「それじゃあ模範解答は黒板に貼っとくから、見たい奴は見とけよー」
世界史担当教師のやる気の無い一声で、授業が終わる。同時に教室はあっという間に喧騒に包まれた。
定期考査が丁度終わったと言うこともあり、普段の授業は幹並みテストの答案用紙返却と問題解説で終わっている。それにしても世界史のそれはあまりにもやる気を感じないものであったが、それを気にする真面目な生徒は生憎とこの教室にはいなかった。
教室内は騒がしくも、集団と話題はまちまちだ。テストの点数に一喜一憂する者達、そんなものは知らんとばかりに昨日のドラマやアニメの話をする者達。そんな中で、誰とも喋らずぽつんと佇む何人か。黒髪の少女、瀧本美鈴は後者に属する、いわゆるボッチであった。
美鈴は美人だ。黒髪は背中まで伸ばされたロングヘアであり、やや釣り上がりがちな目は二重でぱっちりとしている。鼻筋は綺麗で、白い肌は光を反射する冷たい陶器を彷彿とさせる。唇は見ただけで柔らかいと確信できる桃色。胸の膨らみは見受けられないが、それすらも長所と言い張れそうなほどにすらりとした体型で、芸能人と言われても納得してしまいそうな程の美貌を彼女は持っていた。
が、しかし、美鈴の長所は美形であるというこの一点のみだった。コミュニケーション能力は皆無であり、少数の人を除きロクに誰とも会話が出来ない。なまじ美鈴が美人故に、他者に言い知れぬ恐怖を与えてしまい、結果ボッチとなってしまった。長所であるはずの美貌がマイナスに働いてしまっていたのだ。
かと言って美鈴が文武両道の秀才かと言うと、そういう訳でもない。
勉学の成績は平均よりやや出来る程度。日々の授業はそれとなく真面目に受けているし、定期考査前はしっかりと対策を行うが、特別結果が良いわけではない。たまに行われる外部テストなんかは毎度散々な結果で、それが彼女の学力を如実に語っているようなものだった。
運動神経も特別良い訳ではない。美鈴は自身の持つ美貌に自覚があり、それ故に毎朝欠かさずランニングを行っている為、多少体力はある。しかし様々なスポーツが出来るわけでもない。特に球技は大の苦手だ。
「ふふ……ふふふ……」
だが、今日の美鈴は一味違った。テストの右上に書かれた85の数字。普段60点台、良くても70点前後な彼女からしてみれば、これは非常に高いものだった。
「頑張ったもん……」
そう、美鈴は頑張った。普段に比べれば尋常じゃないくらい、世界史のテスト対策を行った。
試験の三週間前には参考書と問題集を買い、普段から行っている
「これなら、あいつにだって……」
脳裏に浮かべるのは、一人の男。彼女と同学年であり、幼稚園の頃からの付き合いがある幼馴染であり、そして最大の宿敵。
ここまでやって、かなり良い点数が取れた。これなら、あいつにだって勝てるに違いない。美鈴は信じて疑わなかった。不自然で不気味なニヤニヤが止まらなかった。
だが、何時までもヘラヘラしてるわけにはいかない。緩む口元をキュッと引き締め、浮足立つのを必死に抑え、自然体を装ってすっくと立ち上がる。
喧騒に包まれる中、美鈴は85点の答案用紙を手に、勢い良く幼馴染の方へと向く。彼の横顔は不細工を突き抜けていた。美鈴と違って不細工な彼は、美鈴と違って沢山の人に囲まれ、美鈴と違って不細工に笑いながら楽しそうにお喋りしていた。
「ふっ……」
美鈴はその手に二枚折りにした85点の答案用紙を携えて、静かに席に着いた。
何よあれ。不細工のくせに何で友達沢山いるのよ。何なの、リア充なの。沢山の人に囲まれちゃって、何よあの状況。私への当てつけなの。ふざけないでよ。私の方が美人なのに。何であんたの方が友達多いのよ。私をいじめてそんなに楽しいの。もう、もう。
普段の見慣れた日常風景に対し、美鈴は混乱と劣等感から心の中で愚痴を乱射し始めた。勿論それを表に出すことはない。かと言って、大勢の輪の中にいる不細工な幼馴染に突撃する勇気もない。美鈴は伊達にコミュ障ボッチをやってはいなかった。
席に着いた美鈴は、静かに机へ突っ伏す。しかしそのまま寝落ちるわけでもなく、腕の隙間からちらちらと幼馴染を盗み見ていた。あいつは何処かのタイミングで絶対一人になる。その隙をついて、私の勝利を突き付けてやるのよ。美鈴は突っ伏してるのを良いことに、珍妙な笑みを浮かべた。
そして、放課後がやって来た。
美鈴は激怒した。あいつはちっとも友人の輪から動くことはなかった。やっぱりあれは私へと当て付けだったのか。現に今も沢山の友達と喋ってるし。友達から離れることすらできない臆病者め、私に負けて友達を失うのがそんなに怖いのか。美鈴はブーメランともなり得るような訳の分からない悪態を内心で吐いていた。
こうなってしまっては仕方ない。斯くなる上は出待ちだ。あいつより先回りして、あいつん家の玄関前で待ち伏せしてやる。あいつは一人で帰ってくるに違いない。その時があんたの最後よ。美鈴は内心、声高らかに叫び声を上げた。さっさと支度を済ませ、未だ友達との雑談に花を咲かせる幼馴染を一瞥してから、帰路に着いたのだった。
美鈴と件の幼馴染はお隣さん同士である。それ故に美鈴は彼の住居を知っているし、すぐに帰れるという点で何の気兼ねもなく出待ちを行うことが出来る。その上、今回は幼馴染より先回りして帰ってきたため、玄関前で待機していれば確実に相見えることが可能である、と言う算段だ。
美鈴は玄関前で待ち続けた。その姿は制服のままだ。一度帰宅して私服に着替え直そうとも考えたが、その間に幼馴染が帰って来てしまってはどうしようもないからである。
最初こそ腰に手を当て、自信に満ち溢れた様子で待機していたが、彼は中々帰ってこない。疲れてきた美鈴は外壁に寄っかかり腕を組みながら待ち続けたが、それでも帰って来ない。長時間待てば待つほど、常日頃から燻っていた劣等感がじわじわと燃え上がるような感じがして、次第に美鈴は縮こまっていった。
結局、幼馴染が帰ってきたのは日暮れのことだった。定期考査明けで友人達と羽目を外してから帰宅した彼は、自宅前で体育座りのまま蹲ってる美鈴にぎょっとした。
「美鈴、大丈夫か? こんな所にいたら風邪引くぞ」
ふと自分を呼び掛ける声が聞こえてきた為、顔を上げるとそこには目的の人物。心の中が様々な感情でぐちゃぐちゃになっていた美鈴だったが、その姿を見るな否や、濁りきっていた瞳に光が宿る。
「よーやく帰って来たわねぇ、賢治ぃ……!」
「お、おう。何か待たせてたみたいでごめん。どした?」
美鈴の幼馴染、改め賢治は、沸々と湧いて来た罪悪感から不細工顔を申し訳なさそうに歪める。何故美鈴がこんな所にいるのか、それとなく検討が付いてしまったからだ。
美鈴は何かに付けて矢鱈と賢治に勝負を吹っかけてくる。定期考査があれば毎度突っ掛かってくる為、今回も何かしらで絡んで来ると考えてはいた。今日はまだ一度として会話をしていないことから、てっきり明日以降に返されるテストの点数で勝負を仕掛けてくるものだと思い込んでいた。まさか今日返却されたテストが本命で、その上ここまで執着しているとは思っても見なかったのだ。
そんな賢治の内心など露知らず、美鈴は漸く訪れた待望のシチュエーションにとても良い笑顔。腰に手を当て、胸を張り、自信満々に言い放つ。
「あんた、今回の世界史何点だったのよっ?」
「……90点だよ」
美鈴は凍った。
「……え?」
次第に俯く美鈴。やらかして必死に頭を回転させる賢治。
「あー……俺、こう見えて世界史は得意で、さ。でも、横の繋がりとかって、やっぱ難しいよな、はは――」
美鈴は頭の中が真っ白になった。何がなんだか分からなかった。絶対に勝てると思っていた今回のテストで惨敗していた結果を、すぐには受け止め切れなかった。
目頭が熱くなる。嗚咽が漏れそうになる。下手したら、鼻水まで――
それらを全て堪えるのに必死で、美鈴は周りが見えなくなった。賢治の必死な弁明がただの雑音にしか聞こえなかった。
絶対に勝ってやるって思ってたのに。あんなに努力したのに。結局勝てなかった。悔しさが彼女の劣等感を刺激し、胸を締め付け、痛く、苦しく、どうすればいいか分からない。
次第に目の前の男が恨めしく思えて、でも悔しい気持ちをどうにもすることが出来なくて。
顔を上げると泣いてる姿を見せるようで嫌だったので、美鈴は視線だけを賢治に寄越す。その様ががんを飛ばしているようにしか見えず、その美貌も相まって賢治は思わず呻く。
「……賢治の、ばか。ぶさいく。もう、もう! ううううううううーーっ!」
美鈴は強い劣等感で煮え滾った頭と凝り固まった口を駆使し、自身の感情を賢治にぶつけると、すたすたと自宅の扉を潜って帰って行ってしまった。
後に残された賢治は、後悔から溜め息を一つ。それから頭の中を切り替え、どうやって美鈴を慰めようかと思案しながら、玄関に入って行くのだった。
◇◇◇
美鈴は自室に戻るなり、制服を着替えることもせず、ベットへと倒れ込んだ。
「今回も、勝てなかった……」
事ある毎に賢治に勝負を仕掛けて、もう何度目になるか分からない。勝負する科目を敢えて賢治に教えず、一科目に絞って入念に力を入れた。万全を期し、結果も残したのに、それでも賢治には届かない。
「うっ、うううう……ぐずっ……」
枕に顔を埋め、美鈴は泣いた。彼女の心を巣食う劣等感は、物心が付いて、賢治が隣にいた頃からじわじわと熟成されたものだ。一言で表せるはずのそれは筆舌に尽くし難いほどにドロドロとしていた。
美人な美鈴と不細工な賢治。一見すれば誰もが釣り合わないと思ってしまいそうな組み合わせだ。しかし神は人に二物を与えんと言わんばかりに采配を振り分けた。
賢治は突き抜けた不細工だが、要領が良く、何をしても結果を残し続けた。不細工な彼は、それこそを武器に数多の人達とコミュニケーションの切っ掛けを作っている為、沢山の人達に慕われているし、多くの信頼を勝ち取っている。当然友達も多い。
対して美鈴は、先にも述べた通り美人であることしか利点がない。勉強はできなくないがパッとしない。運動も得意と言う程ではない。コミュニケーション能力に至っては皆無であり、美人である事が寧ろ欠点として働いてしまっている程だ。
それこそが、美鈴の劣等感の正体だ。美鈴は隣にいる賢治が何をしても自分より優れ、友達も多く、誰からも慕われている現状が、大きなコンプレックスとなっていた。
何をやっても賢治に届かない。それは、どんなに頑張っても賢治に認めてもらえないような気分で、それが幼少の頃から続いてきた美鈴は、今となってはその劣等感に押し潰されそうにすらなっていた。
「うっ……、はっ、はあっ……!」
――そして美鈴は、このシチュエーションに大変興奮していた。
劣等感を拗らせた美鈴は、劣等感を劣情に昇華するようになっていた。つまり変態に成り果てていた。
日々劣等感に悩まされる美鈴の性欲は計り知れない。朝起きて自慰し、学校から帰って来て自慰し、寝る前に二回ほど致すのが最低限の
しかしつい先日まで定期考査だったのだ。美鈴は厭らしい日課を抑えてまで世界史のテスト対策に力を注いでいた。その結果が報われることは無かったが、寧ろその結果が美鈴の劣情を大いに刺激した。今まで性欲を抑圧していたことも相まって、美鈴は普段以上に興奮していた。実は先程から股をビシャビシャに濡らしていたまである。
「んっ、んう……」
胸を締め付けられるほどに痛めてる状況に興奮しっぱなしの美鈴は、枕を涙で濡らしながら、ぐしょぐしょに濡れた下着に右手を突っ込む。
いきなり直で割れ目を撫で始める美鈴だったが、すぐに物足りなくなってしまった。堕落した美鈴は割れ目の中に中指と薬指を突っ込み、激しく掻き回し始める。
「あっ、はあっ、ううんっ……!」
枕に突っ伏しながらも忙しなく右手を動かす。貪欲に快楽を求める美鈴は次第に腰を上げていく。仰向けの状態で腰を突き上げ股間を弄る姿はうら若き乙女の姿からは程遠く、しかし画になるほど美しく、厭らしい。
股間を弄る程にぐちゅぐちゅと音が響き渡り、愛液がしとどとなく溢れる。受け止め切れなくなった下着から愛液が滲み滴り落ち、雫となってシーツを濡らし始めた。
腰を上げ、割れ目を激しく掻き乱し、快楽を貪る美鈴。劣等感から来る胸の痛みすら悦楽のスパイスとなり、それが余計に美鈴を狂わす。
「もうっ、邪魔……っ!」
次第に下の下着が邪魔に思えてきた美鈴は、それを右手だけで雑に脱ぐ。せっかちな美鈴は右足だけ下着を脱ぎ、下着は左足に引っ掛かったままとなった。
左足に下着を引っ掛け、うつ伏せのまま露出した股間を突き上げる姿は酷くはしたないものだ。だが、劣等感と劣情で頭が一杯な美鈴にとって、そんなことは考える余地も無かった、
再び割れ目に指を突っ込み、激しく掻き乱す。それだけでも非常に気持ち良くはあるが、劣等感塗れの美鈴にはまだまだ物足りなかった。
更なるスパイスを求め、美鈴は左手で胸を弄り始める。胸の膨らみは控え目だが、力強く捏ねくり回せば十二分の快楽が得られた。
「はあっ、はあっ、あんっ、あっ、ああっ」
大声で喘ぐ美鈴。頭の中は劣等感と劣情、性的快楽でない混ぜになり、ぐちゃぐちゃだった。
そんな残念な頭の中に浮かぶ、一人の男。言わずもがな、不細工な幼馴染の賢治である。脳内の賢治は、まるで汚物でも見るかのように冷たい視線を美鈴に向けている。
『お前って、本当にポンコツだよな』
「うっ、うううううううっ、あっ、はあんっ」
美鈴の中の脳内賢治が、突如として罵声を浴びせてくる。その一言を思い浮かべるだけで、美鈴は屈辱と興奮から全身をぶるりと震わせた
『普段から不細工不細工って俺を馬鹿にするくせに、勉強もできなければ運動もしょぼいし。美人のくせに彼氏どころか友達一人いやしない。美鈴って生きてて楽しいの?』
「ううっ、いやあ、あああああああっ! あっ、はああっ!」
劣等感から生み出された幻惑が、更なる劣等感を生み出す。美鈴自身が無意識の内に己の劣等感を煽る度に、それが最高のスパイスとなり、美鈴を地獄の楽園へと導く。
左手で胸を強く掴むのは、苦しいが故か、或いは快楽を貪る為か。右手は身体が揺れる程に激しく動き、無意識の内に親指でクリトリスを刺激していた。
『それだけじゃ飽き足らず、帰って来たらすぐにオナニーおっ始めるとかさ。健全な男子高校生だってそんな猿みたいに毎日何回もやらないし。いや、こんな事言ったら猿に失礼か』
「ああん、だってえ、きもちい、きもちいのおおっ!」
美鈴が生み出した賢治の分身に、咆哮するが如く返答する美鈴。普通じゃないと分かっているのに抜け出せない、泥沼に嵌った変態女子高生の姿がそこにはあった。
「あんっ、はあっ、くるっ、きちゃううっ」
左手で胸を揉みしだき乳首を捏ねくり回し、右手で割れ目とクリトリスを激しく掻き乱す美鈴。次第に絶頂へと登り詰め始めた美鈴は、唐突にベッドから立ち上がる。
美鈴の視線の先には、机の上に置いてある一つの写真立て。その中に入っているのは、賢治の証明写真だった。真剣味を帯びた不細工な賢治の顔が、真正面を向いていた。
美鈴は賢治の写真に見せ付けるように、上半身の制服を雑に、下着ごと捲り上げた。下半身はがに股で、先のように左手は胸を、右手は股間を弄り始める。
「あっ、ああっ、賢治が見てるぅっ! 私のやらしいオナニー見てっ、蔑んだ目で見下してきてるよぉっ!」
妄想の賢治は、目の前の証明写真の為により強固なものとなる。まるで本当に軽蔑を孕んだ視線を向けているような状況が、美鈴の劣等感を更に煽り、劣情と快楽が絶頂へと昇華せんと昂ぶる。
『厭らしい美鈴! 変態美鈴! 俺の前でみっともない姿晒して、無様にイけ! イけっ!』
「あっ、わたしっ、賢治に見下されたままっ、イくっ! イッちゃうっ!」
甲高い声を上げ、美鈴は絶頂を迎えた。頭の中が白黒にチカチカと明滅し、全身が大きく痙攣する。大きく開いた口からは涎が垂れ、涙の跡は何が原因で出来たものか最早分からないほどになってしまった。
絶頂から帰ってきた美鈴は、全身から力が抜けてしまい、膝から崩れ落ちた。胸の中は自慰後特有の虚無感が襲い、美鈴はまるでぽっかりと穴が空いたような感覚を覚えていた。
だが、それも束の間。胸の中に空いた穴に、まるで濁流の如く劣等感が流れてくる。胸中に去来する劣等感が、胸の痛み、苦しみとなって美鈴に襲い掛かってきた。
「はあ、はあ……」
虚無感と劣等感の同時襲来は、美鈴のあらゆるやる気を著しく削いだ。顔は涙と涎でぐちゃぐちゃで、制服は激しい行為のせいで乱れに乱れているが、それ等を直そうという気力が一片たりとも湧き上がらなかった。
「……んっ」
――だが、変態へと身を貶し切った美鈴は、溢れる劣等感から、また催してしまった。
虚無感を上回る劣情が、美鈴を支配する。座ったまま再度股間を弄る右手が、美鈴の二回戦開始を物語っていた。
◆◆◆
賢治はどう美鈴を慰めようか、頭を悩ませていた。
賢治は高校生とは思えない程に達観している。子供の頃から美鈴を見守ってきた彼は、しかし自分の力では美鈴を助けられないと思っていた。
賢治の能力は高い。それは平たく言えば要領が良いと言うことであり、頭の回転も平均以上でもある、ということだ。賢治は自身が不細工であることを含め、そう言った諸々の在り方を把握し、受け入れていた。
同時に、賢治はそれこそが美鈴を苦しめていることを薄々理解していた。だからこそ自らの手で、大々的に美鈴を支えるのは不可能に近いレベルで困難であることを理解しており、それが賢治の悩みの種でもあった。
「せめて、勝負する科目を教えてくれればなぁ……」
前もって勝負する科目を教えてくれれば手を抜くことも出来るのだが、美鈴は毎回ランダム性を持って賢治に勝負を吹っ掛けてくる。美鈴からすれば賢治に力を入れて対策させないための策なのだが、今回の様に毎度となく裏目に出てしまっているのは言うまでもない。全ての教科で手を抜く、と言う手段も考えられるが、賢治は全てのテストで点数調整が出来るほど人間離れしてはいなかった。
「取り敢えず、可憐に慰めてあげるように根回ししとくか……」
結局、思い付いたのは何時もの妥協案。
美鈴の妹である可憐に対し、姉を労ってやってくれと催促するくらいしか思い付かなかった。
「うーん、どうしたものかなぁ……」
美鈴の幸福を願い、真剣に悩む賢治。その当人である美鈴から鬼畜外道のレッテルを貼られ、オナニーのオカズにされているなどとは、流石の賢治も現時点では考えてすらいなかった。
やっぱり創作って難しいっす……
需要と時間とやる気があれば続きます。
親愛なる紳士諸兄へ参考程度に質問です。今後の展開として好ましく思うものはどれでしょうか。
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幼馴染同士のいちゃラブドスケベセックス
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美鈴の突き抜けドスケベオナニーライフ
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美鈴が寝取られに目覚めながら逆レ画策
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この作品は一話目で完結していた