アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ 作:たくと七星
相手側の左右にいる、ゆきとひかるが動き出した。
「二人は私とりなが止めるわ。三郎君とつばさはリーダー格を!」
ことみとりなが二人に向かって行った。ことみはゆきに、りなはひかるの相手になる。
「解った、行くぜ、つばさ!」
「ええ!」
俺とつばさはリーダーのひなこに向かって行った。
「ふふふ、逃がしませんよ~」
「私の動きに付いて来る、厄介な相手ね」
隙の無い素早いゆきの動きにことみが翻弄されている。
「スキル無用の間合い、ワクワクしちゃう!」
「ワクワクって、こっちは命懸けなんですよ!」
りなはひかると近距離の接近戦を展開していた。俺の相手であるひなこは一歩も動かず目を閉じている。精神を統一しているようだ。
「どうしたの、来ないならこっちから行くわ!」
つばさが一足先に動き出した。待てよ、何かあるはずだ。
「かかったわね・・・!」
ひなこが薄笑いを浮かべて銃身をつばさに向けた。そして銃口から収まりきらないほどの巨大な水が飛んで来た。
「危ない!」
「きゃ!」
すんでの所でつばさの手を引っ張り間一髪で助けた。外れた水は地面に当たって爆発を起こした。
「何て威力なの?」
「こいつ、かなり手ごわいぞ!」
余裕に構えて、強力な一撃を放つ。かなりの実力者のようだ。
「今のは挨拶代わり、最大級まで溜めれば・・・」
「へえ、けどその間に打てばいいだろう!」
俺がソリッドの銃から一直線に早く飛ぶ水を飛ばした。
「甘いわ」
ひなこがプロテクターからシールドを出した。俺が飛ばした水がシールドで弾かれてしまった。
「やるな、見事だぜ」
「三郎君、褒めてる場合じゃないわ!」
「ああ、何とかしねえとな!」
「おしゃべりしている間に、ふん!」
ひなこが銃を高く上げて水を飛ばして来た。水は弾け飛んで無数の球となって落ちて来る。俺とつばさはこれを何とかかわしていく。
「ようし、怯ませてやるか!」
俺は水をひなこのいる地面の近くに飛ばした。
「どこを狙っているのかしら、きゃ!」
水が当たると地面が削れて土の塊が飛んだ。シールドを張るひなこだが、
「く、削れている!」
「なるほど、物理は防げないんだな、これはチャンスだ!」
「三郎君、ああ!」
俺とつばさは走って銃口をひなこに向けた。しかしひなこも素早く俺達に銃口を向ける。
「さあ、逃げられないぜ、降参しな」
「勝たせてもらうわよ」
「そうかしら、私が先に引けば貴方達が敗けるわ」
どちらが先に銃口を引くか、その駆け引きの状態になった。しかし、まさか予想していない事態になるなんて・・・。
「ひゅう、あの子達、いい勝負してんな、こっちも熱くなってくるわ、なあ、松井!」
三郎達の戦う光景をノートパソコンから眺めている者達がいた。アクアゲームを運営するシステム管理者の川畑ユウゴと松井ヨシヒコだ。関西弁を遣うユウゴは三郎達の戦いに興奮していた。
「落ち着いてくれ、只の勝負だろう・・・」
クールに振舞っているヨシヒコだが、女の子達の動きをつぶさに観察していた。
「何や、女の子ばっか見て、そんなに好きなんか?」
「まさか、観察しているだけです・・・」
観察しているだけと言っているが実は嘘である、この松井ヨシヒコと言う男は冷静な表情とは裏腹に無類の女好きなのだ。つばさ達の顔や太腿に見とれていたのだ。
「あの子等いいなあ、わいらのクエストもよく遊んでくれてるようやし、ここらでハプニングをしたろか」
「ハプニング?」
「そうそう、何がいいやろな?」
何かを開いてクエストを見てみる。
「サプライズやから目を閉じてっと!」
「目を閉じるって・・・」
そしてユウゴはあるモンスターのクエストをクリックした。それは三郎達のいる空間へと転送された。
「な、何だ?」
「きゃ、何?!」
突然、空から何かが下りて来た。凄まじい地響きにつばさが俺に抱き着いた。嬉しい展開と言ってられない。りなやことみ、ゆきやひかるも降り立った相手の方を見る。
「ええ、何これ?」
「あらあら、大変ですね~」
りなが両手を頬に当てて驚き、ゆきはゆるふわな感じで目を見開いていた。ことみとひかるも警戒する。そこにいたのは一回りも大きなスキュラのモンスターだった。足元だけでなく、上半身にも四つの大きな触手が付いている。
「これはどう言う事なの?」
「いえ、私達でも知らないわ。こんなのが出るなんて・・・」
ひなこ達の仕業かとつばさが言うかひなこ達は知らないと言った。どうやら誰かが手違いで送り込んだな。
「リーダー、危ない!」
ひかるが叫ぶとスキュラが触手を伸ばして襲い掛かって来た。
「きゃあああ!」
「危ない!」
俺がひなこの前に出て水を飛ばして触手を吹っ飛ばした。
「貴方・・・どうして?」
「こんなとんでもない奴が現れたんだ。敵も味方も関係ない。今はこいつをどうにかしなくちゃだろ」
「そ、そうだったわね。勝手な頼みになるけど、共闘してもらえないかしら?」
「そうね、まずい状況だわ。この際、ここは停戦して、目の前の敵を打つ!」
ひなこ達の考えにつばさ達も同意していた。俺達は目の前にいるこの巨大なモンスターに立ち向かう。