代償は狂うこと、愚かな行為の末路を冷笑することがなによりも愉しい…。
エロは存在しません。期待している方は、ブラウザバックを推奨します。
また、時々ある同人誌並みにしっちゃかめっちゃかの頭の悪い文章構成となっています。コレも嫌な方は即ブラウザバックを推奨します。
救いも無ければ、エロも無い。何処に需要が存在するのか疑問ですが、書き上げたので一応投稿した小説です。一応、タグ設定で一応色々つけておきました。足した方が良いタグ、外した方が良いタグがありましたら、そっと教えていただければ…。
警告は既にあらすじの部分で行いました。それでもいい方は先へ、読んだ上で批判する際は、納得するコメントを下さい。
ある日の真夜中、とある一軒家の一階で動く物影があった。それは動くというより蠢くという言葉が似合いそうな動きをしていた。もぞもぞと動く物影はなにやら終わったようで、そのまま立ち上がった。その際、月明りが部屋の中に入り物影を照らす。その姿は幼い少年だった。しかし、幼い少年には似つかわしくない歪んだ笑みを浮かべている。
「これで、よし。後は……………アイツに頑張ってもらうだけだね」
そう言って少年は手元に目線を落とした。そこには何やら紙があった。しかし、全体的に暗く何の紙なのかは判別できない。しかし、少年の顔からしてロクでもない物である事だけは分かる。月明りが陰り室内はもう一度暗闇包まれた。次に月明りが差した時には紙も少年もその場に居なかった。
「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃーい。車に気を付けるんだよ~」
玄関で黒いランドセルを背負った末っ子の少年が元気よくそう言いながら出ていく。それを見送りながらにこやかに注意しながら見送る長女。服装からして高校生であり、発育の良い胸や尻、足をしている。髪はショートであり何処か活発そうな印象を受ける。そんな女性は少年の後姿を見ながら目を細めた。その目は何処か既に手の届かない所に行ってしまった宝物を見るような目だった。そんな女性の後ろから今度は同じように発育が良い身体をしているが長髪で白いカチューシャがワンポイントとなっている次女が出てきた。
「ほら、姉さんも学校でしょ。行くよ」
「あ、待って待って!ちょっと物取ってくるから!」
「はぁ、マイペースなんだから」
そう言って溜息を吐いた次女は長女が来るまで待ち、その後大慌てで戻ってきた長女と一緒に高校へと向かった。その姿は日常そのもの。そう、この場面のみをくり抜けばまさにただの日常なのだ。しかし、残念なことに既にこの姉弟は崩壊していた。表面上の平和も日常も崩れ去るのは既に近くまで迫っていたのだ。
「で、あの二人はちゃんと美味しく頂いた?」
「お、おう、でもさ、良いのか?こんな事して…………。馬鹿な俺でも流石にコレは不味いと思うんだけど…」
「口答えするな。コレは僕の計画。僕の願いだ。君は最初に欲望に従った、既に契約は為されているんだよ?今更怖気づいた所で逃げれるわけないじゃん。それに、いいのかな?僕が『姉さん二人がそこの奴にレイプされた』とでもいえば立場を悪くするのは君だ。大人しく従っていてよ」
「…………あぁ」
ある小学校の体育館裏。坊主頭のいかにも小学生と言わんばかりの見た目の少年と、先ほど元気よく家を飛び出した少年だった。その少年は似つかわしくない冷笑が浮かんでおり、坊主頭の少年を冷ややかに見ていた。少年の発する異様な雰囲気に呑まれ、首を縦に振る坊主頭。「ならいい」とだけ呟いた少年はそのまま坊主頭に背を向け何処かへ向かっていた。途中で足を止め、坊主頭に顔だけ向ける。
「あぁ、再三言うけど変な気を起こさないでくれよ?僕は君を協力者にしているんだ。排除するつもりはないんだからね。まぁ、君の行動で変わるかもしれないけど」
「…………わかってる。ちゃんと言われたとおりにするさ」
「分かった。次の指示は放課後メールでする。終わったら君の家に行くよ。あぁ、アレはそのまま寝かしたままでもいいよ。そっちの方が面白そうだ」
「悪魔め……………」
「誉め言葉として受け取っておくよ」
それだけ言うと少年はその場を去った。残ったのは坊主頭だけ、拳をギュッと握り何かを堪える様にしている姿は何処か懺悔をする罪人の様だった。
学校での授業も恙なく終わり、放課後。少年は部屋でベットに寝ころんでいた。そして思い出すのは自身が召喚された経緯。元の少年が気まぐれに書いた魔法陣。子供の好奇心で本格的な邪神召喚の魔法陣を書いてしまい、呪文も言ってしまった。故に召喚された。人も邪神も等しく冷笑する邪神を。最強に近い旧支配者を。
『面白い。面白い。まさか私を召喚するとは………しかし、供物が無いなぁ?まぁ、後でいい。では、召喚者よ、願いを聞こうか?』
『え、神様!?嘘っ!?神様召喚できたよ!お願いだよね?じゃあ神様、お姉ちゃんたちを幸せにしてください!』
『良いだろう。ならば、私が私の感じる幸せをその子らに与えよう。対価は……………お前だ』
『え………………っ!?!?!?!?!??!?』
そこまで思い出して少年は目を開ける。既に時間は夜の八時を過ぎた頃、普段であれば夕食の支度が出来ており呼ばれる筈だが、少年の家の中は深夜の様に静寂に包まれていた。それに笑みを深くする少年はスキップをしながら家を出た。目的地は、坊主頭の家だ。
誰も居ない路地を選び誰にも見つからない様に坊主頭の家に向かった為、普段の倍の時間をかけたがそれすら少年の望みのスパイスになり笑みを深める。既にその笑みは名状し難きナニカであり、見た者を恐怖のどん底へ、狂気の果てに誘う様な形相だった。しばらくして坊主頭の家に着きドアを開ける。既に坊主頭にはメールで向かう旨を伝えているためにドアは空いていた。そのまま入り、出来るだけ音を立てない様に歩く。廊下を歩くとドアから光が漏れている部屋があった。少年は特に躊躇することなくそのドアを開ける。そこには坊主頭が一人、ダイニングテーブルに備え付けてある椅子に座っていた。
「おや、アレは?」
「アレって…………。俺の部屋だよ。事前に来ることが分かってたらこんな場所でヤらねぇし」
「それもそうか」
そう言って冷笑を浮かべる少年。その笑みに坊主頭はうすら寒く感じた。少年は坊主頭の対面の椅子に座り、坊主頭と正面から向かい合う。
「さて、これまでご苦労様。君が忠実に動いてくれた御蔭でとても愉しかったよ。これ以降の僕からの命令は無いよ、契約は遂行した。僕は折角現界したからもう少し遊ぼうと思うよ」
「契約?なんだよ、俺そんな事聞いてないぞ!」
「当たり前じゃないか。コレは僕を召喚したこの体の元の持ち主の願いだ。まぁ、明確な未来予想をしてないから僕が好き勝手にしてあげたけどね」
そこまで言うと少年の体に変化が訪れた。輪郭がぼやけ、あやふやになった。そして、それを見ていた坊主頭は呆然とした。そこに居たのはヤの付くタイプの人にしか見えなかったからである。黒くオールバックで撫でつけられた髪、最早線と言った方が良いほど細い目、口元は醜悪というレベルで歪んみ笑みを浮かべていた。そして、少年…男は笑みを消し、一つの紙を見せた。そこには売却書と書かれていた。
「私はね。私なりの幸せを提供したのだよ。理性を捨て、良心を捨て、家族愛を捨てる。残るは愛欲。いいじゃないか、素晴らしい、彼女らに残るのは何もないが体がある。それを売れば奴隷にでもなれるだろうよ」
「い、いくら何でもそれは……!ヒッ」
坊主頭が反発しようとした瞬間、男は坊主頭の首にナイフを突きつけた。そして、冷めたように細めを開け、漆黒の目を坊主頭に向ける。その目を見れば見るほど狂気に陥りそうになる坊主頭。奇声を上げる寸前で男は目を閉じた。それによりどうにか正気を取り戻した坊主頭は荒く息を吐き、怯えたように男を見る。
「君は私の命令を聞いていればいい。それにしても、相変わらず人間は馬鹿だねぇ」
「それは、どういう………?」
坊主頭が震える声で尋ねる。それに対し、男は「聞きたい?」と返し、坊主頭はコクリとうなずいた。
「なら話そう。既に目的は達成したし、此処に留まる理由もない。早々に立ち去る。その前に教えてあげよう。元々これは彼女らを試すために行ったんだよ。肉欲に溺れるか、家族愛を取るか、君ですら考えれただろう?途中で警察に通報したら解決できることを。それを彼女らは一度たりともしなかった。それは、彼女らの家族愛がその程度だったということの証明だ。故に、こうなったのだから」
「……………もし、家族愛が勝っていたら?」
「何事もなく、平穏に過ごせていただろうね。それこそ、彼女らが近親相姦を望めばそれを私が行う。彼女たちの幸せを私がかなえ続ける事になっていたさ」
そう言いながら「結局、肉欲に溺れたけどねぇ」とニヤニヤと笑っていた。そして、売却書に目線を移し坊主頭を見ずに話し始めた。
「これで、この後家の中の物の運び出しが始まる。なんでもあの家は取り壊して大々的にマンションを作るらしい。まぁ、そう仕向けたのも私だが…」
「外道…」
「その外道の甘言に惑わされて命令を遂行した人間が言うかい?精々、君は二匹の肉奴隷を可愛がってあげたまえ。あぁ、食費などは定期的に私が指定した口座に振り込んでおく。自由に使うといい」
坊主頭が一言ぼそりと呟くとそれに冷笑を浮かべながら答え、そのまま立ち上がりその場を後にした。恐らく、本当に行うつもりなのだろう。彼女たちの帰る家は家族は未来永劫消えうせたと言っても良い。そこまで考えて坊主頭は立ち上がり男の後を追った。最後に、名前だけでも聞こうと。これらの惨劇の首謀者の名前だけでも。と。
家から飛び出し、ある程度走ると男がまだ歩いていた。そして男は振り返る。その顔は坊主頭が追いかけてくることを最初から予測していた様なしたり顔だった。
「おや、どうかしたのか?ペットのご主人様?」
「……………名前、お前はアイツじゃないんだ。名前、名前はなんていうんだ」
そう坊主頭がいうと男は困ったように首を傾げ、そして次の瞬間笑顔で口を開いた。
「ナイアーラトテップ、君たちが言うニャルラトホテプ。旧支配者の一人ですよ。矮小なる人間」
それだけ言うとライアーナホテップは闇に溶ける様に消えていった。残ったのは驚きに固まりその場で立ち竦む事しかできない坊主頭だけになった。
後日譚となろうか。あの後、通常ではありえない程のスピードで家は取り壊された。取り壊されている間は坊主頭に足止めを最後に指示したので妨害は無く。家の中の家電製品等、何から何まで売却や廃棄された。その後、彼女らが戻ると何もない建設予定地と書かれた看板のみが立つ空き地。驚きの余り立ち尽くし、茫然自失している二人に坊主頭は事の発端を、その結果起きた事態について細かく説明した。そして、誘いに乗った自分も悪いと二人に土下座した。
坊主頭より明かされた事の真相に、彼女たちは絶望した。自分たちが試されていた事、当たり前の選択もせずにそのまま現状を維持した結果起きた出来事に心が折れてしまった。それ以降彼女たちは人前に出ることは無かった。表向きに死亡届けすら出される徹底ぶりに坊主頭は自身をニャルラトホテプと名乗った男に更なる恐怖を感じた。
ある程度時が過ぎた。坊主頭も中学生になり髪を伸ばし、今では普通のやんちゃ少年程度の見た目になった。そして彼女たちは坊主頭の家で飼われていた。あの時心が折れ、生きる事すら放棄しそうになっていた姉妹を坊主頭が罪滅ぼしとして家に住まわせたのが始まりだった。日々窶れていく姉妹を坊主頭は必死に介護し日々の世話を行った。そして出来上がったのは従順な肉奴隷。壊れた心に差し伸べれられた蜘蛛の糸。二人はそれに縋ったのだ。依存したといっても良い。坊主頭が望んだ結末ではないだろう。だが、彼の行動の結果がこの結末である。この結末はある意味必然なのかもしれない。いや、そもそもすべてはライアーナホテップと名乗った男の手の平なのかもしれない。この答えは一生出ないだろう。
いかがだったでしょうか?正直、これ書いていた時の私の精神状態に、本人が一番心配しています。何があったんだ…?
姉弟なので、NTRと言われると首を傾げるものがあるでしょうが、それは私もです。これ、を一度読ませた友人に一応付けとけと言われただけなので。姉弟でNTRって成立するの?教えてエロい人。