※この作品はR-18です。

信じ続ける、明日はきっと晴れだって   作:柳しをん

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今回は長いです。いつも言ってる気がしますケド…。
ほとんどまどか視点です。



ほむらちゃんのこと、もっと知りたい

私はマミさんの家を後にし…いえ、逃げてきた、という表現のほうが正しいかしら。

逃げ出した私はうずくまっていた。

「…まどか…。」

また拒絶されるのではないか。またあの冷たい視線を送られるのではないか。

そう思うと、とてもこわかった。

「マミさん…。」

まどかと一緒にいたマミさんだってきっと拒絶するに違いない。

 

やがて、深い夜がやってくる。私の心の不安をさらに増長させるように、闇は深くなっていく。

ついに手足は震え、動けなくなっていた。

もうすぐパトロールの時間だが、体が動かない。

もういい、寝てしまおう。事情はまた明日話せばいい。

ベッドに入る。しかし、寝ることはできない。

なぜなら、心が恐怖でいっぱいだからだ。

怖い。怖い。怖い。怖い。

まどかが怖い。マミさんが怖い。拒絶されるのが怖い。

一度決壊した心の堤防は、もう治ることはないだろう。

だって、私の心は恐怖に支配されているのだから。

もう止まらなかった。

次に浮かんだのは。助けてほしい、ということだった。

「助けて…!さやか…!」

聞こえるはずもない。だって彼女はパトロール中のはずだ。しかし、そんなことを気にしている余裕はなかった。

「怖いよ…!助けて…さやか…!」

 

 

 

「ふぅ…。マミさん、そっちはどうです?」

「こっちも片付いたわ。でも…。」

「そうですね。ほむらがいないと効率が悪いですね。」

「そうね…。どうしちゃったのかしら。」

どうしたんだろ、ほむら。後で行ってみるかな。

 

「ほむらー?おーい?」

あんまり声だしたくないんだけどなぁ…。

ピンポーン。だめか。ええい、駄目元で…!

「開いてる…!」

ちょっとまずくないか…?普通開けとかないでしょ…。

「ほむらー!入るよー!」

「…。」

返事がない…。もしかして寝てるのかな?

入ってみると…。

「なっ…!ほむら!」

ベッドの上で体育座りをして震えていた。

「さ…やか…?さやか…!さやか…!」

怖かったのか、泣いていた。

「ほむら…!」

私はほむらを抱き寄せた。

「もう大丈夫。あたしがいるから…!」

「怖い…。怖いよ…!」

「なにが怖いの…?」

たぶん…。あいつのことだろう。

「まどか…。マミさん…。」

マミさんまで…!?

「そっか。怖かったね。でももうあたしがいるから。もう怖がらなくていいよ。ずっと一緒にいるから…。」

「さやか…!さやか…!」

そのままほむらは寝てしまった。私が来たことで緊張の糸が切れたのだろう。

あたしも学校行く準備しないと。ほむらの寝てるうちに準備しますか…。

 

 

 

 

 

少し前…。

「あの、巴先輩。用ってなんですか…?」

だいたい分かっています。あのことなんだろうって。

「鹿目さん。どうして暁美さんをあんなに避けるの?」

やっぱり…。だってほむらちゃんは私のこと嫌いだし…。

「…。ほむらちゃんが悪いんです。私を除け者にして…。」

「そう…。そう、ね。確かに暁美さんのやり方は間違っているかもしれないわ。」

「でも、暁美さんはあなたのことが嫌いなわけじゃないの。」

「じゃあ、どうして避けるんですか!」

「それはね。あなた自身のためなのよ。」

私のため…?避けてるのに…?

わけわかんないよ…!

「…それって、どういう。」

「私が勝手に話すことはできないわ。これ以上を聞きたいなら、暁美さんに聞きなさい。」

「…ただし、あなたが暁美さんを嫌うなら、もうかかわらないで。あなたの存在は暁美さんを傷つけるだけだから。」

「…っ。私は…。」

ピンポーン。チャイムがなる。

あれは…。ほむらちゃん…!?あっ…!どっか行っちゃった…。

「なんだったのかしら…。鹿目さんがいることを伝えたらどっか行っちゃったわ…。」

私…?そっか。やっぱり私のことなんか…。

「鹿目さん。暁美さんのことよろしくね?」

「…だって、暁美さんはあなたが全てなんだから…。」

「えっ…?」

どういうことだろう…?

「さあ。家族が心配してるわよ、早く帰りなさい。」

「あ、はい。お邪魔しました…。」

 

「ほむらちゃん…。」

やっぱり、仲直りしなきゃ…!

このままじゃだめだ…!謝らなきゃ…!

「明日…謝るから。待ってて、ほむらちゃん。」

 

次の日。

いつもより早く登校して、ほむらちゃんを探します。

その時、黒髪ロングの女の子が見えました。その隣には青い髪の女の子がいます。

きっとほむらちゃんだ…!

いわなきゃ…!ごめんねって!

「ほむらちゃん!」

私は思い切って声をかけました。

「…!ま…まどか…。なんの…ようかしら…?」

なんだか様子がおかしいです。さっきは笑顔だったのに、いきなり暗くなって…。それに、震えています。

「ほむらちゃん、大丈夫…?どうしたの…?」

私はほむらの手を掴みました。

「ひっ…!?大丈夫だから…!気にしないで…!」

「大丈夫なわけないよ!どうしたの…?」

「あんたさ、自覚ないわけ?」

さやかちゃんが口を挟んできました。

「自覚って…?」

「さっきから私は関係ないみたいな口ぶりだけど、ほむらがこうなったのあんたのせいだからね?」

私のせい…?

「そんなわけないよ!私のせいなわけ…!」

「ひっ…!怖いよ…。」

ほむらちゃんはさやかちゃんの後ろに隠れてしまいました。

「大丈夫だよ、ほむら…。」

「あんた、いい加減にしたら?早く行ってよ。ほむらが怖がってるじゃん。」

「っ…。」

私は学校に向かいます。

ほむらちゃんがあんななのは、私のせい…?

話を聞かないと…。

 

「ほむらちゃん。」

私はほむらちゃんに話かけていました。

「…!な、なにかしら…。まどか…。」

「ちょっと来て。」

ここでは話ができない。そう思った私は移動することにしました。しかし…。

「や、やめて…。まどか、離してよ…!」

「駄目。私はほむらちゃんに聞きたいことが…!」

「いや…!やめてよぉ…!離してよぉ…!怖いよぉ…!」

「おい!まどか、なにやってんのよ…!」

「さやかちゃん…。ほむらちゃんに話聞こうとして…」

「…!あんたってやつは!」

バチン。さやかちゃんが私の頬をビンタしました。

「どうして叩くの…!」

「あんたがどうしようもないバカで、自己中心的だからよ!」

私が、バカ?自己中心的…?

「わかってんの?今ほむらにしようとしてたこと。嫌がってんじゃん!怖がってるじゃん!」

「だって、話してくれないから…!」

「どの口がそんなこと言えんのよ…!!」

「え…?」

「あんたはほむらの話なんて聞かなかったくせに!!ほむらが話そうとしても冷たく拒絶したくせに!!そのくせして、私にはなせ!?馬鹿じゃないの…!?」

「っ…。」

「しかもさ、無理やりだなんて!ほむらはどんなときだってまどかが嫌がったらやめてた!それどころか、あんたのことを庇ってた!それだけあんたのことを想ってた!でも…!それをあんたは…!!」

「最低だよ!!もうまどかなんて、友達じゃない!!」

「…!さやか…ちゃん…。」

「どっかいきなさいよ…!」

「…。ごめんね…。」

私はほむらちゃんを見ました。

「…!ご、ごめんなさい…。」

 

それからというもの…。

「ほむらちゃん!一緒にお昼食べよ?」

「あ…!ごめんなさい…私、さやかと…。」

「そっか。分かった。じゃあね…。」

 

「ほむらちゃん、一緒に帰ろ?」

「え…と…。」

「ね?帰ろ?」

私は手を掴みました。

「ひっ…!や、やめて…。」

「まどか!なにやってんのよ…!」

「…。ごめんね…。」

 

「ほむらちゃん。ちょっと…。」

「な、なにかしら…?」

「どうして私を避けるの?」

「あ…えっと…!」

「まどか。いい加減にしてよ。ほむらを傷つけて何が楽しいの!?」

「私は傷つけてなんか…!」

「だって、ほむらが嫌がってんじゃん!傷つけたあんた本人が怖くてこんなになってんだよ!」

「…!ご、ごめん…!」

私は逃げ出しました。

 

「私が…ほむらちゃんを…。傷つけた…。」

私はお昼を食べることも忘れ、ぼーっとしていました。

「あ、ほむらちゃん…。」

「あっ…。ま…どか…。なにか…?」

「私はどこで間違ったのかな…。」

ほむらちゃんを抱きしめようとします。

「やっ…!こないで…!こないで…!」

ギュッ。ほむらちゃんを抱きしめました。でも…。

「やめ…て…。離してください…!お願い…します…!」

口調もよそよそしくなって、拒絶されてしまいました。

「まどか!あんた、ほんとに最低だよ…!!」

「ごめんね…。拒絶されるってこんなに辛いんだね…。」

「やっと気がついたの?ほむらは何回も何回もこれを繰り返してたんだよ?」

「…さやかちゃんはどうなの?」

「あたしには、ほむらの気持ちはわからない。でも、あんたよりはほむらを大切に思ってる。」

「だから、まどか。もうほむらに関わらないで。あんたがいるとほむらは安心して暮らせないんだよ。」

さやかちゃんはそういいます。でも…。

「やだ。私、決めたもん。ほむらちゃんに拒絶されないようにする。そう決めたの。」

「どうしてなのよ…!あんたがいるから!こうなったんだよ!?その原因が何言ってるんだよ…!!」

「…っ。それでも!私はほむらちゃんと仲良くしたいの!さやかちゃんは邪魔しないで!」

「…!でも…!自分が何言ってるか分かってるの…!?あんたはほむらと仲良くしたんいじゃないんだよ!傷つけたいだけなんだよ!」

「もう…やめて…!」

「!?」

はっと我にかえります。

「いいの…。まどか…。私と無理に…仲良くする必要なんて…。」

「ほむらちゃん…。」

「あたしは間違ってない…。そうだよね…?」

さやかちゃん…?

「…。まどか、ごめん。あたし、ほむらと話がしたいからどっかいって。」

 

 

 

 

 

「ほむら。あんたはどうしたい?」

「どうしたい…って?」

「まどか。あんたはどう思ってるの。嫌いなの?」

「…そんなことないけど。」

「嫌いじゃないんだね?仲良くしたいんだよね?」

「うん…。でも…怖いの。また拒絶されるんじゃないかって…。」

やっぱり…怖いだけなのか…。じゃあ、あたしは…。

「そっか。じゃあもういいかな。あたしはもう止めないよ。まどかの好き勝手にさせる。」

「え…!?で、でも、さやかがいないと私…!」

辛いけど…。仕方がないよね。

「…気がついたんだよ。あたし、邪魔なんだって…。」

「邪魔…?そんなことないわ、さやかは私にとって…!」

「今のあたしはさ、まどかを見るとすごくイライラするの。だから、まどかにあんなに酷いこと平気でいえるんだよ…。」

「そんなあたしはあんたたち二人の関係を拗らせるだけの人間なんだ、って気がついたんだよ。」

「まどかに許してもらえるかどうかは知らないけど…。

でも、あたしはまどかを拒絶することでほむらを助けるんじゃなくて、まどかとほむらを仲良くさせることで助けることにしたんだ…。」

「ごめんね。今更遅いかもしれないけど、これがあたしのできる限界。」

「さやか…。でも、まどかが怖くて堪らないのよ…。あなたがいないと私…!」

ほむら…。あたしに依存気味だとは思ったけど、ここまでとはね…。

でも、それはとっても嬉しかった。それだけ頼りにされてるってことだから。でも、このままじゃいけない…!

「駄目。あんたはまどかを救うんでしょうが!だから、ほむらが怖がってたらだめだ…!」

「まどかを…救う…!私が…!」

「そうだよ!ほむらはまどかを救わなきゃいけない!そのために、繰り返してきたんでしょうが!」

「でも…。今の私じゃ…。話しかけることすらできないのよ?」

「まどかが話しかけてくれる。まどかが話しかけてこなかったら、あたしが取り持つ。だから心配しないでよ。あたしはほむらの味方だからさ!」

「さやかぁ…!頑張る…!私、頑張ってみるよ…!」

「うん…。やっぱりほむらはさ、強い子だよ…。」

 

 

 

 

 

「はぁ…。私、さやかちゃんにひどいこと言っちゃった…。」

私は屋上に来ていました。なんとなく、ここに来てしまいました。

「あら…鹿目さ~ん!なにしてるの〜!」

「あ…巴先輩だ。巴先輩ー!」

後ろにはたくさんの女の子たちが見えます。

「どうしたの、こんなところで?それになんだか表情が暗いわよ…?」

「実は…ほむらちゃんとさやかちゃんに嫌われちゃったんです…。」

「え…!?あの二人にぃ…?」

「そうなんです…。ほむらちゃんには手を握っただけで、拒絶されて…。話を何回も聞こうとしてたら、さやかちゃんには、どれだけほむらちゃんを傷つければ気が済むんだ、って…。もう友達じゃないって言われちゃいました…。」

「…そう。それは、半分あなたのせいで、半分あの子達のせいね。こうなったのはあなたのせいだけど、ここまで拗らせたのはあの子達のせいだからね。」

「でも、それがなんだって言うんですか…!」

「つまり、まだ可能性があるということよ。あの子達の誤解を解いてあげればいいのよ。それで謝ればいいのよ。…それに、暁美さんもこんなこと望んでないに違いないわ…。」

「…。」

そんなこと、あるわけ…。

「諦めないで頂戴。美樹さんについては私がなんとかするわ。だから…。暁美さんを救えるのはこの世界であなた一人だから…!」

「私が…!ほむらちゃんを…!」

「私、頑張ってみます!」

ほむらちゃん…!待っててね!

「あら…。元気のいいことねぇ…。頼んだわよ…。」

 

いた!あの綺麗な黒髪はほむらちゃんだ!

その隣にいるのはさやかちゃんだと思います。

「ほむらちゃん!」

「…!まどか…!」

「…。まどかなら来るって、そう信じてたよ。」

どういうことでしょうか…?全く、わけがわかりません。

「ごめん!あたし、間違ってた!」

「えっ…?」

「あたし、ほむらを助けようとしてまどかのこと、勝手に嫌ってた!それで二人の邪魔してた…!」

「二人の関係をここまでズタボロにしといていえた身じゃないけど…。」

「さやかちゃん…。」

「だから!ほむらと仲良くしてやってよ!あたしにはできないから。まどかにしかできないから!」

「私にしか…。」

巴先輩と同じことをいってる…。私だから…できる。

そっか…。ほむらちゃんには私が必要なんだ…!

「ほむらちゃん…。ごめんね。今まであんな態度とって。」

「…っ。いいのよ…。あれは私のせいだから…。」

「ほむらちゃん…。そんなこといわないで…。」

ギュッ。私はほむらちゃんを抱きしめました。

たくさんの気持ちを込めて。

「やっ…!まどか…!離して…!」

「くっ…。」

ほむらちゃんはいやがります。

さやかちゃんは堪えているように見えます。

「ごめん…。でも、離さない。」

「どう…して…!」

「…今離したら、もう謝れないと思うから。」

「…。あたし、向こういってるね。ほむら、怖がる必要はないよ。あんたのありのままをぶつけてあげて。」

「さやかちゃん…!ありがとう…!」

「あ…さやか…。」

 

「ほむらちゃん。どうして怖いの?教えて?」

「拒絶されるのが…怖いの…。」

「…。」

「また、あんなふうに来されるんじゃないかって…。冷たい視線を送られるんじゃないかって…!」

私は…。

「そっか。ごめんね…。私のせいで…。」

「…!いいえ…。まどかのせいじゃないわ…。私が話さないからよ…。」

「…。話して、ほしいな。私にも。」

「でも…。あなたに辛い思いをさせるわけには…!」

辛い思い…。どんなことだろ…。

「いいの…。ほむらちゃんひとりで背負わないで…。」

「…また、拒絶されるかもしれないし…。」

「…!」

私は過去の自分をとても恨みました。どうして…!どうして、ほむらちゃんに冷たくしたの…!!

「ほむらちゃん!!」

私は強く抱きしめました。

「ひぅ…!まどか…?」

「もう絶対に拒んだりしない。ほむらちゃんの全部を私は受け止める!だから…信じて!」

「ほん…とう?信じてくれる…?拒絶しない…?」

「うん、絶対。」

「話しても…いいの…?」

「私は話してほしいな。それでほむらちゃんの負担が減るなら…。」

「…あのね。私、まどかを救うために未来から来たの。」

「未来…?私を救う…?」

どういうことでしょう?全然わかりません。

「そう…。私は魔法少女と呼ばれる存在…。さやかとマミさんも同じよ…。」

「私達魔法少女は魔女と呼ばれる存在とたたかっていて…」

「待って…!少し頭を整理させて…。」

未来。私を救う。魔法少女。魔女。全く繋がりません。

「えっと…。もう大丈夫かしら…?」

「…全然。もう少し話してもらえるかな…。」

「…分かったわ。魔女と戦うことまでは話したわよね…?」

「うん。」

「じゃあ、その続きから。私達は魔女と戦う使命を課せられる代わりに、キュゥべえ…インキュベーターというのが本当の名前だけど…。そのキュゥべえになんでも一つ、願いを叶えてもらえるの…。」

なん…でも…?あんなことやこんなことも…?

「私はキュゥべえにこう願った。まどかとの出会いをやり直したい、と。」

「私との、出会い?」

「ええ…。私とあなたが出会うのは初めてのことではないの…。もっとも、あなたにはそんなことわかるはずもないけれど…。」

「私は何度もあなたと出会ったこの一ヶ月をやり直しているの…。」

「…どのくらい?」

「そうね…。数えるのが嫌になるくらいには…。くぅっ…!ううっ…!」

「どうしたの…!?」

「い…え。なんでもないわ。心配しないで頂戴…。」

「そう…?」

どうしたのでしょうか。とても心配だけど、ほむらちゃんは大丈夫っていってるし…。

「続けるわね…。どうしてあなたとの出会いをやり直しているのか…。それは、あなたが死ぬ未来を避けるためよ。」

「私が、死ぬ…!?」

死。それは今の私にはとても遠い未来の事のように感じます。でも、ほむらちゃんの話が本当なら、すぐそこまで来ていることになります。

「…ええ。貴方はどんな形であっても死んでしまったわ…。」

「…怖いけど、聞いてみてもいいかな。」

「どうぞ。」

「私、どんな死に方をしたのかな…?」

とても気になります。それをしっていれば回避できるかもしれないし…。

「…! そうね…。まどかが知りたいというのなら…。」

「まず…。一番多い死因は、魔法少女になってしまったことね…。」

「私が魔法少女に…。」

「ええ。魔女に殺されることはほとんどないわね…。あなたは強いから…。」

「え…?私が…?」

「…そんなことはいいのよ。そうね、あなたの死ぬ原因は、私が一番多いかもしれないわ…。」

「え…!?ほむらちゃんが…?」

「…ええ。私が、この手で…あなたを殺した…。」

「…!?それって、どういう…。」

「そのままの意味よ…私はあなたを何度も…!何度も…!この手で殺したのよ…!」

私をほむらちゃんが殺してきた。少し、いや、とても怖くなって、ほむらちゃんから距離を取りたくなってしまいます。でも…。

「ごめんなさい…!私の力が足りないせいで…あなたには何度も辛い思いをさせてしまったわ…!」

そんなほむらちゃんを見てると、何かとても大切なものがあるように感じました。

「ね、ほむらちゃん。どうして私を殺したの…?」

「あ…!ごめんなさい…!ごめんなさい…!殺したくて殺したわけじゃ…!」

「ち、違うの!ほむらちゃんはそんなことする人じゃないから、何か事情があるんじゃないかって…!」

「…それは…。とても辛いことよ…?本当にいいの…?」

とても辛い。それは怖いけど私は気になります。

「教えて…!ほむらちゃんのこと、もっと知りたい…!」

不謹慎かもしれないけど、これだけ聞くとちょっと卑猥な言葉に…。

「そう…。やっぱりまどかは強い子ね…。」

「魔法少女は魔女と戦う。それはさっきいったけれど…。」

「じゃあ、その魔女はどのようにして生まれてくるのか。わかるかしら…。」

「…死んだひと、とか…?」

「…少し、違うわ。正確には、絶望しきった魔法少女…。」

「希望が絶望に変わるとき、魔法少女は死に、魔女が生まれる…。」

「そんな…!じゃあ、ほむらちゃんは…!」

「ええ、いつかはね。」

「話を戻すわね。まどかは魔女になりそうになって、私にこう頼むの。」

「『お願い、私を殺して…。』って…。」

私…なんてことを…!!

「何度も、何度もそう頼まれた。だから…殺したの。」

「ほむらちゃん…!ごめんね…!」

私は無我夢中でほむらちゃんを抱きしめます。

「ひゃ…!?まどか…!」

いきなり抱きついてしまったけど、もう嫌がる様子はなくなっています。

話してスッキリしたのでしょうか。

「ごめんなさい…。私、まどかのことを怖がってしまって…!」

「ううん…!いいの、私があんな態度とったから…!」

「まどか…!」

「ほむらちゃん…!!」

正直、ほむらちゃんの話はお伽噺のようで不安だらけのものでしたが、それ以上に、ほむらちゃんに信じてもらえたこと、それが何よりも嬉しかったです。

また、ここから私達の関係を作っていこう…ほむらちゃん。

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか。少し急展開すぎるかもしれませんが、お楽しみにいただけだでしょうか。
では。
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