ガナン君が不憫すぎる……。
 そう思った作者による救済ルート。

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最強剣士のRe:スタート ガナン君救済ルート

 これはあり得たかも知れない世界線の話。

 死ぬはずだった少年が死なずに、村を脅かす災厄も現れず平和な日々が続いた世界線。

 その世界で起きた幸福な、ある少女にとってはある意味不幸な物語。

 

 

 

 

 

 木々で覆われた山の中を2人の人影が歩いて行く。

 赤髪の少年と金髪の少女、ガナンとメルクは今年で14歳になるエルフであり、幼少時から共に過ごして生きた幼馴染みであった。

 2人は、というかガナンがメルクに勝負を持ちかけたために山を訪れたのだった。

 「今日こそは絶対に勝つからな!」

 「はいはい……」

 意気込むガナンとは正反対に面倒くさそうに答えるメルク。その態度からは全くやる気が感じられない。

 それもそのはずで幼少時から何度も行われたこの勝負でメルクが負けたことが一度もないのだ。それもほぼ全ての勝負でメルクが本気を出していないのに、である。

 これでやる気が湧くわけがなかった。

 「それで、今日はどんな勝負をするんだ?」

 「おう! 今日は――」

 2人の時間は少年の元気な声と少女の静かな声とともに過ぎていく。

 

 

 

 

 

 1時間後……

 「くそー! また負けたぁ!」

 汗だくになりながら悔しげに叫ぶガナンの横でメルクは汗1つ流さず余裕の表情を浮かべている。

 「まあ今回は頑張ったほうじゃないのか? ガナンにしては」

 「うっせぇやい!」

 余裕綽々と言わんばかりに小馬鹿にしてくる幼馴染みにガナンは食ってかかる。

 が、メルクは知ったこっちゃないと大樹の切り株に腰掛け鼻歌を歌い始める。その様子にモヤモヤしたものを感じながらしかめっ面を浮かべながらガナンは隣に座る。

 「そういや、そろそろ昼飯の時間だな」

 「ああ、俺弁当持ってきたよ。食うか?」

 「お! 食う食う!」

 ガナンが手渡してきた果物と何かのジャムを挟んだパンを2人してもっしゃもっしゃと食べる。

 「うまいな! これなんていう果実なんだ?」

 「ん? ああ、このまえ見つけたんだ。確か……ピリミの実っていったかな?」

 「えっ…………?」

 ピリミの実、という単語を耳にした瞬間、メルクは石になったかのように硬直する。それは自身の師から名前と効能は聞いたことがある、曰く付きのものだったから。

 その効能は、

 「な、なんだよメルク? そんな顔し、てっ? へっ……?」

 「あ、ぐっ……うぅ…………っ!」

 性的興奮の発生、瞬間的な精力向上、女性への強制排卵。

 とどのつまりは強力な媚薬にして精力剤。しかし薬にしてない状態でただ食べたではここまでの効果はでないはず……そこまで自身の状態を知識で正確に考察したところで隣の幼馴染みから答えが出てくる。

 「な、なあ? あのジャム、ピリミの実で作ったやつなんだが、もしかして……?」

 「それだよ……! くっそぉ……!」

 恨めしげに答えるメルク。ジャムも含めれば確実に2人共、症状が出る分量を摂取している。

 「はあっはあっ……! メ、メルク……っ!」

 「あっ……! お、おいちょっとま、むぐうっ!?」

 明らかに正気ではない様子のガナンがメルクにキスする。メルクはそれを拒絶しようとするが、力の入らない両腕での抵抗は興奮状態にあるガナンの腕力の前では意味を成さない。

 最初はただ唇を押しつけるだけのキスだったのが、舌をメルクの口内に入れて歯茎を舐め回していくなど徐々に上達していく。

 「じゅる……じゅるる! ぷはっ! おい、ガナン! お前いい加減に……ふぎゅっ!?」

 どうにかメルクはガナンのキス攻勢から一旦逃れて抗議の声を上げるものの、口を開けたのを見逃さなかったガナンに無理矢理唇をふさがれる。

 「うむう……んじゅ……ぐじゅ……ふじゅる……」

 「あむっ……んむう……んじゅる……うむ……」

 静かな森の中で男女の唇から淫らな水音が響き渡る。ガナンがメルクの舌に自身の舌を絡めて唾液をすする度に両者の口の端から唾液をこぼれ落ちていく。

 長く続くかに思われたキスはガナンがメルクの顎から手を放したことで終わりを告げる。

 「ぷはあ…………! な、長すぎだろ……ガナン」

 唐突にキスを止めた幼馴染みに困惑しつつも、これで終わりなのでは? と淡い期待をメルクは抱く。

 その期待はガナンが勢いよくズボンを下着ごと下ろした事で打ち砕かれる。ピリミの実とキスで激しく隆起したそれは飛び出るや否やブルンッ! と自己主張する。

 「っ!!?」

 視界に入った幼馴染みの分身にメルクはギョッとする。メルクの前世を含めてもこれほど大きいのは見たことがなかった。

 「(これ、もしかして私の前世のより大きんじゃないか……?)」

 今世では既に失っているとはいえ、少なからず敗北感を覚える。

 しかし感傷に浸る暇も無く、ガナンはうわごとのようにメルクの名前を呟きながら巨槍をメルクに押しつけてくる。

 「お、おい待てガナン。わ、私はそんなことしたく……っ!?」

 嫌だ、と手で押しのけようした瞬間、メルクの手がガナンの肉棒に触れてしまう。とっさに離そうとするも、ガナンはメルクの手に肉棒を押しつけていく。

「手でして欲しい、のか……?」

 メルクは思ったことをただ口にしただけだが、ガナンにとっては違ったらしい。首をコクコク縦に振って同意する。

 「じゃあ…………」

 手で一回抜けば大人しくなるかもしれないと考えたメルクは両手で肉棒を握って上下に擦る。傘を指で作った輪っかで包んだり、ときおり片方の手で睾丸を軽く揉んだりと、前世の記憶を活かして的確にガナンを追い詰めていく。

 「な、なあメルク……?」

 「…………なんだ?」

 「ほ、欲しいのか? 口に?」

 「へっ……?」

 「いやだって、物欲しそうに口開けて舌を出してたから……」

 「へっ!? えっ!!?」

 ガナンに言われて気がついた。自分が餌を前にした犬のように口を開けて、舌を伸ばしていたことに。

 「よし、じゃあ……ふんっ!」

 「ふごおっ!?」

 半開きになっていたメルクの口にガナンは肉棒を突き入れる。そのままメルクの後頭部を掴み、猛烈な勢いでピストンを開始する。

 「ふんっ! ふんっ! ふんっ!」

 喉奥から舌まで陰茎を擦りつけてメルクという雌の口内をマーキングしていく。

 「ふぐっ! むごっ! ふぎょっ!?」

 一方、自分勝手な行為に晒されるメルクはたまったものではない。喉まで入れられるせいで息をすることも難しいのだから。

 「メ、メルク、そろそろ……!」

 ガナンが切なそうに言葉を漏らすがそれを聞く余裕はメルクにはない。意識を保つので精一杯だ。

 「で、射精る……っ!」

 「おごぉっ!!?」

 限界を迎えたことで行われた射精は洪水の如き勢いで噴出してメルクの食道へ流し込まれる。だが、常識離れした量の精液は逆流し、肉棒が引き抜かれたタイミングに合わせてメルクの口から吹き出る。

 「ごほっ! げほっ! うげぇ…………」

 喉に栓をしていた肉棒が引き抜かれたメルクは口が解放されてすぐに咳き込み、口の中の精液を吐き出す。ビチャビチャと地面に吐き出された白濁液は本来の役目を果たすことなく大地へ還っていった。

 一方、ガナンは苦しそうに咳き込むメルクに気遣う事無く精液を顔や髪に吹きかけていく。少女の可愛らしい顔と美しい金髪は精液でいやらしくコーディネイトされた。

 「くはあっ! はあ、こ、これで、終わりだよな……? え、あれ……?」

 一回出したのだからもうガナンも落ち着くはず……そんな甘い未来予想は未だに硬度を保ったまま勃起している肉棒によってかき消される。

 まだ尿道に残っていた精液がトロトロと垂れている様は、メルクには肉食獣が涎を垂らしているように写った。

 「――メルク」

 「うぇ? え、ま、待てガナン。それは……!」

 ボケッとしていたメルクを押し倒し、ガナンはメルクの下着を引きずりおろす。

 ガナンの目の前に現れたのは産毛の一本も生えていない恥丘とまだ一度も使われていないサーモンピンクの女性器。幼い頃から想いを寄せてきた相手のそれを見たガナンはより一層、性欲が増していった。

 クチュリと音を立てて雄の象徴と雌の象徴がキスを交わす。キスの後に行われるのは繁殖、つまりは子作りの儀式。

 「おいばか! それだけはやめろ! ガナン!」

 それを理解できないメルクではない。必死に止めるよう声を荒げるがガナンは聞く耳を持たない。グチュグチュと既に雄の受け入れ準備を整えた入り口で軽く前後させて突撃の準備をする。

 そして、準備を終えた雄は雌が逃げないよう腰を掴み、前進を開始する。

 「う、かあっ……」

 苦悶の声を上げる雌を無視し、純潔を意味する関門を破り……雄のそれは雌の最奥へ到達した。

 「メルク……! 入った……! 全部入ったぞ……!」

 「うる……さい……! はや、く……ぬ、けぇぇ……!」

 思い人の純潔を奪い、雄の本懐を成し遂げたガナン。苦痛はなくとも異物感に苦しんでいる元男、現女のメルク。

 複雑な両者の初体験はすぐ正しき形へ戻る。そう、雄と雌の本能による交尾へ。

 「う、動くぞ!」

 「やめろ! いま動かれたら……う、あああっ!」

 ガナンの肉棒がメルクの蜜壺を蹂躙する。初めてのことでやり方など分からないガナンはただがむしゃらにメルクの子宮口を亀頭でノックする。

 メルクもピリミの実のおかげか痛みを感じることなく慣れない女体の快楽を味わっている。ガナンの肉棒に突れる度にきゅんっと膣が収縮し、射精を促す。

 「はあっはあっはあっ! メルク! メルク!」

 ガナンはピストンを続けながらメルクの上着のボタンを外して乳房を露出させる。

 エルフらしく膨らみに乏しいがまな板というほどでもない。ましてやガナンからしてみれば小さくとも関係の無いことだった。

 手のひらにすっぽり収まってしまう乳を揉みながら、さらにピストンの速度を上げていく。

 「うあっ! ああ……ひうっ! ひゃああっ! ひゃうっ!」

 今まで触ってこなかった乳房からも刺激が送られたメルクは嬌声を上げてよがる。

 己の手による愛撫で愛する女が喜んでいる事実。2回目のため、なんとか耐えてきたガナンの我慢も限界を迎えつつある。

 「メルク、射精すぞ……! お前の膣内で射精すんだ……!」

 「う、ああ…………やめ、ろぉ……」

 蕩けきったメスの顔で拒絶するメルク。それを肯定と受け取ったガナンはフィニッシュへ向けてラストスパートをかける。

 さらに速度を上げるピストン。肉と肉がぶつかり合う音と愛液がかき混ぜられる音、充満する淫臭が2人を昂ぶらせていく。

 「メルク! 射精ぞぉ! 俺の子を孕めよ!」

 「ふああ……! も、もうわ、私もい、イク……! イク! イク!」

 ガナンは肉棒をギリギリまで引き抜き……全力でメルクの子宮へ叩きつけた。

 「っ――――――!!!」

 2回目とは思えない量の精液はメルクの子宮を隙間無く満たしていく。確実にメルクが孕むように。

 息を荒げて倒れ込んでいる2人。自然と視線が絡み合う。

 「「………………」」

 お互い無言のまま……キスを交わした。

 唾液を交換しない、舌も絡めないただ唇を重ねるだけのキス。

 「メルク」

 「なんだ?」

 「好きだ」

 飾りっ気のない。原始的な、それ故に疑いようのない告白。

 「俺の子供を産んでくれ。頼む」

 「………………」

 あんなことをした後でするような告白ではない。普通ならすげなく断られるだろう。

 だがメルクは

 「……はい」

 目を閉じ、優しい声で了承した。

 

 

 

 

 

 エルフの住む場所の隣にある山の森。木々のざわめきと命のさえずりが、静かに2人を祝福した。


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