それではどうぞ。
今行かなきゃ、絶対に後悔しちゃうよ
「はっ…!」
目が覚める。この見慣れた天井。鼻をつく消毒液の匂い…。
「帰ってきたのね…。また…。」
しかし、私はそんな感傷にひたっている場合ではない。
まどかとの約束を果たさなければ…!
「そうと決まれば…。」
眼鏡を外し、三つ編みを解く。視力を魔力で矯正。
「さぁ…待っていなさい、巴マミ…!」
私は病室を抜け出した。
あのときとは違い、希望を胸に。
「ティロ フィナーレ!」
やはりここか。前回と変わっていない。インキュベーターの言うことは正しかったようね。
「巴…マミさん…。」
少し呼び方を変えてみる。
「あら…?あなたは…?」
「暁美ほむらといいます。あの、とも…いえ、マミさんは魔法少女ですよね?」
「…! ええ、そうだけど何か?」
やはり疑り深いわね…。
「私は今度、見滝原中学校に転入する暁美ほむらといいます。私も魔法少女なんです。敵対するつもりはありません。」
「はぁ…。」
まだ疑っているわね…。
「あの…。信じてくれますか…?」
「いや、信じてもいいけど…。あなた、どうしてそんな恰好なの…?」
「えっ?そんなって…?」
しまった…!病院の服のままだ…!
「…?」
私が慌てるとまずいわね…。
「も、問題ないわ…。あっ…!」
つい、いつもの口調に…!
「ふふっ…。面白い人ね、暁美さんて。」
「はっ?面白い?」
「だって、いきなり私話しかけてきたと思ったら、勝手に焦りだして。それに口調まで変わってる…。
こんな面白い人中々いないわよ。」
「巴マミ…。」
よくわからないけど、中々いい感じなのかしら?
「むっ…。その、巴マミってやめてくれるかしら。
さっきみたいにマミさんでいいのよ?それに…。」
「それに…?」
「あなた、後輩でしょ。後輩は先輩を敬うものよ?」
そういうマミさんは、私の胸をチラチラみていた。
「くっ…。あなたが発達し過ぎなのよ…!」
「あらあら。なんのことかしら?」
そう言いつつ、胸を強調してきた。
「はぁ…。そうよ…。私なんか…。」
「あっ、ごめんなさい!いや、あなたが普通なのよ?
女子中学生としては!…多分。」
「いいのよ、気にしていないから。」
「…もう敬語を使う気はないのね。」
「ええ。こっちで慣れているから。」
「慣れている…?ねぇ、私とあなたってどこかであったことある?」
「それについては、あなたの家で話しましょう。案内してもらえるかしら、マミさん?」
「お邪魔します…。」
「ふふっ、いらっしゃい。今、お茶入れるわね。
あと、服も。」
「ええ、ありがとう。」
さて、まずは魔法少女の真実からね。正直話したくないけど。
「お茶、入れたわよ。あと、服。これが一番小さいのなの。我慢してね?」
「…いったい、何を我慢すればいいのかしら…!?」
「んー。秘密よ。で、私とあったことあるかって質問、答えてくれるかしら?」
「…あるわ。」
私は着替えながらいった。
「あらぁ!かわいい下着ね!暁美さんのイメージとは違うけど!」
「なっ…!?どこ見てるのよ!?この…変態!!」
「ふふっ。ごめんなさい。それで、私といつあったの?」
「…。その前に話しておきたいことがいくつかある。」
「そっちを知ってからじゃないとだめかしら?」
「ええ。でないと説明できないから。」
「そうなの。じゃあ、話してもらえるかしら。」
「まず、魔法少女の真実から。」
「…もしかして、魔法少女と魔女の関係、かしら?」
「なぜそのことを…!?」
驚いた。まさか知っているとは…!
「私ね、魔法少女やってて長いの。今から二年くらい前かしら、私以外にも魔法少女がここにはいたの。」
「私とその人は中々相性が良くてね。珍しくグリーフシードの取り合いも起きなかった。」
「ある日私は聞いたの。『ソウルジェムが濁りきったらどうなるのか』ってね。そしたら、こう答えたの。」
「『魔女になって死ぬ。』って。衝撃だったわよ。
今まで倒してきた相手が元、魔法少女だなんて。」
「でも、私はめげなかったわ。だって、あの人だって戦っているから。私だけがくよくよしてられない、そう思ったのよ。」
この巴マミは強いのね…。私より、ずっと…。
「でも、いつしかこの街には魔女が現れなくなった。どうしてかは分からないけど、私達のソウルジェムはどんどん穢れをためていったわ。」
そんなことが…。
「もう私達は限界だった。そんなときだったわ。」
「その人はこんなことを言ったの。『私が魔女になるから、お前は生きろ。絶対に絶望なんかするんじゃないよ。』って。」
「辛かったわ。でも、私は彼女を倒してソウルジェムを浄化した。そして、彼女が死ぬと同時に、見滝原には魔女が現れだしたわ。」
「どうしてかは分からない。でも、私は誓ったから。
私は絶望しないって。だから、この街を恨んだりしない。そうやって今まで生きてきたわ。」
「ごめんなさいね?私の身の上話なんて聞かせてしまって。」
「いえ、いいのよ。あなたがそのことを知っているのは好都合だから。」
「じゃあ、キュゥべえの目的も知っているのかしら?」
「ええ…。インキュベーターの目的も正体もね…。」
「そう…なのね…。」
「で、ここまでの話とどう関係があるのかしら?そろそろ教えてほしいのだけど。」
「わかったわ。まず、結論からいうわ。私とあなたはあったことはある。ただし、私があった巴マミは、あなたではない。」
「…?」
無理もないわね。これでわかったら、ノーベル賞ものよ。…いえ、違うかしら。
「詳しく説明していくわ。」
「まずは…。私は一ヶ月先の未来からやってきたの。」
「は…?ふざけているのかしら…?」
「ふざけているわけないでしょう。それとも、あなたには私がふざけているように見えるのかしら?」
「いえ…。ごめんなさい。」
「まぁ、信じられないわよね。でも、これは真実なの。」
「じゃあ、私のことを知っているのかしら?例えば…私しか知らないようなこととか。」
「そうね…。あなたの固有魔法。それはリボン。違うかしら?」
「…!?だけど、それだけだとまだ…。」
「そう。なら、もっと話してあげるわ。
あなたは、家族でドライブをしていた。そんな時、交通事故があなた達家族を襲った。もう死ぬかもしれない…。そして、インキュベーターが現れた。そこであなたは、生きたい、そう願ったのね?」
「…そうよ。それは誰から?」
「過去に出会ったあなたから。」
「過去の…私…。」
「ねぇ、その私の話、私にしてくれないかしら?」
彼女には過去の話は辛すぎる、そう思っていたけれど、この巴マミなら問題なさそうね。
「えぇ、もちろんよ…。」
「過去のあなたはとても脆かった…。」
「魔法少女の真実を知っただけで、心中しようとしたぐらいよ。まあ、それも正義感からくるものかもしれないけどね。」
「まぁ…。」
「そして、寂しがり屋の癖に、人の話を聞かないの。それで一人で突っ走って、死んで、トラウマを植え付けていく。正直、邪魔でしかなかった…。」
「ごめんなさい、その私の代わりに謝るわ…。」
「ありがとう。でも、それと同時にあなたは大切な人だった。あなたは私に魔法少女のいろはを教えてくれた。
そのおかげで私は今ここにいる…。」
「だから、感謝してるわ。マミさん。」
私はありのままを彼女に伝えた。
「そう…。暁美さん。」
マミさんは私を手招きした。
「何、マミさん? わぷっ…!」
マミさんは抱きしめて来た。
「ごめんなさいね…。あなたの顔を見てるとすごく悲しそうだったから。」
「マミ…さん…。ありがとう…。」
私は嬉しかった。今まで拒まれてきた人が、暖かさを持って接してくれたことが。
「でも…。その無駄に大きい脂肪の塊のせいで、苦しいのだけど…。」
「 あら、ずいぶんないいようね。マミおねーさんのこのたわわな胸が羨ましいのかしら?」
マミさんはくすくすと笑っていた。
「…笑わないでよ。」
「それで、これから暁美さんはどうするのかしら?」
考えていなかった。
「…そうね。もう一人会いたい人がいるの。」
「その人も魔法少女なの?」
確か二週間前に契約したとかなんとか…。そんな予想のはずだ。あの私をおどしたときはフェイクだったようだ。
「ええ、彼女も魔法少女よ。」
「じゃあ、美樹さやかさんかしら?」
「…あなた、すごいわね。」
まさか…。私、この人のことを勘違いしてかも知れないわね。すごく役に立つ人だわ。
「だって、あなたが来るまで魔法少女は私と美樹さんの二人だったから。と、いっても今から一週間前くらいからだけどね。」
「それで、暁美さんは美樹さんになんの用があるのかしら?」
「それは…。」
私は躊躇う。さやかの真実を話してもいいのか。
彼女はきっと勝手に話してほしくないだろう…。
「あっ、いいのよ?別に話したくないなら。」
「…ありがとう。そうさせてもらうわ。」
「…ねぇ、暁美さん。ほんとにこんなところに美樹さんが来るの?」
「ええ、間違いないわ。…いつかくる。」
「いつか!?何よそれ!?」
私達が来ていたのはいつぞやの廃工場だった。
「大丈夫よ。必ず彼女はここにくる。…いえ、来ざるを得ない、といったほうが正しいかしら。」
「はぁ…?なんで…?」
しばらくして。
「zzz…。暁美しゃぁん…。」
マミさんは寝てしまった。肩にもたれかかってくるので、動こうにも、動けない。
仕方がないので、私は頭を撫でてやった。
なぜかは分からないけど、無性に頭を撫でてやりたくなったのだ。
私もまどかに頭をなでてもらうと嬉しかった。心地が良かった。だからなのかもしれない。
「暁美しゃぁん…。がんばるわ…。」
「えっと…。なにを…?」
「zzz…。」
…寝言って不思議ね。
「おい!誰…ってマミさん!?それに、お前は誰だ!?」
やっと来たか…!
「ほら、マミさん。起きて、起きて。」
「うぅ〜?なぁ〜に、暁美しゃぁん…?」
「…なにやってるんですか、マミさん?」
「ふわぁ…。はっ!?あ、暁美さん!?美樹さん!?」
もう慌てても遅いわよ。
「…あの、聞きたいのはこっちなんですケド。」
「あ…!ごめんなさい!あのこの暁美ほむらって人が美樹さんに話があるそうなのよ!」
「じゃ、私はお邪魔虫みたいだから!」
どこかに行ってしまった。
「で、なんのようなのよ。あたし、急いでるんだけど。」
「そう。あなたの用事。それは、上条恭介のことね。」
「…!?」
ビンゴ。やはりね。
「あんた、何者?」
私は変身する。
「私は魔法少女よ。それも未来からきた、ね。」
「未来から来た魔法少女…?」
信じてくれれば簡単なのだけど。
「はっ、そんなわけないじゃない!未来から来たなんて…!」
やはりか。
「じゃあ、未来のあなたから聞いた、あなたしか知らないことをいえば信用してくれるのかしら?」
「…うん。」
「じゃあ、あなたの願いから。願いは上条恭介を生き返らせること。子猫を助けようとして車に轢かれ、死んだ彼を生き返らせること。」
「その結果、上条恭介は生き返った。しかし、植物状態で、とても生きているとはいえなかった。」
「そして、今あなたがここにいるのは、暴れている上条恭介をなだめること。違うかしら?」
少し推測を含んでいるので心配だ。
「あんた、ほんとに未来から来たんだ…。」
「合ってる。その通りだよ。」
「そう。良かったわ。」
「…で、あんたの目的はなに?」
私の目的、それは。
「さやか。溜め込まなくていい。上条恭介のことを私にもっと話してくれないかしら。」
「はぁ…?」
「分かってるわ。あなたの苦しみ。誰かに話したい。でも、話すわけにはいかない。それがどれだけ苦しいことなのか、私にはわかるから。」
「ほむら…。」
「だから…。おいで…?泣いていいのよ…。」
「あたしは…!あたしは…!」
「もう…。強がらなくていいの。そんなこと、体に良くないわ…。」
それは私が身を持って証明済みだ。
「ほむらっ…!あたし…!うぁぁ…!」
さやかが私に抱きついてくる。
「よしよし…。大丈夫よ…。もう一人じゃないわ…。私がいる。だから…。」
「ほむら…!あたし…辛かったよぉ…!毎日、恭介のお世話してて…あたし、なにしてるの…って…。もうイヤだよぉ…!」
「あたしは…ただ、恭介と話したかっただけなのに…!
なのにぃ…!うぁぁん…!」
「さやか…。彼を解放してあげましょう…。それが、あなたにとっても、かれにとっても…。」
「ほむらぁ…!そう…だね…!断ち切らなきゃ…!」
「恭介…。ごめんね?あたしのわがままでこんなになっちゃって…。」
「今、楽に…。してあげるからぁ…!」
ザクッ。さやかは上条恭介を殺した…いや、解放してあげた。
「恭介ぇ!恭介ぇ!うぁぁん!!」
「さやか…!辛かったわね…!でも、あなたはそれを乗り越えた。あなたは強い子よ…!だから、今は泣きなさい。思う存分泣きなさい…。」
「ほむらぁ!ありがと…!あたし、このままじゃ壊れてた…!だけど、ほむらがいてくれたから…!」
「…。」
「ごめんね…!ごめんね…!」
私はさやかが泣き止むまでずっと彼女の頭を撫でていた…。
一週間後。
「おはよ!さやかちゃん!仁美ちゃん!」
私はいつものようにさやかちゃんと仁美ちゃんとの待ち合わせ場所に来ていました。
「おっはよー!いやぁ、今日もかわいいなぁ!うちの嫁は!」
テンションがいつもより高い気がします。
「さやかちゃん、テンション高いけど、なにかいいことあった?」
「はっ!やっぱ、親友はわかっちゃいます?でも、秘密だよ!」
「えー!何それー!教えてよ、さやかちゃん!」
でも、ここ一週間はかなり機嫌がいいみたいです。
…まるで上条くんのことを忘れたみたいに。
「今日は転校生を紹介します!」
先生の破談話の後に転校生が紹介されました。
「暁美ほむらです。よろしくお願いします。」
暁美ほむらと名乗った女の子はとても綺麗なお辞儀をして、前を向きました。
うぇ…!?こっち見た…?
そういえば、どことなく、私がここ一ヶ月見ている夢にでてくる女の子にそっくりです。もしかして…?
そんな事を考えていると、暁美さんはさやかちゃんの方を向いて、微笑みながら手を振っていました。
さやかちゃんもとても嬉しそうです。
どうしてだろ…?
「ほーむら!えへへ!」
「あら、さやか。ふふっ。」
私とさやかちゃんが暁美さんに話しかけに行くと…。
さやかちゃんはデレデレでした。
暁美さんも満更ではなさそうで…。ちょっと妬けちゃうな…。って!私は何を…?
「これからは学校でも一緒だね!嬉しいなぁ!」
「さやか、嬉しいのはわかるけど、鹿目さんが困ってるわ…。」
「いいじゃん〜!あたしのほむらの仲なんだからさ!」
そういってさやかちゃんは暁美さんの腕に抱きつきました。うぅ〜。さやかちゃんが羨ましい〜…。
あれ…?どうしてだろ…?私、暁美さんのこと…。
夢であっただけなのに…。優しくしようと思ったくらいなだけなのに…。
どうしてこんな気持ちになるんだろ…。
「暁美さん!」
そのとき私は、無理矢理暁美さんの腕を掴んでいました。
「まどか…!?」
暁美さんは驚いているようでした。
「ちょっと話したいことがあるの!」
「待って…!さやか…。ごめんなさい。ちょっといってくるわ。」
私が無理にでも連れて行こうとしてるのに、さやかちゃんの事を気にかけるなんて…!
「あ…。うん、いいの。いってきなよ!」
「ありがとう、さやか。また後で。」
「…!」
なんだかとっても悔しくなって、暁美さんの腕を掴む手に力が入ってしまいました。
「い、痛いわ、鹿目さん…!」
「あっ、ご、ごめん…。」
やってしまいました。仲良くするつもりが、このままでは悪くなってしまいます。
「…ここだと少し目立つわね。どこか…」
それなら最適な場所があります。渡り廊下です。
あそこは人通りが少なくて、なにか話すには便利な場所です。
「なら、ついてきて。私、いいところ知ってるから。」
少し冷たい言い方になってしまいました。
うぅ…。私のバカバカぁ…!
「そう。なら、案内してもらえるかしら、鹿目さん。」
私はむっ、としました。どうしてさやかちゃんは名前で呼ぶのに、私は名字なの?
「…まどか。」
「え…?」
「私のことも名前で呼んでよ。まどかって…。」
「…ふふっ、まどか。案内してくれる?」
私の手を握りながらいいました。
「…! うん、もちろんだよ!」
「ふんふーん♪」
私は上機嫌でした。だって、ほむらちゃんが名前で読んでくれたし、手まで繋いでくれたから。
「あ、ここだよ。」
目的地に着いてしまって少し寂しいです。
「…まどか。」
「暁美さん…?」
「っ…!ほむらでいいわ。」
「うん!ほむらちゃん!」
「くうっ…!?あうっ…!!」
ほむらちゃんは苦しんでいるようでした。
「大丈夫!?」
「うっ…!だ、大丈夫…!だか…ら…!」
「ほむらちゃん!!」
私は無我夢中でほむらちゃんを抱きしめました。
どうしてかは分からないけど、こうしなきゃ、っていう気持ちが湧き上がってきたからです。
「まどか…!?」
「ほむらちゃん…!!大丈夫だから…!大丈夫だから…!」
「ま…どか…。ううっ…!あぁぁん…!」
ほむらちゃんは泣いて、倒れてしまいました。
「わ!わ!ほむらちゃん!?」
「ううん…?ここは…?」
目が覚める。このベッド、消毒液の匂い、保健室か。
「…。」
あれはさやかかしら。青い髪だからそうだと思うけど。
「はぁ…。ほむら、早く目を覚まさないかな?」
もう覚ましてるけど、面白そうだからしばらくこうしていましょう。
「さて、これを…!?ほむら!!」
さやかが抱きついてくる。この学校ではハグが流行っているのか。
「よかった…!よかったよぉ…!心配したんだからね…!」
「さやか、泣かないで。あのときいったじゃない。私は居なくならないって。」
「でも、でも…!」
ふふっ、さやかもこんな女の子みたいな顔をするのね…。
「よしよし…。泣かないの。あなたは強い子だから…。」
「さやかちゃーん?交代の時間だよー?」
ガラッ。ドアが空き、まどかが入ってくる。
「…!?ほむらちゃん!?さやかちゃん!?なにしてるの…!?」
「あら、まどか…。授業はいいの?」
「今は休み時間!!そんなことより、どうして抱きついてるの!?」
「ふふっ…。かわいいわよね、この子。いつもこんなだったら…いえ、いつもあんなだからこそかしら?」
「っ…!もうほむらちゃんなんて知らない!!」
泣きながらまどかはどこかに行ってしまった。
私、なにかしたかしら…?
「…ほむら、まどかのところに行ってあげて。」
「さやか…。」
「今行かなきゃ、絶対後悔しちゃうよ?」
後悔…。そうね。
「さやか、行ってくるわ。」
「うん!いってらっしゃい!」
私は保健室から出て、まどかを探しに向かった。
いかがでしたでしょうか。
ほむら、まどか、さやか。三角関係、トライアングラーですよ。このほむらは鈍感なので…。
決して、ほむらがさやかといちゃついて、まどかの嫉妬を引き出すなんて、高度なテクニックを使っているわけではないのでご案心を。天然です。
マミさんがかなり変わってますね。こんなマミさんなら毎回ほむらもついていきたくなること間違いなしですね。
では。