今回はサキュバスエロ衣装を着てエッチしまくるシチュとなります。
「くう…」
部屋の照明に照らされた下で、私は自分を抱きしめたまま身を震わせていた。
……まさか、こんな事になるなんて。
大抵のことにはもう驚かないし、普通の女の子であればやらないような恥ずかしいことだって沢山やったり言ったりしてきた。
その記憶と自負があるからこそ、今更この平凡で人並みに心優しい彼が出してくる要望ならば、余裕でこなせる自信があったのだが……。
「なあ、おい……流石にこれは……」
こんな
そんな私の奥底のそれを呼び起こしめた原因こそが……蠱惑的な肢体で男を惑わせ篭絡し、道を外すよう
衣装の全体像は、ベビードールとボンテージとホットパンツを混ぜこぜに組み合わせてそれぞれを良いとこ取りしたかのような、絶妙な塩梅に美しさと艶めかしさが両立されていた。
着せられてる私でさえも、デザイナーがこれ以上なく良い仕事をした力作であることをありありと実感する他ないのが地味に悔しい。
最初に頭頂部。オーソドックスな悪魔らしく羊のようにねじれた、2本の巻き角の意匠が目を引くカチューシャ。
胸部は私自慢の双豊を大部分が透けたブラで包んで、乳輪周りはスッパリと深めのスリットが入れられた割れ目から覗くツンと立った山頂を、さらに上からはっきりと透けた薄いヴェールで飾って実った胸元を盛りつけている。
胴体部はベビードールの透けたヴェールの下で、黒く光沢を放つボンテージのラバー面やボディハーネスが高架の如く架かり合っていて。脇腹や腰部へ向かって膨らんでいくくびれをふわりと飾って、或いは黒で引き締められて引き立てることで否が応にも肉感を助長する女体の上の不夜城。雌肉の夜景、姦媚のメガロポリスが築き上げられている。
極めつけは、腰部から脚部にかけての下半身。黒色のラバーのホットパンツだが、かなり際どいローライズで、何より最も包み隠されるべきであるはずの陰部の布だけが、切り抜かれたかのように一切隠されていなかった。
背部を走るボディハーネスで臀部と繋がれる前に、ホットパンツから延長したように伸びる悪魔の尻尾の意匠。漆黒のハートを先端に有するそれが、その衣装全体のコンセプトが「淫魔」であることをありありと物語っている。
同じようにほぼ剥き出しであるはずの胸部に対して、陰部は申し訳程度のヴェールすら無く、正真正銘の丸出し。全裸ではない筈なのに全裸よりも却ってその無防備さが強調され、それを着る私自身が何よりそこへ意識を向けてしまう。
脚部も黒いガーターベルトが伸び、骨盤周りのフリルで視覚的に惹きつけて目を向けるオスの劣情を誘う。
私は今この時も、この衣装によって全身から強調され、湯気も斯くやに立ち昇る『媚びた雌』臭さをなんとか隠そうと虚しい抵抗を続けている。
まして、それを眼前でまざまざと見せつけられている若い男の心情なんてもはや察するに難くない。
「……すごい…。目が離せないほど綺麗だよ…ありがとう、ドロシー」
彼は必死に衝動を抑えつけて平静を装っている風だったけど、開ききった瞳孔が釘付けだった。
そして、それを着せられている私としては、彼が喜んでくれているという嬉しさよりも、やはり羞恥の方が勝っていることは覆しようもない。
当然だ。同じ煽情的な衣装であれどスパイ活動で色仕掛けに利用できるようなものとは違って、こんなものっ…閨で着るくらいしか用途が考えられないほどに、デザインが破廉恥極まりないからだ……!
「分かりやすいんだよ、バカ…」
お決まりのごとく鼻の下を伸ばして凝視してくる彼の間の抜けた有り様に呆れて鼻を鳴らしはするが、私はまだ自分の胸と陰部を隠す手を外せそうになかった。
──私達2人が同居人から恋人の関係にランクアップを果たしてから、早くも半月が過ぎた。
彼が夜遅く帰ってくるごとに甘く睦み合う日々を過ごすうちに「コスプレエッチをしてみよう」という、毎日の情事に新鮮さを加えるための提案がどちらからともなく持ち上がるのは、もはや恋仲の必然といえる。
しかし。しかしだ。
もっとこう学生服とかメイド服とか、比較的ありふれたもので段階を踏むだろう!?
こう考えていた私としては、今回の要望には面食らうどころの話ではなかった。
これまでの経験から様々な業種・立場の人間の衣装を纏うことは息をするようにこなしていたが、よもや……よもや。
「サキュバスエロ衣装でエッチしたい」と宣い、挙句には言葉通りしっかりと用意してきていた彼の熱意と性癖にはもう、なんというか色々な意味で言葉が出ないという感想しか湧かなかった。
「……ねえ、撮ってもいい?」
「だめに決まってるだろぉ!?」
とんでもないことを言われて反射的に拒否の声を上げた。顔がめちゃくちゃ熱い。今頃耳まで真っ赤になってるんだろうなあ…。
向けていたスマホを惜しそうに下ろした彼が、次に座ったまま逸ったように急いだ手つきでズボンの股間部へと手を掛けている。
それを呆れ気味に眺めながらなんかイヤーな予感を感じ取ったのと同時に、ズボンの裂け目から臨戦態勢のご立派様がボロン、とまろび出された。
「み、見抜きさせて……??」
「しこるのもやめろぉっ!?」
言い終わらぬうちに逞しく反り返った肉竿に添えた手をしゅっしゅと動かしかけた彼に、思わず裏返った大声でストップをかけた。
「じゃあどうすればいいんだよーー!?」
「ぎゃーーーー!?!?」
自慰も封じられた彼が、救いを求めるような顔で立ち上がったかと思うと、勃起しきった局部を晒したまま私に向かって飛び込むように抱きついてきた。
そのまま半裸の私に、両腕を回して抱え込むように密着してくる。
「ドロシー……ドロシー…」
両眼が血走っていた。
まさに鬼気迫る様相。いくら恋人だからって、流石の私だって大の男にそんな
まったく…いつもシてて盛り上がった時のケダモノモード初っ端から全開じゃんか……私の恰好が変わっただけでここまで反応が変わるもんなのか…?
「か、顔怖いからいったん抑えろ……あと股にちんこ擦りつけんな、あちこちやらしー触り方するなぁぁ………」
「無理……ドロシーすっげぇエロい…」
すっかり性衝動に突き動かされた愛しい彼は、私の腹部や太もも、脇腹にまで手を這わせながら、露出した肉棒を同じように完全露出した陰唇に擦りつけてきて……。
ちょっと怖くなってきゅっと目を瞑っていたのが災いして、私の身体の上を這ってくる彼の大きな手が色んなところをまさぐってくる感覚がさらに強調されてしまって……私まで、いつも以上にゾクゾクしてしまっていた。
彼が、こんなにも興奮してくれている。
その事実が私を昂らせて、いつも以上に濡れてしまっていた。股に擦りつけられているモノまですっかり湿って、陰核を擦られてぴくん、と身体が小さく跳ねてしまう。
「ドロシーめっちゃ柔らかい……めっちゃイイ匂い…エロすぎるよ……俺の、専属サキュバス…」
うわ言のように呟かれた最後の文言に、思わずばっと振り向いて反応してしまった。
「あ、あれ覚えてたのか。ちょ、ちょっと勘弁してくれ。あれは、酒も入ってたからっ」
迫られて火照っていた顔が一層熱くなり、今度は顔を俯けて背けようとした。
「んー?」
「ひっ……♡」
しかし彼は逃げるのを許さず、ついにその大きな手はいよいよヴェールに包まれた両乳房へと伸びてきた。
後ろからぎゅむッとやや強めにヴェールごと鷲掴んで、たゆむ2つの果実を上下に左右にこねるように動かして、その張りと柔らかさを堪能するように揉んでくる。
「んん、ぁっ……♡こらぁっ……」
「じゃああれってウソなの…?俺の、専属になってくれないの…?」
とろんと発情しきった目で劣情をぶつけるように揉みしだき、ついに片手は乳房のヴェールすらも暴いてボンテージベビードールの割れ目へと指を差し込んで、丸裸の乳首を軽くつまんだりして刺激をぶつけてくる。
股下からはいっそう蜜が滴って、擦りつけられる男根はいよいよ潤滑さとスピードを以てぬりゅんぬりゅんと濡れた秘唇に撫で触れてくる。
「なるぅ、なってるからぁ……♡好きなだけおまえのサキュバスになるからっ、チカンみたいに触ってくるのやめろ、ぁ、あァっ♡♡」
言い終わる前に、暴走した
より一層熱烈さを増す愛撫の魔の手は濡れそぼった雌花にまで伸びてきて、皮に秘されたその恥豆まで暴いて指先でつまみ、くにくにとこねくり始めてきた。
「ふぁあぁっ、あぁあ……っ♡♡」
身をのたうってよがる私は、もはや彼にとって食卓の上の極上の女体料理だった。
このまま、美味しくいただかれちゃうんだ。
そう思うとさらに弄られる快感が鋭くなってきて。
わたし、実は結構ソッチ側だったりするんだろうか。
「んちゅぷ…」
「ぅあ、あぁぁ……♡」
されるがままに弄ばれていた乳房も、ついにヴェールの上からその先端へと大胆にしゃぶりつかれた。
唾液で濡れたヴェールの繊維が勃起しきった乳首に擦れて、蠢く舌や甘く噛まれる歯による刺激も相まって、私に至上の快感を伝えにかかる。
ああ。このとき、私はついに悟ってしまった。
彼の切望に負けて、この衣装に袖を通したのが命運の尽き。豊満に実った身体の全ての部位が、これからまぐわう男のために彩られた至極の一品として昇華され、一皿のご馳走として召し上げられてしまっているに等しいのだ。
衣装の割れ目や切り抜きから露出する乳首周りや秘所から雄弁に語られているように、私はもはやこれを着たまま少しも脱ぐ必要なく、彼の雄々しい猛りを即座に受け入れることができる…ということであって。その最大限に強調された媚体によって、これから存分に目の前の男を最高潮に愉しませることができる態勢にされてしまっているということであって……。
それをついに『自覚』してしまった瞬間、私はマゾヒズムの大波に呑み込まれた。
哀れな雌は、これから戴かれるための
「いくううううぅぅぅぅ…ッ♡♡♡」
衣装の奇抜さによってこの上なく蓄積していた羞恥と、好き放題にまさぐられ続けていた被虐感はそう時間もかからぬうちにブースト効果となって、私をいとも簡単に絶頂へと押し上げた。
暴漢に捕えられ狼藉される婦女、或いは強い魅了に正気を失った獲物に絡みつかれた蠱惑の淫魔の媚肉体はびくびくんっと激しく痙攣する。
ついに立っていられなくなって、密着する彼に全体重を預ける形でベッドへと倒れ込むように腰掛ける。
気をやった余韻に浸りながら、ひくんひくんと全身をわななかせて。
「ドロシー、イッたね。そろそろ俺も、挿入れたいかなって……」
ベッドの上で背面座位の恰好で、ふうふうと息を整える。
ぴっちり脚を閉じた大腿部には未だに鋼の如くいきり勃ったままの彼の剛直を挟んだままで、汗をかいて冷えかけた柔肉に充血しきった熱が徐々に伝播して温めてくる。
「ふぅ、ぁっ、……勝手にすればいいだろ、この色情魔。けだもの。
……ちゃんとゴムしろよ?」
先にイかされた照れ隠しに悪態をついてみる。
「もちろん。むしろ、ゴムしないとこの衣装の真価は発揮されないからね」
「?……そういや気になってたんだが、なんかこのホットパンツの腰周りとか、妙にたくさん付いてるこのクリップは何なんだ?」
疑問符を浮かべた私に、彼はにたりと得意げに笑いかけた。
あー。絶対なーんか企んでるだろ。
「それも、今に分かるよ」
彼はやけに上機嫌に、未だ太ももに挟んだままの私に見せつけるようにして避妊具を装着したのだった。
するするとコンドームが展開され、鮮やかな蛍光グリーンの薄膜に男根が包み隠されてゆく。そこに目を奪われていた私は無意識のうち、生唾を飲み込んでいた。
その音を耳にした彼は一層笑みを深めて、己の膝に座らせていた後ろから私に軽く寄りかかって、また肢体をさするようにさわさわと両手を這わせて愉しんでくる。
「ドロシー、お尻上げて」
言われるままに、腰掛けた臀部を持ち上げた。ずるりと太ももの拘束から逃れて、ゴムに包まれた肉竿がぶるんと振れる。
その根元に彼が手を添えて支えるのを確認してから、私の方からゆっくり腰を下ろしていく。
「っ、ん…」
ぬち、と湿った入口に鈴口が触れる感触。
「いいよ、そのまま下ろして」
彼の合図に応え、ホットパンツにぱつぱつに収まった尻肉を下ろしていく。
膣口に挿さった亀頭はそのまま、異物に慣れてすぐにほぐれる膣肉をかき分けて、奥へ奥へと入っていく。
「んぁ…は……♡」
愛液で満たされた中を逸物の出っ張りが擦れ、私に馴染み深い性感と安心感を伝えてくる。飲み込まれた竿から発される、焼けたように熱い体温が伝播する。
「やっば……本当にホットパンツ穿いたまま挿入ってる…やばい、これやばい、ドロシーッ……!!」
「ひぁあっ!?」
突然後ろから、彼がまた乳房を鷲掴みにしてきた。
ヴェールの下から手指を滑り込ませて、ブラの割れ目から覗く勃起乳首を直接摘んだり、割れ目の上から握って割れ目で乳首を挟むようにして揉んでみたり。
こ、これ、すごいっ♡ほんとに私こんなの着たまま、こいつとセックスしてっ……!
「んぁんッ♡」
無論、挿入しているのだから下からも突かれている。
すご、いいところ、当たるぅ♡これじゃ私、こんなんじゃすぐに、イっちゃうぅっ♡
この有り様では、性感を高められているのがどちらか片方だけでないことは明白で。
それほどまでに、今回私が身に纏っている衣装は刺激的に過ぎた。双方にとって。
「イきそ、イくぅう♡」
「やばい、俺も、もうッ……」
その拍子に、彼が弾かれたように立ち上がって、その上に座っていた私も立ち上がらされることとなった。
昂った勢いで彼が思いっきり腕を回して抱きついてきたのだが……。
その筋肉質な両腕は、私の両乳房を上下から挟み潰すように抱きしめる形となった。
「い゙ッッ♡♡」
被虐的な官能の雷が女体を貫いて。
純情サキュバスは盛大に絶頂した。
「~~~~~っは、ッ~~~♡♡♡」
声にならない嬌声が漏れ、全身を劈くような快楽に視界がバチバチと明滅する。
「ッ、うぁ……!!」
きゅぅううっとキツく絞り上げられる膣肉に締められて、背後の彼が堪らず呻く。
私の絶頂と同時に、その中で堪える余裕もなく種を噴き放つこととなった。
陰茎が、着けられた避妊具の中でどくん、どくん……と脈打つように膨らんで、濃厚な雄汁を吐き出していくのがナカの感触で伝わってきた。
「ぅ……」
「はふぅ……♡」
2人でくっつきあいながら、もう一度ベッドの上へと繋がったまま今度は横倒しに体重を預ける。
「はぁ……はぁ…すごい、ドロシーと初めてセックスした時ぐらい気持ちよかった……」
「ぅ…はぁっ……そんで…?これで気は済んだのかよダーリン…?」
「……いや、まだまだこれからが本番」
呼吸を整えながらも不敵に笑ってみせると、一発吐き終わった後のコンドームをするすると外し、その口を摘んでこっちに見せつけるように持ち上げてみせる。
「?…」
意図がよくわからないまま小首を傾げていると、彼は口を閉じたままの使用済みコンドームをきゅっと結んで縛ってみせる。
それを腰部についた無数のクリップの所まで持っていき、向かって左側の腰骨辺りのそれにコンドームをぱちんと取り付けてから、私の目を見つめて含み笑い。
「……これだけか?」
「鏡。見てみて」
そう言って、ベッド脇の姿見を指差して示してくる。言う通りに移動して自分の姿を写してみると。
そこには一匹の淫魔がいた。
汗ばんで上気した豊満な肢体を揺らして。
小袋に出させた搾りたての白濁汁を腰に付けてぶら下げて。
見せつけるように。
誇るかのように。
身体を揺らすと、腰の種袋も揺られて振れる。
それを見た瞬間。ぞくぞくぞくっ、と自分の背筋が粟立って這い昇るかのようなナニカが駆け抜けた。
そして。
かちり──と、自分の中で何かのスイッチが入る音がした。
それは、あまりに身に覚えのある音。
身に染みて、骨の髄まで覚え込んだ
「どう?………ドロシー?」
彼の返事に反応せず、名前を呼ばれてから流し目にゆっくりと振り向いて見せる。
「っ」
目を合わせた彼が、目を見開いて息を呑むリアクションが、堪らなく『狙い通り』で、可愛らしい。
狙った
その刹那に昇り来る、相手を掌握しきった瞬間の実感。
掌に乗せて転がすことに成功した、一対一の全能感。
まさか、
任務中の必要に迫られてではなくプライベートで……それも、自分の着せられた衣装に感化されて本能的に……だなんてのも初めての経験だった。
私の
今の私はもう、目の前の彼を相手にどこまでも淫魔らしく。一切の躊躇もなく妖艶にふしだらに、淫蕩に乱れ狂える自信があった。
その気になれば、股の下で彼が本当に腹上死してしまうまで腰を振り続けることだって容易いだろう。
「───なあ。私、エロいか?」
腰から伸びるヴェールの裾を指先で摘んで、令嬢か何かのように持ち上げたまま上体を捻って見せつけながら問うてみる。
目線が釘付けになったまま、真っ赤になった顔をこくこくと頷かせてるのが面白くて堪らない。雰囲気が一変した私の様子についていけてなさげなのがあからさまに伝わってくる。
当然だ。こんな
私の
「さっきは好き放題シてくれたよなぁ…♡」
艶めかしさを全面に、緩慢としたキャットウォークで徐々ににじり寄っていく。
思わず彼が後ずさろうとしたのも見えたが、それ以上に私の動く腰つきに見蕩れてしまっていたのが視線で分かった。
獲物はとっくに、サキュバスの
膝立ちにベッドへ上がり込んで、あっという間に彼と距離を詰めて、肉薄してしまう。
こうなればもう、逃れる術なんてない。
「だから次は私の番。今度は私が、お前を好きにしてやるけど…イイよな?♡」
つん、と鼻先を指で突いて笑いかけてやった。
しどろもどろになりながら頷く彼。
口角が吊り上がるのが、抑えられそうにない。
攻守交替。まな板の鯉とばかりに大人しくしてくれている彼を前に、私は胸踊らせていた。
さっきは本当に好き放題イジって犯されたからな。こっちだってその分、たっぷりいじめてやるっ……♡
「んむぅ……♡」
互いの息がかかるような至近距離から…まずはソフトに唇を奪う。
「ぁむ、はむ……っ♡」
舌は差し込まずに、唇を唇で啄むような控えめでじれったいキスを何回か降らせてから……最後にやや深めに唇を重ねる。
「んむちゅ…♡」
互いの繋がった口腔から空気の流れを確かめながら、彼の両肩を掴んでゆっくりと押し倒した。
「んぶちゅ、ちゅぶ…♡」
そのまま彼の上に跨るように乗っかった形で、今度は舌を差し込んで口内をねっとりと舐め回しながら、彼の唾液を奪い去る。
「ぷぁ…♡」
念入りに口を犯してから、顔を離す。真っ赤に紅潮しきった顔で、ぼんやりと熱に浮かされた眼で私を見つめてきていた。
……黒い瞳に映っていた女は、その恰好にまさしく淫魔といった、獰猛な蕩れ顔を浮かべていた。
呆気に取られたままの彼に舐るような視線を落としつつ──腰のクリップに付けられた、吐精物入りのコンドーム。それを指先でプラプラと弄びながら中腰姿勢で見せつけてやる。
するとやはり狙い通りに、彼の目線がそちらに誘導されて釘付けになるのがあからさまに伝わる。
「やっぱりわかりやすいなぁお前は……見えるよなこれ、ゴムの中たっぷたぷだ、感触もプリップリだし…♡」
指の腹でゴムを摘んでみれば、液体とは思えないくらいの弾力が、中身の濃ゆさをありありと物語ってくる。ピン、と強めに弾いて揺らしつつ、私の細い手はいよいよ剥き出しの剛直へと伸びる。
避妊具を外した精液まみれのソレを、掌で亀頭を包むような形で握り込む。そのまま擦り合わせて揉み解すように動かして、亀頭へ刺激を与えていく。
「私にこぉんな恰好させて、変態みたいにボッキして、さばりついてがっついて…腰振って好き放題ビュービュー吐き散らすような、節操なしのケダモノが私の彼氏だなんてな♡
ほら、どうする?このままじゃ私の手でイッちゃうぞ?」
言いながら私は亀頭を揉んでいた右手を離した。
そしてすかさず、今度は左手で同じように握って揉み扱く。
鼻先まで持っていった右手にはすっかり、濃ゆくてくっさい雄種の匂いがべっとりこびりついていた。
嗅ぎ慣れたイカ臭さに私はさらに興奮して、挿入もしてないのに彼の上でグラインドじみて勝手に腰がくねり動いていた。
あーもぅ。どうしてくれるんだよこれ。お前がこんなもん着せるから私、こんなにドスケベな女になっちゃったじゃないか。
だから、これは仕返しなんだ。私をドスケベにした責任取って、ちょっとくらいお前のチンポで遊ばせろよなっ♡
触れる愛撫は熱を増して、ついには両手を使って握り込んで扱きだしては止めたり、亀頭を指で包むようにしてすりすりと擦りあげたりと変則的に攻め立てていく。
時折彼が呻き声を上げる頻度が増して、意地悪な淫魔はそれを愉しみながらも扱く手は止めてやらない。今回のプレイの趣向を鑑みれば、彼は十中八九────
「ドロシ、やめっ…ゴム着けさせて……ッ」
中断を懇願してくるだろうから。
「んー?ゴム着けるだけでいいのか~?」
手を止めて、ニヤついた笑みを崩さず彼の顔を伺ったままバッグを漁る。
開封して取り出した中身を亀頭に被せ、下かられろりと舐めあげながら展開していく。
「ぅ…あ…」
「ちゃんと言わないとぉ、このままぶち撒けさせちゃうぜ?ん…」
蛍光ピンクの薄膜に覆われた槍の先端を、熱く柔らかな口腔粘膜で包み込んでしまう。
私は上体を屈めて、代わりにかくかくと動かしていた尻を突き上げて、小刻みに揺らしているのを彼に見せつける恰好となった。
薄いゴムの上からちゅぶちゅぶと音を立て、肉厚な舌で包んでしゃぶり込んでやる。
──ツノやら尻尾を生やした、ベビードールだかボンテージかもわかんないスケベな服に身を包んだ女が。
びしょびしょに濡らしたおまんこ丸出しのホットパンツ尻を突き出して、寝そべった男に馬乗りになって、勃起チンポを頬張って口淫している構図。
誰がどう見たって、男がサキュバスに襲われて
「ぅぁあ、ドロシーっ!」
必死に呼び止めるような声。咥えたまま動きを止めて、上目遣いに伺う。
魅惑の女スパイによる、蕩けるような危険な尋問。彼はすっかりその術中に嵌められてしまっている。
「ドロシーの、中で出したい…」
「中って?どっちの?」
強調するように舌なめずりをしてみせ、淫蕩に唇を濡らしてみせる。それから口を開けて舌を突き出しながら唾液の塊を剛直へと落とし、ぬるつきを増したゴムの上から手で握って再度扱きあげる。
「上ってことでいいな?」
「ぅああ、下、下ぁっ」
「舌ぁ?」
ちろりと舌を出して、刹那。再び亀頭を咥え込む。下から扱いて、上からしゃぶる。
「あぁあ、あぁッ!!」
彼の身体がびくりと大きく跳ねる。
ああ、楽しい。堪らない…♡
「出る!出る!!出るッてぇ!うぁあ゙ッ!」
うるさく言ってくる声と一緒に、びくびく悲鳴を上げる肉棒の反応をみて、私はぱっ、と口を開けて今度こそ解放してやった。
大の男が、まるで初体験の少年みたいなガチな悲鳴出すなっての…唆るじゃんか♡
彼はもう息も絶え絶えといった感じで、決死の勢いで絞り出すように言ってきた。
「ぉ、おまんこ……ドロシーのおまんこの中で、全部出したいッ…!」
「ん、上出来♡」
それを聞いて私もにんまりと笑みを深くして、ゴム着きの竿へと短く口づけた。
「ふふはっ、ごめんな。でもお前ほんとにこういうのに弱いな」
「ぅぅ……」
「凹むな凹むな、そこも可愛くてイイからさ♡
んで、ちょっと申し訳ないんだが」
ひた、と細い指を再び竿に掛けて。
「お前が思いっきりぶち撒けてんの間近で見てみたいからさ、1回だけコレでイってな?」
しっかりと握り込んで扱き上げ、顔を横向けて横笛気味に亀頭を食むように唇で圧迫した。
正真正銘、手加減無用のガチ搾り。
「ぁ゙、そんなっ話が違、あぁああぁ゙あ゙ッ!!」
途端に獣のような呻き声を上げて、身体も亀頭もびくびくと繰り返し跳ねまくって。
私の顔のすぐそばで、荒ぶる剛直はたちまち限界を訴えた。
どぷっ!どぷどぷどぷ、びゅぶぶびゅっ、びゅるびゅる、ぴゅる。
耳元でそんな音を立てながら、肉の活火山がどろどろに噴火してゆく。
焦らしに焦らされ、溜まりに溜まった白いマグマが、ピンク色の薄膜を内側から染め上げて先端を膨らませ、どぷりと溜まって濃厚に濁らせる。
至近距離でそれを見届けて、無意識のうちに私は目を見張っていた。
亀頭を食んでいた口の端からいつの間にか涎が垂れているのに気付いたのは、どくどくとゴムの中で脈打つ陰茎が収まってからだった。
口を離して見てみれば、真っ赤になった顔を両手で覆ってめそめそしている彼。
「うっうっ……ひどい……恥ずかしかったのに…がんばって言ったのに……」
「あぁあぁ~ごめんな~折角言ってくれたのにな!?
今のはほんと私の我儘だった!
あ~そのお詫びにほら、今度はお前の番。私の事また好きにしていいから、な?」
やっばいガチで凹んでる。調子に乗ってちょっと攻めすぎたかも。
ベッドに腰掛けた状態で仰向けに寝転がってしくしく言っている彼を慰めつつ、私はその股の間へと降りて局部に顔を近づけた。
今しがた盛大に撃ち放ってまた一旦小さくなった彼のモノを口に含んで、くぷくぷと舐めしゃぶって簡単にお掃除してやる。
愛しい恋人の分身は再びすぐに、口の中でむくむくむくっ、と大きさと硬さを取り戻してきた。
「好きに、していいんだよね」
私の口から糸を引くチンポを引き抜いて、彼がゴムを着けながら確認してくる。
頷いた私の眼前に、装着し直した肉槍の穂先を突きつけてきてから………がしッ、と。
「じゃあさ……これ、してみたい」
私の着けていたカチューシャ…羊の角のような形にねじれた巻き角の意匠を、ハンドルにでもするかのように掴んできた。
彼氏くん一体ナニする気なんでしょうなあーわかんないなあー(棒)
後半部分へ続きます!