ガチャガチャして当たらなかったから書きました。
いくら金の備えをしていたからといって、湯水の如く金を費やせるわけではない。節約するところは節約する。まず今がゴールでもないのだから、資金を残すにこしたことはないのだ。そんなわけで俺とゆりが取った手は「シェアハウス」だ。こっちでは学生同士のシェアハウスが珍しくない。ある意味これも異文化なんだろうな。
玄関から入ってすぐに中央部屋。ここはキッチンがあり、大きめのテーブルも置かれている。全員の交流の場となっている。そこから三方向に部屋があり、玄関から正面の通路を通ればそこが風呂場。主にシャワーで済まされる。ゆりは湯船に浸かりたいらしいが、湯をはらない文化がこちらだ。銭湯だってない。火山の近くに行けば温泉はあるらしいけどな。水着着用の混浴だ。ゆりが望む形のものがない。だから、時折ゆりは最後に風呂に入る。わざわざ待って、そこからお湯をため、入浴するのだ。筋金入りだな。
「レオくんも温まればいいのに」
「俺は高校の時からシャワーで済ませることが多かったからな。そんな気にならないんだよ」
「ふーん? それならいいけど」
風呂が最後になったら、そいつが風呂掃除をするというのがここのルールだ。実に理に叶っている。俺はそれが面倒だからって理由もあって、ゆりみたいに最後まで待つことはない。たまに手伝わされるけどな。
基本的に部屋は二人一組。男女も別れるのだが、俺とゆりは付き合っているという理由で同じ部屋。このシェアハウスを見つけた時にそう決まった。オーナーにそう決められた。ベッドもツインではなくダブルなあたり、わざと一部屋だけそうしてるんじゃないかって思えてくる。
課題も終わってる俺は先にベッドに寝転んでいる。部屋に戻ってきたゆりも隣に来た。当然だが、いつもこの形だ。そして、だからといって何か起こるわけでもない。普通に寝る。ゆりは言語対策をしっかり取っていたから平気らしいが、俺はゆりほど賢くない。昼間から常に頭をフル稼働させている。つまり疲れてる。疲れているからいつも速攻で寝てる。
だが、今日はゆりが大人しく寝させてくれない。風呂上がりで扇情的になってるゆりは、いつもとは違う魅力があるもんだ。
「どうした?」
「えっと……」
俺の左腕に絡みつくように抱きついてきたゆりを見て話を聞く。たいてい甘えたい時か、何かあった時にこうされるかだ。今日はどっちなんだろうなと思って聞いてみたんだが、どちらでもなさそうだ。視線を逸らすし、変に頬を赤く染めてるし。
「ジェ、ジェーンがね? 一昨日、彼氏と……その……シたんだって」
「それで?」
ジェーンは、このシェアハウスに住むメンバーの一人。入居日がたまたま同じで、ゆりにとってはこったで最初にできた友達だ。俺は散策してる間に男友達を作ってた。
俺と一緒じゃない時にゆりはジェーンとよく一緒にいる。ガールズトークをしてるらしいのだが、今回はそれがそっち系の話だったらしい。年齢からして別に珍しいとも思わないけどな。日本でも人によっちゃ中学で経験を終わらせてる奴もいる。
そんなわけで、俺はさっさと寝たいという思いを言外で伝えつつ、ゆりが興味本位だけで話を持っていこうとすることの阻止を図る。ゆりもそれが分かってしまうから、さらに言いにくそうにしている。このまま諦めてほしいものだね。
「レオくん……」
「なんだよ──っ!?」
「んっ、ちゅっ……はぁっ……」
楽観視していた。ゆりが強情だということが頭から抜け落ちていた。引かない時はとことん押し通してくるのがゆりなんだ。そして今回はそれが起きてしまった。強引に口を重ねられ、驚いている間に舌をねじ込まれる。口内を蹂躙するように動かされ、舌を絡められる。目を瞑っているゆりだが、目を見なくても分かる。本気なのだと。
俺はゆりを押し返し、上下を逆転させる。視線の先には赤い瞳を蕩けさせているゆりがいる。頬を上気させ、色っぽく息を乱れさせるゆりが。両手を抑え込んでいるが、ゆりは今も手を動かそうとしている。いつもより熱かったさっきのキスだけでは駄目らしい。
「お前正気か?」
「正気だよ? レオくんが欲しいの。羨ましいと思ったのが原因ではあるよ? でも、レオくんじゃないと嫌なの。だから」
「俺は寝たいんだが?」
「寝てる間に勝手にされるのと自分で動くの。レオくんはどっちが好み?」
「はぁ。いつの間にそんな誘い文句をするような奴になったんだか……。言葉のセンスは酷いが……覚悟はできてるんだな?」
「うん」
蕩けさせながらも、瞳の奥には芯が残っている。心からの意志であると確認が取れたところで、今度は俺からゆりの唇を奪う。俺が寝たらゆりは本当に俺が寝てる間に襲ってくる。それだけはごめんだからな。
突き出されるゆりの舌を絡め取り、さっきよりもさらにねっとりとしたキスを交わす。手の拘束を外すとゆりは俺の首へと手を回し、逃れられないようにしてくる。俺もゆりの頭に片手を回して、ゆり自身も逃げられないようにする。呼吸が苦しくなろうと関係ない。
「っ! ふっ……んっ!」
口が塞がっているからゆりが何を言っているのか分からない。分からないが言いたいことは分かる。俺が空いている片手を動かし、ゆりの服の中をまさぐっているからだ。
最初はその引き締まったお腹に。そこからくびれのある腰へと手を動かし、身体のラインに沿って手のひらを滑らせて上へ。やがてゆりの豊満な胸へとたどり着き、それを撫でてから揉み上げる。ハリもあり弾力もある。指を沈めこませ、力を抜くと押し戻される。それを少しばかり楽しんでから、胸の先にある乳首を軽く挟み、撫であげる。
「ふっ、んっ! んんっ!」
高校の時から察してはいたが、ゆりは明らかに感応性が高い。一般的に前戯と呼ばれるような行為であっても、ゆりはすでに感じている。ザックが言うには最初の何回かは開発なんだとか。相手の性感帯の把握というのもあるが、感じやすさを上げるためには何度か体を交じらわせる必要があるんだとか。
そのはずなんだがゆりは初めての今日で敏感に感じている。これまたザックから聞いた事だが、自嘲してる女の場合すでに感度が上がっているらしい。ゆりの場合どうなんだろうな。
どっちでもいいが、イジメよう。ゆりがこうも感じてくれると、嗜虐心が湧いてきてしまう。そしてそれを抑えるという理性も、若干漏れ出るゆりの甘い声でかき消される。
「ゆり」
「はぁはぁ、れお……くん……」
感じているために力が抜けていたゆりの腕に、俺が抑えられるわけがない。簡単に口を離すことができ、二人の口をつなぐ架け橋がしばらくして途切れる。この間もゆりの服の中に突っ込んだ腕は動かしている。胸を揉みしだき、ピンと張っている乳首を転がし、時に押し込み、時に引っ張る。
「んっ! だ、めぇ……」
「嘘つけ。喜んでるだろ」
「んっ、そんな、こと……!」
「なぁゆり」
「んあっ、れおくん……これ、ほんとに……だめ」
絶えず胸で遊びながら、分かりきってるゆりの弱点の一つである耳を責める。耳元で名を囁き、軽く舌を入れる。それだけでもゆりは嬌声を上げ、身体をビクッと跳ねさせる。声は抑えるつもりなんだろうが、漏れてる。十分愉しいのだが、せっかくだからもっとイジメよう。
「ゆりって感じやすいよな?」
「──っ!」
「もしかして自分で慰めてた?」
「ふぁぁっ! なん……でぇ……!」
あ、こいつまじか。マジで自分でやってたのか。これは流石にビックリだわ。え、いつだ? いつなんだ? 高校の時か? それとも俺が部屋を空けている時か? 後者ならわりとショック。そんなことされてるベッドで知らずに寝てたとか洒落にならない。これはもうとことんイジメるしかないな。
俺はゆりの服を捲り上げる。顕になるゆりの双丘。一つは既にイジメてるために先端が立っている。俺はそちらに吸い付き、口の中に含み、舌で転がす。それと同時に反対の胸を手で弄る。
「んっ! 〜〜っ!」
「声漏れてるぞ?」
「れおくん……の、せいっ! んんー!」
ゆりが自分の手で口を抑えている。それでも声がくぐもってるだけだ。そんなゆりに追撃を放つために、今舌で転がしているソレを甘噛みする。その瞬間、逃れようとゆりが嬌声をあげながら大きく身をよじった。だが俺が覆い被さっているために、ゆりは逃げることができない。俺はそこで一旦口を離し、息も絶え絶えで目が蕩けきっているゆりを見る。
「大丈夫か?」
「らい……じょぶ……あぁっ!」
「ここはこんなに濡れてるのに?」
自分から誘ってきたゆりを気にかけるわけがない。もちろんやりすぎないように、ゆりに負担がかからないようには気をつけてる。だが、ペース配分は別だ。
ゆりに気遣っているていで話しかけ、ゆりの意識を逸してる間にショーツの中へと手を伸ばす。ショーツは濡れきっていて、若干の不快感があるが、それ以上に今はゆりをイジメることが優先だ。ゆりの秘所へ指を一本挿す。ゆりの愛液のおかげで挿れやすく、俺の指を包み込んでくる。浅いところでゆっくりと出し入れすると、ゆりは身をよじりながらも太ももを擦り合わせ魅惑的な目で見てくる。
「焦らさないでぇ……」
「これだけでも感じてるくせに?」
「ひぁっ!」
軽く挿れたあたりで指を折り、ゆりの秘所内を中から押し上げる。それだけでもゆりは声をあげて軽く腰を跳ねさせる。そんなゆりへのプレゼントとして、指をもう一本挿れ、今度は指の根本まで奥に。さらに指への締付けが強くなったのを感じつつ、指を暴れさせる。先程のような出し入れはもちろん、ゆりの弱点を探し当ててはそこを徹底的に攻める。
「あぁぁっ! れおくん……! とめ、てぇ!」
「誘ったのはゆりだ。止めない」
「そんなっ、だめなの! なにかきちゃうのぉ!」
俺の腕を掴んで止めようとするゆりだが、全く力が入っていない。俺はゆりを果てさせるために指の攻めを激しくし、ご無沙汰になってたゆりの胸を甘噛みする。ゆりはすぐに痙攣し始め、叫ぶように嬌声を上げながら身体を大きく跳ねさせた。指への締め付けも一番強くなる。潮も吹いたようで、俺の手がビシャビシャだ。無論ゆりのショーツと寝間着もだが。俺はゆりの秘所から指を抜く際にもう一度だけ弱点を攻めておいた。予想通り身をよじったが、身体に力が入らないようで、少し腰が動いたくらいだ。
手を洗ってからゆりの着替えを取り出し、それをゆりの側において俺は元の定位置へ。隣ではゆりがはぁはぁと甘い吐息をもらしている。そんな状態のゆりがこっちに顔を向けてくる。乱れまくってる時も、その後のゆりもやっぱり変わらず可愛いくて愛おしいな。
「れおくん、……ほんばんは?」
「生でするかアホ。俺は寝るんだよ」
「……ゴムってどこで売ってるんだろ」
こいつ前戯だけでその惨状なの理解してんのかよ。……適当に話逸らしてやり過ごすしかないか。ゆりの性欲処理を他の奴にやらせる気もないが。