…書いてて思ったんですけど、まどかの笑い声をうぇひひ、に設定したコトを今すごく後悔してます。
えへへ、とかにしておけばよかったって…。
なんか、雰囲気が…。
まぁ、どうでもいいんですけどね。
では、お楽しみください。
見滝原市、某所。
少女四人…とても普通とはいえない格好をした少女たちは、ファンタジックな世界の中で、これまたファンタジックな戦い(一人はかなりリアルな武器だが)を繰り広げていた。
相手もまた、ファンタジック…というか…
コンパス…みたいな見た目。
「ほむら、そっち行ったぞ!」
「分かった、任せて!」
「暁美さん、後ろからサポートするわ!」
黒髪の少女は物々しい機関銃を片手にアクロバティックな動きを見せ、攻撃をしていく。
その後ろでは、金髪の少女が無数のマスケット銃を展開し、雑魚を一掃する。
しかし、攻撃を重ねてもなお、この敵は倒れることはない。
「…案外、タフね。」
「ええ。マミさん、まだ行けるかしら?」
「まだ、数発くらいなら、ね。」
「くっそ、あたしはこれ以上は…!」
「なら、杏子は下がっていて。ワルプルギスの夜までには万全の状態にしないといけないのだから、無理はしないで。」
「…わかった、無理はすんなよ。」
そんなとき、青髪の少女が突撃する。
「てぇぇぃ!さっさとくたばりなさいよ!こちとらグリーフシードをあんまり使うわけにもいかないんだからさ!」
「さやか!…あれだけ力は温存しなさいって言ったのに…!」
「暁美さん、このままじゃ美樹さんが危険よ!」
「ええ、分かっているわ。…まず、私が使い魔を一掃する。その後、時間停止をしてあなたをさやかの場所に連れて行くから、さやかのサポートをお願い。」
「了解。」
そして、黒髪の少女は、腕に装着した盾の中からあまりにもこの少女には不釣り合いなRPG-7を取り出し、手慣れた動きで照準を合わせ、発射する。
弾頭を失い、意味をなくしたRPG-7だったものは投げ捨てられ、あたりには硝煙の匂いが漂う。
そして、一秒もしないうちに黒髪の少女は移動し、金髪の少女とともに青髪の少女の元へと向かう。
「さやか、しゃがんで!」
「え!?わぁっ!」
黒髪の少女は間髪入れずに銃弾をコンパスに叩き込む。
「マミ、頼んだわよ!」
「OK!いくわよ、ティロ·フィナーレ!」
金髪の少女の叫びとともに、巨大な弾丸がコンパスに撃ち込まれると、コンパスは崩れ、その手下たちも消えてゆく。
そして、空間が崩壊し、ビル街の中に戻ってくる。
足元には、一つのグリーフシード。
「はぁ…さやか、大丈夫?」
黒髪は呆れ気味に青髪に尋ねる。
「あぁ、うん。大丈夫、大丈夫!
「ならいいのだけど…お願いだから、一人で突っ込んで行くのだけはやめて…心臓がいくつあっても足りないわ…。」
「そうよ、美樹さん。今の私たちはチームなんだから。」
「それに、さやかは使い魔担当だろ?なんでしゃしゃり出て、魔女に攻撃なんてしたんだよ?」
「いいじゃん!あたしだって、それくらいできるし、使い魔なんて余裕で狩れるんだから!」
「それでも、よ。さやかにはまだまだ経験と知識が足りないわ。…何より動きが危なっかしい。あなたの事を考えて、この役割分担なのだから。」
「確かに自分の実力を上げることは重要だけど…もうワルプルギスの夜はすぐそこまで来ているわ。だから、今、ダウンしてほしくないの。」
「そうだ。それに、さやかはまだまだ足手まといだからね。このくらいの時期ならまだ先輩の後ろをピョコピョコしてるのが普通だからさ。あんまり前線に居られると邪魔なんだって。」
「…なにさ、みんなであたしの事をよってたかって貶して!なんなのよ!あたしは…あたしはただ、役に立ちたいだけなのに…!」
「わけわかんないよ…!」
「ほむらとマミさんは仕方ないにしても…杏子!あんたの言い方だけは気に入らない!」
「はぁ!?あたしかよ!?」
「そうだよ!あんた以外に誰がいんのよ!?」
「えっと、さやか、杏子はあなたを心配して…」
「うるさい!ほむらは黙っててよ!」
「ごめんなさい…。」
青髪が強い口調で言うと、黒髪はまるで子犬のように萎縮してしまう。
「とにかく!あたしは杏子が気に入らない!あたしより先輩だからって、上から目線で、口は悪いし…!」
「こっちが心配してやってんのに、その態度はなんなんだよ!?」
「心配!?ただ貶してるだけじゃないの!?」
「はいはいはい!二人とも喧嘩は止しなさい!」
金髪は二人の間に割って入り、お互いの頭をペチと叩いた。
それぞれ、あぅ、と情けなく鳴いたあと、口を開く。
「…とにかく、あたしは杏子とは組みたくない!近接戦メインだからって、組まされるのは嫌です!あたしはほむらと組みたい!」
「ならあたしも言わせてもらうぜ!あたしもコイツと組むのはゴメンだ!指示は聞かないし、すぐ文句言うし!それに根性だってないときた!あたしはマミと組みたいね!」
そう言うと二人は、ふん、とお互い反対を向いてしまった。
「…どうしたものかしらねぇ…。」
金髪は頬を掻きながら困ったように笑った。
「…どうしようも、ないわね…。統計的に…。」
黒髪は諦め気味にそう呟いた。
「「はぁ…。」」
苦労人二人のため息は見事に重なった。
「ついてくんな、杏子!」
「そっちこそついてくんじゃねぇ!」
さやかは私、杏子はマミさんに連れ添ってパトロールをしていたのだが、合流をしてしまった。
近くに魔女の気配があったので、向かっているのだが…。
「ほむら、あんたもなんかいってやってよ!」
「えぇと…。」
「マミ、さやかにはっきり邪魔だって言ってくれよ!」
「あはは…。」
ずっとこの調子。私もマミさんも何も言えず…というより、言っても聞かないので、困っているだけ。
「あ…みんな、ここよ。」
魔女結界の前に到着し、変身をする。
「邪魔、しないでよね!」
「けっ、それはこっちのセリフだっての!」
「いつまでも喧嘩してないの!今は魔女を倒すことに集中しなさい!」
そしてこの後、さやかが魔女の足止めに成功したことにより、さらに調子に乗ることになる。
もちろんそれを杏子が黙っているわけもなく、さらに反目するのであった。
…ワルプルギスの夜まで、あと五日。どうなることやら。
「お邪魔しまーす!」
「いらっしゃい、さやか。あとはマミさんと杏子なのだけど…。」
今日は私の家で作戦会議。もうすぐそこまで迫ったワルプルギスの夜を倒すためには作戦が必要となる。
何も考えずに挑んで勝てるほど、甘い相手ではないことは、これまでのループで証明されている。
「あ、いらっしゃい、さやかちゃん。」
「当たり前のようにまどかがいる…。」
「だってここはほむらちゃんの家だもん。当たり前だよ。」
「そんな、ここは私の家だから、みたいな感じで言うのね…。」
「ごめんなさい、私はいない方がいいんじゃないか、って言ったのだけど、聞かなくて…。」
「彼女として、ほむらちゃんをサポートするのは当然のことだもん。だから、ここにいるんだよ。」
「まどか…。」
「ほむらちゃん…。」
「あー、ごちそうさま。…キスだけはしないでよ?」
「えー?じゃあ、もっとえっちぃこととか…?」
その瞬間、まどかは恐ろしい速度で私の後ろに回り込んだ。
「んやぁ…耳、かんじゃだめぇ…!」
「やめんか!…つか、いつからまどかはそんな変態になったのよ…。」
「んー…ほむらちゃんのおかげで何かが目覚めちゃったみたい。」
「あっそ…親友が遠くに行ったみたいで、寂しいなぁ…。」
「はぁ、はぁ…ごめんなさい、さやか…私がしっかりしてないから…。」
「いやいや、ほむらはなんにも悪くないよ!?」
ピンポーン。
チャイムが高い音を鳴らす。
「…来たわね。はぁ…。」
ドアを私が開けると、マミとりんごを齧っている杏子がいた。
「いらっしゃい。もうみんな揃ってるわ。」
「お邪魔するわね。」
マミの後に続くように杏子も入ってくる。
その顔はどことなく嫌そうに見えた。
「それじゃあ、適当にかけて頂戴。今、飲み物を出すから。」
「あ、ほむらちゃん、私も手伝うよ。」
「ありがとう。」
私とまどかがキッチンに消えると、案の定、場の空気が悪くなっていく。
「はぁー、さやかみたいなど素人が作戦会議にいたって無駄だろうに、ご苦労さん。」
「黙れ!あたしだって魔法少女だ!この街を守るためにここにいるんだよ!」
「けっ、その腕でいったい何を守れるんだよ?」
「それは…!」
「やめなさい、美樹さん、佐倉さん。今は喧嘩してる場合じゃないの。」
「へいへい…分かってますよーっと…。」
「…。」
「ね、ねぇ、ほむらちゃん…あの二人大丈夫なの…?」
「…大丈夫じゃないわ。ずっとあの調子だから…。」
「そ、そんな…。なんとか出来ないの?」
「難しいでしょうね…こうなってしまったら、あとは二人自身がなんとかするしか解決方法は…。」
「…なにも、できないのかな。」
「まどか…?」
「私は…このままは嫌。私だって、誰かの力になりたい。」
その時、過去のまどかと私の隣にいるまどかが重なる。
誰かの役に立ちたい。
まどかが魔法少女になる理由。いつだってそうだった。
自分のために願いを使うことはなく、誰かのため。
そんなときまどかは強い目をしていた。
確かな決意が、そこにあった。
優しさと、覚悟。
私が憧れたまどかが、そこにはいた。
「…本当にあなたは変わらないわね…いつだってそうだったわ…。」
「え…?」
「誰かのため、誰かのためって…あなたは優しすぎるのよ…。」
「そんな、私はみんなに笑っていてほしいだけだよ。私はほむらちゃんが思ってるほど、優しくなんかないよ…。」
「いいえ…そんなことない。私は、そんなまどかが好きなったんだから…。」
「うぇひひ…嬉しいな、ありがとう。」
そんなとき、私達を引き裂くように声がした。
「あの…二人とも…?なにをしてるのかしら…?」
「わっ!?」
「ひゃあ!?」
私とまどかは素っ頓狂な叫び声をあげ、くっつけていた体を離した。
「そ、そんなに驚かなくても…ところで、いつまで準備に時間がかかるのかしら。もう二人は待ちきれないみたいだけど。」
「あ、えと、ごめんなさい!直ぐに準備してしまうから!まどか、そこのお菓子をとってくれるかしら!?」
「う、うん!直ぐにとるから!」
「…遅くなってごめんなさい。それじゃあ、作戦会議を始めるわ。」
私は地図を広げる。
「ワルプルギスの夜の出現予測位置はここ…避難所からは離れているけれど、ワルプルギスの夜にとっては二、三時間もすれば到達できる距離よ。」
「私は、ニ、三時間程度でワルプルギスの夜を倒せるとは思えないのだけど…。」
「その通りよ。だから、こちら側…建物の少ない方に誘導する。」
「そのために、チームを二つに分けるわ。一つは私とさやか、もう一つはマミさんと杏子。この二つのチームで挟みながら誘導する。」
「そして、合流位置はここ。ここでワルプルギスの夜を迎え撃つわ。」
「なるほど…これなら、杏子にも邪魔をされないし、いい作戦だね。」
「はっ、邪魔をするのはどっちなんだか…。」
「なんだと!?」
…また始まった。
「だって、さやかが居ても、ほむらの足手まといになるだけでしょ?」
「そんなことない!あたしだって、ほむらのサポートくらいやってみせる!」
「無理だね。今のさやかには、経験、知識、引き際、なにより覚悟が足りてないよ。」
「…!あんたねぇ!」
いよいよ、収集がつかなくなった…その時。
ずっと口を閉ざしていたまどかが、珍しく大きな声を出した。
「…いいかげんにしてよ!!」
「まどか…?」
「二人はなんのためにここに集まったの!?喧嘩をするため!?違うでしょ!?」
「ワルプルギスの夜を倒すためでしょ!?ほむらちゃんを救ってあげるためじゃないの!?」
「…それは。」
「こんな大事なときに、私情を挟み込まないでよ!」
「…まどかに何が分かるのよ!?魔法少女でもないくせに!」
「わかんない…なんにもわかんないよ。」
「じゃあ…」
「でも!これだけはわかるよ!ここにいるみんなは…二人に喧嘩なんてしてほしくないって!」
「…!」
「早く…仲直りしてよ…二人が喧嘩してるところなんて、私は見たくない…。」
「まどか…。」
まどかは…泣いていた。
本当に悲しんでいたのだ。
優しすぎるから、泣いていた。
「…ん。」
さやかは手を杏子に差し出した。
「…なんだよ。」
「仲直りの握手。早くしてよ。」
さやかはそう言うと、ふいっと、顔をそらしてしまった。
「…へっ、素直じゃないやつ!」
杏子はその手を握って、そう笑った。
「なーんか、作戦会議って感じじゃなくなったね。」
「けっ、誰のせいだと…。」
「あたしと杏子のせい、でしょ。」
「…そうだな。」
「それじゃあ、ご飯にしましょうか。もう時間も時間だし、簡単なものしか作れないけど…。」
「よっしゃー!ほむらの飯、ひさしぶりだー!」
「ほむらが作るご飯か…うん、悪くない!」
「…なによ、それ。」
「いやー、なんか…なんでもないです。はい。」
「それなら、お手伝いするわ。」
「私も…」
「いえ、まどかは待っていて。私とマミさんだけで十分よ。」
「…わかった。待ってるよ。」
危なかった…まどかのあれを、皆に出すわけにはいかないわ。
まどかのイメージが…崩れてしまうことだけは避けなければ…。
「さて、何を作るのかしら?」
「…そうね、何を作ろうかしら。」
冷蔵庫を見ると、じゃがいもや、にんじん、玉ねぎ、豚肉、使いかけのカレールーが入っていた。
後は、昨日の残りのきんぴらごぼうと、キャベツと玉子。
「これは…カレーしかないんじゃないかしら。」
「そうね、カレーしかないわね。」
「…じゃあ、カレーは暁美さんに任せてもいいかしら。」
「別にいいけど…そうしたらもう、マミさんはすることがなくなるんじゃ…。」
「まぁ、任せておきなさい。その代わり、フライパン借りるわよ。」
「別に構わないけど…。」
「できたわよ。運ぶのを手伝ってもらえるかしら。」
「う〜ん…この匂いは!」
「カレーだな!」
「ふふ、当たりよ。」
「よっしゃー!カレーだ!」
「いいから、運ぶのを手伝いなさいよ!」
「あはは…私がやるよ、ほむらちゃん。」
「もう…。ごめんなさい、まどか。あなたにばかり負担をかけてしまって…。」
「ううん、気にしないで。それに、ほむらちゃんのためになるなら、負担なんかじゃないよ!」
「まどか…!」
「うぇひひ、みんな待ってるから、早く運んじゃお?」
「ええ!」
「「「いただきまーす!」」」
「「いただきます。」」
今日の夕ご飯は、カレー、マミさんお手製のピリ辛あんのきんぴらごぼうと、これまたマミさんお手製、キャベ玉。
カレーには合わないんじゃないか、という意見は置いておいて…。
せっかくのみんなでの食事の時間、楽しまなければ、損だろう。
…昔の私なら、こんな私を見てなんて言うだろう。
軟弱者、愚か、だからいつまでも先に進めない…。
多分、そんなところ。
そんな私を変えたのは、間違いなくみんな…特にまどかだろう。
「どうしたの、ほむらちゃん?」
まどかの瞳は少し不安そうだ。
「ふふっ、大丈夫よ、まどか。そんな不安そうな顔をしないで?」
そう言って、まどかの頭をなでてやると、まどかは安心したように笑顔を見せてくれた。
「うぇひひ…ありがと、ほむらちゃん!」
「…ほむらちゃん、あーん、してほしいな…?」
「もう…仕方ないわね。はい、まどか…あーん…。」
「あーん…んっ…うん、美味しい!」
「そう、よかったわ…。」
「あー、ごほんごほん!君たち、食事中までいちゃいちゃするのはやめたまえ!」
「あっ、ごめんなさい…。」
「むー…さやかちゃん、いいところだったんだから、邪魔しないでよー!」
「おお…この対応の差だよ…最近ほむらが女神に見えてくるよ…。」
「あ、ありがとう…?」
「ほむらー!おかわり!マミでもいいや!」
「あらあら…私が行くわ、暁美さん。」
「ありがとう、マミさん。」
ワルプルギスの夜を倒せば、毎日こんなふうに日常を遅れるのかな。
そうだったら…いいな。
まどかが隣にいて、さやかは私のことを茶化してきて、マミさんがそれを楽しそうに見つめて、杏子は美味しそうにご飯を食べて…たまには、仁美も誘って学校でご飯を食べて…。
そんな、当たり前の生活を…私が送れるといいな。
「それじゃあ、寝ましょうか。」
「えー?もうそんな時間なの?」
「明日が学校じゃなくて助かったわ。」
なぜ、皆が泊まる前提なのかというと、外は大雨になってしまったからだ。
…ちなみに、まどかは最初から泊まる予定だったらしい。
「じゃあ、布団は三つ敷いておくわね。」
「三つ?四つじゃないのか?」
「だって、私とまどかがベットで、あなた達三人は布団なのだから、三つよ。」
「ねー。」
「…もうツッコむ気も失せたわ…。」
「おやすみなさい、さやか、マミさん、杏子。」
「…頼むから、夜の営みだけはしないでください…マジで…。」
「そ、そんなこと最初からする気ないわよ!?」
「そんな…ひどいよ、ほむらちゃん…!」
「あ、いえ、そういう意味じゃないのよ!?」
「うぇひひ、知ってる。ほむらちゃんが可愛いから、つい。」
「もう…からかわないでよ…。」
「からかってなんかないよ。ほむらちゃんは、本当に可愛いんだから!」
「えへへ…ありがとう、まどか…。」
「おーい!?そのままベッドインするのは危険ですよ!?主にあたしたちが!」
「…さやかちゃんのバカ。せっかくのお楽しみタイムがぁ…。」
「いやいや!あたしたちがいるのに、うっふんあっはんされたら困るに決まってんでしょ!?」
「んー…さやかうるさいぞ…。」
「そうよ…美樹さん…静かにしなさいよ…。」
「…もういい、寝る!」
そう言うとさやかは布団を覆いかぶせて、寝てしまった。
「…私達も寝ましょうか。」
「そうだね、ほむらちゃん。」
「んっ…んむ…。」
「んんっ…んちゅ…。」
私とまどかはキスをしていた。
暗闇でまどかの顔はよく見えないが、自惚れでなければ喜んでいるだろう。
「ぷはぁ…んんっ…!」
息継ぎをして、直ぐにキスをする。
「んっ…まろか…激しっ…!」
「んちゅ…ぷはぁ…。」
「うぇひひ、キスだけなら、セーフだからね。」
「…はぁ…はぁ…まどかぁ…。」
「もう…そんなに興奮しても、今日はできないんだよ?」
「だってぇ…まどかのキス…激しいからぁ…。」
「でも、だーめ。今日はここまでだよ。」
「じゃあ、ギュッってしてほしいのぉ…。」
「そんなことなら何回でもしてあげるよ…おいで、ほむらちゃん…。」
「ん…。」
まどかに抱かれ、私は安心をする。
そして、まどかの匂い、柔らかさ…そのすべてが私を包み込む。
「やっぱり、落ち着くな…まどかにギュッってしてもらえると…。」
「私がほむらちゃんの助けになるなら、なんだってしてあげる…。だって、私はほむらちゃんのことが大好きだから…。」
「ありがとう…まどか…。」
そして、私の意識はそこで闇へと沈んでいった。
【だって私はほむらちゃんのことが大好きだから】
-fin-
いかがでしたでしょうか。
そして、この後の予定としては、ニ、三話でワルプルギス戦まで行ければ、と思っています。
では。