※注意※
人によってはちょっとダークな内容に感じるかもしれません。
それを踏まえてどうぞお楽しみ下さいませ。
魔力云々は作者の想像です。
光の奔流に飲まれ莫大な光量が俺の網膜を襲い続ける。
物理的な痛みは全く無いがポリゴンよろしくに目が大佐状態である。
しばらくすると光は収まり元の景色に辺りが戻った。
未だに目は視界を所狭しとスパーキングしていたが、目の異常よ無抵抗になれと祈ってみるとあら不思議、次の瞬間には今まで通りの視界に早代わり。
光線の角度から飛んできた方向を見る。
「あり、外したのか?」
驚いたようにこちらを凝視する金髪の少女がいた。
いつぞやの巫女の様に札ではなく小さな箱みたいなのをこちらに向けている。
黒いトンガリ帽に黒い厚手のドレスらしき服装にアクセントをつけるように白いエプロンを少々。
どこか違う気もするが箒に跨り浮遊する姿は魔女のそれだった。
顔はあどけなさが残りつつも西洋人の様に大人の美貌が見え始めている。
つまり美少女。
怒っている今、俺は遠慮なくやらせてもらう。
行ってもらいたい行動を祈り、いや指示をし彼女を解放する。
ふらふらと歩き去ったレイ。
少しばかりそれを見送り、やがて件の少女へと向けた。
少女もまたレイの行動に注目していたが、俺の動きに反応してか俺へと顔を向けてくる。
「さて、それじゃあ不法占拠に不法投棄と人の家で自由に寛いでくれたお前は?」
突然の少女からの言葉。
これはあれか、名前でも聞いてきているのかどうなのか。
そういえば死後に来てから一回も名乗ったことが無いなと何となく思った。
「人に名前を聞く時は自分から名乗るものだろ?」
とりあえず売り言葉に買い言葉の如くそう返す。
十メートルほど離れておりはっきりとしたわけでは無いが、少女の眉が微かに動いた気がした。
「おいおい、犯罪者に対して何でこっちが譲歩しなきゃないんだ?」
訳が分かんないぜ、両腕を仰ぎながら仕方なしといった表情で首を左右に振る。
よく分からんが、そろそろレイが目的地に着いたろうから終わらせよう。
俺の心境に気づくはずのない少女は上空から見下した様な笑みを浮かべて俺に先程の小さな箱を向けてきた。
「とりあえず、まずお前にはきちんと私からの制裁を受けてもらうぜ!」
やや高揚した様に声色を強め、それに従うかの様に彼女中心とした空間が震え始めた。
風だ、台風だ。彼女の周りに吹き始めた風が徐々に強まり始め、既に突風と呼んで過言では無い程に乱気流を巻き起こしていた。
それと同時に光り始める手に持たれた小さな箱。
しかしその煌めきは先程の光線の比ではなく、先程とは比べ物にならない程圧倒的な存在感を示していた。
呆然とその光景を眺める。
箱に集まる光は大きくなり、やがて一つの結末を迎えた様に少女の口角がつり上がった。
勝気な瞳、無邪気な笑み。自由奔放が極まった表情で彼女は俺に告げた。
「弾幕は火力だぜッ! くらえ! 魔砲『ファイナルスパー」
それは奇しくも、
「レイ」
俺の声、そして動いたレイの行動と重なった。
「ーーなぁっ!?」
突如、文字通り降りかかって来たレイに、少女は驚愕の声を上げる。
そして態勢を整えられぬまま二人仲良く地面に墜落した。
土埃が二人を覆い隠す。
レイは心配ないだろうが、果たして少女は大丈夫だろうか。
恐らく五、六メートルの高さからは落ちたであろう。
普通の人間ならまず怪我は免れないはずだ。
まぁ、彼女が大丈夫だろうがなかろうがする事には変わり無い。
土煙が晴れ始めた場所へと歩く。
徐々に薄まるそれは二つのシルエットを映し、やがてレイに馬乗りになられながら組み敷かれた少女。
そんな姿がお目見えした。
レイには彼女を捕まえたら離すなと命令していたため、少女は必死に暴れるがレイはびくともしなかった。
やがて辿り着いた俺に気づき、顔を顰めながらも睨みつけてくる。
そうだその顔だ。
表情に出てしまった笑みを隠そうともせずしゃがんで顔を近づけ、そして触れた。
キスじゃあ無い、右手で彼女の首を。
巫女の時の様に不可思議な人間大砲になることは無かった。
レイには離れろと命じる。
彼女には直接触れては居ないが、共に触れ合っている少女を介して俺の命令が効いた様だ。
間接的にでも触れていれば効力を発揮する、新しい発見である。
今はそんなことよりも少女だ。
立て。
そう念じる。
「ッ、な、に……!」
強めに首を絞めていたせいかくぐもった声で彼女は驚愕に目を見開いた。
立ち上がった少女の服を片手で強引に脱がす。
あれよあれよと生まれたままの姿にされた彼女は思考が追いつかないのか反応無くされるがまま。
衣服が全て剥がれた後、ようやく我に返ったのか頬を引きつらせた顔が耳まで真っ赤に染まった。
「さて、お前には抵抗しないで素直に答えてもらおうか」
赤い顔を誤魔化す様に鋭い視線で睨みつけてくる。
その瞳は微かに潤んでいた。
その表情は嗜虐心を燻らせるには最高の表情だった。
「第一問。お前は魔女ですか?」
最初から気になっていたことを問いかける。
少女は予想外の質問だったのか睨みつけていた細めた目は幾分か大きく開いていた。
だがすぐに元の鋭い目つきに戻る。
「……ああ、人間の魔法使いだぜ」
返ってきた言葉のニュアンスがどこか違和感を感じるが、やはりというのか彼女は魔女だったのだ。
魔女と言えば魔法。
魔法といえば魔力。
魔女といえば、魔女狩り。
途方も無い悦びが内心から沸き起こり、喉の奥で小さく笑いが漏れる。
そんな俺の姿を少女は睨みつけたまま見つめていた。
「それじゃあ今から魔女狩りをしよう」
「魔女狩りだって……?」
言葉が理解出来なかったのか訝しげに眉間に皺を寄せた。
彼女の言葉に頷く。
そして返した。
「ああ。生憎と火炙りは趣味じゃなくてね、俺らしく今から君を犯す」
「…………は?」
「セックスだよ、分かるでしょ?」
きょとんと目を丸くしていた彼女に更に言葉を足すと、流石に理解したらしく石になったかの様に一瞬にして表情が硬直した。
それに俺はただセックスがしたいだけじゃない、あくまでもこれは魔女狩りなのだ。
だから。
「そのセックスで君がイク毎に君から魔力を奪う」
ピシリ、まるで岩に亀裂が入った様な音がしそうなほど彼女は一瞬大きく震えた姿にまた、内心から興奮が溢れてきた。
霧雨魔理沙SIDE
目の前の男の言葉が理解できない。
この男は一体何を言っているのか。
せ、セック……その言葉自体は知っている。
だが何故それをここで、しかも自分がされなきゃいけないのか。
それに、いく、とはどういう意味なのか。
内容としては犯されるのに気持ち良くなったら、はまたま達してしまったらという意味にも取れる。
それを何故いくと言うのかは分からないが。
それでいてそうなってしまったら魔力を奪われる。
魔力を奪うなど魔道具ではそういったものがあると何かに書いてあった気がする。
だが魔力を奪う能力なんて聞いたことが無い。
そもそも根本的に何故不法侵入の空き巣を撃退しようとしたこちらが狙われなきゃないのか。
それに見たところ何か道具を持っている訳ではなさそうだし魔力を奪うなんて無理だ、ただの脅しに決まってる。
しかし。
いくら頭の中で否定しようともその言葉が頭から離れない。
思考は順を追って悪い方向へと流れる。
もしこの男の言葉通り彼が魔力を奪えたなら。
彼が奪う程度の能力など文字通りの力を持っていたら。
まさか先ほどから体が動かないのはこの男が体の自由を奪ったからじゃ。
「よーし、じゃあスタート」
こちらの心境を逆撫でするような軽い声色で男が言った。
彼の言葉に動かない体。
始まるのだ、男の言う魔女狩りが。
自分がどうされるのかどうなるのか、どうも出来ないことに不安、焦り、恐怖が思考を占める。
首を掴むのとは反対の手がこちらに向かって動き出した。
大丈夫。
心は奪われていないから心でこいつのことを拒絶してれば絶対に気持ちよくなったりはしない。
そうに決まってる。
心を強く持てばいい。
例え体を、女として一番大切なものを奪われようとも絶対に屈しない。
呪文のように何度も内心に言い聞かせる。
今の現状、自由を奪われ全裸にされた体、これから絶対に触られたくない男に触られて汚される未来。
全ての現実から逃げるように、時間が過ぎるのを待つように現実を忘れ思考の海へと意識を飛ばした。
だが、現実は無情だった。
「……ッんく、ふぁッ」
無意識に零れた声とともに意識が強制的に引き戻された。
魔法を創造する時のように外界からの刺激を一切遮断するほどの深層部まで意識を潜らせたというのに、事が終わった時に男に対しての報復をいくつも練っていた思考が一瞬にして真っ白に染まり、気づけば目の前に男がおり思考が現実に戻ってきたのだと理解した。
男の手は私の胸部へと触れている。
触れているであろう指が動く。
「んあっ、くッ……」
また勝手に出た声をすぐに消す。
男が触れているのは胸の頂。
何度か自分でも触ったことがあり、伝わる感覚ですぐに分かった。
指の腹でそれを何度も転がす。
「ッふ、んっ、あっ、くっ……」
指の動きに合わせるように声が漏れ、まるで操り人形のような決まった反応をしてしまう自分に感じたくもない羞恥が募る。
「あっ、そういや魔女狩りだったなこれ」
いやー忘れてた、不意に思い出したように男が呟いた。
それと同時に胸から男の指が離れる。
離してくれたことはありがたいが、男の言葉は一体どういう意味を孕んでいるのか。
先ほどの行為は、その、魔女狩りの一環ではなかったのか。
彼の言葉の意味を理解しようと頭を巡らそうとした時、全身を突き抜けるような悪寒が走った。
見てしまった、男が浮かべた笑みを。
何かが欠けた笑みはまるで私を同じ人間とは捉えていないかのようで、奪われたはずの体が大きく震えた。
一体なにが始まるのか。
笑みを浮かべた男は先ほどと同じような軽い声色で告げた。
「君は今から刺激に対して快感に抵抗出来なくなる」
まるで世間話のように自然に放たれた言葉。
あまりの声色の無さに意味を理解し切れず思わず聞き返そうと口を開く。
その前に男が首を掴んでいた手を離し、両の胸の頂、乳首を徐に摘んだ。
「--あがああああああッ!」
その瞬間聞こえた咆哮のような絶叫が自分の口から放たれた声だと気づいたのは叫び終わった後だった。
男は緩めていた指の力を再び入れる。
「あがああアアッ、はああああッ!」
再度の絶叫。
男に乳首を摘まれると途轍もない激痛が走り、だがすぐにそれをまるで自分を慰めている時の延長のような激しい快楽と脳が認識する。
激しく痛いのにそれが酷く気持ちいい。
今までに経験したことの無い感覚に体が、意識が追いつかずただ翻弄される。
「--ッあひいイイイッ!」
男の指に挟まれた乳首が磨り潰されるように強く捏ね繰り回された。
体が勝手に大きく震え、思考は断続的に無数の火花が散り考えることすら考えられない。
今自分がどうなっているのか、何をすればいいのか。
何も分からず何も出来ない、何も無くただ好き勝手に振り回される刺激の暴力に、体が破裂を待つ風船のように勢いよく充満していく刺激という名の快楽にどうにか発散させなければと気づけは両手が動いていた。
何も考えず力任せに頭を掻き毟る。
出来るだけケアを怠らず自慢の金髪だが、今はそんなことなど考えられなかった。
一心不乱に刺激から逃げるように頭を掻き髪を揺する。
「あはあああっ、くぅああああっ! はああッ!」
だがそれすらも脳には快楽として置き換えられて声を上げてしまうが、動いた手が止まることは無かった。
「髪は女の命なんだからそんなことしちゃダメでーす」
「ッ、ァーー」
どこか遠くに聞こえた男の声が届いた瞬間、指が離れた乳首に生暖かい感触が訪れたと同時に思考が焼き切れたような何かが壊れたような感覚を最後に視界も意識も無くなった。
それは一瞬だったのか、気づけば視界は戻り感覚も戻ってくる。
それと同時に感じる、体から物凄い勢いで何かが流れ出ていくような感覚。
まるで大規模な魔法を使った時と似た感覚にそれが魔力だということはすぐに理解できた。
かなりの勢いで失われていく体内の魔力の感覚は魔法を使った時のような任意では無く、自分では止めたいが止まってくれない強制的な感覚で、自分がただの人間になってしまうように錯覚されられ本能が警告と焦りを告げてくる。
同時に先ほど自分は『イった』のだと理解させられた。
やがてそれは徐々に勢いを失い、止まった。
奪われた魔力は感覚としては全快の自分から見て大体六分の一程。
一回でこんなにも奪われるなんて。
つまり最低でも後六回ほど『イって』しまったら。
最悪の状況を仮定してしまい焦りだけが思考を埋める。
「はい、じゃあ二回戦目スタート」
タイミングを見計らったかのように告げた男の言葉に反射的に顔を向けた。
「ッ、待っ」
私の言葉が言い切ることはなかった。
「アァアアアアアアッ!」
舐められた。乳首が。
口に含まれた私のそれは飴玉のように彼の口内で転がされ震える体に合わせるように小刻みに意識が飛ぶ。
その度に全身から力が抜けて心が素直に快楽を受け入れてしまう。
断続的なそれはどうやら『イって』いるらしく、驚異的な速度で体内から魔力が失われていく。
だが本当に恐ろしいのは魔力が抜けていくその感覚すら身震いを起こすほどに快楽と認識し始めた自分。
「ウワァアアッ! ヒイイイイッ、ガァァアアッ!」
連続して三度の絶頂。
体内の魔力の底が見えてきたような感覚が生まれ、焦りが増し、ただでさえ速い心拍数が更に速まる。
これ以上は絶対にイケナイ。
イクわけにはイカナイ。
近くだからこそ見えた彼の瞳に映る私の顔は汗と涙と涎で濡れており、眉を顰めながら口元だけが笑っているという何とも不細工な表情だったが気にはならなかった。
正確には気にしている暇がなかった。
口に含まれた乳首はそのままに彼の手が下半身へと降りていく。
それは一直線にどこに向かうのか容易に把握でき、更なる恐怖が心を凍らせた。
「まっ! ま、待てって! そ、そそこはダメ、ダメだぜーーッツァァァァアアッ!」
涙声になりながらも必死に告げた言葉はまたしても無視され、気づいた時には地面に崩れ落ちていた。
男の口、手から体が完全に離れたがただ断続的に大きく震えることしか出来ない。
思考もまた靄がかかったように何も考えることが出来なかった。
朧気だが、この状態に妙な既視感を感じた。
そうだ。あれはいつだったか、魔法の創造に夢中になりすぎて魔力が尽きかけそうになった時の感覚に似ている。
ハッとした。
つまりこれはもう魔力が尽きかけているということ。
これ以上やられて魔力が尽きてしまったらどうなるのか、全く分からない。
ただ魔力がゼロになり時間が経てば回復するなら何とかなるだろう。
だが。
だが、もしだ。
もし、万が一、魔力と生み出す構造自体を体内から奪われたら……。
--やばい。
やばいやばいヤバイ。
何とかしないと。何とかするんだ。
何とかしよう、何をすればいい。
どうにか方法を、手段を、閃きを。
小さな行動すら酷く億劫に感じられたがどうにか動かして男に目を向ける。
緑色の和服を着ていた彼はいつの間にか脱いでおり、全裸となっていた。
その彼の股間に生えた一本の凶器。
それを見た瞬間、体中から汗と鳥肌が噴き出した。
あれはヤバイ。本能が鳴らしたアラート。
あれが私に入ったら。体が生み出した疼き。
どちらにしろアレが触れたら自分が自分で無くなる、確信めいた予感が頭を過ぎった。
少しだけ離れた距離。
ゆっくりと男が歩み寄ってくる。
「…………イヤ」
一歩。
「……ヤメロって」
また一歩。
「……ヤメテ……」
震える声はか細くも男に向かって言ったが、とうとう辿り着いてしまった。
私の両足を持ち上げて左右に開く。
相手に自分の恥ずかしい部分を見られてしまう格好になってしまったが、それどころじゃない。
ゆっくりと彼のそれが私に近づく。
「……お願い……許して」
涙が流れぐしゃぐしゃに歪んだ表情で懇願する。
それは既に私の体に触れていた。
その感触に思わず体が震える。
凶器がゆっくりと私の中に入りだす。
「……イヤ……イヤ、ッ」
止まらない、止まってくれない。
触れた部分が、入ってくる感触が段々と熱を帯び始める。
「ダメッ……ヤダッ……!」
動けない私の体は素直に侵入を許し、全身が小刻みに震え出した。
尽きかけの蝋燭の火の様な欠片程の魔力を起こそうと必死に動かす。
体内に残っている魔力以上の魔法を起こそうとしているため魔力の欠乏で体内が悲鳴を上げ、快感に変換がされない酷い頭痛に見舞われる。
それでも構わずに魔法を起動しようとするが何も起きない。
起きてくれない。
呪文を唱えて強制的に魔法を引き出すしかない。
後遺症が残るかもしれないが魔法使いとしての人生を確実に奪われるよりは幾分か希望が持てるに違いない。
口を開く。
「んんッ!」
同時に塞がれる。
不意に訪れた唇への柔らかい感触に体が震え、やがてそれがキスだと思い知らされた。
またしても狙ったかのようなタイミングでのキス。
これで呪文も口に出来なくなった。
抗う術が無くなった。
嫌だ、終わりたくない。
必死に、死ぬ気で手に入れたんだ。
無力な人間になんてなりたくない。
もう人里なんかで妖怪の恐怖に怯えながら、護られながら生きたくない。
でも、どうしようもない。
いやだ嫌だイヤだイヤダ。
どうして私が。どうして他のやつじゃない。
どうしてドウシテドウシテ。
誰かタスケテ。
ダレモ助けてクレナイ。
アリス、パチュリー……。
…………霊夢。
助けて。
タスケテヨ。
……アア、ダメダ……。
--モウ、オワッタ。
「イヤァアァアアァアァァアアアッ!」
思い切り突きこまれた異物の感触と同時に、命と同じほどに掛け替えの無い何かが頭の隅から全て抜け落ちた様な感じがする。
同時に自分の中で何かが終わり何かが生まれた、呆然とした思考でそう思った。