アクアシューターズの世界でイチャラブを楽しむ 作:たくと七星
千歌と相手選手がヨチヨチと歩きながら進んでいる。俺達の側は途中でバトンタッチしながらゴールを目指す形だ。
「きゃ、わ、わ、滑る!」
相手側の方が水鉄砲を氷の地面に飛ばして滑らせに来た。
「そうか、そう言う作戦があったよな。あかねは相手の方を滑らせてやれ、俺がどこに水が飛んで来るか指示を出す!」
「解りました三郎さん!」
俺の指示であかねが水鉄砲を相手選手に飛ばして牽制させた。
「千歌ちゃん、右に来るぞ!」
「はい!」
「次は左だ!」
「はい!」
俺の指示で千歌ちゃんは言われた通りに動いて水鉄砲をかわしていく。
「凄いわ、貴方の指示でいい感じに進めてる!」
よし、ここまでは順調に進んでいるな。
ブー、ブー!
あれ、ブザーが鳴り出してな。どういう事だ?
『ソーリー、皆。言い忘れていたんだけど、1分後に後ろから誰かが追い掛けて来るんだ?だからのんびり進んでもいられないよー!』
何かが追い掛けて来る?選手側が後ろを振り返ると、
「ウボー!」
「ガアア!」
相手選手側を凶暴なアザラシが、俺達の方は巨大な白熊が猛スピードで追い掛けていた。
「何やて?!」
「きゃああ、く、熊?!」
相手選手と千歌がびっくりしている。相手側はすぐに水鉄砲をアザラシに向けて飛ばして怯ませる。
「行け!」
「ありがとな!」
相手側がどんどん進んでいってしまう。一方俺達は白熊が地面を叩いて千歌ちゃんを転ばせた。
「きゃああ、離して~!」
白熊が千歌ちゃんを担いで連れ去ろうとした。
「・・・・千歌ちゃん、可愛いな・・・」
「お~い、こいつを何とかせいや!」
「ああ、済まない」
向こうの側が何やらこっちを見ているがそんな暇はない。
「大変です!」
「ああ、すぐに助けるぞ!」
俺とあかねは水鉄砲を飛ばして白熊から千歌ちゃんを振りほどいた。
「今だ!」
「ありがとう、早くしなきゃ!」
千歌は落とした魚をすぐに拾って走り出した。白熊はすぐに体勢を戻して走って来る。相手側はアザラシが動きが遅いのか余裕があって水鉄砲を千歌ちゃんに飛ばして転ばせようとする。
「三郎さん!」
「落ち着くんだ。あかねは白熊の動きを封じてくれ。俺が水鉄砲がどこに飛んで来るか指示を出す。
「解りました!」
あかねが水鉄砲を飛ばしている間、俺がどこに飛んで来るか千歌ちゃんに言った。そうしながら進んでいくと氷の床が割れて間を水に浮いている氷の足場があった。
「水野さん!」
「大丈夫、勇気を出して飛ぶんだ。君なら出来る!」
「うう、やあー!」
千歌ちゃんは勇気を出して氷に乗って先へ進んでいった。白熊は水に落ちて凍り付いた。
「三郎さん、やりました!」
「ああ、次で曜ちゃんに変わるな」
千歌ちゃんが先を進んでいくと曜ちゃんが手を振って待っていた。
「千歌ちゃん、よく頑張ったよ。後は任せて!」
「うん、頼んだよ!」
魚を受け取って曜ちゃんは走り出した。雪原は左右に崖のある場所に変わっていた。次もまた仕掛けが出て来るかもしれない、そう思った矢先・・・。
「きゃあ、何々?!」
無数の鳥達が飛びかかって来た。相手の方も同じだ。
「ああ、魚が!」
一羽の鳥が曜ちゃんの持っている魚を奪い取った。
「こら、こっちくんな、しっし!」
「うむ・・・困っている曜ちゃんも中々・・・」
「お~い、向こうのチームを見てないでこの鳥を何とかしてくれや!」
「ああ、また俺としたことが・・・」
相手側がまた俺達の方を見ているな。けど気にしている場合じゃない。すぐに水鉄砲を飛ばして魚を奪った鳥を撃ち落とした。
「ありがとう!」
曜ちゃんが魚を守るように抱えて走り出した。
「そこ右、そこ左、またまた左、次は前から!」
俺の指示通りに動いて鳥達の動きをかわしていく。
「三郎さん」
「どうした?」
「ルビィちゃんが凄いプレッシャーを感じてます!」
モニターの映像を見るとルビィちゃんは顔を青ざめて体を震わせていた。
「ルビィちゃん、大丈夫か?」
『怖いです~、あんな仕掛けがあったなんて聞いてないです~、私の場合どうなっちゃうのか、ルビィちゃん最後ですから余計にプレッシャーを・・・」
「大丈夫だ、俺達が付いてる。俺達を信じろ。必ず勝たせて見せる。だから君も自分を信じるんだ!」
『三郎さん、はい、ルビィちゃん頑張ルビィ!』
本気を出してくれたみたいだ。鳥達の攻撃を振り切って、曜ちゃんからルビィちゃんにバトンタッチした。
「頼んだよ、ルビィちゃん!」
「はい、ルビィ、頑張ルビィ!」
ルビィちゃんがやる気を出して走り出した。
Mr.Yoshi(ヨシヒコ)(はあ、張り切るルビィちゃん、可愛いなあ・・・)
Mr.You(ユウゴ)「あー、あかん、いつもの癖が出とるみたいや・・・」