本作は、『艦娘ぐらし、始めました』の外伝のひとつとして掲載している「Another5.魅惑の黒に誘われて」の後日談のうち、18禁要素の強いものを、R-18タグ付きで別途項目を設けて掲載したものです。
 ・叢雲(改二)、初月、村雨(改二)の各エピローグ後のお話です
 ・他の「Another」と同様、Pixivに、ほぼ同内容のものが掲載されています

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 本作は、『艦娘ぐらし、始めました』の外伝のひとつとして掲載している「Another5.魅惑の黒に誘われて」の後日談のうち、18禁要素の強いものを、R-18タグ付きで別途項目を設けて掲載したものです。
 ・叢雲(改二)、初月、村雨(改二)の各エピローグ後のお話です
 ・他の「Another」と同様、Pixivに、ほぼ同内容のものが掲載されています


黒に惑わされたその末に-Another5_afterX-

◆雲に隠された鷹の恥じらい(叢雲ルート後)

 

 「あの一件」から、はや2ヵ月──当初は否応なくバタバタしていたボクの周辺も最近ではすっかり落ち着き、大過なく提督業に励めている。

 

 「作戦完了。第四艦隊、オリョールより帰投しました!」

 「うん、ご苦労様、401。そろそろ15時だから、今日はもう上がっていいよ」

 遠征から帰投した艦隊を出迎えたり……。

 

 「提督、近隣3ヵ所の鎮守府が集まっての合同演習の誘いが来てますが、どうされますか?」

 「うーん、練度的にはちょっと微妙なんだけど、実施は半月後だったっけ? 参加する旨、連絡しておいてくれるかな、大淀」

 各種任務や演習の予定を組んだり……。

 

 「偵察機より入電、敵の位置を把握した。提督、どうする?」

 「複縦陣に変更、そのまま敵主力艦の昼戦での殲滅を狙おう。日向、頼んだよ」

 「承知! 航空戦艦の真の力、思い知らせてやるとも!」

 本業とも言える艦娘の戦闘における司令官業務に励んだりしている。

 

 もっとも……。

──カリコリカリ……

 「ん? 古鷹、総司令から指示のあった例の監査の件、資料捜してくれないか」

 「あっ、はい。えーと……(ペラ、ペラ、ペラリ)こちらです」

 「うん、ありがとう。それにしても、このご時世に電子じゃなくて紙の書類が半分以上を占めるとか、アナクロ過ぎないか、海軍」

 「あはは……大反攻前は深海棲艦のせいでネットが繋がらないことが多かったそうですし、その時の影響じゃないでしょうか」

 こんな風に執務室で秘書艦の古鷹と書類仕事をしている時間が、実は一番長かったりするんだけど。

 

 ちなみに、今みたく提督としての業務に勤しむ時のボクは、叢雲改二の制服(カッコ)じゃなく、鹿島などが着ている女性士官用の白い上着と香取のものとよく似たダークグレイのタイトスカートを着用している。もっとも、ブラウス代りに黒インナーを着て、ネクタイも叢雲改二用の赤いものを流用してるから、練習艦ふたりとはだいぶ印象が違うかもしれない。

 

 とりあえず、今日の(書類)仕事が一段落したところで休憩を入れることにする。

 「お疲れ様です、提督。珈琲をお持ちしました」

 心得たもので、我が秘書艦殿がモカ・マタリをホットで入れてくれる。

 “以前”はブラックで嗜んでいたコーヒーも、“今の身体”だと少々苦過ぎるため、やむなく砂糖とミルクを入れて飲んでいる。

 「叢雲改二(このからだ)」は六駆の子たちほどお子様味覚ではなかったらしく、「コーヒー牛乳じゃないと苦くて飲めない」というレベルじゃなかったのは、不幸中の幸いと言うべきか。

 

 ただし(少なくとも“退役”して体が成長・成人するまでは)総司令によってアルコール禁止令をくらっている。ちくせぅ!

 (──まぁ、それほど酒が好きってワケでもなかったけど)

 それでも、飲めるのに飲まないのと、絶対飲むなと禁止されるのは雲泥の差なんだよなぁ……なんて考えつつ、マグカップのコーヒーをすすっていると、傍らの古鷹に声をかけられた。

 

 「提督、今日はお仕事、定時で終わりそうですね」

 言われてみれば、確かに必要書類の処理はほぼ終わっているし、あとは輸送任務から帰って来る第二艦隊を出迎えるくらいか。これも予定通りなら17時過ぎには終わるだろう。

 「そう、だね。何もなければ18時にあがれるかもしれない」

 普段は早くとも19時、大体は20時過ぎだから、年に数回ある程度の椿事と言っていいだろう。

 

 「でしたら! あの…その、ご一緒にお夕飯など如何でしょう!」

 顔を真っ赤──とまではいかないまでも頬の辺りをそれなりに上気させている古鷹の様子に、「一緒に間宮で夕食を摂る」という意味ではないのを察する。

 「ふむ。古鷹の手料理を頂けるというなら、ぜひ」

 「! は、はい、腕によりをかけますね♪」

 

 以上の会話から察してくれた方もいるかもしれないが、現在のボクと古鷹は、その、まぁ、いわゆる「恋人同士」と呼ぶべき関係にある。

 自分の身体が艦娘(おんなのこ)になった時は、「せっかく部下以上恋人未満くらいまでススんでいた古鷹との関係もこれまでか」と内心ガックリきてたんだけど、大天使フルタカエルから……。

 「私は、月村提督(あなた)が男性だから惹かれていたわけじゃありません! 貴方という存在そのものが好きなんです!!」

 ……との熱い告白を受けて、無事、おつきあいが開始したんだ。

 

 今はまだ色々あって、ケッコンカッコカリまで漕ぎ着けてないけど、いつかは古鷹に“指輪”を渡すつもりでいる。

 (冷静に考えると女性の提督もいて、そういう人も艦娘とケッコンカッコカリしてるわけだし、艦娘同士の百合疑惑も昔から言われてることだしなぁ)

 まぁ、艦娘達の場合、それがレズなのかちょっと姉妹愛が深いだけなのか見分けづらいんだけど。

 ともあれ、艦娘兼任女性提督となってしまったボクであっても、古鷹とケッコンするのに何ら問題ないとわかったのは朗報だった。

 

 そんなことを考えているうちに、ボクと古鷹はボクの官舎(へや)に着いた。

 肉体的に叢雲(改二)になったとは言え、月村少佐であることは大っぴらにしているおかげで、ボクは以前同様、基地内の敷地にある独身士官用アパートの一室に住んでいる。

 あまり広くはないけど、台所や風呂、トイレなど生活に必要なものは一通り揃っているおかげで、古鷹に手料理を作ってもらうのにも特に支障はない。

 

 え? 手料理の出来栄え?

 そんなの100点満点に決まってる……って言いたいところだけど、作った本人からは「もっと上達したいからキチンと判断して採点してください」って言われてるんだよね。

 今日の焼き魚と具沢山の味噌汁、それに菜の花のお浸しは、恋人補正を除くと──うん、82点ってところかな。

 

 で。

 

 お年頃の恋人同士が、どちらかの自宅で夜一緒にいるとなると、どうしたって「そういう雰囲気」になるわけで……。

 夕食も終わり、他愛もない雑談なんかをしているところで、古鷹がやけに艶っぽい目つきになってボクに甘えてきた。

 

 「ねえ、提督ぅ……私と一緒にお風呂に入りませんか?」

 「えっ!」

 「だ、だって、せっかく体は女同士なんですし…………ね?」

 そりゃそうだけど……いいのだろうか?

 とは言え、古鷹とは単に「裸を見る」以上のコトを既にヤっちゃってるしなぁ。

 そもそも叢雲として出撃した後、入渠施設で他の艦娘の裸とかも見ちゃってるし。

 「…まぁ、いいわよ」

 気を抜いていたせいか、つい言葉遣いが叢雲(おんな)のものになる。

 「! ありがとう、叢雲ちゃん!」

 古鷹(むこう)も私(こっち)が叢雲モードになると、敏感に察知してちゃん付けになるんだよなぁ。

 

 てなワケで、ボクと古鷹は、お風呂で「女の子どうしの裸のスキンシップ」を存分に楽しんだ。

 とは言っても、ウチのユニットバスは狭いから、あくまで「洗いっこ」や「他愛ない女の子同士のじゃれ合い」くらいに留め、“本番”は風呂を上がってからに持ち越しにする。

 そして、微妙に火照った体を手早くタオルで拭いて、インナーだけ着けた状態で部屋に戻ると──こうなるワケだ。

 

 「む……むらくもちゃん……」

 「古鷹、もうこんなに濡れてるわよ?」

 ちょっと意地悪くそう告げながら、太股の内側に手を這わせる。黒いスパッツ越しでも、熱くなった古鷹の秘処から失禁したみたいに愛液が溢れているのがわかった。

 

 「お、お風呂から上がったあとのこと考えると……我慢しようと思っても……どんどん溢れてきちゃって……んんっ!」

 ボクにしがみつく古鷹の腕に力が入る。

 「へぇ~、もしかして、お風呂の中でもイッちゃってた?」

 「い、いけないと思ってたんですけど……どんどん気持ちよくなってきちゃって……こ、こっそり2回も……イっちゃってました……」

 はーい、よく言えました♪

 

 「可愛いわよ、古鷹。わたしとスること考えて、イッたのよね?」

 「はい……はい!」

 今の自分より背の高い古鷹をぎゅっと抱きしめキスをする。

 貪るように舌と舌を絡め合わせながら、互いの唾液を嚥下する。

 「んっ……むっ……んっ! んんーーーっ!」

 それだけでも、古鷹は叢雲(わたし)のきゃしゃな腕の中で身体を突っ張らせ、ビクビクッと痙攣している。コレは……イッちゃったかな?

 

 わたしは、優しく古鷹の体をベッドの上に横たえた。

 古鷹はベッドカバーに顔を伏せたまま、ちょっと苦しそうな──それでいて艶めかしい喘ぎ声を漏らしている。

 ちょっと休ませてあげるつもりだったけど、我慢できなくなったボクは、右手を彼女の形のいいヒップに伸ばす。

 

 「あっ! ひゃうぅン! お、お尻、後ろからいやらしく撫でちゃダメですよぉ!」

 「ふーん。じゃあ……今度は前からスるね」

 素早く古鷹を仰向けにすると、布地の薄いインナーシャツ越しに乳首を摘む。

 

  「ひゃあんッ!」

 乳房の大きさの割に古鷹の乳首は小さめだけど、その分敏感みたいで、ちょっと刺激するだけですぐに甘い声をあげる。

 ピンクの突端は、今の古鷹の快感を表すかのように、ぷくっと自己主張を始めていた。

 

 「あ、感じてるんだ?」

 布地越しに乳首を口に含んで、舌で円を描くようにして転がす。

 「ああっ! くっ……くふっ…………ふああぁン!」

 おへその下あたりからスパッツに手を入れて、股間の割れ目に指先が触れると、古鷹はビクンと体を震わせた。

 中指を割れ目にあてがい、小刻みに動かす度に、古鷹の体は敏感に反応する。

 

 「もっと乱れて……啼いていいのよ、古鷹」

 「あ、あぁン……きゃん! そ、そんな事されたら……私……わたしっ、ヘンになっちゃいますよぉ!」

 そう言いつつも、言葉でも動作でも拒絶しないところが、如実に本心を表しているわね♪

 「じかに触って欲しい?」

 「………はい」

 

 こくりと素直にうなずく古鷹を愛しく思いながら、黒インナーをまくり上げると、形のいい古鷹の胸が露わになった。

 丸見えになった乳首にチュッと軽く口づけたのち、まろやかな胸の膨らみを左の掌で、下から掬い上げるように堪能する。

 「んっ……あぁっ!!」

 右手は、先ほどからしとどに濡れて自らの存在を主張している股間の襞部へとそのまま進める。

 そっと、耳元でささやく。

 「ふふっ、もう…ぐちゃぐちゃね」

 「!!」

 

──にちゃっ、ぬちゃっ、ぴちゃっ、にちゃっ、ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃ……

 

 快感にわななく古鷹にとどめを刺すべく、片手で乳首を、反対の手で秘部の突起を、それぞれ強く摘まんでやる。

 「ふぁ……ひぃぃぃ……だめ……ダメなのぉ」

 息も絶え絶えに悶える古鷹。

 「ほーら、イっちゃいなさい、古鷹! 自分より幼い駆逐艦娘(おんなのこ)になった恋人の指でズボズボされながら、イっちゃえ~!」

 

──グチュッ!!!

 

 叢雲のしなやかな中指を、古鷹の膣へと突っ込む!

 「ん、んっ……あ、イ、イク! イクぅぅぅぅぅ! あ、あ、あぁぁあぁぁぁ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

 ついに、絶頂に達した古鷹の秘部から大量の愛液が迸り、叢雲(わたし)の手とスパッツを盛大に濡らし、ついには布団まで滴り落ちる。

 

 ぐったりと脱力した古鷹を、上から覆いかぶさるような体勢で見下ろしながら、その耳元でそっと囁く。

 「うふふ、まだまだ、夜はこれからよ、マイ・ハニー♪」

 

 

◇孤月は居室で身悶える(初月ルート後)

 

 「あの一件」から3ヵ月余りが過ぎ、当初は色々な面でトラブルやアクシデントが続出していた月村提督の鎮守府だったが、最近ではようやく落ち着きを取り戻しつつある。

 「ふぅ~、どうしたモンかなぁ」

 ──とは言え、問題が皆無というワケでもない。

 

 初月となった月村少佐は、最終的には“姉”である秋月も含めた旗艦たちに自らの正体を明かすとともに、他の艦娘たちには明かさないことを選んだのだ。

 これは、現場の混乱や部下の反乱を恐れたという理由もあるが……それと同等以上に、彼(彼女?)が「艦娘・初月として任務を果たすこと」にやりがいを感じ、それを手放したくないと思っていたからだ。

 

 仮に“彼女”が提督であることを公開したら、今のように各方面に戦いに出ることは、部下たちから絶対止められるだろう。許されるのは、危険度の低い遠征任務や、せいぜい演習くらいか。

 そんな“飼い殺し”のような状態は御免こうむる……というのが初月(ていとく)の本音だった。その点、今の(正体を隠した)状態なら“初月”が実戦に出ない方がむしろ不自然だ。

 危険と隣り合わせの戦いをあえて望むのは、男としての意地か、防空駆逐艦娘・初月としての本能か、あるいはその両方か。

 

 ともあれ、現在のところは各旗艦の協力も得て、秘書艦を4人の持ち回りにしたうえで、提督代理としての権限を付与(月村提督は「病気で長期療養中」ということにしてある)することで、一応無難に鎮守府は運営できている。

 無論、初月(ていとく)自身も、出撃時以外は極力執務室に顔を出し、書類仕事などを精を出してはいる。どうしても提督としての決断・決裁が必要なことも、それで十分に賄えてはいた。

 

 それでは、何が引っかかっているかと言えば──。

 

 「あ、初月、先に戻ってたんだぁ。ね、よかったら一緒に間宮にいかない?」

 ガバッと後ろからハグしてくる秋月をさりげなく引きはがしながら、初月(かれ)も頷く。

 「もぅ、そんな時間だったか。いいよ、姉さん」

 

 ──こんな風に姉妹艦である秋月が、妙にフレンドリーというかお姉さんぶって色々世話を焼いてくることだった。

 

 そのこと自体は特に問題はない。

 元々、秋月自体が妹艦想いで面倒見のよい姉気質だし、“彼女”の正体を知っているだけに「色々大変な初月ちゃんを助けてあげなくちゃ」という善意100%なのだろうことはわかっている。

 

 ただ……何というか距離が近い。近すぎる。姉妹艦としての気安さか、スキンシップも頻繁で、しかも同室のルームメイトでもあるのだ。

 外見(なり)は初月(おんなのこ)でも、男としての意識を十二分に残した月村提督にとっては目の毒、耳の毒、触感&嗅覚の毒なハプニングが多過ぎた。

 

 さらに言えば、この「男としての自覚がある」ということ自体もクセモノだ。

 さすがに3ヵ月も経てば、着替えや入渠等で同僚(?)の艦娘達の裸やそれに近い姿を見ることには慣れたが、自分の正体を秘密にしている分、罪悪感はゼロではないし、あまり大胆な格好をされると、月村青雲(おとこ)としては目のやり場に困ることもある。

 

 困ると言えば、初月としての自分の身体そのものもそうだ。

 通常、駆逐艦娘は、10歳~13歳程度の女子に相当する体格を有するのだが、なかには白露型や陽炎型・夕雲型の一部のように、14、5歳くらいに見える大人びた駆逐艦娘も存在する。

 

 そのなかでも秋月型は、現在実装されている全員が15、6歳程度の外見を有しているのだ。四番艦にあたる初月が一番幼いが、それでも中3ないし高1くらいの少女に見える。胸だって、二番目の姉のグラマラスボディには及ばないものの、外見年齢相応くらいには“ある”のだ。

 

 要するに何が言いたいかと言えば──「性欲をもてあます」。その一言に尽きた。

 

 そして、決して意図したワケではないのだが、今夜は秋月(あね)が率いる第三艦隊は長距離遠征中、かつ初月(かれ)自身は近日中に処理すべき提督としての仕事があったため鎮守府に残っている。

 

 執務室で秘書艦である古鷹に見守られながら、その仕事を終わらせ、食堂で彼女と夕食を摂った後、初月は自室(艦娘寮の方だ)に戻り、ベッドに仰向けに横になった。

 久しぶりに執務室に半日詰めていたせいか、この数ヵ月で慣れ親しんだはずの、自室ひいては己れのベッドに籠った思春期の女性特有の甘い匂いが、どこか他人のもののように感じられ、提督(かれ)の煩悩を刺激する。

 

 しばらく葛藤していたものの、コレが千載一遇のチャンスであることはわかっているのか、おもむろに起き上がると、初月としての制服の上下を脱いだ。

 その下に着ているのは例の黒インナー──首から下をくまなく覆う全身タイツ状の衣装(コスチューム)だ。

 

 「今更だけど……女の子の身体、なんだよなぁ」

 普段はすっかり初月としての暮らしに馴染んでいるように見えるが、現状に対する不安や後悔が皆無というわけではないのだ。

 それと同時に、「異性(おんな)の肉体」そのものに対する性的な興味も少なからず沸き上がってくる。

 

 躊躇いがちに部屋の隅の姿見の前に歩み寄る。

 レザーのような質感・感触とラバーの弾性・密着性を兼ね備えた不思議な素材でできたインナースーツに包まれた初月の肢体は、さすがに戦艦や正規空母たちのような大人の女性には劣るものの、十分に女らしい魅力に満ちており、初月自身(かれ)はゴクリと生唾を呑み込んだ。

 左右に身体をよじると、形よく膨らんだ胸の乳房が僅かに揺れる。その様子を視覚的にも感覚的にも“自覚”したことで、初月の股間にジュンッと甘い疼きが疾り、7割方崩れかけていたストッパーを決壊させるのに十分だった。

 

 半ば無意識に両手で己が乳房をわしづかみにする。

 これまで、可能な限り意識しないよう努めていたソレの感触を、今は逆に全身全霊をもって感じ取ろうと神経を研ぎ澄ませる。

 想像以上の柔らかさと快美感に、胸が苦しくなるほどの興奮が湧いてきた。

 「あっ……あぁぁぁッ!」

 

 そのまま指を曲げ、グニグニと“蒼い果実”を揉みしだく。

 「あぁっ……ふぅ……くゥん!!」

 初月は、黒い滑らかな布に包まれた自らの乳房がひしゃげ、思うがままに形を変える様を見て、さらなる興奮に包まれる。

 

 木綿越し豆腐とも撞きたての餅とも例えられる女性の乳房を揉む掌の感触は、それだけで女性経験の浅い(もっと言えば童貞だった)提督の許容量を超えるのに十分だった。

 

 「おっぱい……僕のおっぱい……ああッ!」

 快感にうち震えながらも、淫らな好奇心に後押しされて、少女(かれ)の両手の人差し指が、膨らみの中央の可憐な突起へと伸ばされる。

 

 「ひぃやぁあああン! な、なに、コレ……あひンッ!!」

 乳首を指先がかすめる度に、小さな蕾の先から全身へと甘い疼きが波及していく。断続的な刺激で物足りなくなった初月は、中指も応援に加えて、黒布の上からでもハッキリわかる程にピンと尖った乳首を挟み込む!

 

 「んはぁ……ち、乳首……勃起してる……気持ちイイッ!」

 そう、それは確かに男性だった時の陰茎の勃起にも近い快感だった。

 両胸から送り込まれる(と言っても、手を動かしているのは自分なのだが)甘美な快楽の波動に、もはや初月は立っていることができず、そのまま鏡の前にペタンと女の子座りの姿勢で座り込んでしまう。

 

 床と下半身が密着する体勢になったせいか、微かにヌチャリと湿った音が響き、陰部(ソコ)が言い訳できないほどに濡れていることを、初月は自覚する。

 半ば無意識にソコを床に擦りつけるように腰を揺する。それだけで、股間の割れめから背筋、そして脳髄へと、電撃にも似た強烈な衝撃が駆け抜けた。

 「ひぁんッ! す、すごい……感じるよぉ……ああっ!!」

 

 もっともっとその快感を味わいたいと中毒者にも似た思考に陥っている初月は、鏡の前でM字開脚の姿勢をとる。

 

 「ぅわぁ……エロい……エロ過ぎるよぉ」

 自分で自分の身体に欲情するその様はナルシストのそしりを受けそうだが、それも無理はない。

 ほんのりと上気し赤くなった頬と、熱に浮かされたような目、熱い吐息と喘ぎを漏らす唇──という、普段のキリッとしたボーイッシュな初月とは似ても似つかない“雌の顔”が、鏡の中から彼女を見返していた。

 

 そのまま下に目をやれば、女の子らしい細い指を持つ両掌が、自らのそれなりの大きさを持った乳房をグネグネといやらしい手つきで揉みしだいている。

 さらに視線を下げると、大きく両脚を開き、股間を見せつけるように晒している。

 ピッタリと貼りついた薄布越しにでも、ソコの形状は明確に確認することができた。

 左右に開いた二枚の陰唇。ぱっくりと口を開ける膣洞。その合わせめからは愛液がにじみ出てインナーの布をじっとりと濡らしている。二枚の肉ビラが合流する上部には、元は陰茎であった肉芽──陰核が包皮にくるまれつつ顔を出していた。

 

 「お、女の子のココって……こんな形をしてるのか」

 無論、今までの3ヵ月、数えきれないほどトイレや風呂にも入っていたし、ソコを見る機会が皆無ではなかったが、男性としてのメンタリティが未だ濃い月村提督は、まじまじと見ることは避けていたのだ。

 無論、彼とて年若い健全な男だ。女性の性器に興味がないと言えば嘘になる。

 そんな自制と好奇心のバランスが崩れた結果が、今のこの初月の嬌態であった。

 

 鏡の中のストリッパーもかくやという(己の)姿に、ますます興奮を昂らせた初月は、左手をそのまま乳房にあてたまま、右手の指先を股間のワレメへと伸ばす!

 

 「ひぃあああぁぁぁぁン!」

 初めて意識して触れるソコは、少女の指が軽く肉襞をなぞっただけで、燃え滾るマグマような熱い快感を生み出す。

 

 「な、なぁに……これぇ……」

 たったひとこすりで、その快楽の虜となった初月は、ビクビクッと軽くイキながらも手の動きを止めることができない。

 背を逸らせて煩悶しつつ、なおも淫らな指先遊戯に夢中になっていく。

 その奥で子宮へと繋がっているはずの膣孔と両脇の襞を、愛液にまみれでぬるぬるなった指の腹で繰り返し刺激する。

 

 「あひぃン……だ、だめェ……こんなの続けたら……」

 そう言いつつも、少女は右手の指で膣の入り口付近を一心不乱にかき回していた。

 (あぁ……気持ちいい……蕩けそう……)

 さらにラビア上部でピンと尖ったかつての“相棒”の名残の器官へと、乳房から離した左手を伸ばす。

 

 「ああああああああッッッッッ!!!」

 指先が触れた瞬間、電気ショックのような強烈な快感のパルスが、初月の全身を駆け抜ける。

 

 「うそっ! なに、これ、こんなの……こんなの知らない……くはぁン!!」

 硬く尖った陰核は、左手の親指と人差指で挟み込み、コリコリと弄るだけで、かつての陰茎の何倍、何十倍もの愉悦を生み、さらに生み出し続ける。

 快感に急き立てられるように指の動きが早まり、それに呼応するかのように、右手の方の動きも激しくなり、ついにはつぷりと指先が膣孔に浅く埋まる。

 

 「んあっ! こ、これ……感じる……あひぃッ」

 インナースーツは驚くほどの伸縮性を見せ、少女の中指の第一関節ほどが完全に膣穴の中に没していた。

 未知の快楽に、初月はひたすらに中指で秘部を探る。

 スーツの布越しでさえ、熱くぬめりを帯びた肉襞が熱くひくつく感触がわかった。

 

 (──これ以上スると、引き返せない)

 そう確信しながらも、初月の指は動きを止めず、ヌルヌルした愛液を絡めながら、ひたすらに快感をむさぼり続ける。

 

 ふと視線を上げると、鏡の中の艦娘(しょうじょ)はいつもの怜悧さなどカケラもない、悦楽に蕩けきった顔で、うつろな視線を此方に向けている。

 ──そして言うまでもなく、その淫乱娘こそが、今の初月(ていとく)自身の姿だった。

 「!」

 

 それを自覚した瞬間、“彼女”の中の快感の波は倍増して自身を襲い、彼女をその頂きへと押し上げていった。

 目の裏でチカチカと真っ白な光が明滅し、呼吸(いき)が苦しくなる。

 股間から湧き出すふたつの快楽の波が、その強さを急速に増し、ついには津波のような桁違いの衝撃となって、快楽に震える初月の意識を押し流して、ついには僅かながら喪失させる!

 「あぁぁぁぁぁぁぁッッッッ! い、イク! イッちゃうぅぅぅぅぅ……………あ…………」

 

 失神していたのは、ほんの一瞬のことで、意識を取り戻した時も初月の身体には、快楽の余韻が色濃く残っていた。

 「お、女の子ってこんなに気持ちいいのか…………ふぅ……」

 その気だるさにたゆたう初月だが、同時に何とも言えないいたたまれない気分にも襲われている。ひとりH後の罪悪感(これ)ばかりは、男も女も変わりがないようだ。

 

 「はぁ……でも、また機会があればシちゃうんだろうなぁ」

 それでも、一度知った禁断の蜜を拒絶できると思うほど、初月は自分を高く見積もってはいない。

 うなだれながら、どこかさっぱりした表情になった初月は、身体を清めるため風呂に入ろうと、脱ぎ捨てた制服を再び身にまとい、(入渠用ではない普通の)風呂場へと、着替えを持って急ぐのだった。

 

 

■罰当たりなネレイド(「Another5_after.雨でなくとも相愛傘で」の直後)

 

 「ちょ…ほ、本当に困るんですけどぉ……もうっ!」

 村雨は狼狽したような声を漏らすが、彼女の抗議はアッサリ無視され、アッと思うまでもなく、そのまま縁側に仰向けに押し倒されてしまう。

 

 ここは、先ほどまでふたりがいたお祭り会場の神社の一角、何かをしまっておくと思しきお堂の裏手だ。

 現状は見ての通り。端的に言うと「ついに提督の我慢ゲージが限界を超え、浴衣姿の恋人を押し倒した」というところ。

 

 村雨側としても、愛しの提督からの熱烈アプローチは望むトコロではあるのだが、流石に屋外、それも誰かに覗かれるかもしれない場所での交わりは、やはり抵抗がある(なお、このふたりが“初めて”結ばれたのは、ほんの十日程前だったことを付け加えておく)。

 

 (う~~あの時の提督は、真剣かつ優しくて、とってもカッコ良かったのにぃ)

 “初体験”以来、3度ほど身体を重ねているが、回を追うごとに過激になっている気がする。あるいは、普段は紳士なのにセ●クスの時は豹変する提督(かれ)のような男性を「ベッドヤクザ」と言うのだろうか。

 

 しみじみそんなことを考えていたせいか、いつの間にか浴衣の胸元が押し広げ、はだけられるのと同時に、裾の方もまくり上げられてしまう。

 「ひぁン! ちょっ、まっ………」

 身体中の敏感な部位をまさぐられて、全身を駆け巡る強烈な感覚の奔流に、村雨の理性は次第に屈しつつあった。

 

 ふと気がつけば、提督の手によってピンクの和装用ショーツがずり下ろされ、大事なトコロが彼の視線の前にさらされている。

 それに羞恥を感じる暇もなく、村雨の上に提督がのしかかってきた!

 彼の重みが彼女にかかり、下腹部にソレが当たるのを感じる。

 

 「ぃやん……♪」

 思わず漏らした声は、しかし甘く蕩けており、とても拒絶の意思は感じられない。

 

 そのまま強引にねじ込まれるのかと思いきや、彼の口が村雨の唇へと重なり、舌が口腔内にグイと割り込んでくる。

 (んんっ……キスは……好きぃ♪)

 思わず熱い吐息を漏らしてしまい、彼女の体から余分な力が抜けた。

 

 そのタイミングを見計らったように、胸元をはだけて露出した乳房を強く揉まれる。

 艦娘(おんな)になって以来、自分で見たり触ったりしたことは何度もあったが、他人、それも大好きな恋人の指で触れられ、弄られる感覚は、それとは別格の気持ちよさだ。

 

 反射的にジュンッ……と股間に液体が溢れてくるのを感じる。すかさず追撃するように彼の指がソコに触れると、「あひぃンッ!」とはしたない嬌声が半開きになった村雨の口から漏れた。

 

 「そろそろいいかな。村雨、いくぞ」

 提督が腰を動かし、彼女の秘所に彼の逸物の先端部が当たった。

 一拍おいて、ズンッという衝撃とともに、ソレが自分の膣内(なか)に入ってくるのを、村雨は感じる。

 

 「ひ…ぁぁぁぁぁぁ~~ッ!!」

 最初は弱く、優しく……次第に強く、激しく──ひたすら、ソレが押し込まれ、突き込まれ、突き上げられることで生じる、荒ぶる波のような悦楽に、彼女は完全に飲み込まれていく。

 

 気が付けば、村雨の方も大きく開いた脚を提督の腰に絡め、自ら激しく腰を動かしていた。

 相手の動きに合わせて愛しい男性(ひと)の分身を胎内に受け入れ、包み込む女特有の悦び。

 ほんの半年前までは男性だったとは思えないほど、村雨はその感覚を理解し、ソレに溺れ、同時にソレに熟達しつつあった。

 

 熱い衝動が全身を駆け巡り、凄い勢いで自分が未知なる快楽の高みへと昇りつめつつある予感があった。

 (それでもいい……ううん、それがイイの♪)

 「あ、ふぅン……ああっ、てぇ、とくぅ……あっ、あっ、あっ! スゴく気持ち、いいのぉ。もっと……もっと激しく、ふあっ……動いて……!」

 

 淫らな恋人の懇願に応え、提督がさらにその動きを速める。

 激しいピストン運動で一気に最奥部を連続でノックされる。

 

 「す……凄い、凄いよ……ああああッ、ダメ!」

 頭が真っ白になり、同時に全身の筋肉が強張るような感覚に襲われる。  

 「もう気持 ちよすぎ……くぅん、村雨(わたし)、こ、壊れる……コワレちゃうぅぅ……! イっちゃうぅぅううううう!!!!」

 村雨が絶頂に達したと同時に、提督の男根も限界に達し、びゅくびゅくっと勢いよく彼女の膣内に精を吐き出していく。  

 「……んふぅ…提督さんのが、お腹に……ふぁ……あつい、のぉ……」  

 

……

…………

………………

 

 なお、コトが終わった後、太刀川提督はコンヤク者にして秘書艦である女性にその場で正座させられ、「猿じゃないんですから、いくら欲情したからって、お外でサカるのは止めてよねッ!」と説教されたことを付け加えておく。残当&残当。


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