舞い散り、乱れ咲く桜 作:あいうえお
……それから、どれくらいの時間が過ぎただろう?
『淫獄』の中に囚われ、永遠の責め苦を受け続けた私は、完全に心を折られてしまっていた。
胸、尻、性器。それら女の弱点となる部位を快楽漬けにされ、敏感になるように開発され続けた結果、私の性感は信じられないくらいに上昇している。
特に念入りに責められた肛門は、最初の男の言葉通りに指を三本まで受け入れられるようになり、奥までを穿られることに身悶えしてしまうような恍惚とした快感を味わえるくらいにまで開発されてしまっていた。
「おっっ!! んおおおっ! ほ、ひぃいっ!!」
「あぁ、いいねぇ……! もうすっかりケツの穴で感じられるようになった、艶の乗った声だ。いつ聞いても、女が肛虐の虜になった時の声は堪らないぜ」
「おほぉおおおぉおおっっ!?」
ぐちゅりと、束ねられた二本の指が私の腸内を抉るように回転する。
ぬぽんっ、という子気味良い音を響かせながら引き抜かれた男の指は私の腸液でぬらぬらとテカっており、指が引き抜かれた肛門は閉じる機能を失ったかのようにぽっかりと口を開けて次なる悦楽を与えられるのを待っているかのようだ。
「はぁっ、あ、あぁ……っ! う、ぐっ……!!」
「クククッ! もう限界、って感じだな。安心しろよお嬢ちゃん、そろそろ『淫獄』の効果が切れる時間だ。楽しい楽しい俺とのお遊びも、終わりだぜ」
「んんん~~~~っっ!!」
その言葉と共に、男が再び私の肛門へと指を挿入する。
人差し指と中指を根元まで叩き込み、ぶるぶるとその衝撃と快感に震える尻を左手で撫でながら、とても楽しそうに男は言った。
「さあ、フィナーレだ。最後はケツだけでイかせてやるよ。ド派手に、無様に……ケツアクメしちまいな!!」
「んおおぉおおおぉおおおぉおおぉおおおっっ!?」
胸から、性器から、男の忍術で作り出された手と口が離れていく。
純粋に男から与えられる臀部を責められる快感だけを与えられるようになった私は、そこで味わう快楽の深さに悶絶しながら叫んだ。
「おひぃいいいっ! んおぉおおっっ! おぐっっ! んおぉおおぉおおぉおっっ!!」
「ああ、いい顔だ。ケツ穴穿られるのが堪らねえって、無様なアヘ顔してやがるぜ」
いつの間にか、私の体勢は自らの膝を抱えたまんぐり返しの格好になっていた。
右手で肛門を穿られながら左手で私の顔を撫で、その表情を観察する男は、無様極まりない今の私の姿を舌なめずりしながら視姦し続けている。
「み、見ない、でぇっ! んおぉおっ! おほおおっ! こんな顔、見ないでぇええええっ!!」
「そんなわけにはいかないぜ。なにせ、お嬢ちゃんの人生初のケツアクメ面だ。こんな面白い見世物、見逃す方が失礼ってもんだろう?」
「おおぉおおぉおおっ! や、やだぁあっ! お願いだから、やめ……おっほぉおおおぉおおおおぉおおぉおっっ!?」
「ごちゃごちゃうるせえんだよ。お前はただ、ケツで感じてイけばいいだけなんだから、そうやって豚みたいに喘いでな!」
「んおっ! んほっ! おほおっっ! んおおおぉおおおおっ! おうぅぅっ! おうぅううんっっ!!」
勝てない……私の体は、細胞の一つに至るまで、この男に躾けられてしまった。
快感によって従順にさせられ、たった二本の指で肛門を穿られただけで抵抗の術を無くして、屈辱も羞恥も甘んじて受け入れる弱々しい女にされてしまった私は、鼻の穴を大きく膨らませた無様な表情を浮かべながら大声で悶える。
「んおぉおおぉおおおぉおっ! い、いぐぅううぅぅっ! お、お尻の穴でっ、いぐぅうううぅううううぅうううっっ!!」
「ああ、イっちまいな! お前の情けねえケツアクメ面は、この俺がしっかり見ておいてやるからよぉ!!」
「おおぉおおぉおおおおおぉおっ!! んぉおおおぉおおおおおおおおおおっっ! おっっ! おおおぉおおぉおおお――っ!!」
尻が、跳ねた。
性器から、熱い飛沫が舞った。
勝てない。抗えない。何も出来ない。勝つ術がない。
完全に服従してしまった精神が抵抗を諦め、与えられる快感に素直になる。
壮絶な調教の果てに性器以上の敏感さを有するようになった肛門を穿られる悦びに屈した私の肉体は、女の弱さと幸せをごちゃまぜにしたその多大な快感に打ち震えながら、私に人生で最大の快楽を体験させた。
「んほぉおおおおぉおおおおおぉおおおおおおぉおおおぉおおおぉおぉおぉおおっっ♡♡♡ おっほぉおおおおおおおおおおおぉおおおぉおおおぉおおっっ♡♡♡」
何か、私の中にあった大事な物が壊れる音がした。
それが失われた瞬間、私は全てを諦め、完全なる敗北を認め、男が与える肛悦をただ享受するだけの雌と化す。
生臭くて野太い、獣のような叫びが口から飛び出した。
うら若き乙女である私がこんな醜くて卑猥な嬌声を口にするのだなと、何処か他人事のように思いながらも尻を震わせて絶頂の余韻に浸る。
まるで水遁の術を使ったかのような激しい潮噴きが私の性器から飛び出す。
おしっこもと愛液の
感じてしまった。味わってしまった。この深く、心地よい肛門での快楽によって、私は人生最大の快感を経験してしまった。
出す穴を穿られて感じるという変態行為に屈した私がこの上ない無様絶頂を迎えた次の瞬間、私は何もない『淫獄』の空間から、男と戦いを繰り広げていた薄暗い森の中に戻っていた。
全裸で、まんぐり返しの格好を取ったまま、はあはあと荒い呼吸を繰り返して
「気持ち良かっただろう? 今からもっと気持ち良くなれる体にしてやるからな」
「あ、あぁぁぁぁぁ……!?」
印を結んだ男の両手が、私の下腹部に押し当てられる。
その手から体に流れ込んでくる男のチャクラを感じながらも、私は何の抵抗も試みない。
意識の根底に、この男に逆らってはならないという思いが刷り込まれてしまったから……私は、ただ彼に成すがままにされるしかなかった。
「『淫遁・淫倍化の術』!!」
「んあぁああああああああっっ!!」
そうして、流れ込んできたチャクラが私の胸と尻に充満し、爆発した。
その爆発に合わせて私の胸と尻は大きく膨れ上がり、綱手様並の爆乳巨尻な肉体へと変異させられてしまう。
「あ、あぁ……っ!? そ、んなぁ……!」
「いい体になれて嬉しいだろう? お嬢ちゃんの薄い胸もこんなにデカくなって、開発してやった尻ももっと気持ち良くしてやったんだからな。さあ、そのエロくなった体を、もう一度『淫獄』で責め尽くしてやるよ」
「ひぃっ!? い、いやぁ……! それだけは、止めて……! 降参する! もう、抵抗しないからぁ……っ」
「クハハハハッ! おいおい、まだ拷問を始めて一分も経ってねえんだぜ? 三分程度じゃ堕ちないって大口叩いたんだ、その時間までは耐えてみせろよ」
「あ、あぁ……あぁあああああああああああぁあああああああああああぁ……」
男の目が妖しく光る。その光から目を逸らせない私は、気が付けば再びあの『淫獄』の中に囚われていた。
ずっしりと重くなった胸と尻。発情し切った全身。絶頂に次ぐ絶頂で敏感に仕上げられた今の私の体を再び丸一日弄られたならば、先ほど味わった快楽など目ではない快感が束になって押し寄せてくるのだろう。
「や、やめて……もうやめて……! お願いだから、もう逆らわないからぁ……!!」
今度は手や口だけじゃない。男の分身が、無数の男たちが、私を取り囲んで、私を嬲るために近づいてくる。
あまりの恐怖に泣きじゃくり、失禁までしてしまった私の反応を楽しんでいるかのような笑みを浮かべた男たちは、一歩、また一歩と私に近づき、その恐怖を煽った。
「や、やめて、やめ――ああああああぁあああああああああああああっっ♡♡♡ もうこれ以上気持ち良くしないでぇえええええええぇええええっっ♡♡♡」
嘆きの、恐怖の、私の叫びが、男から与えられる快楽によって淫らに染まっていく。
一段と卑猥に、そして敏感に仕上げられた肉体を拷問部隊仕込みのテクニックで責め上げられた私は、『淫獄』での二十四時間の中で完全に男に屈服し……一分も持たずして、彼の前に平伏すのであった。