どうにも元気がなく、どこか上の空なことを頻繁に見るようになり…
しかし、どうにも思い当たることがなく、事情を確かめるべく仕方なく皐月の部屋に尋ねてみるとそこには…?
司令官と皐月の純愛(?)物語です☆
最近皐月の様子がおかしい気がする。どうもここ最近、妙に挙動不審だったり、ポーっとしたりしているところを頻繁に見るようになっている。
それは、今日も例外ではないようで。
今日はいつも秘書官を務めている長月が、久しぶりの演習に出ている。「たまにはこうして動かないと、感覚を忘れかねないからな。」と張り切っていたか。
…あの日指輪を渡して以来、長月とはほぼ毎日、秘書官を務めてもらい、時間を共にしてきた。
指輪をもらえてうれしかったのもあるのだろう。いままでとても堅く常に誠意を見せた威厳のある表情だったのが、最近になっては、表情をほころばせることが増え、毎日楽しそうに仕事に取り組んでいる。
私に対しても、今まで以上に距離を近くして、心を開いて話してくれるようになったからとても気が楽だ。自分の考えも素直に包み隠さず述べるようになったから、とてもありがたい。
たったこれだけのことでも、本人にとっては大きな影響があり、それによってここまで人柄を変えてしまうのか、と、うれしい意味で実感した。
まあ、そんなこんなで長月とは楽しく過ごさせてもらっていたのだが。指輪を渡してから二週間ほどたったある日、ふと、長月が私にこんなことを聞いてきたのだ。
「なあ、司令官。」
「ん?どうした?長月。」
「最近、少し皐月のやつ、どうも様子がおかしいように感じるんだが、何か知ってたりしないか?」
「皐月の様子…?というと…どういうことだ?」
「ああいや、そのままの意味なんだが…どうもこの頃、上の空というか、ぼーっとしていることが多くてな。」
「ほう…?」
皐月…なら、昨日遠征を大成功させて、大喜びで報告しに来ていたし、その時は様子がおかしい…ってわけでもなかったんだがな。
「いや…俺は何も。そもそも、昨日遠征報告に来た時には様子のおかしさなんて全く感じない元気な皐月だったんだがな?」
「あー…確かに昨日の皐月は元気があったな…でも、最近普通にしているときは、なぜかどこか暗い顔をしているんだ。」
「ほう…そうなのか。」
「ああ…」
少し深刻そうにうなずく長月。うむ…あの皐月が暗い顔を?あまりイメージができない、何か深刻なことでもあったのだろうか…?
「皐月に直接、何があったのかは聞いてみたりしたのか?」
「ああ。してはみたんだが、『なんでもないよ。気にしないで!』の一点張りだったから。よくわからないんだ。」
「そうか。それなら仕方ないな。」
「そもそも聞いて答えてくれてれば、ここで司令官に聞いたりもしていなかったと思うぞ。」
「…それもそうだな。」
長月にぴしゃりといわれてしまった。確かにそりゃそうだ。
ううむ…それにしても気になるな。
「ただ…俺にも思い当たる節はこれと言ってないんだよな…すまない長月。」
「ああいや、謝らなくてもいいからな。知らないなら仕方ないさ…」
そう、小さく手を横に振り言う長月。
「まあ…そうだな、気にかけておくよ。俺からも、皐月に少し事情を聴いてみたりするよ。」
「ああ、ありがとう、司令官。」
それから二週間ほど私は皐月の様子を気にかけながら生活してみた。が、確かに長月の言う通り、どことなく暗い表情をしていることを見かけることが多かった。
私を見かけるとすぐ挨拶してくれるところはいつもと変わらないのだが、それ以外の時、廊下を一人で歩いているときや、食堂で一人ご飯を食べているときには、どこか虚ろな目をしていた。普段なら、食堂でも、睦月やら卯月やら如月やらその辺のメンツと一緒に食べていたりするのに。
しかし、この二週間、私の時間がなかったのもあるが、結局まともに話したりできる機会がなかなか持てず、今日に至る。
今日は、演習で出ている長月に代わって、私が直々に頼み、皐月に秘書官を頼んでいる。皐月に頼んだのは、もちろんのことながら、最近の様子について尋ねるためだ。
皐月は今、私の隣で、昨日の遠征のレポートをまとめている…はずなのだが、その小さな手に握られたペンの先を止めたまま、どこか遠くの世界に旅立っているかのように、じっと固まっている。
…仕事をする、ましてやレポートをまとめる作業にすら影響するほど、深刻なことがあったのだろうか。それとも単純に疲れがたまっているだけなのだろうか?…いや、後者の可能性はあまりないとは思うのだが。
…やはり聞いてみるに他ならないだろう。
「なあ、皐月。」
話しかけてみたがピクリとも動かない。まだ自分の世界の中をさまよっているのだろうか。
「皐月?大丈夫か?」
「…うぇ?え、あ、うん!だ、大丈夫だよ司令官。ごめん、ちょっとボーっとしてた。」
二度目の呼びかけで反応した…が、やっぱり、いつもに比べると少し落ち着きがないように感じた。明るい声で答えてはいるが、少し無理に取り繕っているような元気さな上、この笑顔も、いつもの皐月の笑顔に比べて、ぎこちなさを感じるのだ。
「…本当に大丈夫なのか?ここ最近、ずっとそんな様子なような気がするんだが…」
「ど、どういうこと?ボクはいつだって元気だよ?」
「そういうことじゃなくて、だな…その、最近、どうも元気がない姿をたまに見かけるというか、そういう風にボーっとしてるところを見かけることが多々あるから、本当に、大丈夫なのか心配でな。疲れたりなんかはしてないのか?」
「…も、もうやだなぁ司令官、ボク、疲れてなんかないよ!いつだって元気いっぱいのボクだもんね!」
うむ…やはり、何もかもがいつもの皐月と違い、とても不自然な気がする。疲れているなら、空元気もしなくていいのに、やっぱり何かを必死で隠しているような気がする。
「…皐月、何か悩んでることでもあるのか?」
そう皐月に聞いていると、皐月は、
「悩んでること……?や、やだなぁそんなことあるわけないじゃん…」
と言いつつも、私に合わせていた目をそらし、少しうつむき気味にレポートに手を戻した。
…皐月は嘘が苦手な少女だ。嘘をつくと決まって表情が曇るのだ。
やはり、何かを隠しているのだろう。もう少し詮索してみることにする。
「本当に、大丈夫なのか?」
「だ、だから大丈夫だって!悩んでることなんて全然ないから!」
「…本当にか?心配だかr…」
「心配なんてしなくていいから!大丈夫だから司令官…大丈夫…だから…」
そう、私の言葉に強くかぶせるように言い放った皐月。そしてそのまま、レポートの作業へと戻ってしまった。
…確実に、大きな悩み事があるのであろう。そう確信したが、目の前で悲しそうに背中を丸めて黙々と作業している彼女に、それ以上話しかけることはできなかった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
日も沈み切った夜。電気もつけていないこの薄暗い部屋の中。窓からは三日月の明かりが静かに降り注いでいる。ボクは、その三日月を、ベッドに座り、ぼんやりと眺めていた。
「はぁ…」
ボクのため息が、この静かな部屋の中で響く。それを自分で聞いて、さらに物悲しい気持ちになってしまう。
悪循環じゃんか…
今日は、せっかく「秘書官」っていう近い場所で話せる日だったっていうのに、結局、両手で数えられるくらいの会話しかできなかった。
しかも、ボクが最後に強く司令官にあたってしまってから、会話が全くなくなってしまった。なんであんな風に重たい雰囲気にしちゃったんだろう。はぁ…
…最近、司令官のことを見ると、どうしても気持ちがうずうずするようになってしまってる。廊下ですれ違ったり、食堂で見かけたりするときもそう、なぜか司令官のことが、頭からついて離れなくなるんだ。
なんでかは…まあ薄々わかってはいる。
司令官への好きっていう気持ちが、日に日に膨らんでいるから、こうなっちゃってるだけで。だけど、私は、ただ、司令官のことが好きでありたいだけなんだ。
ただ、一方的に、「好きであるだけ」でいなきゃいけないんだ…
…司令官にはもうすでに、『長月』という、指輪を渡し、契りを結んだ、一生を共に過ごすと決めた相手がいる。だから、ボクは決してその二人の愛を邪魔しちゃいけないんだ。だから、ただ一方的に思い続けることしか、しちゃダメなんだ。
ボクは、残念だけど、その一人には選ばれなかったんだ。だから、これ以上を求める気持ちは、心の奥にしまい込まなくちゃいけないんだ。なのに…それなのに…
ボクの頬を、涙がつうっとつたう。
…だめだ、考えれば考えるほど、気持ちは一方的に大きくなってくる。こんなんじゃ、ダメなのに…
ボクは座っていた足を崩して、そのままベッドに体を投げ出した。体が、いつもよりぐっと深くベッドに沈み込んでいるような気がした。
「はぁ…」
今日何度目かわからない、深いため息を漏らす。気持ちは、ずっと沈みっぱなしだった。
そして、ボクはそっと、下のほうに手を伸ばし、熱くなっているそれに触れた。
「んっ…」
足の間へと伸ばした手で、下着の上からそっと指で筋をなぞる。そこはもうすでに熟れていたようで、白い布を小さく濡らしていた。ボクは続けて、その筋を指でなぞり続ける。
「はぁっ…」
もう、いよいよ毎日の日課となってしまっているこの行為。どうしても、昂る気持ちを抑えきれないのだ。自分が、情けなく無駄なことをしていることはわかっている。けれど、それが余計に司令官のことを考えさせられるきっかけになって、求める気持ちがどんどんと膨らんでゆく。
「んんっ…」
まだ、さわりはじめて間もないのに、ボクのめしべは、きゅうきゅうと拡縮しながら、甘い液をたらして、白い布のしみを広げていく。
そしてボクは、その濡れためしべの中へと、指を進めていった。
「ひぁっ…んんっ…」
濡れためしべの中に、滑り込むようにするりと入った二本の指。それを歓迎するかのように、体はぞくっと跳ね上がる。ボクは、ゆっくりとめしべに入った二本の指を動かしだした。
「はぁぁっ…」
指を中でくるくると回し、中の壁にこすりつける。すると、濡れた中がぴちゅぴちゅと音を立て、さらにその周りを液が濡らしていく。快感が、どんどんと高まっていく実感がある。
…しばらく触っていい感じに気持ちがよくなってきたところで、今度はもう片方の手を使って、胸の愛撫をしだした。
「はぁ…んんっ…」
あまり膨らんでいないボクの貧相な胸…だけど、先の方の感度は良好なんだ。下のとは違う、少しのくすぐったさの混じった、くせになる快感。先っぽをつかんでみたり、手で挟み込んでみたり、もみほぐしてみたりする度、ボクの口からは、甘い声が漏れる。
「ああっ…ひゃぁ…」
下では、自分が触られて一番好きなところを刺激して、上ではくりくりと重点的に赤い芽を刺激する。あぁ…こんなことを司令官にしてもらえたら…ボク…
「はぁっ…んんっ…」
司令官に、してもらいたい、よぉ…
「はぁっ…あぁぁっ…」
司令官…しれぇっ、かん…
「あぁっ…はぁぁっ…」
しれぇかんっ…好き…大好きだよっ…司令かぁんっ…
「はぁぁっ…あぁっ…」
あぁっ、ダメっ…
イキそうっ…しれぇかんっ…はぁっ、大好きっ、大好きだよぉ…
「しれぇっ、かぁん…」
「呼んだか?」
「ふぇ?…えっ、あっしれえか、って、うわあああああああぁぁぁぁ!?!?」
不意に後ろからした声。その声に急に現実に引き戻されたボク。後ろに身を転がして向いてみると、そこにはベッドの前にしゃがみこんで、私と目線の高さを同じにした司令官が、ボクのことを見ていたのだ。ボクは驚きで飛び起きて、座ったまま少し後ろに後ずさった。
「し、しし司令官、い、いつからそこにいたの…?」
「えっと…たぶん十分くらい前だな。」
「え、じゃあ…ずっとみてたって…こと?」
「まあ、そうなるな。」
えぇっ…し、司令官に見られてたの…?は、はずかしい…ボクは恥ずかしさでぽっと顔を赤くしてしまう。
「そ、その…司令官、なんで、ここに…いるの?」
「それは、その、昼のあの件で話をしようと思ってな。」
昼のあの件?あぁ、ボクが大丈夫だときつく言い返したあの時のことか。
「その…俺が詮索しすぎた気もしたから、謝るものかねて、話を聞こうと思ってな。いたわけなんだが…」
…扉を開けると、そこではボクが行為を始めてたと。うぅ…何やってるんだボクは…あ~もうバカバカバカ…ボクが恥ずかしさによって手で顔を隠していると、司令官ははっと笑ってこう続けた。
「でも、少し安心したよ。まさかこんなにも単純なことで悩んでたとはね…まったく、皐月はけなげだよな。」
不意にそんなことを言った司令官。
「ど、どういうこと…?」
疑問に思いそう聞き返すボク。そんな僕に司令官はこう続けた、
「どうせ、俺と長月がケッコンカッコカリをしたから、気を使って気持ちを隠し続けてたんだろう?邪魔をしちゃダメだからって。」
「ふぇ…?」
あまりにも図星すぎて、口から素っ頓狂な声が出てしまう。そして、さらに顔を赤くしてしまう。
そんな様子を見て、司令官は優しくボクに話しかけた。
「顔真っ赤にしちゃってるじゃないか…でも、そんなに恥ずかしがることじゃないぞ。それに、自分の気持ちに嘘をつくのもだめだ。誰かのことが好きだって思う気持ちは、全然恥ずかしがることじゃない。むしろもっと堂々としていいと思うぞ。」
司令官はさらに続ける。
「ましてや、俺は司令官とはいえ、君らとは密接にかかわってる一男だ…そういう気持ちが芽生えるのも、むしろ自然なことだろうな。」
不意に立ち上がり、さらにこう続ける。
「だから、別に俺はお前のことを否定したりするわけじゃない。むしろなんで早く言ってくれなかったのか、という感じだ。」
司令官の声が、私を諭すかのように部屋に響く。
「なあ、皐月」
そして司令官は、ボクの前に座り、こう続けた。
「…お前は、どうしたい?」
とても趣旨の不明瞭な、漠然とした質問だった。とらえ方によっては、何とでもこたえられるような質問。
けれど、今のこの状況だからこそくみ取れる、司令官がこの質問に託した思いが、伝わってきた。
その、司令官の目から伝わってくる思い。俺はお前のことを受け入れてやるぞ、それで、お前はどう思っているんだ、と、語りかけられたように感じたのだ。
ボクは、その気持ちの伝達を受け取って、小さく、しゃべりだした。
「しれぇ、かん…ボク…司令官の…こと、がっ…
大っ好き…だよ…」
そう、思いを伝えると同時に、ボクの目には、今までこらえてきた司令官への思いの数だけの涙が、一気にこみあげてきた。そして、嗚咽と束になって、頬を濡らしていった。
どんどんとこぼれる大粒の涙。それが、赤く温まった頬を伝い、ベッドを濡らす。
泣き叫ぶボクを前に、司令官は座っていた足を崩し、ぽんぽん、と軽く自分の膝をたたいた。その合図をくみ取って、ボクは司令官の膝元へと飛び込み、顔をうずめた。
…暖かかった。司令官の膝は、暖かかった。その膝を、ボクの涙で濡らすのは申し訳なかったけれど、それでももう、こらえきれなかった。
「今日は、思う存分、甘えていいからな。」
そう、やさしい司令官の言葉が、ボクの心を包み込む。司令官のぬくもりを感じ、紅潮した心をさらに温められて、あつい涙がぼろぼろと目からあふれ出てくる。司令官は、その涙を、一つ一つ、受け止めてくれたのだ…
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
しばらく、司令官の膝に抱きついて、泣いていたボク。それなだめるように、司令官は私の頭を、そっと撫でてくれていた。
…少し、ボクが落ち着きを取り戻してきたくらいのころ。
「大丈夫かい、皐月。」
「う、うん…大丈夫…ぐすんっ…」
司令官の膝にうずめていた顔を起きあげ、返事する。
「全然大丈夫じゃないじゃないか…こんなに顔ぐじょぐじょに濡らして…ほら、これ。」
司令官はポケットからハンカチを出して、ボクに渡してくれた。
「…ありがとう。」
それを受け取って、ボクは泣き濡れた顔を丁寧に拭く。…また不意に、ぐっと気持ちがこみ上げ、涙がこぼれそうになってしまう。
「…ごめん、司令官。こんなに濡らしちゃって…」
「ああ、別に気にしなくていいんだぞ。気持ちが落ち着いたんなら、それでいいんだ。」
司令官のズボンは、ボクの涙で濡れに濡れてしまっていた。けれど、司令官は明るく許してくれた。
「…ありがとう、ハンカチ…」
ボクは顔を拭き終わったハンカチを司令官に渡した。司令官は「いえいえ」と言ってそれをまたポケットの中にしまった。
…しばらくの、静寂な時間が流れた。
この落ち着いたような静寂の中。けれども、それとは対照的に、ボクの心は、一向に落ち着く気配を見せることがない。より一層、高まっていく胸の鼓動。
…もう、ダメだ、限界だ…
「ねぇ…司令官…」
「ん?どうした?皐月。」
もう、こうするしか、ないと思った。
「…やっぱり、ボク、この、司令官に対する気持ちが、抑えられそうに、ないんだ…だから、その…
今日は、もっと甘えても、いい…かな…?」
今のボクには、どうしようとも抑えきれないこの気持ち。この、司令官との愛を追い求める気持ち。止めることのできないこの鼓動の高鳴り。
司令官さえ、許してくれるというのなら、もうこのまま、追い求められるところまで、求めてしまおうと。後に起こることなんてどうでもいい。ただ、今、司令官を求める気持ちを満たさせてほしい。その一心だった。
その、ボクの思いが詰まったその言葉に、司令官は一呼吸おいて、こう返答した。
「…いいに決まってるじゃないか。今日は、思う存分、俺のことを好きでいてくれて、いいからな。」
この司令官の言葉で、ボクの心のリミッターは、壊れてしまったのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「皐月、触るぞ。」
司令官は、仰向けに寝そべるボクの上へとのしかかり、ボクのめしべに手を添えていた。
「うん、いいよ…」
司令官の言葉にそう答えるボク。今夜、ボクたちは、ここで一夜限りの『契り』を結ぶことになったのだ。…もちろん、長月には内緒で。
「ひゃっ…」
司令官の手が、ボクのめしべにそっと触れる。
「もうここ、ぐじょぐじょに濡れちゃってるんじゃないか…」
「うぅ…」
さっきの自慰で、濡れ浸ったそれは、司令官のことを待っていたかのように、ひくひくと動いていた。
司令官は、ボクのそれを、繊細な手つきで撫でてくる。
「はぁっ…」
慣れた手つきで、ボクのめしべを触る司令官。それだけ、今まで長月ともあつい夜を重ねてきた証拠なのだろう。女の子の快感、というものをまるで知っているようだった。
「どうだ?気持ちいいか?」
「…うん、きもちぃ…あぁっ…」
まだ表面を刺激されているだけなのに、ボクのそれはあつく熱を帯び始めていた。
それに気づいていたのか否か、司令官はボクのめしべの中へと、指を滑り込ませてきた。
「ひゃぁ…し、司令官っ…」
突然予告もなく入れられた指に、ボクの体はびくっと跳ね上がってしまった。驚きと快感が同時にボクの体を襲い、変な心地になってしまう。
「急に、入れたり…しないで、よぉ…はぁっ…」
「皐月のここが濡れすぎちゃってるから、思わずするっと入りこんじゃったよ。」
絶対嘘だよ、そんなの…司令官のいじわるっ…
そう、心では思いながらも、体の方は正直で、入れられた指を動かされるたび、中をきゅうっと締め付け、その快感をもっと直で味わおうとしていた。
「こことかも、好きなんじゃないか?」
「えっ…ひ、ひゃあっ…!だめっ…そこ…」
司令官はボクのめしべの中の、上の辺りを重点的に刺激してきた。そこは、ボクがさっき一人でしていた時に、一番好きなところだと言って刺激していたあの場所だった。
「ははっ…一番感じるスポットは、やっぱり姉妹そろって一緒なんだな。」
「ふぇっ…やぁっ…」
長月ちゃんも、ボクと同じところが好きみたいだ。そして司令官は、手の動きを次第に早くしてきた。
「やっ…ちょっ、待っ…あぁぁっ…」
受け止めきれない大きな快感に、ボクは思わず静止の言葉を口にする。けれど司令官はそれに反して、もっと強く私のめしべを刺激する。
「こっちも、触ってやるからな…」
そう言うと司令官は、ボクの服の中に手を入れ、その小さな胸に大きな手を添えて、つかむようにもみほぐしてきた。
「あぁっ…はぁっ…はぁぁっ…」
それほど柔らかさもなく、まな板と例えても差し支えないようなもみにくい胸だと思う。でも司令官は、そんなボクの胸を、痛くないように、その上に快楽を味わさせてくれる程度に、力を加減して揉んでくれていた。
「んんっ…はぁっ…」
司令官は、ボクの胸の出っ張りを指でくりくりっとしたり、引っ張ったりしてきた。そんな刺激に、ボクは体をよじらせるほど感じてしまっていた。
「…ちいさくて、かわいい胸だな、まったく…」
司令官はそういうと、ボクの服をがばっとめくりあげてきた。そして、明るみになったそのボクの胸に顔を近づけ、赤い芽をそっと舌で舐めてきた。
「ぁはっ…やぁっ…」
指とはまた違った、柔らかくて湿ったものが当たる感覚。なめ続ける司令官の唾液によって、みるみるボクの赤い芽は濡らされてしまう。
「んむっ…じゅるるっ…」
そして、そのさんざん唾液で濡らした胸に、司令官は吸い付いてきたのである。
「あぁっ…やめ、だめぇっ…」
ボクの静止をよそに、司令官は全くそれを気にせず、まるで赤子のようにちゅうちゅうとボクの胸をむさぼっていた。
もちろん、この間でも司令官は下のほうへの刺激は絶えず続けていて、ボクは、上からの快感と下からの快感に同時におそわれていた。気持ち良すぎて、もうおかしくなってしまいそうだ。
「はぁぁっ…あぁっ…」
その上司令官にそれらのことをされているという事実が、さらにボクの気持ちを高めるように仕向けてくる。ボクのめしべは、もう限界まで熱を持ち、もう今すぐにでも果ててしまいそうになっていた。
「あぁっ…だめっ司令官っ…もう、イッちゃい、そうっ…」
そう僕が言うと、司令官は胸から口を離し。
「そうか、なら、唇を貸してくれ…」
と言って、ボクの顔もとに顔を近づけてきた。ボクはそれをすぐに受け入れ、司令官に向けて口を開いた。
そして。
「んむ…ちゅく…」
司令官とボクは、口を介しあった。司令官はボクの口の中へと舌を侵入させてきて、ボクの舌回りについている唾液を、満遍なく舐め、自分の唾液と絡ませあった。
「しゅるっ…はむっ…」
ボクの方も、司令官の口の奥深くにまで舌を入れ込み、司令官の吐息を直で感じながら、唇を合わせていた。司令官はそんな熱いキスを交わしながらも、下の口に入れ込んでいる手の動きを、これまで以上に早くしてきた。
そしてボクは、キスでさらに昂らせた気持ちのまま、その司令官の手の動きに従って...
「んむっ…くちゅっ…
んんんんっっ……!!」
達した。司令官の手に運ばれ、達したのだ。中はどくどくと脈うちながら、愛液がどんどんとこぼれ出て、ベッドにしみを作ってゆく。その間にも司令官は、ボクの唇に唇を重ね、唾液を絡ませあっていた。
絶頂の間にも、司令官の手は中で動かされ続けていて、もうこれ以上にないような快感を感じさせられていた。
「ぷはぁっ…」
司令官がボクの口から唇を離す。ボクと司令官との口の間には、絡めあった唾液が糸のように伸び、やがて玉になってベッドに落ちた。
司令官も、ボクも、互いに気持ちが高ぶっていたみたいだ。口を離してしばらく顔を見合わせていると、上がった息が「はぁ、はぁ、」と互いの顔にかかっていた。
「はぁ…はぁ…気持ちよかったか?皐月…」
イッたばかりのボクは、本当に上の空になっていて、その司令官の問いかけに対して、口を開くことができなかった。
そうしていると、司令官は「そんなに気持ちよかったんだな。よかった。」と言って、ボクに乗っかっていた体を起こした。
「なあ、皐月。」
そして、まだ、上の空になっている僕に司令官はこう話しかける。
「次は、お前が俺のことを、気持ちよくしてくれないか?」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
司令官のそれは、ムクムクとそそり立っていた。
ベッドのへりに座った司令官が、ズボンを降ろし、そのそそり立っているものを見せるまで、ボクは男の人のそれを、今まで一度も見たことがなかった。ボクとの行為で興奮しきっていたのであろう、それは今にも爆発してしまいそうなほどぎっちぎちになっていたのだった。ボクは、その座っている司令官の股の間に膝をついて座った体制になっている。
「…ボク、あんまりこういうことわからないんだけど…それでも、いいの?」
「ああ、大丈夫さ、噛んだりしない限り大丈夫。そのうち慣れてくるさ。」
「ほんと…なんだね?じゃあ…さわるよ?」
「ああ。」
ボクは司令官のものに、手を軽く触れた。
「あ、あつい…」
意外にも、それが思っていた以上に熱を持っていて驚いた。
ボクは、試しに司令官のそれをいろいろと触ってみた。
「んっ…」
司令官が小さく声を漏らす、やっぱり触られているのは気持ちがいいんだろうか。
触ってみてわかったことだけど、思っていた以上に弾力があるわけでもなく、とても堅い棒のようなものだったというのも、想像と違っていた。根元にかけて、どんどんと固くなっている。
匂いは…なんというか、臭いって程でもないんだけど、独特なにおいを発していて、不思議な気持ちになる。
そして、今度は先の赤くなっている部分を触ってみる。
「おぉ…んっ…」
さっきより少しだけ反応が大きくなった気がする。それを見るに、先のほうを触られるほうが、どちらかというと気持ちがいいのだろうか。先の方は、少しぷにぷにして柔らかい。
ボクは、司令官のそれの先のほうを、手で握ってぐるぐると回してみた。
「あぁっ、ちょ、ちょっと待ってくれ、皐月っ…いきなり、それはっ…」
「あっ、ご、ごめん…司令官…」
とっさに握っていたそれから手を離したボク。司令官のそれは、ひく、ひくと波立ちながら触れていた。まだ触るべき場所じゃなかったのかな…
「あぁ、す、すまん皐月。ちょっと驚いただけだ。続けてくれてかまわないぞ。」
「ほ、ほんと…?」
「ああ、気にしないでくれ。」
「わ、分かった…」
ボクは、再び司令官のものに手を触れた。…これって、ボクとか、女の子のおま〇この中に入れて、気持ちよくなるんだよね…?じゃあ、どう動かしてあげたら気持ちよくなるんだろう…
出し入れとかしたりして、気持ちよくなるんだから…
そう考えて、ボクは司令官のそれを、手で上下に動かしてあげることにした。
「はぁっ…ふぅ…」
すると、司令官の口からは、甘い吐息がこぼれるようになった。…ちゃんと、感じてくれているのかな。今度は片手だけじゃなく、両手を使って、少し締め付けるような感じで上下にしてみる。
「おぁっ…ふぅ…いいぞ、皐月…」
うん、やっぱり、ちゃんと感じてくれているみたいだ。ちょっと、うれしい。司令官のも、ボクが手を動かすたびに、ぴくっ、ぴくっ、っと動いているから、感じてくれてるんだとなおわかる。
しばらく、そんな風に司令官のものをしごいてあげた後、次は、片方の手でしごいてあげながら、もう片方の手で、上の赤い部分を軽く握って、刺激してあげた。
「ぁはっ…おぉっ…」
すると、司令官はさっきよりも少し声を大きく上げ、体を少し後ろにそり上げた。…こんな風に、徐々に刺激を大きくしてあげていけばいいんだな…それに関しては、ボクと指揮官とでもおなじみたい。
でも…これ以上の刺激って、何があるのかな…うーん、自分のことならわかるけど、司令官のってなると…こればっかりは性別が違うからわからない。どうしよう…
と、考えていると、ふといいことが思いついた気がした。いや、でもこれって、どうなんだろう…でも、とりあえず、やってみようかな。
そう思い、ボクは自分の口を大きく開け、司令官のそれを、その中に咥えこんでみた。
「うぇ!?ちょ、皐k…あぁぁっ…」
司令官はちょっと驚いた様子をしたけど、それでも気持ちよさそうな顔をしていた。
…意外と、加えこむと司令官のそれが大きいんだということが分かった。ボクがかなり大きく口を開けて咥えこんでいるから、口の中が司令官のでいっぱいになっている。
…それに、司令官のここのなんとも言えないにおいが、口の中に充満して、なんだかぼんやりとしたおかしな気分になってしまう。
「さ、皐月…だ、大丈夫なのか?うぁっ…」
「んっ…らいいぉうぶ…」
…けど、今度は、ボクが司令官のことを気持ちよくさせてあげる番なんだ。だから、司令官のために、頑張ってあげなきゃ…
ボクは司令官のを精いっぱい咥えこんで、顔を前後に振ってあげる。手でしごいてあげていた時のように、くっくっとテンポよく首を動かす。そうすると、動かすたびに司令官のものがぴくぴくと口の中で跳ね上がっている。
「あぁっ…いぃ…ぞ、気持ちがっ…」
「じゅぷ…んん…」
ボクの唾液と司令官のものが重なって、いやらしい音を立てる。司令官のものはどんどん暖かくなってきて、ボクの口の中で溶けちゃうんじゃないかというくらいだ。
ボクは司令官のものを咥えこんだまま、小さい口の中をさらに小さくして、締め付けながら首を振ってみる。
「あぁっ…さっ、きぃっ…締め付けが…すごっ…あぁっ…」
司令官のものが、さっき以上に脈打っているのが分かる。こう、締め付けを強くすれば、それだけ刺激も大きくなるんだな…
それじゃあ、と思い、さらに締め付けを強くするために、司令官のものをストローを吸うようにして刺激してみる。
「じゅるるるっ…」
「あぁっ、ちょっ、まっ…あぁぁっ…!」
司令官は今までよりもはるかに大きく喘ぎを漏らす。それほど、この刺激によって快感がこみ上げてきているんだろう。…司令官にも、ボクと同じように、快感のてっぺんっていうのは、あるはずだよね。だから、ボクは司令官をそこまで導いてあげよう…その一心で刺激をし続けていた。
「じゅるるっ…じゅぷぷっ…」
「はぁぁっ…あぁっ…」
司令官の吐息が、次第に早いものに代わっていっていた。それに合わせてボクも、次第と首の動きを早くして、与える刺激を増やしてあげる。
「くちゅっ、ずちゅっ、ぐちゅっ…」
「あぁぁっ…皐月ぃ…はぁっ…」
司令官のの先が、ぴくっぴくっと揺れながらなにやら少ししょっぱいような液体が出てきて、私の舌にあたった。司令官、イッたのかな?と思ったけど、まだ司令官は快感に浸ってるようだから、まだなのかな?
どっちかわからず、曖昧だったけれど、とりあえず司令官のそれの刺激は止めず、むしろ動きをもっと早くした。
「あぁっ、ダメだっ皐月…もう俺、イキそうだ…!!」
やっぱり、さっきのは絶頂ではなかったみたいだ。司令官のものは、いままでとは比べ物にならないほどビクンビクンと脈打ち、今にも爆発してしまいそうだった。
不意に司令官がおろしていた腰を持ち上げ、そして、ボクの顔をつかみ、腰を口の奥へと打ち付けてきたのだ。
「あぐっ…おがっ…あがっ…」
喉の奥を、司令官のその大きなもので突かれ、声にならない嗚咽が吐き出される。苦しいし、痛いし…やめて…と願ったけれど、それでも司令官はお構いなしに、腰を繰り返し打ち付けてくる。
「あげっ…がぁっ…」
「皐月ぃ…イクッ…イクからなっ…!!」
そして速度を早くしながら、一番奥に打ち付けられたときに。
どぴゅっ…どくっ…どくっ…
と、のどの一番奥深くに、暖かいものが注がれた。司令官のものが脈打ちながら、そのものを喉の奥にへと発射してきた。
注がれたその液はねっとりとしていて、とても臭く、イカのような香りが漂っていた。ただでさえ苦しいのに、においのきつい液体まで注ぎ込まれ、ボクは苦しさのあまりむせ返った。
それと同時にブルンと口の中から司令官のものが出てきて、今度はボクの顔めがけて液体を発射する。絶頂が、まだ続いていたようだ。
ビクンビクンとボクの顔の前で脈打つそれは、ボクの顔に白いねばねばした液体をかけてきた。こんなものが、のどの奥に出されてたんだ…
司令官のそれは、かなりの間脈打っていて、終わるころにはボクの顔にはもう顔中べとべとにされていた。
「はぁっ…はぁっ…すまない、皐月…」
「ご、ごめんじゃないよ、司令官…出しすぎ、だよぉ…」
顔からすらも零れ落ちて、床に落ちている白濁液まであるのだ。イカ臭いにおいが顔の辺りで充満してて、心地のいいものでもない。
「すまん皐月…いますぐティッシュで…」
「…いいよ、司令官。これ、ボクに飲んでほしかったんでしょ?」
けれど、それはボクにとって不快なものだったかというと、そうではなかった。
「…え?皐月…」
「大丈夫だよ、司令官。ちゃんと残さず飲んであげるから。」
この白濁液は、「司令官がボクのことを好きでいて出してくれたもの」に他ならないんだ。…ちょっと乱暴だったとはいえ、司令官のボクに対する思いがなければ、絶対に出したりなんかしてなかったはずだ。
しかも司令官は最初、ボクの口の中に出そうとしていたんだ。それなら、ボクがちゃんと飲んであげないと、司令官の思いが報われないじゃんか。
そう思ってボクは、司令官がボクの顔に出した白濁液を丁寧に指ですくって、口の中へと放り込んだ。ほんのり、苦くて甘い液体だった。相変わらずの匂いだったけど、もうそんなことは気にならなくなっていた。
そして、顔についた液を全部すくって口の中に入れ、それを一気に、ごくんと飲み込んだ。熱くねっとりとした液体が、のどの奥へと流れていった。
「はぁっ…ごちそうさま、司令官…♪」
「さ、皐月…」
司令官は、少し戸惑ったような顔をしていたが、どこか嬉しそうだった。
…本当に、今日は満足だった。
司令官が長月ちゃんに指輪を渡したこの今。もう司令官とこんなことできる日が来ることなんて、きっとないと思っていた。司令官のことは、ずっとずっと前から一途に思い続けていたし、好きだった。そんな司令官が、長月ちゃんに指輪を渡したときは、本当に、涙があふれ出てくるほど悲しかったし、すこし、悔しかった。ボクにそんなに魅力がなかったのかなとか、ボクってひそかに嫌われてたのかなとか、いろいろな思考がボクの中を渦巻いていて、ずっと悲しい気持ちのまま過ごしていた。考えても考えても、結局は何も変わらないのに、ボクはずっと司令官のことばっかりを考え続けていた。やるせなくてやるせなくて、仕方がなかった。
けど、そんなときに、司令官に思いもよらない形で、そのボクの気持ちを救ってくれたんだ。まさか、こんなことになるなんて全く思っていなかった。そして、司令官の方も、ボクに思う気持ちがあるのなら、受け止めてやるぞ、とやさしくいってくれた。もう僕は、そんな司令官のことが、余計に、余計に好きになってしまっていたのだ。もうこの気持ちは、とどまろうとすることはなく、行けるところまでいってしまおう、という思考しか生まれなかった。満足した気でいたけれど、体はまだこれ以上を求め続けていた。司令官ともっといちゃいちゃしたい…司令官のことをもっと感じていたい…司令官と、もっと、もっと…と、求める気持ちが、収まる気配はなかった。
そして、ボクは、その気持ちを、言葉に乗せてしまう…
「ねぇ、司令官…僕と、セ×クス…させて…」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「皐月、入れるぞ。」
「うん…きて…」
ボクはベッドに横になって、股を広げていた。その間には、司令官のものがおったっていて、ボクの純血を破ろうとしている。司令官は手をボクの肩元に置き、穴に腰を振り下ろそうとしている。
そして、司令官は少しずつ、ボクのめしべに向かい、おしべを押し付ける。入り口でちらちらと司令官のものが触れている。
「行くぞ…」
「うん…」
司令官のものが、私のめしべの中へと、ゆっくり入ってくる。ボクのものに対して不似合いな大きさのものが入ってきているのが分かった。けれど、それをボクのめしべは必死に咥えこんでいる。
「うわ…やっぱり、小さいな…痛くないか?」
「うん、大丈夫、だよ…」
司令官は、ボクのものが司令官のものになれるようにするためか、まずは入り口辺りでゆっくりと腰を動かしていた。ただ、入り口とはいえ、司令官のものとこすれあう感覚は、とても気持ちがいいものだった。
「んっ…はぁっ…」
と小さく甘い声が漏れ出てしまう。
そして、しばらく入り口の辺りでこすり続け、ボクのめしべも濡れてきたところで、司令官は徐々に奥にへと、そのものを進めてきた。
「ちょっとずつ、いくからな…」
「うん…」
司令官のものが、徐々に奥へと入ってくる。奥に入れば入るほど、中は狭くなっているようで、どんどん司令官のものとの密着が大きくなっている気がする。快感も、自然と大きくなってくる。
「い、痛くないか?皐月…」
「うん…まだ、大丈夫。」
そして、どんどん侵食していくそのものが、ずちゅっ、と突然勢いを速めて、一番奥をぐっとついてきた。
「ひぅっ…!?あぁぁっ…!!」
司令官のものがボクの中を貫き、今まで感じたことのない快感が、ドバっとあふれ出てきたのだ。
「さ、皐月、すまん…大丈夫か?」
「ら、らいじょうぶ…」
いきなり襲ってきたキャパシティオーバーな快楽に、ボクは体をのけぞらせる。けれど、なぜか痛みはなかった。
「痛く、なかったか?」
「うん、なんか、大丈夫みたい…」
「ほんとに、か…?」
司令官はちょっととまどったような顔をして聞く。けれど、不思議なことに、ほんとに痛みはなかった。
「うん…大丈夫、だよ…」
「…処女膜…いや、擦り切れた…のかな、なんでもない。気にしないでくれ。」
司令官はそういうと、手を動かし、そして。
「それなら、動くな…」
司令官は奥に入れたそれをゆっくりと動かし始めた。
「はぁっ…あぁっ…」
奥をつかれるたびに、今までに感じたことのない快感がぐっ、ぐっ、と押し寄せて、体を震わせる。司令官のものを奥までがっぽり咥えこんだそれは、刺激をもっと求めるように、ひくひくと脈打っている。
「皐月の中、きっつきつ、だなっ…んっ…!」
司令官も、そんなボクのめしべの中が気持ちいいようで、奥をつくたびに、はぁっ、はぁっ、と吐息を漏らす。そして、自分のおしべをぴくぴくと中ではねさせている。感じているのは、お互い同じみたいだ。
「はぁぁっ…しれぇ、かんっ…」
あまりにも強すぎる刺激。ボクはその刺激に我を忘れ、おぼれ浸っているかのようだった。
そして、司令官は徐々に腰の速度を速めて、ボクの奥深くまで味わいだす。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…!!」
速くなった動きにさらに息を荒げ、喘ぐボク。全身を上下に揺らされ、感じさせられているその様は、まるで踊る狂わされる人形のようだった。
「皐月の、中っ…どんどん、締め付けられるようなっ、感じでッ…!!」
司令官も、腰を打ち付けるペースをどんどんと速め、強い快感を求め続ける。まるで発情期の獣のように、がんがんと強くボクの穴へと打ち付けてくる。打ち付けられるたびに、ぴちっ、ぺちっ、っと肌がぶつかり合う音が響く。
「皐月っ…口、貸してくれ…」
そう言うと司令官は、ボクの口に唇を重ねてきた。さっきよりも熱くなっている互いの体温の中、あつい舌同士の絡まりあいが始まる。
「んむっ…ちゅぱっ…」
互いに口の奥深くにまで舌を入れ込み、唾液を交換する。液の味が、心なしかさっきよりも甘い味になっているような感覚がした。
「はぅっ…しゅるっ…」
もちろん、この間にも下では熱いまぐわいが行われている。どんどん激しくなるその交配にあわせ、上でも激しさを増して、あついキスが交わされる。
「れろっ…んちゅっ…」
司令官は手をボクの手に絡ませ、恋人のように手をつなぎ、上と下でまぐわいを交わす。ボクたちの結び付き合いが、最高潮に達しているように感じた。
「ぷはっ…はぁっ…」
そして、唇が離される。二人の間には、唾液がつぅっと糸を引いていた。
そして、唇が離されたとたんに、司令官はギアを最高点まであげ、竿を今まで以上の速さでボクにぶつけてきた。
「あぁっはっはっはぁんっ…///激しっ…やぁっぁっ…///」
激しさを増したその行為に、ボクは喘ぎ散らかす。もう理性なんかどこか遠くへと放り投げてしまっていた。
「はぁっはぁっはぁぁっ…!!」
司令官もその激しさに吐息を荒げながら、快楽をむさぼり取っている。二人そろって、そこには快楽におぼれ浸っている姿しかなかった。
「しれぇ、かんっ…!!」
「さつっ、きぃ…!!」
互いの名前を呼びあって、互いへの愛を表し、さらに互いの気持ちを高めていく。そして司令官はボクの上に倒れこみ、手を後ろに回しぐっと抱きしめ、腰を激しく動かす。
それにこたえるように、ボクの方からも、司令官のことを抱き返す。そして、司令官の動きに合わせて、ボクも腰を打ち付ける。
「しれぇっ、かぁんっ…もぅっ、イッちゃうっ…」
中がジンジンと熱くなり、ひくひくと脈打ちだす。もう、快楽と高みへと昇りつめようとしていた。
「あぁっ…!!俺もだ、皐月っ…もう、イクっ、ぞ…!!」
司令官のものも、ボクの中でびくびくと跳ね上がり、爆発まで、もう時間がないようだった。
「一緒にっ、イクぞっ、さつきぃっ…!!」
「しれぇっ…かぁんっ…!!」
互いに腰を打ち付けあい、一番奥へと、挿入(い)れられたとき―――
「「ああああぁぁぁぁっっ………!!!」」
どくっ、どくっ…と、びくっ、びくっ…と、お互いのことを抱きしめあったまま、互いに、性器をはねさせあった。司令官のものから、あつい液体が、どろどろとボクの膣の一番奥にへと注ぎ込まれる。その液体を絞り出すかのように、ボクの中は、きゅう、きゅう、と収縮を繰り返していた。
司令官の白濁液は、ボクの中に入りきらずに、外にへと出てきてしまっていた。それほど、たくさん出したのであろう。
「あぁっ…はぁっ…はぁっ…」
上がった息を整えるように、二人は吐息を漏らす。興奮しきった体をなだめるように。
司令官は、そっと、ボクの中に入っていたものを抜き出す。出したそれの先は、ボクの液で光沢していて、白く濁った液が引っ付いてきていた。
ボクは、あまりの行為の激しさに体をぐったりとさせて完全に疲れ切っていた。司令官も似たようなものだったみたいで、ボクの隣にごろんと寝転がり、二人でしばらく仰向けに寝そべっていた。
「…気持ちよかったか?皐月。」
「…うん、とっても。」
「…たくさん出たね、もう、体中べちゃべちゃだよ…」
「…すまんな、それだけ、興奮したってことさ…」
「…やっちゃったな。」
「…うん、やっちゃったね。」
「でも…後悔は、してないよ。」
「ああ、俺もだ。」
「…大好きだよ、司令官。」
そう言って、そっと司令官の手を握り締める。
「…ああ、俺もだ」
司令官は、その手をぎゅっと握り返した。
「司令官…」
ボクはそっと唇を差し出す。
「皐月…」
それにこたえるように、司令官はそっとボクの唇を奪う。
危ない夜は、もう少し、続きそうだった。
たぶんこれからもこの同じ世界線で物語書く気がします。一応連載物にはしてませんが、続き物になる可能性が大なので、よろしくお願いします。