」

 

提督「さいで」

 

夕立「お風呂! いっちばーんっ!」ガラガラッ!

 

提督「(姉のアイデンティティを取る妹の図)」

 

夕立「早速体を洗うっぽい! 提督さん、早く座って座ってぇ♪」

 

提督「ハイハイ....じゃあ、お言葉に甘えて」スッ

 

夕立「(直接裸体を見せつけて意地でも夜戦に突入してやるっぽい!)」ジャー

 

提督「(とか考えてんだろうなぁ....)」ザバァ

 

夕立「お加減どうですかー?」ゴシゴシ

 

提督「ああ、いい感じだ...(ダメだ、超眠い)」ウトウト

 

夕立「やっぱり男の人だけあって、背中広いっぽい....」ピト...

 

提督「.........」ウトウト

 

夕立「......(当ててんのに全然反応がないっぽい....?)」ちらっ

 

提督「..........」スピィ....

 

夕立「!?」

 

夕立「(落ち着くっぽい! これは一世一代のチャンスっぽい!

    寝てる間にズッコンバッコンハメてやればこっちのモノっぽい!)」よしっ

 

提督「ん、寝てた....悪い、ゆうだ___」

 

夕立「あっ」提督のムスコを自分の秘所に擦り付けてた

 

提督「.....あのさぁ..」クソデカい溜息

 

夕立「..........」

 

提督「............」

 

夕立「えいっ!」ズブブッ

 

提督「おおぉ....まさか強行するか君は...」困惑

 

夕立「え、えへへ....これで...っ、下手に動けないでしょ....?」涙目

 

提督「........処女が無茶するからイテェんだろうが...」ぎゅっ

 

夕立「!?」

 

提督「いいか夕立。SEXってのは、こうすんだよ」チュッ

 

夕立「っ!? ___ぅ....んむ...ぁぁ....///」トローン

 

提督「痛くなくなったろ?」

 

夕立「う、うん....寧ろ温かくて....ぇ...もっと...」ちゅっ

 

提督「ん....ちゅるっ....じゅっ...ちゅぶ...」

 

夕立「ぷはぁ......夕立、キス好きっぽい...///」

 

提督「そうかい...じゃ、後ろ向いて」

 

夕立「こう、っぽい?」クルッ

 

提督「ああ....触るぞ?」ふにっ

 

夕立「ひゃっ!?」ビクッ

 

提督「大丈夫か?」

 

夕立「....ちょっとびっくりしただけっぽい」

 

提督「そう....続けるぞ?」フニフニッ

 

夕立「あぁ...っ んんぅっ! ぁはぁ....っ!」ピクピク

 

提督「村雨や浜風ほどでないにしろ、

   お前も駆逐の中じゃ大きい方だもんな。なかなか揉み応えがある」もみもみ

 

夕立「提督さっ....! んっ! お腹が苦しいっぽいぃ....///」ハァ ハァ

 

提督「そうか...じゃあ、少し動かすぞ?」ズロォ..

 

夕立「あっ あぁ....っ!」ビクビクッ

 

提督「こっちに顔向けろ」

 

夕立 蕩け顔(クルッ

 

提督 ちゅっ

 

夕立「んむぅ.....ちゅる....ぐじゅるっ...じゅるっ!」

 

提督 パァンッ

 

夕立「____ッ!!?!?!?!?」ビクビクビクゥッ!

 

提督「.....じゅっ....ぷちゅ....」ズロォ.....

 

夕立「(あぁ...それ弱い...!

    提督さんの形がはっきりわかっちゃって....お腹の奥、凄く切なくなっちゃ)」

 

提督 スパァンッ

 

夕立「くひっ! ぅあぁぁぁ....っ///」ピクッ ビクンッ

 

提督「俺がお前らとやらなかった理由、分かったか?」

 

夕立「こ、こんなの....っ 知っちゃったら出撃なんか、したくなくなっちゃう...!」

 

提督「だからだよ」ちゅっ

 

夕立「ぁむっ! じゅぶっ! じゅるるぅっ!」

 

提督 タン タン タン

 

夕立「あっ! はぅっ! んあぁっ!」ギュゥゥゥゥッ

 

提督「....立ち上がるぞ..」スッ

 

夕立「き、きてぇ....提督さんの、好きに動いていいからぁ....っ!」

 

提督「フッ....いっちょ前に、喘ぐじゃねぇか....!」パン! パン! パン!

 

夕立「ひぎゅぅっっ!!? あぅっ! お"っ!」

 

提督「ホラホラ。どうせ夜中で誰も聞いちゃいねぇんだ、好きなだけ喘げ。エロ犬!」モミッ クリュッ スパァンッ!

 

夕立「あ"っ! あぁあああああああああぁぁぁっっ!!」ビクビクッ

 

夕立「こ、こんなの癖になっちゃう!

   本当に提督さんの肉便器になっちゃう....ぃや、なりますぅぅぅぅぅっ!」ビクビクッ

 

提督「アホ抜かせ! お前ら全員....」ズロロロォ...

 

提督「元より俺の肉便器だろうが!!」ドチュッッ! パンパンパンパンパン!

 

夕立「あぉぅっ! しょ、しょうれしたぁ!

   夕立たちはみんなぁっ! ていとくしゃんの肉便器れしたぁぁぁ♡♡」

 

提督「肉便器が、いっちょ前に頼み込んでんじゃねぇぞ オラァッ!」ドチュッ ググゥッ!

 

夕立「お"お"お"っ!!?」カヒュゥッ

 

提督「出すぞ....お望み通り、孕ませてやるからなぁ....!」ズチュ グチュルッ ドチュンッ!

 

夕立「おへぁいひぁしゅっ! ェロ犬にお仕置きしてくだ____」

 

提督「____ッ!」ビュッ!

 

夕立「あ"あお"あぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ♡♡♡」ビクビクビクビクッ

 

提督「はぁ.....はぁ...」ビュル、ビュビュゥ、ビュルルルル....

 

夕立「ぅっ♡ あぅ♡ んあっ♡」ピク ピク

 

提督「.....ふぅ..」ズルゥッ

 

夕立 ペタン

 

夕立「あぁぁぁ.....♡」ピクッ ピクっ

 

提督「....流石に、やり過ぎたか...」

 

夕立 ピクピク コポォ....

 

 

- 2300 寝室 -

 

 

提督「よいしょ...」スッ

 

夕立「スゥ....スゥ...」

 

提督「よく寝てやがる....」ナデナデ

 

夕立「スゥ....スゥ.....///」

 

提督「さて、と....」ギシィッ

 

提督「今のうちに準備の続き、しておかねぇとな...」パチッ

 

 

 

『提督のガードが急激に緩くなった話』

 

今まで部屋に招いて飲むことはしても共に風呂に入る様なことはなかった提督だが、

ここ最近提督と意味深な方で寝た艦娘たちが増えている。

そのおかげか鎮守府中が微妙に色気づき始め、お互いに牽制し合うようなピリピリした空気感が漂っている。

 

 

 

【山風 in 鹿鎮】

 

季節は秋。大本営より大規模作戦が発令された。

実施海域は過去に数多の軍艦が志半ばとした彼の地、レイテ湾近郊。

場所が場所だけに、鹿鎮の主力メンバーたちにも緊張の糸が張り巡らされていた。

 

提督「.....ふぁ~ぁ」

 

それとは関係ないが、提督はとんでもなく眠たかった。

ここ数日の半徹夜が祟ったか、あるいは単純に運動不足が高じて体力が落ちたかは定かではないが。

 

五月雨「眠そうですね....」

 

提督「んん? ぁ~、平均1時間半の睡眠じゃ、流石に足りねぇって体が言ってるみてぇだな」

 

五月雨「ダメですよ提督....昼寝してもいいですから、体を休めないと」

 

提督「とは言っても、なぁ.....」チラ

 

摩耶「......」トントントントントン

 

千歳「あらあら.....」威圧感ある笑顔

 

日向「......フッ! ........フッ!」ヒュンッ! ヒュンッ!

 

五月雨「.....史実組が、殺気立ってますね....」苦笑

 

提督「こんな殺気ムンムンなところで休めるほど、耄碌した覚えはないよ」ハァ

 

<コンコンコン

 

提督「ん? 誰だ?」

 

<軽巡矢矧、帰投の報告に参りました。

 

提督「お疲れ様ー.....入って報告を頼む」

 

<ハッ!

 

<ガチャ

 

矢矧「失礼します。こちらが報告書です」スッ

 

提督「ご苦労......なるほどねぇ....」ペラ ペラ  

 

矢矧「それと提督.......」

 

提督「ん?」

 

矢矧「作戦海域で保護した艦娘が居ます....」

 

提督「ああ、適当に温かい飲みモンでもやりなさい。海上は寒かったろうしな」

 

矢矧「いえ、その......何というか....」

 

提督「歯切れが悪いな......お前らしくもない。何か訳アリか?」

 

矢矧「.....ええ、まあ...この子なんですけれど......ほら、入って」

 

提督「何だ、連れてきてたのか」

 

矢矧「ええ.....」

 

山風「.......」プルプルプルプル

 

提督「..........」ジー

 

矢矧「....大丈夫、目つきは悪いけど怖い人じゃないから...」

 

提督「おい」

 

山風「ヒッ!?」ビクッ

 

五月雨「えっと.....名前を聞いてもいいかな?」目線合わせ

 

山風「.......し...」

 

五月雨「?」

 

山風「白露型.........山...風......8番艦......うっ!?」

 

五月雨「!?」

 

山風 ウゲェェェェェェェッ!!

 

矢矧「_______ッ」山風汁(半固形)直撃

 

提督「......なるほど。ご苦労だったな、矢矧。

   早急に庁舎のシャワー室を使うといい」ポン

 

矢矧「.....はい...」ガクッ

 

提督「そこでボサッとしてる重巡と軽空母、

   さっさと掃除の準備をしろほら急げ!」パンパンパン

 

摩耶「ンダよぉ.....やりゃあいいんだろやりゃあ!」ダッ

 

千歳「フフフフ.....」スタスタ

 

五月雨「大丈夫? 水飲める?」

 

山風 フルフル

 

提督「.....こりゃあ重症だ。ここまで来たら対人恐怖症だな.....」ポリポリ

 

五月雨「ど、どうします? この子、白露型みたいですけど....」チラ

 

山風 ガタガタ

 

提督「あー.......このまま放っておくわけにもいかんしなぁ.....」

 

提督「五月雨、作戦の進行状況は?」

 

五月雨「? 第三輸送作戦進行中ですね.....それが、どうか?」

 

提督「......ハァ。俺がしばらく面倒を見る」

 

五月雨「え? でもそれじゃあ作戦が....!」

 

提督「部下が震えてるってのに救えないんじゃ、大規模作戦をする意味がない。

   人間社会がどうなろうが、俺から言わせれば100どうでもいい」

 

五月雨「.....わかりました。では私が臨時で司令官代理をします」スクッ

 

提督「いいのか?」

 

五月雨「お任せください。伊達に半年間秘書艦してませんから」敬礼

 

提督「.......フッ。じゃあ、これより貴官を大規模作戦臨時司令官に任命する!

   我が鎮守府、延いては帝国海軍の威信にかけて......頑張れよ」敬礼

 

五月雨「はいっ!」バッ

 

摩耶「(過去にこれほど下らない理由で司令官に任命された軍人が居ただろうか...)」ゴシゴシ

 

山風 おげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!

 

摩耶「うおっ! きたねっ!?」

 

千歳「アラアラ.....この子をトイレに連れて行くわね?」抱き上げ

 

摩耶「クソが...」

 

提督「なら俺が連れて行こう。

   お前たちは掃除が終わったら五月雨のサポートだ.....忙しくなるぞ?」

 

千歳「あら......わかりました」

 

摩耶「チッ......こうなったら意地でも出撃して憂さを晴らしてやる....」

 

提督「そこら辺は好きにしたまえよ.....存外、早い段階で来るかもしれないが」

 

摩耶「.....言ったな? よっしやったるぜぇ!」

 

提督「現金な奴....じゃ、後は頼んだぞ.....」

 

千歳「はい。お任せください」

 

山風 プルプル...

 

提督「......さぁて、山風といったか?」目線合わせ

 

山風 コクリ....

 

提督「これから、俺の家に行こう。

   そこなら他の誰も居ないから、ここよりは気が楽なはずだ」

 

山風「......怖い...ッ」プルプル

 

提督「........、じゃあ、こうしたらどうだ?」眼鏡をはずす

 

山風「.....?」

 

提督「これなら、そこまで怖くもないはずだ。どうだ?」ニコリ

 

山風 ....コクリ

 

提督「よろしい。なら、早速行こうじゃないか。ほら」スッ

 

山風「....? えっと.....」オロオロ

 

提督「そのままついてきてもいいが、迷われると困るからな.....手を繋いで案内しよう」

 

山風 プルプル......スッ

 

提督「.....いい子だ」キュッ

 

山風「......!」

 

山風「(.....温かぁい....)」ギュ...

 

 

- 提督自室 -

 

 

提督「さあ、着いたぞ」ガチャ

 

山風「......」キョロキョロ

 

提督「適当に掛け給え。ココアでも入れよう」スタスタ

 

山風「....」トテ トテ ....ポスン

 

山風「(......何でだろう....初めて着たのに....とても落ち着く....)」ウトウト

 

提督「ココアが入ったぞ.......おや」クスッ

 

山風 スゥ スゥ

 

提督「.....疲れたのかい? ゆっくりお休みよ」ナデナデ

 

山風 /////

 

提督「.....さて、と」スクッ スタスタ ファサァ

 

提督「これで良し......喫煙は....窓開けてするか....」ガラガラ

 

提督 コネコネ ポス ジッ チリチリ....

 

提督「スゥ.....フゥ....」

 

提督「........」チラ

 

山風 スゥ スゥ

 

提督「............」クスッ

 

_______

 

_________

 

___________

 

 

俺は、お前たちにとっての揺り籠になれているだろうか。

 

この場所は、お前たちにとっての我が家たり得ているだろうか。

 

俺はどうしようもなく不器用だから、お前たちに対する感謝をそんなことでしか返せない。

 

正しい色恋も知らず、道徳がある訳でもなく、

唯一出来るとすれば、それは.....こんな時しか役に立たない"力"のみ。

 

その唯一でさえ、加減を間違えればこの場所を壊しかねない。

 

........普通でないことが、これほどまで苦しいとは思わなかった。

 

 

昔は、人間が憎たらしかった。

 

すぐに群れを作り、俺個人を攻撃してきた人間が。

 

何故俺を攻撃する?

 

姿は似ていても毛色が違うからか?

 

目の色が違うからか?

 

あるいはこの異様に白い肌か?

 

俺はお前たちに何をした?

 

何かした覚えはない。ただ、お前たちに倣って生きていただけだ。

 

お金を使うのがダメだったのか?

 

じゃあゴミでも漁ろう。

 

それでもダメ?

 

じゃあ、どうしろというのだろうか。

 

いつも殺しはしない程度に甚振られ、その都度地獄の様な苦痛を経て体を直してきた。

 

そうしないと、何も食えずに餓死してしまうから。

 

でも動物だけは素直だった。

 

俺を受け入れてくれた。

 

暖かかった。

 

でも、お前たちはその熱を奪うんだ。

 

お前たちは俺を「化け物」という。

 

だが、本当に化け物はどっちだ?

 

数千種の動植物を食らい、数百の動物を愛玩用に弄び、

娯楽のために自然を破壊するお前たちは化け物ではないのか?

 

こんな種族なら、滅ぼした方が地球のためだ。

 

 

だから______

 

 

貴

 

 

   様

 

 

  ら

 

 

 

        め

 

 纏

 

             て

 

 

 

                             ま

 

                 で

 

     死

 

           ん

 

                                      え

                     し

 

 

                               

 

 

_______________

 

_____________

 

___________

 

 

提督「..........」ポー

 

山風「....あ、あの...っ」

 

提督「......?」チラ

 

山風「...えと......お、おはようござい....ます......」

 

提督「? ああ、おはよう」

 

山風「......怖い顔....」

 

提督「......?」

 

山風「.....怖い顔、してた.....」

 

提督「........、いや何、少しばかり、昔を思い出していただけさね」フッ

 

山風「....昔....」

 

提督「碌でもないことだよ。酒の席でも語るもんじゃない」

 

山風「....そう..」

 

提督「......そうさ...」チラ

 

時計<そろそろ夕飯などは如何かな? 1830ですぞ。

 

提督「....そろそろいい時間だ。何か食べたいものはあるかい?」

 

山風「.....何でも....」

 

提督「そう.....疲れているだろうし、今日はおじやにしようか」クスッ

 

山風「いい....何でも....////」

 

提督「はいはい....じゃ、出来上がるまで座ってなさい」スクッ

 

山風「あっ.....」

 

提督「ん?」ピタッ

 

山風「.......っ、...辛く、無いの.....?」

 

提督「........、.....どうして、そう思う?」

 

山風「さっき、とても怖かったけど......凄く.....泣きそうな顔.....してた....から」

 

提督「...........」

 

提督「.......大丈夫だよ」ぽむっ

 

山風「.....?」

 

提督「今はもう、辛くはないし、苦しくもない.....だから、大丈夫」ナデナデ

 

山風「.......♪」

 

提督「........」ナデナデ

 

提督「さて、今度こそご飯を作るから、少し待っていなさい」スッ スタスタ

 

山風「........うん、分かった......パパ」ボソリ

 

提督「? ああ」ガチャガチャ

 

 

- 30分後 -

 

 

山風 ハフハフッ

 

提督「.....どうだい?」

 

山風「....ハフッ...おぃひぃ....」もごもご

 

提督「そりゃあ良かった....おかわりもあるから、たんとお食べ?」

 

山風「.....! ほんとぉ?」キラキラ

 

提督「ああ.....俺の分は考えないでいいから、好きなだけ食べなさい」ニコリ

 

山風 もぐもぐ

 

提督「(......小動物みたいで可愛らしいじゃないか...)」恵比須顔

 

山風「....おかわり...!」スッ

 

提督「よし来た」

 

 

- 20分後 -

 

 

山風 ( ˘ω˘)スヤァ

 

提督「.......」ナデナデ

 

提督「ふぁ~ぁ...俺も、少し......疲れた....な....」ウトウト

 

 

______

 

________

 

_________

 

 

初めて、何かを奪った。

 

奪われたから、奪った。

 

あの子は何もしていない。

 

ただ、俺の近くにいただけ。

 

ただそれだけの理由で、あいつらは奪った。

 

それがどうしようもなく許せなくて.......

 

 

皆殺しにした。

 

 

「aaa.......AHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!」

 

 

闇夜に振り続ける雨は漆黒を纏い、打ち付けるコンクリートから熱を奪う。

 

昼の残滓を匂わせる水蒸気の臭いと、

咽返る様な鉄錆の臭いを内包して、母なる海へと流れ出でる。

 

世の中の不条理と怨嗟は、きっとこうして廻る。

 

他愛のない切っ掛けで、呆気ない事実で、水車のように回り続けるんだ。

 

 

怪物の遠吠えは高らかに響き渡る。

 

街の建物に反響伝播しながら、じわり、じわりと。

 

 

_______

 

_________

 

___________

 

 

<ザァー...

 

提督「.......」パチリ

 

山風「スゥ.....スゥ......」

 

時計<2240.....夜だぜェ

 

提督「........ふぁ~...」伸びっ

 

提督「山風、起きなさい」ユサユサ

 

山風「.....ぅ~ん....」

 

提督「寝るなら風呂入ってからにしなさい」

 

山風「..........」ポー

 

提督「......1人で入れんわけではなかろう? 不安なら一緒に入るが....」

 

山風「......」ギュッ

 

提督「.......一緒に入りたい?」

 

山風 コクリ

 

提督「......フゥ、分かった。沸かすから、少し待ってなさい...」スッ

 

山風 トテトテ

 

提督 ピッ ピッ

 

給湯器<オユハリヲハジメマス

 

提督「.......」

 

山風 ジー

 

提督「......何だい?」

 

山風 両手上げ

 

提督「...........」

 

山風「ん....!」

 

提督「.........」眉間押さえ

 

山風「.......!」ウルウル

 

提督「......ハァ、抱っこだな? 分かったから泣くな....」抱き上げ

 

山風「♪」

 

 

- お風呂 -

 

 

カポンッ

 

提督・山風「フゥ.......」

 

山風 ソワソワ ヨイショ

 

提督「?」

 

山風 (*´ω`*) 提督に抱かれてる状態

 

提督「.........」

 

提督「(....昼間の人見知りはどこに行ったのやら....人懐っこいじゃないかこの子...)」

 

山風「ねぇ....」クルッ

 

提督「何だい?」

 

山風「....パパって....呼んでいい......?」ウルウル

 

提督「.....パパ、パパねぇ......」ウーン

 

山風 ドキドキ...

 

提督「まあ....いいんじゃない? 現状、そう呼ばれても文句言えない感じだし」

 

山風「.......! パパ、パパ....!」ギュゥッ

 

提督「.....何だい?」ナデナデ

 

山風「んーん? 何でも、ない....♪」ギュゥッ

 

提督「.....そっか」ナデナデ

 

山風「~♪」

 

提督「(....ひょっとして俺....艦娘に懐かれる才能がアンじゃねぇのか?

    まさかパパって呼ばれることになるとは思わなんだが.....)」ナデナデ

 

提督「さて、そろそろ体洗おうなぁ」ザバァ

 

山風「うん...!」ザパァ

 

 

提督 シャカシャカ

 

山風「~♪」

 

提督「痒いところはないか?」シャカシャカ

 

山風「大丈夫....気持ちいい....♪」

 

提督「そうか....じゃ、流すぞ...」ジャーッ

 

山風「うん...」>_<

 

提督 ジャーッ スッスゥッ

 

提督「....よし、もう大丈夫だぞー」キュッキュッ

 

山風「.....次、アタシが....お背中、流してあげる....」スッ

 

提督「ん? そうか....じゃあ、頼めるかい?」

 

山風「うん....!」クシャクシャ

 

山風「よいしょ.....んしょ....」ゴシゴシ

 

山風「.....どぉ? 痛く、ない....?」ゴシゴシ

 

提督「あぁ...いい、塩梅だよ...」

 

山風「よかった....」ゴシゴシ

 

 

- 寝室 -

 

 

提督「さて、髪も乾いたし、そろそろ寝るとしようか」

 

山風「うん....」モゾモゾ

 

提督「.....別に同じ布団で寝なくてもいいんだぞ?」

 

山風「.....イヤ」ギュゥ....

 

提督「.......まあ、いいか...」モゾモゾ

 

提督「じゃあ、お休み....」パチッ

 

山風「.......」スンスン

 

提督「...........」

 

山風「......~♪」ギュゥ

 

提督「.........」ナデナデ

 

山風「(パパの腕の中.....温かくて........安心する.....)」スゥ スゥ

 

提督「.........」

 

提督「(.....大方の準備は済ませているとはいえ.....

    流石に、この子をこのままにもしておけないなぁ....)」

 

提督「(変に依存される前にみんなの中に溶けませて、

    しっかり自立できるようにしないと.....)」

 

山風「パパ.....」スゥ

 

提督「?」

 

山風「.......ずっと...一緒に.....」ギュゥ...

 

提督「..........」

 

提督「.....(ごめんな。それだけは無理なんだ.......心苦しい話だが)」ナデナデ

 

山風「.....////」スゥ スゥ

 

 

 

『提督の過去について』

 

現状公開できるのは、もともと日本のどこかの港町に居たということと、幼い頃にそこで迫害を受けていたということだ。

その経験からか、普段から表に出すことはないが彼自身、酷い人嫌いである。

もともとの髪と肌の色は真夏の積乱雲のように白く、瞳は南海の海を思わせるような藍色であるということ。

 

軍人として前線にたっていたのは今から6年ほど前だが、

司令官として配属されたのはつい7か月ほど前と実に最近である。

その間の出来事については、現状公開できない。

 

 

『小笠原村住民失踪事件(200x年)』

 

東京の外れの位置する孤島にあるこの村で発生した集団失踪事件。

本土と地元役場との定期連絡が取れないことが2日ほど続いたことを不審に思い、

警察隊が父島へと出動。

 

到着した警察隊が目にしたのは

筆舌に尽くせないほど凄惨に変わり果てた街の様子だった。

その事実から、現場の警察隊隊長の阿賀佐博信(アガサ ヒロノブ)氏は

警戒態勢を布き、現場の確認を急いだ。

3時間の緻密な捜索の末、1軒のカフェに血痕が続いているのを確認し、警察隊が突入。

中に居たのは、全身血塗れで食糧を漁る子供だったという。

始めは生き残りかと思われたが、

そのあまりに異様な風貌(背面部から突出した棘状の物)から危険生物と断定。

捕縛用のテーザーガンで以てこれを沈黙。

漁港にあった網で雁字搦めにして本土へ送還。

 

本土へ到着後、一時民間の研究施設に収容されたが、

自衛隊により接収され国営の研究施設へ再収容された。

それ以後、この危険生物に関する記録は残っていないが、

200□年(危険生物収容後8年)に"深海棲艦"と呼ばれる個体が世界各地を襲撃。

それから3年後に国防基地"鎮守府"が設立され、艦娘が国内各地に配備され現在に至る。

 

 

 




皆さんご無沙汰しております。筆者のhayaoです。
まずいい訳のような謝罪からさせていただきますと、
私事ではございますが、この3月~5月にかけて、現在の職場の繁忙期のようなものでして、
兎に角忙しい。どれくらいかと言うと.....
月平均でのお休みが1~3日で実労働時間300時間に上るくらい忙しかった(遠い目)
辛うじて家にいる間に出来たのが寝ることと、
Twitterに投稿する分(原文)を書くことくらいだったような気がします。
まあ、動画見たり提督業に勤しんだりもしてましたけど()
とはいえ、最後の山であるGWを乗り切ったので、これからはボチボチとお休みを貰い、
ここ2か月の疲労を癒しつつ、またこちらの方にもゆる~く投稿していきたいなと思っています。
ご心配された方などには多大な感謝の意として、これからは今回以上に間を空けることの無いよう努める所存です。これからも『物書き提督と艦娘の日常』をよろしくお願いします。
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