※この作品はR-18です。

信じ続ける、明日はきっと晴れだって   作:柳しをん

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第二話です。


だって私がその魔法少女だから

まどかを…まどかを魔法少女にするわけには…!

 

「うーん、ここから聞こえるような…?」

『やぁ、まどか。』

「ウェヒ!?ぬ、ぬいぐるみが喋ったぁ!」

『僕はぬいぐるみじゃない。キュゥべえだ。』

「そ、そうなんだ。ところでキュゥべえ、助けてっていったのはあなた?」

『そうだよ。でももう大丈夫だよ。』

『ところで、まどか。』

『僕と契約して、魔法少女になってよ!』

ちっ、間に合わなかった!

「まほう、しょうじょ?何それ?」

「まどか!そいつと喋ったらだめよ!」

「ほむらちゃん!?どうしてここに?」

!?まただ…!あの感覚。うっ、ああぁぁぁ!?

『マミさんも、さやかちゃんも、杏子ちゃんも…

ほむらちゃんが殺したんだ!』『出てってよこの悪魔!』

違う、違う、違う!!

「あぁぁぁ!?うぅ!?やめっ…!そんなことを言わないでよ!違う、違うわ!私はっ、悪魔なんかじゃ…!」

「ほむらちゃん!まただ…また思い出しちゃったの?」

『あなたが殺したんだ…!』『出てってよ悪魔!』

あぁ…私はあなたを護りたいだけなのに…!

「あぁっ!?うあぁぁ!?」

バタン。意識が薄れていく。私のはこのまま、インキュベーターからまどかを護れないの…?

 

「…うーん」

目覚めるとベッドにいた。ここは?私の部屋ではないようね。だって、こんなぬいぐるみだらけの部屋なんて…

まるでまどかの部屋ね…?

!?もしや…ここはまどかの部屋なの?

顔が赤くなるのを感じる。じゃあこれはまどかのベッド?そういえば良い香りがするわ。

ガチャ。まどかが入ってきた。

「あっ、ほむらちゃん…!」

ギュッ。まどかが私に抱きついた。

「ま、まどか…?」

さっきより顔が赤くなるのを感じる。

「心配したんだよ?いきなりあんなになって、倒れて…」

「ごめんなさい、まどか。」

そう言い、まどかの頭をなでてやる。

「そういえばまどか。インキュ…いえ、キュゥべえはどうしたの?」

「えっと、ほむらちゃんを家につれていかないとってことで頭がいっぱいで…。」

よかった、魔法少女にはなっていないようね。

「ほむらちゃん、キュゥべえと知り合いなの?」

知り合い、そんなものではない。今は話さないが。

「えぇ、腐れ縁ってやつよ。」

「じゃあさ、魔法少女って知ってる?」

やはりきたか。嘘をついてもしかたない。魔法少女について話してならせないようにするだけ。

「えぇ、知っているわ。だって私がその魔法少女だから。」

「え、そうなの、ほむらちゃん…!?」

驚いているわね。無理もない。

「そう、私は魔法少女よ。あの、インキュ…いえ、キュゥべえと契約したの。」

「魔法少女はキュゥべえに一つだけ願いを叶えてもらえるの。」

「そうなの!?ふーん、契約すればよかったなぁ…」

「でもまどか。魔法少女は大変なのよ。毎日、毎日敵とやりあって死にかけることもあるし、何より普通の生活は送れなくなるわ。」

「そっか。大変なんだね、魔法少女って。」

これぐらいしか話せないわね。これでならなければ良いのだけれど。

さて、どうにかして魔法少女から話題をそらさなければ…さやかのことでも聞いてみましょう。

「そういえば、さやかはどうしたの?」

「あ、うん。さっきメールが来たんだ。これ。」

【まどかー私をおいてどこいったの?ほむらもどっか行っちゃったし。まどかーお前の夫は寂しいぞ!】

…。さやからしいわ。

「で、なんて返信したの?」

「えっと、ごめんね、って。」

「…案外冷たいのね、まどか。」

「ウェヒィ!?そ、そんなことないと思…う…な…?」

ふふっ、焦っているわ。かわいい。

「ごめんなさい、冗談よ。」

「ほむらちゃんの意地悪…。」

涙目で上目遣いでこちらを見られると…

「さ、さて私はそろそろ帰るわね。」

「あ、ほむらちゃん帰っちゃうの?じゃあまた、明日。」

「えぇ、また明日。」

そう言い、まどかの家を去る。

さて。インキュベーターを探さないと。

 

改装工事中の場所にいない。しかし、魔女の反応は健在だ。だってこの街に魔法少女は私一人なのだから。

この程度の魔女など時間停止を使うまでもないわ。

あっさりと倒すことができた。

しかし、インキュベーターはいったいどこに?

!?この魔力反応まさか…!

美樹さやか…!あなたはどれだけ愚かなの…!

第三話へ続く…




第二話でした。第一話よりも少なめでしたが、お楽しみいただけましたか?
さて、第三話はほむら以外のキャラ視点で第一話、第二話を書いていきたいと思います。
それでは。
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