そのあとはほむら視点です。
どうぞ、お楽しみ下さい。
僕が今いるのは、見滝原の隣の風見野だ。ここには、佐倉杏子という魔法少女に会うためにやってきた。
「やぁ、佐倉杏子。」
「んー?なんだ、キュゥべえか。どうしたんだい?」
「実は、大切な話があるんだ。」
「聞かせろ。」
「まず、巴マミが殺された。魔法少女に。」
佐倉杏子はこのことを知らない…なら最大限活用するだけだ。
「なっ…!あのマミが!?どんなやつなんだよ、その魔法少女ってのは!」
「それが…僕も契約した覚えがないんだ…。」
「はぁ?だって、魔法少女になるには、あんたと契約しなきゃならないだろ?」
「彼女はまったくのイレギュラーでね。」
「でも、これだけじゃないんだ。もっと大事な話がある。」
「佐倉杏子。君を殺そうと企む魔法少女が見滝原に二人いる。マミがいない今、魔法少女はその二人だけなんだ。」
「なっ…!あたしを殺すだと!?一体なんなんだ、そいつらは!」
「目的はわからないんだ。その二人の魔法少女というのは、一人が美樹さやか。もう一人は暁美ほむら。
暁美ほむらというのが巴マミを殺したイレギュラーだ。」
「なんだと…!魔法少女狩りでもやろうってのか…!」
「その可能性は否定できないね。」
「なら、殺られる前に殺るだけだよ。なんか情報ないの?」
「美樹さやかは大した脅威ではないと思うよ。だって、二週間前に契約したばかりだからね。」
「はっ、なんだガキンチョか。よゆーそうじゃん。」
「それがそうとも言い切れないんだ。問題は暁美ほむらだ。彼女が戦っているところは見たことはないけど 、能力はわからない、戦闘能力も未知数。しかし、かなり魔法少女をやっているようだよ。」
「そんなの関係ないね。相手がその気ならやるだけさ。」
「頼もしいね、佐倉杏子。」
「じゃ、伝えることは伝えたよ。」
さて…美樹さやか、暁美ほむら。君たちは一体なんなんだい…?何が目的なんだ?佐倉杏子、君の活躍を期待しているよ…。
まどかとの一件から三日が経過し、私とまどかとの距離はかなり縮まった。
さやかはまだ学校には来ていない。家族は警察に行方不明届を提出するそうだ。
しかし、彼女はいったいどこで何をしているのだろうか。佐倉杏子との接触はない。
そして何より不可解なのは、キュゥべえだ。
やつはもう六日もまどかと接触していない。ここまでくるとやつがなにか企んでいるのでは、と思ってしまう。
しかし、今私が置かれている状況はそれを考えさせないくらい、幸せだった。
「うぇひひ、ほむらちゃん、あーん?」
「えっと、まどか…?」
「あーん!あーんだよ、ほむらちゃん!」
「わ、わかったわ。あーん…。」
まどかが私の口に卵焼きを運んでくる。
「美味しい、ほむらちゃん?」
「ええ。でも私の弁当と中身一緒なんじゃ?」
「ふっふーん!実はこのお弁当、私が作りましたー!」
「なっ!?」
そういわれてみると私のとまどかのでは中身は同じだが、タコのウィンナーの形など、微妙に違う。
「そういえばまどかは、起きるのが早かったわね。」
「このために早起きしたんだよ。パパに教えてもらいながら作ったの。」
「まどか、授業中にねていたものね。私がちょん、ってつっいたら、『うぇひぃ!?』って変な声出して。」
「わー!わー!ほむらちゃん、おもいださせないでよぉ…!もう…恥ずかしかったんだからね!」
「ふふっ、ごめんなさい。あなたの反応が可愛くて。」
「そっ、そんな、可愛いだなんて…!ほむらちゃんってば…。」
「あの、まどかさん?なにか勘違いしていらっしゃいますよ?」
「えっ?あ、ごめんね!いや、その、そういう意味じゃないってわかってるんだけどね!?」
いや、その反応は今まで気づいていないって言ってるようなものよ、まどか。
キーンコーンカーンコーン…
「あっ、予令だ!ほ、ほむらちゃん、行こっ!」
そういい、まどかは私の手を掴み走っていってしまう。
「あっ、まどか、待って…!」
「ふぅー。今日の授業終わり!帰ろっか、ほむらちゃん。」
「ええ、そうね。」
「あ、そうだ、ショッピングモールよってかない?私、買いたいものがあるの!」
「じゃあ、ショッピングモールによっていきましょうか。」
「うん!うぇひひ、手、つないでもいいかな?」
「…?いいわよ。」
まどかが私の手をつなぐ。どうしてだろう。以前、お母さんと手をつないだときは、こんなにドキドキしなかったのに、まどかと手をつなぐと、とてもドキドキする。
「おい、あんたが暁美ほむらか?」
「!?あなたは…佐倉杏子…!どうしてここに…!?まどか、あなたは先にショッピングモールに行っていなさい!」
「う、うん、わかったよ!ほむらちゃん…怪我しないでね?」
まどかは私と佐倉杏子との間に流れる不穏な空気を読み取ったようだ。
「なんだ、あいつが美樹さやか、じゃないのか。せっかく一網打尽にしてやろうって思ってたのによ。」
「あなた…美樹さやかのことを知ってるの?」
「ああ、もちろん。キュゥべえからあんたらのことは聞いた。なぁ、魔法少女殺しの暁美さんよ!」
「っ!?どうしてあなたがそれを…!」
「あんた、マミを殺したんだってな。なんでかは聞かないでおくよ。で、次のターゲットがあたしなんだろ?」
こいつは…なにか勘違いしている…!
「待って!巴マミを殺したことは認めるわ!でも、あなたを殺そうなんて…!」
「どうだか!あんたには前科があるんだ!そう簡単に、信用できるかっての!」
「それに、契約したばっかりの魔法少女まで手懐けてさ。汚いんじゃない?そういうの。」
そういい、佐倉杏子は魔法少女に変身する。
「でもあたしはマミのようにはいかないよ!」
私も変身する。佐倉杏子が突っ込んでくる。
「くっ…!」
時間停止。私は、攻撃をかわす。
時間停止解除。
「なっ…!?今のは直撃のはずだぞ!?」
「おいテメェ…どんな技使いやがった?」
「チッ!しゃらくせえ!りゃぁぁ!」
時間停止。かわす。攻撃はするべきではないだろう。
時間停止解除。
「またかよ!なんなんだテメェ!攻撃もしないで…!馬鹿にしてるのか!?」
「馬鹿になんてしていないわ…!お願い、私の話を聞いて…!」
「誰が人殺しの話なんか!今度こそ!おらぁぁ!」
時間停止。私はとりあえず路地裏に隠れる。そして、変身を解き、時間停止解除。
人殺し。私は巴マミを殺したことを、ひどく後悔した。
まさか、またそのことでこじれてしまうなんてね。まったく。滑稽だわ。
どうしてだろう、そのことを考えると涙が出そうになる。
「巴さん…ごめんなさい…。私は…私はとりかえしのつかないことをしてしまった…。」
今になって、やっと自分の心に素直になれた気がした。
しかし、いつまでも気にしている暇はないだろう。まどかが待っている。杏子のことは…癪だがインキュベーターに聞くしかなさそうね。
「まどか!ごめんなさい!」
私はショッピングモールの入り口で、悲しそうな顔のまどかに声をかけた。
「ほむらちゃん…!よかった、無事だったんだね…!」
まどかが私に抱きついてくる。
「ま、まどか、ここでは…その…恥ずかしいわ…。」
周りをみると、たくさんの人たちが私達を見ていた。
「そんなの関係ないもん。ほむらちゃんは私に抱きつかれてくればいいの!」
「…仕方ないわね。まどかは甘えん坊さんなんだから…。」
しばらくして、私とまどかは喫茶店で話をしていた。
「ほむらちゃん、あの子に何したの?すごくあの子、怖かったけど…。」
「知らないわ。なんでも、私が杏子…あ、杏子というのは、あの子の名前よ。で、その杏子が、私に殺されるっていって、襲ってきたの。」
…まどか、ごめんなさい。いつか必ず真実を話すわ…。
「だとしたら、その杏子っていう子は、お馬鹿さんだね。」
「どうして?」
「だって、ほむらちゃんはそんなことしないもん。優しい心の持ち主だって、私は知ってるもん。」
心が痛い。今すぐここから逃げ出して、全てを叫んでしまいたい。
「…ありがとう。」
「じゃ、買い物に行こっか。」
「ええ、いいわよ。ところで、買いたいものって…?」
「うぇひひ。ほむらちゃんのお箸と…お皿と…えーっと…とにかく食器類だよ!」
そういえば、私は来客用の食器を使っていたわね。
「そうなの。まどかが選んでくれるのかしら?」
「うん!ほむらちゃんにぴったりのかわいい食器を選んじゃうぞー!」
「ふふっ、期待しているわ。」
「うーん…こっちのお茶碗かなぁ…でも…!こっちも…。」
「まどか…そんなに時間をかけなくても…」
「だめだよ!ほむらちゃんの大切なお茶碗なんだから!」
期待しているわ、なんていうんじゃなかった。
「ふふっ、でも嬉しいわ。まどか。」
「ん?なにかいった?」
「いいえ?気のせいじゃないかしら。」
そうしてまどかはしばらくお茶碗を見ていた。
「あ…!これ…!ほむらちゃんにぴったりだよ!」
そういい、まどかが持ってきたのは。
黒猫が描かれたお茶碗だった。そう。まるでエイミーのような…。
「…っ!?まどか、どうしてこのお茶碗に?」
「うーん…。なんか、ビビッときたの。ほむらちゃんはこれが似合いそうだなって。」
「…そう。かわいいわね、これ。まどからしいチョイスだわ。」
「うぇひひ。そういわれると照れちゃうよぉ。かわいいだなんて…。」
デジャヴ。はあ、この子ってこんなだったかしら…?
「まどか…。ツッコミまちではないのよね?」
「ふぇ?ツッコミまちって、どういうこと?」
…天然なのね。
「いえ、なんでもないわ。さぁ、買ってしまいましょう。」
私とまどかはショッピングモールでの買い物を済ませ、家へと帰っていた。
その途中で、佐倉杏子を発見した。
「…っ!まどか、先に帰っていてちょうだい!あなたを巻き込むわけにはっ…!」
「ほむらちゃん…わかった。絶対に怪我しないでね…?」
「ええ、まどか。もちろんよ。」
こういうとなんだか酷い気もするが、この時間軸のまどかは聞き分けがいい。みんながみんな、こうだったらどれだけ楽か…。
しかし、いまはそれどころではない。
「佐倉杏子!お願い!話を聞いて!」
「テメェ…!どの口がそんなこと…!」
「信用できないのはわかってる…。でも…!話したいことがあるの!」
「けっ、人殺しの口車に乗せられるほど私は馬鹿じゃないんでね。」
どうして。なんで私の話を聞いてくれないの…?
昔から、私の周りの魔法少女はそうだった。巴マミ、美樹さやか、鹿目まどか…!佐倉杏子は聞いてくれるときだってあった。でも、その杏子さえ…。
「どうしてなのよ…!なんであなた達は私の話を信じてくれないのよ…!私が真実を話せば冷たくあしらって…。」
「はぁ?どういうことだよ?あたしはあんたとさっきまで面識はなかっただろ。それに、真実ってなんだよ?」
「…いいのよもう。話を聞いてくれないのならそれで…。さようなら、佐倉杏子。」
「…!おい、待てよ!…いいよ、あんたの話聞いてやる。」
「本当に…?聞いてくれるの…?」
「ああ、あんたがいう真実ってのも、気になるしな。」
私はまどかに電話をかけていた。
「ええ、ごめんなさい。お父さんに夕ご飯はいらないって。お母さんに謝っておいてくれる?ありがとう、まどか。」
私と杏子は話をするため、ファミレスに入った。
「んで、真実ってなんだよ。」
杏子はメニューをめくりながら聞く。
「…確認するけど、覚悟はできてる?」
「はぁ…?あんたが話すっていうから来たのにさ。まぁいいよ。あたしも伊達に魔法少女やってないからね。」
「その言葉、信じるわ。じゃあ、まず、私があなたを…」
ピンポーン。
「ご注文をお伺いたします。」
「このピザと…パスタと…あと、ドリンクバーも!」
「以上でよろしいでしょうか。では、ご注文を…」
こいつ…!話聞く気あるのかしら…!?
「あなたねぇ…!それ、人の話聞く態度じゃ…!」
「わりぃ、わりぃ。んで、なんなんだよ。」
「まったく…先にいっておくわ。私はあなたを殺す気はないわ。」
「…その言葉。本当なんだな。」
「ええ。もちろん。私があなたを殺す理由がないわ。」
「しかしなぁ、キュゥべえがいってたぜ。あたしを殺そうとしてるって。しかも、あんたはマミだって殺してる。それなりの根拠を示してもらわないとなぁ。」
「そう…ね。」
「私ね、脅されてるの。」
「なんなんだよ、唐突だな。」
「私、美樹さやかっていう魔法少女に脅されてるの。巴マミを殺したことをばらすぞって。」
「美樹さやかって…あの、新しい魔法少女だろ?でも、あんたなら、そんな相手ひねり潰せるだろ?」
「できないわ…。他のことでも脅されてるの。私、魔法少女にしたくない子がいるの。もし、あなたを殺さないと、その子を魔法少女にするって…。」
「はぁ…なるほど。しかし、なんでそこまで、そいつを魔法少女にしたくないんだ?」
「それが私の話したいこと二つ目。実は…私、何度もこの一ヶ月を繰り返しているの。」
「はぁ!?んなこと、できる…わ…け…?いや、魔法少女なら…?なぁ、もっと詳しく聞かせてもらえるか?」
「ええ。あと二、三週間したら、ここにワルプルギスの夜がくる。」
「なっ…!?」
「そこで、その子は契約してしまう。その子はワルプルギスの夜を倒すけど、ソウルジェムが濁りきってしまうの。」
「はぁ…んで、それとこれと、なんの関係があんだよ。」
「ごめんなさいね、説明が下手で。私が話したいこと、三つ目。魔法少女の真実について、関係があるの。」
「魔法少女の真実…?」
「実は…」
「お待たせいたしましたー!マルゲリータピザと、カルボナーラになります!ご注文の品、全てお届きでしょうか!では、ごゆっくりどうぞー!」
そういい、店員は伝票をおいていった。客が客なら、店員も店員か…。
「こほん…。実は、ソウルジェムが濁りきると…
魔法少女は魔女になるの。」
「…なっ!?」
杏子は手に持っていたフォークを床に落としてしまった。
「んじゃ、あたしたちが今まで倒してきたのって…魔法少女なのか…!?」
「ええ…そうよ。そして、魔女の強さは魔法少女の素質に起源する…。その子…まどかっていうのだけど、まどかはとてつもない素質を持っているの。彼女が魔女になってしまえば、この星は十日もたたないうちに破滅するでしょうね。」
「なんなんだよ、それ…!キュゥべえのやつ、だましてやがったのか…!?」
「キュゥべえ曰く、聞かれなかったから、だそうよ。そして、私の話したいこと、四つ目。キュゥべえのことよ。」
「キュゥべえのこと…?」
「ええ。やつは、インキュベーターといって、宇宙人…のようなものなの。」
「キュゥべえが宇宙人…。じゃ、じゃあ、なんで魔法少女なんて…!?」
「やつらの目的、それは、宇宙の存続よ。」
「ずいぶん、スケールがでかいな…。それで、魔法少女と、宇宙の存続…なんの関係があんだよ。」
「詳しい話は省くけど、私達、第二次性徴期の少女の感情エネルギーを使って、宇宙を存続させようとしているの。最も、エネルギー回収できるのは…希望が、絶望に変わるとき…。そのために、インキュベーターは魔法少女を作り出している…。そして、そのエネルギー量も魔法少女の素質に起源する…。だから、まどかを魔法少女にしたがるの。」
「んな話、信じろなんて言われても…!」
杏子はかなりのショックを受けているようだ。無理もない。
「あと、もう一つあるの。いきなりだけど…あなたは私を殺すことはできない。私の心臓を潰そうとも…。」
「なんだよ、いきなり…!」
「だって、私の本当の命はここにあるんだもの…。」
そういい、私はソウルジェムを取り出した。
「これが、命…!?」
「そうよ。これさえ無事なら、なにがあっても死なないはずよ。」
「そんな…。あたし、人間じゃないじゃんかよ…。」
「これが、私の伝えたかった真実。信じるかどうかはどうでもいいけれど、これだけは覚えておいて。」
「私は、あなたの敵ではない。だから、いつでも頼ってほしいの。そして…私に協力してほしいの。」
「協力…?」
「ええ。まどかを救う…。そのことに協力してほしいの。」
「…ああ、わかった。よくわかんねーけど、あんたのいうことには、重みがある。嘘を吐いているようには聞こえない。だから、信じてみるよ。」
「ありがとう…!ありがとう…!」
私は、泣いてしまった。
「お、おい!あんたが泣くと、あたしが泣かせたみたいじゃねーかよ!あ、違います!なんでもないですから!」
私は家へと帰っていた。
「…で、どうしてあなたがついてきてるのよ!」
「だ、だって…」
回想…
「ねぇお母さん、あの赤い髪の女の子、黒い髪の女の子を泣かせてるよ!」
「こら!そんなこと言わないの!すみません…うちの子が…。」
「い、いえ…大丈夫ですよ〜!あはは…。」
「そんなことが何回もあったら放っておけないだろ!」
「えっと…なんか、ごめんなさい。」
「いいよ…。じゃ、あたしはこれで…。」
杏子は帰っていった。
「ただいま。」
「ほ〜む〜ら〜、遅かったじゃ〜ん!うぇへへ!」
お酒臭い…!
「お母さん…!飲み過ぎよ。節度ってものが…きゃっ!?」
お母さんが酔った勢いで胸を揉んできた。
「いいじゃんか〜!むっ、ほむらの胸は小さいなぁ〜!」
「や、やめて!余計なお世話よ!コンプレックスなのに…。」
「…なんか、悪かった。すまん。」
「もう…。これからはお酒、控えるのよ。」
「そんな…あたしを殺す気かい…?」
「はぁ…まどかは?」
「部屋だよ。」
酔ってどうにかなってしまったお母さんに代わって、お父さんが答えてくれた。
「ありがとう、お父さん。お母さんをお願い。」
「うん、任せてくれ。」
私は、階段を登り、まどかの部屋に入った。
そこにいたのは。
まどか、美樹さやか、キュゥべえだった。
第九話ヘ…。
いかがでしたでしょうか。いつもより長めでした。毎回言ってるような気がしますが、大切ですよ。今回は大切ですよ。
では。