※この作品はR-18です。

雑録 とある○○の人間遊戯   作:ウ・マイゼラー・メン


原作:とある魔術の禁書目録
タグ:R-18 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 転生 リョナ 猟奇 R-18G
学園都市に降り立った一人の男が能力者、無能力者問わず玩具にするだけの話。

この小説は一切の予告なく削除される可能性があります。

サイコパスの標本事件(王陵璃華子による猟奇殺人)に似た病者があります。同内容についてよく調べた上で読むか判断することを強く推奨します。

不定期更新です。

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第四位

身体強化能力を得た男は、学園都市にとって完全なイレギュラーとなった。

レベル5の攻撃――現状では原子崩しなどが実績として該当するが、彼女らに対して正面から打ち勝つ結果になってしまったのである。

 

上から降りてきた動画付きの報告書を、第四位担当の研究者は最初信じられず、次に興奮した。

事の始まりは監視カメラとアンダーラインから得た会話記録を参照することによって小さな問題から四位が彼を挑発したことと発覚する。この二名の戦闘は、蹂躙という形に終わった。

原子崩しの攻撃はまず男の右腕を半ばから焼き切る。その右腕は即座に再生し、また落ちた古い腕を左手が掴むと、変異を始めた。

 

薄く、長い刃だ。変化しつつ上段から降り降ろされたそれは原子崩しの能力でできた障壁も無いと同じように切断し、原子崩し本体の肉体を頭から股下までぱっくり両断せしめたのだ。

即死だ。立つ力を失った原子崩しの体は辛うじて背骨のあたりで繋がった右と左の肉が観音開きのように開きながら膝から崩れ落ちていく。無論のこと膨大な血を吹き出しながら。

戦闘はそれで終わりだったが、事件はここで終わらなかった。

 

男の持つかつて右腕だった長剣が再びの変化を始める。解けるようにしたそれが新しくとった形は無数の関節がついた百足のような触腕だった。一本ではない。確認がとれたものだけで10本もの腕が出来上がった。

それらの腕のうち2本はまだ地面に落下する途中だった原子崩しの上体を脇で支え、残りはその場で腑分けを始めた。

裂いた腹の内側をかき分け、大小の腸と胃を摘出していく。肋骨と胸の肉を繋げる筋繊維を切り剥がし、肺と心臓を露わにした。即死だったため心臓はまだ痙攣をしており、また肺は原子崩しが若い女子学生だったために健康的な色彩をしていた。触腕の一つが心臓を丁寧に取り外すと、また別の触腕がそれに近づいた。その触腕には口がついており原子崩しの心臓を丸呑みにした。

 

虚ろな目をした原子崩しの縦に割れたかんばせにも魔の手は迫った。右の眼窩に二つの小腕がついた腕が迫り、瞼の裏側へ小腕を差し込んでいく。腕がくるりと回転すると、簡単に眼球は外れて垂れ下がった。邪魔な障害物を外した触腕は右眼窩の奥へずぶずぶと入り込んでいき、やがてある一点で停止した。これは後の検死により右脳を吸い出す行動だったと判明している。左脳も耳から同様に侵入した触腕により捕食されていたことが確認されている。今回、貴重なレベル5の脳組織は二つに割れた頭蓋に残った数グラムの「食べ残し」を除いて強奪されたものと考えられる。

 

映像の中で脳に物理的に介入を受けた原子崩しの体はときおりピクピクと痙攣している。特に接地している膝は揺れる度に血だまりに振動波をもたらしたために捕食行動が行われたタイムラインを推測する一助となった。

 

研究室及び検死の結果によると、ここまでが男の能力のための合理的な行動だったと思われるため、映像資料は一度ここで区切られるものとする。この後の原子崩しの死体に行われた処置に関する映像は付記を参照のこと。また、発見当時の写真も同様の位置に添付する。

 

研究者の男は動画と添付ファイルをプライベート端末にコピーすると、今日は早く帰宅することを決めた。

 

 

 

 

―――写真を最初に見た警備員に所属する教員は何度目かの嘔吐をすることになった。それまでに読んだ報告書でもう胃液も絞りつくした後ではあったが。

 

この身元不明の能力者の死体は発見が早く、腐敗も殆ど進んでいない新鮮な状態だった。当然である、この犯行は夜中に人気のない路地で行われたが、朝方には一般生徒が登校に利用する無人バスの停留所に、態々名門校のブレザーを着せられて座るように設置されていたのだから。

 

まっすぐ縦に割られた体は太い針金によって頭から胸元までが縫い合わされている。肋骨より下は綺麗に洗浄された上で中身が見えるように広げられていた。その中には本人の腸を仕様したと特定された豚肉の腸詰がとぐろをまき、その中央にはくり貫かれた右の眼球が腹の中からこちらを見つめていた。腸詰の先は短めのスカートの上で丁寧に組まれた手の上を通り、ゆるく首を3周していた。首にはスプリングノートもかけられていて、そこにはかわいらしい文字で『TAKE IT FREE! AND YOU’LL BE MY FRIEND!!』と書かれていたらしい。

 

証拠物件として鑑識が指紋などを調べているらしい百合の花の一つもこの写真には写っていた。なくなった右目の代わりに差し込まれていたのだ。頭には他にも細工がされていたらしく、艶めかしく半開きになった口から中途半端に飛び出した舌には二次元コードが焼き込まれていたらしい。そのコードを読みとると朝日に照らされたこの少女の死体の壁紙画像がダウンロードできる仕組みだった。アングルはこの資料の写真とは異なり正面からのもので、そちらだとスカートの中でずらされた白無垢の下着の向こうで百合の花を模した内視鏡によって子宮の奥まで晒されているのが確認できた。

 

これをやった犯人について全く情報は上がってこないが、最悪の嗜好を持った、しかも酷い皮肉屋らしいことは明らかに思えた。

 

例の画像はどうやらかなりの数がダウンロードされたようで、今も削除と増殖のスピードが同等くらいを推移しているらしい。拡散の収束には今しばらくの時間を要するというのが警備員の見解だった。この写真は学生たちの間でも既に話題沸騰になっている。血抜きされ、綺麗に整えられた――その趣味はどうであれ――その死相はなまじ元の顔立ちが良いこともあり青少年には大変好評なようだった。

 

彼等が頭を悩ませる理由はもう一つある。この犯人が初犯だとしても、これだけ手の込んだ作品を作り上げ、しかも多くの人に見せようとする倒錯者ならば、きっとまた新しい作品を作る欲求に駆られるだろうということだった。

 




主人公:一言もしゃべらずに美女のお造りだけ置いて行った。転生者だが設定は多分変わる。

麦野沈利:被害者。警備員や風紀委員には身元が伏せられている。


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