幸せになりたいだけなのに……
才能のため、受難の多い歌姫の物語

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【FE18禁小説】ドロテア×ごろつき ~歌姫の受難~

 帝都アンヴァルの酒場に、美しい歌声が響いている。

 酒場といっても、帝都中心部から離れた通称「地下酒場」。安酒と安い女を客に提供する、帝都でも下級平民たちが集う隔離された場所だった。

「夢を~追う~。わたしは~青い鳥~……」

 酒場の小さな舞台に立つ、彼女の名はドロテア。ミッテルフランク歌劇団に身を置く団員の一人だが、表向きは貧しい者たちへの奉仕活動として。しかし本当は、平民出身の彼女に対する、一部先輩たちからの嫌がらせだった。

「平民出身のくせに生意気」

「卑しい身分は、卑しい者たちに奉仕すればいい」

「汚い酒場に似合いの顔」

 ドロテアは、先輩たちからさんざん嫌なことを言われ続けた。

「なぜ……? わたしは、わたしはただ、幸せになりたいだけなのに……。なぜ、こんなことを言われないといけないの……?」

 唯一、ドロテアの境遇をよく理解してくれたのは、ミッテルフランク歌劇団の歌姫、マヌエラ先輩だった。

「ドロテア。あなたはたぐいまれな才能のため、人一倍苦労すると思う。でもね、ドロテア。その苦労はきっと、あなたを成長させる糧になると思う。あなたなら大丈夫。応援してるわ、あたくし」

 ドロテアは、マヌエラ先輩の存在と言葉を頼りに、どんなにつらく、苦しいことでも乗り越えられそうな気はしている。

 パチパチパチと、ドロテアの歌が終わったとき、酒場にいる男たちは酒瓶を振りかざしながら囃し立てた。

「ようよう、ドロテアちゃん! 今日もきれいだよ!」

「ミッテルフランク歌劇団の一番星!」

「前も後ろもおっきくてたまんないねえ!」

「……ありがとう。皆さん、どうもありがとうございます」

 ドロテアは舞台の上で頭を下げる。その顔はこわばっている。

 本当は、こんなところで歌いたくない。なぜわたしは、安い酒場で安く売られているの……?

「あれっ? 今日はもう帰るのかい、ドロテアちゃん」

「ええ。今日はちょっと、気分が優れなくて……ごめんなさいね」

 男たちに謝ったあと、ドロテアは酒場の裏口から外へ出た。

 外は、月の明かりしかない暗い夜道。

 ドロテアの細い影が、路地の壁に映っている。

「……誰」

 影が、ドロテアの目の前に現れた。

「……いっひっひ」

 月明かりに照らされた男の顔は、醜く、汚く、ドロテアはため息が出た。

「いったい何の用かしら……なんて、いちいち訊く必要もないみたいね……」

 男はいきなり襲いかかってきた。

 だが、ドロテアは慌てず騒がず、腰から短刀を抜いた。

「ぐはっ……」

 顔を切られた男はよろめいて後退する。顔面を押さえる手の隙間から、止めどなく血が流れていく。

「てめえ、よくも……」

「あら、痛かったのかしら、ごめんなさいねえ…………命があっただけましだと思いなさい、この、ケダモノ……!」

「クソアマああッッ!!」

 大声で叫びながら突進してくる男の体をかわし、尻を後ろから思いきり蹴り飛ばす。

「ぐへえっ!?」

「残念でした。綺麗な花には刺があるのよ?」

「……そんなら、その刺は一本残らず抜かなくちゃいけねえよなあ?」

 ドロテアは、はっとした。いつの間にか狭い路地に男たちが集まってきていた。近くまで寄ってくる男たちの手には刃物が握られている。

「かわいそうに……おい、ずいぶん俺たちの仲間を可愛がってくれたなあ、踊り子さん?」

「踊り子じゃないわ。ミッテルフランク歌劇団で歌姫になる女よ」

「歌姫、ねえ……平民出身のあんたにゃ、無理な話じゃないのかい?」

 ドロテアはどきっとなった。

 自分が平民出身であることを知っている人間がいる。

「平民出身だって? こんな可愛い子が?」

「嘘だろ?」

「いや、俺は知ってんだ。このドロテアって踊り子はよ、貴族様のを咥えて歌劇団に入団できたってことをよ!」

 ドロテアは顔を張られた気持ちになった。

 ああ、やっぱりこんなことを、わたしは言われるのか……。

 悔しくて悔しくて、涙が溢れてくる。

「へっ、どうやら図星だったようだな」

「まじかよ? くそっ、だから踊り子ってのは嫌なんだ。これじゃあただの淫売婦じゃねえか」

「体売って金稼いで貴族様に取り入って……身も心も汚れきってる」

 好き勝手にものを言う男たちを前に、ドロテアは叫んだ。

「ええ……ええそうよ! そうですとも! わたしは売女! 淫乱な女です! 歌劇団に入れたのも、全部この体のおかげ! どう!? これで満足かしら!?」

「おー、こええ。淫売婦の上に、気も違ってるんじゃねえか?」

「まあいい。俺たちゃあんたの体に用があんだから」

「せいぜい、楽しむとしようぜ……」

 その時、もはやドロテアには抵抗しようという気力は残っていなかった。

 ただ、男たちに体を任せるしかなかった。

 

 

 

「……フンッ! フンッ! フンッ!」

 狭い路地の壁に手をつきつつ、ドロテアは後ろからの攻めに耐えている。着ていた衣装は切り裂かれ、片方の乳房と尻が剥き出しになっていた。

「へへっ、こりゃあいい! その辺の淫売婦とは比べ物にならねえ!」

 男らはドロテアの膣内をさんざんいたぶって楽しむと、決まって地面に膝まずかせ、顔にかけていった。

 征服……唾を吐きかけるようにドロテアの顔を白い汚物で汚していき、嫌がる表情を見ては楽しむ。

 空が白みかけてきたとき、ようやく、ドロテアは男たちから解放された。

 地面には大量の白濁液と、合わせて60Gが四方にばらまかれていた。

 ドロテアは重い体を引きずるようにし、歌劇団のある方角へと去っていった。


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