名前:スパルトイ 種族:妖鬼
属性:NEUTRAL-NEUTRAL MAG:45
Lv 15 HP 161 MP 63
力 16 魔 6 体 16 速 9 運 6
耐性:剣撃半減・銃/物理半減 電撃弱点 呪殺無効
スキル スクカジャ・タルカジャ・会心(パッシブ)・水の壁(継承) / ヒートウェーブ(Lv17で解禁)
スキル(種族)【凶化】 会心発生時の物理攻撃力を強化する。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
まざはろ「ちなみにスパルトイが骸骨の姿で描写されるようになったのはギリシャのメーデーアの逸話かららしいぞ」
俺「どう考えてもこいつがメディア呼びの原因じゃないですかヤダー!!」
第8話
―――ピチャピチャと、音を立てて舐め啜る音が響く。
一先ずホテルの一室に戻ってきた俺は、今―――コボルドとの約束を果たしていた。
手のひらを備え付けのナイフでざっくりと切り開き、ドクドクと心音にリンクするように指先まで流れていく赤い流れを、垂れ下げた手を縋るように両手で受け止めてぴちゃぴちゃと舌を伸ばして血を啜り飲み下していく犬貌の悪魔というなんか中世時代とかの戯画でありそうな美女と野獣のコントラストの一幕を演じている。
「特別に上質な
『その手の趣味があるなら初手獣〇もアリじゃよ?』と揶揄う様なクソガキッズ感溢れる調子のまざはろ様と『血液や唾液で十分でしょう』と主張するヘスティアー様。ヘスティアー様にとっては自分の肉体の初体験がケダモノ()相手ってことになるので微妙に真に入っている。
なおそんなヘスティアー様に脳内で「ざぁ~こざぁ~こ」とめっちゃ煽り倒しているまざはろ様、ステレオボイスで脳内に口喧嘩が響くんでやめてくださいおねがいします。でも正直ちょっと興奮する()
―――なおシチュエーションに興奮してるのは駄犬も同じだったらしくギンギンにおっ立ってるのを見ない振りした。
俺にも前世が♂である自意識がある。全力でガチおっきしてるモノを誇示されても……その……困る(対応に)
正直踏み潰した方があとくされなさそうな感じもするが、それが元で目の前の駄犬がドMに目覚めてしまった場合後々クッソ面倒くさいことになるだろうからなぁ……
最悪は公共の合体施設使って別の悪魔に合成して性格を騎士とかそっち系に変えた方がいいかもしれないとか、ぼんやりと考えていた。
なおそんなアンニュイな表情で血を与えてくる美少女の手に縋りついて舐めしゃぶるというシチュエーションにクッソ昂奮してフンフン鼻息荒くしている駄犬に内心割とドン引きですわ俺氏。同じシチュだった場合興奮しないと言い切れないけど!!言い切れないけど!!
>>>
「汐留の一角に居を構えましたか―――では、ご近所様になる ということでしょうか?コンゴトモヨロシク」
「アッハイ、コンゴトモヨロシク」
悪魔式ご挨拶(メガテン方式)を行って、俺は浜離宮恩賜庭園で精霊ウンディーネ様と謁見していた。
理由はただ一つ。“報酬”の受け取りである。
現金報酬があまり払えないというガイアーズから“開発中の地区”の塩漬け物件になってる場所を報酬として貰った。ガイアーズからすれば『近いうちに世界が崩壊するんだから開発しても無意味やん』っていう思想で生きてる以上、塩漬け安定なので“開発中の一等地”みたいな場所でも普通に塩漬け物件だったりする――まぁ万が一『大崩壊が起きなかったとき』のために確保してる場所だったりするらしいが。
汐留シオサイトの近辺にある雑居ビルの一角。それが今回いくつかの候補から選ばれた【俺の活動拠点】になった。
何故汐留なのか?それは今回ウンディーネ様と縁ができた=いざって時の後見になってくれる&俺の方が立場が上になった時に結構いい感じの戦力が即座に配下に置けるから というまざはろ様とヘスティアー様の意見が合致した結果だったりする。
――まぁ一番の理由って多分、現在開発中の汐留の一角に出来上がるモノなんだろうけども。
―――汐留イタリア街。
1990年から開発が開始され、次代は今、大再開発時代!となった汐留シオサイトの直ぐ傍に生まれたそこはイタリア風の店舗や外観の建物が立ち並ぶ場所になっており、まさにローマ(イタリア)のためにあるようなものだ。
―――というのはまざはろ様のお言葉である。
閑話休題。
「それで報酬のお話なのですが―――」
俺の言葉を遮るようにして、まざはろ様が意識を切り替えた。
「――何、無茶をいうわけではない。今後開発中のイタリア街の辺りで戦力を纏めて勢力として成り上がる予定でな。その際に海上を使っての海運での物資運搬を予定しておる。その際に海上の安全を保障してもらいたい。
特に―――“そこ”の眠ってるモノに暴れられたら今後人類の復興が面倒だ」
まざはろ様の言葉にウンディーネ様の後ろからジリっと何かが溢れ出る感覚がある。俺だけだったら穴という穴から色々垂れ流してる自信あるね。うん。コワイ(迫真)
「我らとしては海神に名を連ねるであろう存在に喧嘩を売る気はない」
『今はな』と内心で言葉が響いている。やめてくださいしんでしまいます(素)
とはいえ現状での衝突は避けられたらしい。さっきが和らぐとウンディーネ様はこちらに背を向けて海の水を取り入れた海水池の方へ語り掛ける様に、歌う。
「―――Ph’nglui mglw’nafh Cthulhu R’lyeh wgah’nagl fhtagn―――*1」
―――待って、待って。
え?居るの?あの邪神の系列メガテン世界に居るの?
真1の世界でラブクラフト先生大暴れしてるの??ヤバくない?
聞いてるだけでSAN値が直葬されそうな詠唱がひとしきり続き、何かと交信するような様子だったウンディーネ様はしばらくするとこちらに向き直った。
「――神の眷属は『許す』と言った。『コンゴトモの盟約はまずはお前たちが勢力を作り上げてからだ』とも」
「承知した。では、コンゴトモヨロシク」
にこやかな笑みを浮かべて会談は終了した。笑みとは元来凶暴なモノで(以下略)
―――というわけで、受け取った茶封筒に入っていた土地権利書を含めた諸々の書類をもとに雑居ビルまでやってきたのだ。が――ガイアーズの寄越したモノが一般的なモノであるはずがない。それは普通考えてしかるべきだった。
「―――まざはろ様?ここですよ……ね……?」
『う、む。―――ここであるな』
見上げる先の雑居ビルは6階建ての縦長のいかにもな雑居ビルである。
ただし“全階テナント募集で空き物件状態”なのと“どう見ても異界化しとるやないけ”といわんばかりの、JOJOなら
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
とか
『ドドドドドドド』
という効果音が響いてくるレベルの瘴気が垂れ流されている点を除くならば、だが。
「どう考えても事故物件です本当にありがとうございました」
>>>
秋葉原の一角。OTAKU文化の中心地と言われ三大聖地と言われているその一角で
“英国調のフォーマルなメイド服姿の少女”が、ウロウロとチラシを片手に街を歩いていた。
「ニホンはメイドが流行していると聞いていましたが……ここまでとは思いませんでした」
街角でチラシを配り「メイド喫茶」を宣伝するメイド服姿の女性たちを見て、「しかしまぁ」と鼻で笑って見せる少女
「メイドとしての完成度が低すぎますわ。極東ではその程度なのでしょうけれど」
これなら目的も簡単に果たせそうだ。と、薄く微笑んで少女は電気街を離れ住宅街方面に向けて歩き出した。
天秤のてこ入れ(一段階進みます)
-
ギリシャに寄せる
-
ローマに寄せる
-
どちらでもない