男が目覚めるとそこは知らないところだった。
 そこは死後の世界であり、三途の川を渡るべく男と同じく死んだ人間の魂が五万と長蛇の列を作っている。
 意識のない魂たちの世界で男は何を見て何を求めるのか。

 そんな物語ではない。

 死んだ主人公が三途の川から始まり、幻想郷を傍若無人に闊歩する。
 やられたらやりかえす、やられなくてもやりかえす。
 それなりにマニアックにもやりまくる。
 とにかくヤる主人公によって幻想郷の調和が大きく乱れる。
 その先にあるのは明るい未来か崩壊の未来か。
 無力な主人公が勘違いし、されつつもヤりまくるだけの物語である。