やがて君になる最終巻とまちカドまぞくに触発されて書きました。
シャミ子と桃はシャミ子誘い攻め、桃受けが私の好みです。

内容はそこそこ性的です

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シャミ子と桃の二人っきりの夜

 

 シャミ子が好きだ

 

 

 いつだって一生懸命で、優しく、努力する小さな姿。

 優しさ、信頼、諦めない気持ちを私に思い出させてくれた。

 そんな彼女が心の底から、友達以上に大切な存在になっていた。

 

 そんなシャミ子と過ごしているうちに、私はある感情に悩まされていた。

 積もり積もって抜け出せない、自分でも下種な考えでほとほと嫌になる想い。

 けど自分の気持ちには嘘をつけない、いくら誤魔化してもその感情は尽き果てないのだ。

 

 

 シャミ子の全てを私の物にしたい

 

 

 欲望に満ちたこの感情を抱えている内に、その想いはどんどんと募らせていくばかりで。

 シャミ子を思うたび、シャミ子との今までを想起するたび、心の叫びは溜まっていった。

 

 

 そんなある日の夜

 

 

「桃~ごはんできましたよ~」

 

 せっせとご飯をよそい食卓に出来上がった料理を並べていく、今日は肉じゃが、昨日はカレー、美味しそうだ。

 「肉じゃがとカレーって作り方がほとんど一緒なんですよ?」なんていわれたが、私はどういう魔法をつかったら肉じゃががカレーに変身できるのか理解できなかった。

 だって肉じゃがとカレーだよ?

 

「桃?どうしました?」

「あ、いや、なんでもないよ、いただきます」

 

 ここ最近は頻繁にシャミ子のお宅でご飯をいただくことになることが多い、前までは食事なんてさほど重要ではないと思っていたが、それを改めさせられるほどシャミ子との食事は格別の時間になっていた。

 

「どうです?今日は隠し味にお味噌を入れてみたんですけど」

「うん、シャミ子のご飯はいつも美味しいよ」

「な!?褒めても何も出ませんよ!?」

「ふふっ…ところで今日はお母さんも良ちゃんもリリスさんも帰ってこないんだっけ?」

「ご、ご先祖は箱根に、お母さんと良は良のお友達の誕生会だそうでだいぶ遅くなるそうです」

 

 早々に手元から空になったご飯の器を受け取り、2杯目をよそうシャミ子は、機嫌よくしっぽを振るう。

 そう、今日はシャミ子のお母さんと良ちゃん、リリスさんは夜遅くまで帰ってこない。

 お母さんとリリスさんがいないことは時々あるが、良ちゃんがいないのは珍しく、二人っきりで夜を過ごすのは珍しいことだ。

 否が応でも意識させられる。

 二人っきり…夜…誰もしばらく来ない…

 いやいや、駄目だ駄目だ。

 自分の感情を抑え込み、今はシャミ子との時間を楽しもうと考えを改め、ご飯を平らげ、後片付けを終えてシャミ子の部屋に戻ってくると、屋根裏から降りてきていた小倉が私の顔を見るなり興奮気味に瓶を突き出してた。

 

「できたよぉ!魔力調整薬EX!これできっと光と闇のバランスが整うはず!!」

「この魔物の卵のようなのが…?」

「あ!私知ってます!タピオカってやつですよね!!」

 

 絶対にタピオカではないカエルの卵のような物体が真っ黒に脈打っている。

 前々から私が依頼し、小倉につくらせていた薬だ。

 闇堕ちをするたびに恥ずかしい目に合う私は、闇堕ち再発の症状をとにかく治したかった。

 なので、はじめて闇堕ちが再発してしまってから小倉に依頼をしていたのだ。

 

 兎に角今すぐ、とにかく早く、すぐに治したかったのだ。

 

「この薬は食後用だからぁほらぐいぐいーっと!いっき!いっき!」

「えぇ…嫌だなぁ」

 

 促されるように飲むように強要されるが、前に飲んだ薬品も異常な不味さだったので正直飲みたくない。

 

「お水いります?お茶のほうがいいでしょうか?」

「だめだよぉ化学反応が起きちゃうから一気飲みしないとぉ」

「この物体は化学薬品なの…?」

 

 しかしこれで治るのなら我慢するか…蓋を開け、口元に近づける。

 うぅ…目が痛いぐらいの刺激臭…ぐぅ…

 

「えぇい!死なばもろとも!」

 飲み干すために勢いをつけ口に含むが、苦味とも辛味ともいいがたい刺激的な感覚が口内に広がり、喉元を通っていく。

 

「…うぅ…喉から全部出そう……」

「桃!こらえてこらえて!」

「そーれいっき!そーれいっき!」

 

 先ほど食べたおいしいご飯が逆流しそうなのを必死にこらえ、異常な飲みにくさの薬を必死に飲み干す。

 喉を通るたびに引っかかる物体が少しづつ瓶からなくなり、やがて瓶は空になっていく。

 

「ど…どうです桃?」

「ん…んっ?」

 

しばらくすると体が脈打つ、心臓が高鳴り体が熱を帯びて疼く。

 

「あ…これ…なに!?」

「え…え!大丈夫ですか桃!?」

 

 体が光に包まれ、激しい音と光と共に衣装が突然闇堕ちの衣装に切り替わった。

 闇堕ちこそしているが魔力は前回より急速的には減っていかない。しかし、少しづつだが魔力の消費が止まらない、徐々に目減りしていく感覚が体に訴えかけてくる。

 

「え?なにこれ!?」

「桃!?大丈夫ですか?」

 

 すかさずシャミ子は近寄るとお腹をさすってくる。シャミ子は本当に…もうなぁ

 

「ごめんねぇ失敗かもぉ…?」

 

 困った顔をした表情の小倉が謝罪の言葉をかけてくるが、そんなことはどうでもいい、現状に納得できずすかさず小倉に詰め寄る。

 

「小倉さん?これはいったいどういうこと?」

「んー?と簡単に言えばねぇ」

 

 小倉が話してくれたのは、今の状況と私の状態の説明だ。

 魔法は車のエンジンと一緒でガソリンという名の魔力を消費し、力を使う。初めて闇堕ちが暴走したときはその消費が異常に大量で危険だった。しかし今回は魔力の調整ができるものの消費が止まらない。

 

結局は闇堕ちを治すことができてはいないのだ。

 

「で?これはどうすれば止まるの?」

「本題はここからだよねぇ…治すには…」

「治すには?」

 

 

 

「キスだよぉ」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・は?」

 

 

 

「へ?キス?は?」

「ちょっとぉ首固めるのはやめてよぉ」

 

 思わずネックロックで動けなくしてしまったが、彼女の言葉を飲み込めない。

 小倉が言うには今は光と闇の力のバランスがとれていない状態になっている。この調整薬で闇の力を底上げして、光と闇のバランスを取ろうと思ったらしいが、しかしシャミ子の魔力が想像以上に弱く闇の力を受け取れなかった。

 

 

 闇の力を手に入れるためには直接的で密接な接触、つまりキス等で魔力を調整、安定させる必要がある。

 

 

「それで…キス?」

「そうよぉ?この方法なら確実に魔力を安定させられる!じゃあごゆっくりぃ~」

 

 いつの間にかネックロックを外していた小倉は言うだけ言って屋根裏ではなく、そのままシャミ子の部屋から出て行った。

 無駄に気を使って…本当に気が合わないなあいつは…

 

「も…桃?」

 

 一部始終を聞いていたシャミ子はお腹をさする手を外し、すっと私から離れていた。

 顔は赤く、その言葉を真に受けているのかしっぽも緊張を隠せていない。

 

「いいよ、シャミ子は気にしないで別の方法があるかミカンと相談してみる」

「い…いいですよ?」

「え?」

 

 思わず私は彼女の顔をじっと見つめる。

 ちょっと不安そうな、けど意を決したのか一歩私に歩み寄り顔を見定める。

 

「わ、私は大丈夫です」

「え…けど……」

「たとえ薬のせいでも、私の力で桃が戻るのならその…」

 

 顔を伏せそうになるが、赤ら顔になりながらも私のことをしっかりと見据え右手を私に指さす。

 

「ふ…ふははは!配下の状態異常を治すのも主の務め!きさまを治してくれるわ!」

 

「だから…その…桃…キス…していいですよ?」

 

 手を固く握り、体をこわばらせ瞳を閉じる。

 

 どうして…こんなにいじらしく愛らしいのだろう。

 

 私は顔を近づけ、シャミ子の吐息を感じるところまで近づく。

 

「シャミ子…本当にいいの?」

「い、いちいち確認しないでください…ど、どうぞ」

 

 徐々に顔を上げたシャミ子の唇は近づく。

 キレイ系ではない、かわいらしい顔立ち、そして顔と同じくらいに真っ赤に彩られた柔らかそうな唇に思わず生唾を飲み込んでしまう。

 少しづつ、少しづつ近づき、やがて境界線は塞がっていく。

 

「んん…」

 

 思わず漏れた吐息と声に興奮を隠せず。

 唇を重ね合わせただけなのに、興奮がどんどんと、加速度的に高まっていく。

 時々漏れる嬌声、息が苦しくなる時に漏れる呼吸の音。

 それだけで私の感情がどんどんと抑えられなくなっていく。

 

「一回だけじゃ駄目かもしれないから…」

「あ、んん…も…桃…」

「ん…んん…あ…」

 

 私は溺れるようにシャミ子の唇を求めていく。

 二度、三度と軽く重ね合わせると、やがて唇の触れる時間は徐々に長くなり、蕩けていく。

 私は溺れるようにシャミ子の唇を求めて、より深く、長く口付けは色濃くなっていく。

 何度目かわからないほど唇を重ねる内に、ふいに私は唇から少し舌を突き出す。

 

「んん!?」

 

 少し驚き、目を見開くシャミ子にそっと私は目線を返す。

 唇から突き出した舌でシャミ子の歯と唇の溝に舌を這わせる。

 意図を汲んだのか少し唇を開くと、そこから舌を誘うようにシャミ子の舌の裏側をなぞると、おっかなびっくりにシャミ子も舌を突き出し始める。

 

 

 絡め、吸い、重ねる。

 

 唾液が絡み合い吸い合うように口内で交わるたび、甘く、痺れる快感に身を揺さぶられる。

 だんだんとシャミ子は息が上がったのか、大きく息を吸いながら時折、私の目を覗き込む。

 赤く顔を上気させ、私を見つめる表情に堪らずぎゅっと抱きしめる。

 

「はぁ…はぁ…あっ…桃…?」

「………シャミ子………」

 

 細く、筋肉もほとんどない体、私と違い柔らかな体、そして私の胸につぶれその大きさを協調する胸部。

 

 シャミ子の胸はその体の小ささに反して非常に立派な物がついている。

 私も人並みにはあるほうだが…シャミ子の大きさは反則的だ。

 町で歩いていたら10人中10人は見てくるだろう。

 そんな衆知の場所に私は意を決して踏み込んだ。

 

「シャミ子…私もう我慢できない」

「桃…あっそこは…」

 

 すっと上着の下から手を差し込む、上着は捲れ上がり、下着があらわになる。

 大きいサイズのブラジャーは見た目がよくないのが多いと聞くが、シャミ子の着けていたものは白いフリルのついたブラジャーでかわいらしい。

 ブラジャー越しにそっと胸を手で覆う。

 

「んっ…」

「うわぁ…おっきい」

「うぅ…は、恥ずかしいですよぉ…」

 

 手のひらに収まらないその巨大さに思わず二度、三度と胸を持ち上げるように動かす。

 ほのかに抑え気味な嬌声がシャミ子の口からこぼれるたび、よからぬ考えで、頭の中がピンク色に染まっていく。

 まぁもともと頭の色はピンク色の髪だけど。

 なんて冷静を頭の中で取り繕うが、正直辛抱できない、私はシャミ子の顔を凝視する。

 赤みを帯び、とろけた表情、そんな彼女の瞳を覗き込み。

 

「シャミ子…いいかな」

「うぅ…はい」

 

 胸を覆っていた手を外した私の意をくんでくれたのか、シャミ子が後ろ手にブラジャーのホックを外す。

 縛られていた重りから外れた胸は、一瞬プルンと揺れると、薄ピンク色の乳房が露わになる。

 

 私に触れられて反応したのか、少し上向きの乳房が、目の前に現れる。

 

 その瞬間に、塞き止めていた感情が、欲望が、頭が弾け飛ぶような衝撃で、手が、体が勝手に動き出した。

 

「あっ!あぁんっ!も、ももっん!?」

 

 胸を揉みながら、その乳房を口に含む、押し倒す形になりシャミ子は体を起こそうとするが、片手で両手を抑えつける。

 唇に含んだ乳房はみるみる大きくなり、嬌声は大きくなっていく。

 

「も…もも!あっっんん!」

「シャミ子…好き…好きだよ」

「も、もも…ズルい、こんな…」

「シャミ子が悪いんだよ」

「桃…あっダメ!?」

 

 するりと手を下半身に滑らせる。

 足を閉じ、手を止めようとするが、すでに力のこもっていない足は止めることもできず。

 するりとパンツ越しに秘部に触れる。

 そして触れた瞬間に気づく。

 

「あ…ううぅ…」

「シャミ子…どうしてこんなにグジュグジュになってるのかな?」

 

 下半身を覆う可愛らしい下着はすでにまったくといっていいほどその役目を果たしていない。

 シャミ子に見せつけるようにすっと手を顔に近づけ、湿り気で触れた指がテラテラと輝く。

 

「シャミ子はいやらしまぞくだったんだね…」

「も…もお」

 

 顔を隠そうするが、手を使えない状況なのでそっぽを向くが、顔は赤く染まり息は絶え絶え。

 あぁもう無理だ、もう我慢できない。

 

 

 シャミ子をメチャクチャにしたい

 

 

「シャミ…ん…んっ!?」

「え…桃!?」

 

 突然私の体から出てきたまばゆい閃光が部屋を包む。

 光はやがて収まると、いまだ闇堕ちの姿のまま私の体の状態が変化する。

 

「あ、あれ?力が…出ない?」

 

 魔力の消費は収まったが、姿は変わっていない。

 それに加え、異常に体に力が入らない。

 

「治ったの…かな?」

 

 副作用か、なんなのか…よくわからないがとにかく一応は消滅の危機からは脱したようだ。

 一呼吸おいていると突然視界が反転する。

 

「え…えーい!!」

「え!?うわっ!」

 

 シャミ子は私の体を押し倒し、さっきまでとは真逆に馬乗りの体勢に移り変わる。

 シャミ子はふふんと得意げな表情で高笑いを上げる。

 

「ふははははっ!これで形勢逆転だ!魔法少女よ!」

「くっ…あ、あれ?ほんとに力が出ない…?」

 

 普段なら片手で持ち上げることもできるはずのシャミ子程度の体重も押し返せないほど、急激な脱力感で引きはがすことができない。

 必死に力を振り絞るが体勢を元に戻すこともできず、シャミ子は私のおなかをさすり始める。

 

「はぁ……やっぱり桃のおなか…綺麗ですよね」

「な…そんな…傷もあるし、きれいじゃひやぁあん!?」

 

 シャミ子は傷の部分をあえてなぞりあげるように舐め上げる。

 思わぬ刺激に、体が過剰に反応してしまい、恥ずかしい声をあげてしまう。

 

「ふふ…なんとなくわかってきましたよ…ここ弱いですよね?」

「あ!ん!?しゃみぃ!ん!!」

 

 要領を得たのか、シャミ子は桃の傷跡をなぞるように舐め上げる。

 まるで傷をなめてくれる猫のような丁寧な舌運びで、桃の嬌声はどんどんと大きくなっていく。

 傷跡からお腹、おへそ、固いところ、柔らかいところ、その全てを舌先で舐め上げていく。

 

「あぁ…やっ…やめて……シャミ子ぉ…」

「ふふっ…綺麗…ほんとに」

 

 夢魔のサガなのか、彼女の適性なのか反応一つ一つを確かめながら桃の反応がいいところを的確に攻めていく。

 桃は少しづつ抵抗できなくなり、やがてその両手はシーツを掴むことしかできなくなっていた。

 

「桃…かわいい…もっともっと満足したいですよね……」

「え…あっ!シャミ子!?」

 

 お腹で舐めていないところがなくなるほどに隅々まで舌を這わせたシャミ子は少しづつその手をお腹より下にすっとさし伸ばす。

 そこは先ほどシャミ子も触られて恥ずかしい思いをした場所、そしてそこはシャミ子の時よりもずっと湿り気を帯び、興奮を隠しきれていない場所だ。

 

「桃もいやらしまほうしょうじょですね…すごいです」

「あ…や、いや…」

 

 先ほど桃がシャミ子に見せつけたように、シャミ子もテカテカと光る指先を桃に見せつける。

 今まで攻めだった形から逆転される光景と羞恥心で、思わず目をそむけてしまうがその隙に、とっくに発情していた桃の下半身にシャミ子は顔を近づける。

 

「桃からはやっぱりモモのいい香りがします…じゃあ失礼します」

「え!?ちょ…シャミ…んんん!?」

 

 いつの間にか脱がされていたパンツにも気が付かず、シャミ子は顔を下半身に埋め、秘部を舐め上げる。

 

「あっ!んんっ…だめ…シャミ…あっ!!」

「桃からはおいしい桃汁が溢れてきます…溺れそうです」

 

 止めどなくあふれてくる興奮と感情に頭の中がパンクしそうな桃には、少しおじさん臭いセリフを吐くシャミ子に突っ込む余地も生まれない。

 訳が分からぬままに、少しづつ気持ちの余裕が奪われていき、抑えが聞かなくなっていく。

 

「桃のここ…すごい熱いですね…中も…すごい…」

 

 舌先で舐めていた形から少しづつ舌全体、そして割れ目の部分にちょっとづつ入り込んでくる。

 たまらず足を閉じ腰を逃がすが、シャミ子の両手は足を開かせ、より奥深くへ顔を埋める。

 

「ほら…桃…気持ちいいんですよね…」

「あ、だめ!!ん!あっイク!んん!?」

 

 舌全体が秘部に突き刺すように動き、広がっていく感覚と擦られる感覚で、自分でも想像できないほど大きな嬌声をあげ、快感が高まっていく。

 シャミ子がその声に反応し、舐め上げる舌の動きを変え、表面から奥へと私の反応を楽しんでいく。

 

「ん………桃……かわいいです……」

「しゃ…しゃみぃこぉ!い!イク!イクゥ!?」

 

 足を閉じる力も出なくなったのを確かめてか、両手を足から外し指先や手のひらで感じる場所を徹底的に攻められる。

 脳天に溜まっていた快感が、一気に体から弾けた感覚でビクンと体が跳ねる、ピンと足を延ばした瞬間、秘部から勢いよく水が噴き出る。

 

「あ、あばば…んっ」

「しゃみぃ…のまないでぇ……」

「ふぅ…すごいですね、桃汁…すごい飲みごたえがありました!」

 

 ピンピンのシャミ子、おそらく彼女のサガか、種族としての適性か、ものすごいことを口走っているのに、まったく意識せず生き生きとしている。

 桃はというと、全身の力を出せず、肩から呼吸をしながらぐったりとしている。

 

「やっ…やったぁ!初勝利!やった、やった!」

 

 初めて自分の思い通りに桃を翻弄できたのが嬉しいのか、目をランランと輝かせ、しっぽをブンブンと震わせている。

 ぐったりとした体に力を入れ、ふいに体を起こした瞬間に、さっとふすまが開かれる。

 

 

 

 

「あらぁあらぁあらぁあらぁ」

「お………おねぇ……………」

 

 

 

 視界の先には良子ちゃんとお母さん…………………

 頭が真っ白になってふっと時計に目をやる…時刻は深夜少し前……

 

「今夜はお赤飯ですね!今からスーパーやっているかしら?」

「最近はコンビニでもお赤飯を取り扱っているお店があるみたい!良いってくる!」

「あ・・・ああああああ!!!ま!まってぇ!良ちゃんんんん!!!!」

「やった!やった!やった!!」

 

 まだ腰に力が入らないこの状態で良ちゃんを止めるすべはなく、喜々として帰ってくるであろう少女を背中で見送る。

 

「じゃあまだまだこれからだと思うので…ごゆっくり~」

 

 ふすまをさっと閉めていなくなるお母さん…違うんです…違うんです…

 

「やった!やった!やった!!」

 

 

 

 こ・・・・これで勝ったと思うなよぉ!!!

 

 

 室内でこだまする咆哮は深夜の闇に消えていった。

 


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