「……はぁっ、はぁっ……嘘、だっ……はぁっ、そん、な……」
乱れた息を整えようと落ち着けつつ、呆然と呟く。
嘘だ。
嘘だ嘘だ。
おかしい。
絶対におかしい。
この男がなにかしたに違いない。
そうでなければこんなことになるはずがない。
嫌なのに、気持ち悪いのにどうしようもなく感じてしまう。
まさかこんな悪漢の手で気をやってしまうなんて。
悔しさと虚しさとそれでも気持ちよく感じてしまった自分に腹が立つ。
思わず泣きそうになるが、そうしてしまっては目の前の男の思うつぼに嵌まる気がして絶対に溢さないと瞼に力を込めて瞑った。
その時をねらったかのように再び衝撃に襲われる。
勢いよく服の胸元を全開に開かれた。
浴衣のように胸元が広げやすい服装が仇になった。
「っ、いやっ……」
咄嗟には反応できなかったが慌てて戻そうとするも、広げられた服はいつの間にか腕すらも抜かれて後ろに腰から垂れ下がっていた。
腕で隠そうとするが、男に捕まれてから身体中の力が一切入らなくなり隠すことができない。
屋外で胸を隠さずに露出する。
悪いのは向こうのはずなのに胸をさらけ出している自分の方が悪いこと、疚しいことをしているような気分になってくる。
あまりの恥ずかしさに自覚できるほど顔の温度が上がるが、ちらりと見えてしまった自分の胸の先端、乳首が見たことのないほど膨らみ固く勃起している姿に更に顔から火が出る思いになった。
――乳首を服越しに弄られただけで思いきりイってしまった。
以前自分で触った時は確かに感じるが、そこまでの刺激にはならなかった。
だが今回はどうだ、親指と人差し指で乳首を摘ままれて左右に捻られるとまるで乳首を摘まんでいる指に体を支配されたかのように、自分の体ではないかのように快感に打ちのめされた。
乳首を捻られる度に脳裏にチカチカと真っ白い光が明暗し、体が勝手に浮いて制御を失う。
あまりの快感に腰が無意識に前後へと動き、頭では止めようと意識しても体が全くの言うことを聞かない。
そして極めつけはあれだ。
今までのコリコリとした摘まみ方での捻りではなく、いきなり強く胸ごと乳首を引っ張られて胸が伸びた状態でグリグリと乳首を擦るように捻りだしたのだ。
その瞬間、文字通り思考が溶けた。
思考がどろりと思っていたことを一瞬にして濁り消し、次いでキャパシティを遥かに超えた快感の波が終わりのない高波となって押し寄せる。
あまりの快楽におかしくなりそうな自分をなけなしの理性で繋ぎ止めていると、ふとした感覚が下腹部から猛烈な勢いで競り上がってくるのが分かった。
それは何度か自分で経験している感覚であり、だが今から来るそれは今まで体験したものよりも遥かに大きなものであると理解するが、信じたくない一心で堪える。
だが我慢などほんの一瞬に過ぎなかった。
引っ張られた胸をそのままに乳首を反対へと捻られればガクガクと腰が勝手に震える。
受け入れられないほどの快感に警告を鳴らすように体の痙攣が止まらず、ただ操り人形のように彼の指に無抵抗で翻弄された。
こんなの無理、下腹部から脳天に突き抜ける快楽は右肩上がりに体内に蓄積され、そう思った瞬間に大きく破裂をしたのだった。
一瞬、意識が飛ぶほどの快楽。
――こんなのを受け続けたらあたいはどうなっちまうんだよ……。
胸をさらし無抵抗に地面へと組み敷かれたまま未だにはっきりとしない思考でそう思う。
あるのは恐怖、しかしいつの間にか対象は男にではなく自分自身に対して。
あんな暴力的な快楽をこれから受け続けてしまった自分の末路が想像できずただただそうならないことを願うしかない。
ただ、確実に今までの自分には戻れない。
どこか予感めいた考えが片隅に巣食って消えなかった。
「んっ……」
不意に自分の口から漏れた声。
意識を現実に戻すと、男が両手で人の胸を揉んでいた。
「んっ……あっ、あっ……」
先程の絶頂の余韻が残っているらしく、ただ胸を揉まれているだけだが感じてしまう。
胸を揉まれる度に胸の中に燻っている小さな快楽が活発に動きだし声が我慢できない。
「……はあっ、んっ……んんっ……」
男は一切喋らずに揉み続ける。
乳首を触られた時ほどは感じないが、それが時間が経つにつれて別の問題が現れてきた。
「……んっ、はあっ……あぁ……んんっ……」
胸を揉まれる度に心地のよい快感に包まれ始めたのだ。
先程の絶頂の快感が気を抜けば一瞬で飲み込まれそうな快楽とすれば、この快楽はゆっくりと時間をかけて体を解し気を抜けば身を委ねたくなるような快楽なのだ。
思わず心の緊張をほどいて素直にこの気持ちよさを享受しそうになる。
外部からの刺激を堪えるのではなく内部からの感情を堪える、ある種先程の絶頂の方がマシだったのかもしれない。
そう考えつつ、心をほぐされないよう気張って彼の責めを堪える。
確かに気持ちいいが、こちらが心を許さなければ我慢できることに少しだけ安堵を覚え絶対にこれ以上気をやって堪るかと気持ちに発破をかけた。
「……んっ、あっ……んんっ……んあっ……」
声は漏れるが堪えられる。
逆転できそうな予感を感じ僅かに希望の光が見えた気がした。
心は気張りつつも思考で突破口を見つけるために作戦を練る。
それにより現実にあまり意識をおけなくなるが、このままの状態であればそれでもまだ堪えられる。
そう考えを纏めて、本格的に形勢を逆転させるための策を考えるために意識の方向を外から中に切り替えた。
――だがさえも彼は見通していたというのか。
「――ッあはぁっ!」
切り離していた意識が一瞬で現実に戻る。
胸を外側から握りより前へと突きださせた状態で、より一層強調された乳首が彼の口の中に含まれていた。
まるで赤子が母親に授乳を求める光景だが、くわえられている口の中で行われている行為はまさに男女の情事のそれ。
くわえられて上下から歯を立てられ先端を舌で舐められる。
あまりの衝撃に思考が追いつかない。
「はあぁっ! ああっ、あはあっ! んんあっ……んひぃッ!」
油断していた体は突如与えられた強烈な快楽に対応できず、無様に乳首を襲う快感という名の暴力に翻弄される。
「ああっ!」
乳首を吸われる、ダメ。
「ひあぁっ!」
乳首を舐められる、ダメ。
「……っんはぁッ!」
乳首を噛まれる、ダメ。
行われている全てになにもできず素直に快楽を受け入れてしまう。
思考は先程から考えようにも乳首を責められると飛んでしまい一向に元に戻らない。
「――ぁあああっ! だ、ダメッ! ダメダメダメェッ――イヤッ、あああああっ!」
胸を麓から山頂に向けて強く揉まれて乳首を勢いよく吸われながら舐められ少し強めに噛まれてそれを左右に動かされた時、先程の絶頂が温いと感じるほどの快感が全身に駆け巡った。
体の感覚がなくなり、快感しか感じ取れなくなる。
どこまでも高みへと一瞬で駆け上がり、次いで迎えた絶頂に意識が彼方へと飛ばされたのが分かった。
意識を失う直前、もう戻れないと確信しなから。
小野塚小町SIDE OUT
またもや乳首責めでイった彼女はそのまま意識を飛ばした。
胸から手を離して体を彼女の下半身に向ける。
フリルのついたスカートをめくり上げた。
派手な外見に見合わず白の質素な下着。
彼女はどこまで俺のツボをつけば気がすむのだろうか。
まだ遊びたい盛りではあるが、冷静になって考えてみればここは三途の川。
いつまでもここにいても仕方ないのではなかろうか。
美女がいる場所、妥協して人型の女がいるところに彼女に案内してもらわねば。
いくら俺好みといえど美人は三日で飽きるという言葉もあるが毎食同じ人では飽きるのだ。
恋人じゃあるまいし、ヤりたい時にいてくれればいいのである。
とりあえずは少し早いがもう本番に移ろうと思い彼女の乙女を隠す純白の下着を両手で一気に下ろした。
「うわ……」
思わず感嘆する。
ずり下ろしたパンツにはねっとりと張りついた愛液が秘所から伸びていた。
その量は多く、彼女がいかに感じていたのか如実に物語っている。
両足からパンツを抜いて適当に放り投げる。
彼女の両足を掴み思いきり左右に開き、目一杯にさらけだされた秘所に顔を寄せて少し茂る赤い毛を鼻で掻き分けその先にある割れ目を舌でなぞった。
ビクン、意識がないはずの彼女だが舌が触れた瞬間大きく腰が震える。
今まで舐めてきた中でも上位に食い込むその味にひたすら舌を動かす
そのまま上下に舐めて続けると次第に腰の動きが激しさを増しだした。
「……っ、ふっ……んっ……んっ、んはああああっ!」
どうやら体の振動で意識を取り戻したようだ。
一際大きな仰け反り方をして同時にはしたない声を上げる。
すぐに刺激が送られてくる場所へと顔を向けて見上げてやると目が合った。
失神中に秘部を責め始めてやり目覚めて行為に気づいた時の女の反応は最高なのである。
顔は股に埋めたまま、舌を離してなにもせずに彼女の顔を見上げる。
「…………あっ……な、なに……やって」
信じられない光景に衝撃と驚愕に思考が纏まらず片言に呟く彼女。
そのタイミングで再び下から上へと舐め上げる。
「――あっはああっ!」
腰が限界まで浮いて思いきり仰け反った。
そこからは彼女の反応を無視して舐め始める。
「ああっ! あっ、あひぃ! む、んっ、んはッ……ああっ! ああっ! あひぁ!」
ビクビクと彼女の筋肉という筋肉が激しく痙攣して大きく跳ね上がる。
素晴らしい巨乳は艶かしく小刻みに震え、深く眉間に皺を寄せながら喘ぎに合わせて顔を何度も左右に振っていた。
このままイカせてもいいが、生憎と今後のスケジュールが急に立て込んでいるため作業効率を今は求められているのだ。
「あはっ! あああ! んああ! や、やめっ! ムリッ! ムリだからッ、あああああっ!」
無理と言っている間はまだ大丈夫なのだ。
それはさておき舐めている少し上、そこに皮が被りつつも確かに膨らんでいる小豆を見つけてそこも鼻で上下に擦る。
「あああああっ! それッ、それダメッ! ああ! イヤッ、あはあっ! ダメダメッ! はああっ!」
その途端、ギアを一段階上げたかのように本気で切羽がつまったように声と呼吸が早口になる。
舐めている秘所から溢れる愛液は味を変えて分泌量が一気に増えた。
今、彼女は彼女が感じられる最高の快楽を感じているのだ。
左手を足から離して可愛らしいクリトリスにかかる皮をゆっくりとめくり上げてやる。
「あはあぁっ! ああっ、ああっ! ダメ、ダメッ……こんな、知ら……ああっ、あああっ! うあああッ」
その瞬間、彼女の股間から顔を離してとっくに準備が万端だった自慢の息子を彼女の受け口へと一気に押し込んだ。
「――いひぁああああッ!」
押し込んだ逸物は彼女の中で強く締めつけられる。
途中にあった遮蔽物の感覚から、残念ながら彼女は俺が初めての男になってしまったようだ。
まあ死後の俺にとっても初めてをあげたのだ、お互い様ということでどうか一つ。
挿入と同時に絶頂を迎え、頭を上へと向けて舌をだしている。
気持ち良さそうでなによりです。
彼女の表情を見ながらそう思い、それを見ながらそういえばキスが未だだったと思い当たった。
せっかくのお互いロストバージンなのだ、キスくらいしたいじゃないか。
未だに締めつけが強い膣内をやや強引に出し入れを繰り返し顔を寄せて伸びている舌を絡めとる。
「んんんっ!?」
流石にいきなり舌に異物がまとわりついて驚いたのだろう。
顔を背けようとする彼女の顔を両手で押さえて舌を絡めたまま唇同士をくっつける。
目を大きく見開いて押さえられている顔を背けようと何度ももがくがその力はか弱い、無力と言っていいほどに力が入っていなかった。
キスが嫌だったのか挿入された現実にやっと認識したのか、今までは一滴しか漏らさなかった涙が両目から止めどなく溢れだす。
そんな彼女に口内で絡めていた舌を離し、唇同士が軽く触れ合う程度のキスをして膣へのピストンを彼女の呼吸に合わせてやる。
「んんっ、んふっ! んっ、んんっ……」
少し落ち着きを見せ始めた彼女にそのままの状態を続けた。
一分、二分、五分とそのまま続ける。
「んっ、んっ、んふっ、んんっ」
最初は拒絶の色を滲ませていた彼女も、次第に声色に情が乗り始めてきた。
腰の動きをゆっくりと動かし、彼女をイかせないようにしつつキスを静かに離す。
「んっ……ぁっ」
離れた口を追うように彼女が小さくも切なげな声を初めて漏らした。
「またキスするか?」
そう言ってやると、僅かに呆然と俺を見つめていたがすぐにハッとしたように目を見開いて顔を真っ赤に染めた。
「――バッ! バカ言ってんじゃないよッ! 誰があんたなんかとこの強か」
話の途中で腰を突き上げる。
「――ぁふあああっ」
喘ぎ声を上げて言葉を止まった彼女を笑いながら見下ろしていると言葉を返すよりも羞恥が勝ったのだろう「ふ、ふんっ」と言って顔を背けた。
相変わらず耳まで真っ赤ではあるが。
そして再び鋭い視線を向けてきた。
「あんたが、んっ……なにしたって、あぁっ、あたいの、心はっ、やらっ……んあっ……ない……よッ、んはああんっ!」
元気を取り戻してきたようで、途切れつつも毅然と言いのけた。
そうは言うが見事なまでに体は正直である。
それに今の台詞、捉え方によっては心はやらずとも体は既に受け入れていると言っているようなものだ。
しかし残念ながら、俺はただのレイパーではないのだ。
物理的に襲うのはもちろん、心も襲ってこそ真のレイパーなのだと生前に毎日女性を犯して辿り着いた境地である。
犯されて嫌なはずなのに……。
最後には女性の心に複雑な感情を抱かせることこそ長く女を犯し続けるコツだ。
好くのはめんどくさいが好かれて困ることはないだろう。
誰彼構わずならウザくもなるが、ましてや対象を選んでいるのだ。
好かれて嫌な気はしない。
それでいて彼女たちは表面上と気持ちでは嫌っているが、心の奥底ではどこか拒めない自分がいるのだ。
これによりいつまで経っても素直になれないが離れることもできない、そんな奥ゆかしい女性が出来上がるのである。
もし彼女の周りが綺麗所が多ければそれでハーレムを作ってやろう。愛のない、しかしそれでも女たちが離れられない、嫌いなはずの相手を巡っての不毛な争い。
いつでもヤりたい時にヤりたい女がいるってことだ。
最高じゃないか。
「んひぃ! は、はやッ……ちょ、ちょっと待っ、あはあ! ああっ、ダメッ、そこっ……突いた、ら……ああっぁあああっ!」
ひとまず彼女のとセックスをそろそろフィニッシュしようか。
イカせるようにピストンを速めて彼女の最奥、子宮口を亀頭でノックすると反応からしてクリトリス以上に敏感だったようで弱点を自ら明かしながら絶頂へと駆け上っていく。
先程から十分以上もイカせないようにコントロールしつつも少しずつ快感を蓄積させてきたのだ、イクのはあっという間だった。
「あああっ、ダメッ! 来る! 来る、来ちゃう! あああっ、ィッ、イク! イクイクイクッ! イッ、アアアアアアッ!」
咆哮のような絶叫とともに膣内が強烈に締めつけられる。
「……ッく」
声を漏らし今までは突くだけだった子宮口を押し退けて子宮内へと一気に突き抜いた。
込み上げる射精感にこの締め上げ、我慢などせず突入した子宮内に勢いよく射精する。
「ああぁっ……なか、に、んっ……あぁ……」
射精する度に彼女の体がビクリと波打ち、中にだされたことに呆然と呟く。
生前よりも明らかに量の多い射精だった。
死んだ体で中出しすると一体どうなるんだろうか、普通に妊娠するのかやはり射精だけで妊娠はしないのか。
後者ならばテンションが上がる。
「んんあっ」
射精し終えたペニスを膣から抜く。
その際の刺激に彼女が艶かしく声を上げた。
そのまま現実から逃避するように眠りに落ちる。
まるで今までの出来事が全て夢であって欲しいかと願うように。
「おやすみ」
起きてもなにも変わらないと思うけど、そう考えつつ眠りに落ちた彼女の頭を撫でた。