※この作品はR-18です。

死の女神と生きるは崩壊せし秩序なき世界   作:リュオネイル

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皆さんおはこんにちばんは!もし自分の作品をどれか読んでいた方がいればお久しぶりです! 三年ぶりに復活しましたリュオネイルです!
この度、今流行りの崩壊シリーズの一つに加わりました!タグでも分かるように今作品は初のR-18、つまりエロ描写が含まれている作品ということで「こんな風にイチャつくかぁ」とか、「前座から本番に入るときこれだと強引かな」と思いながら執筆していきますので、あまり満足のいく作品にはなれないのかもしれませんが、どうか、どぉぉかっ!温かい目で見守っていただけるとありがたいです!


第一話 世界が崩壊したと思ったら拘束されて幽霊に拉致されたのだが?

 おはよう、またはこんにちは、はたまたこんばんは。俺です。 え?誰なんだって? 俺の名前は市山(しやま) 尊(たける)だ。 好きな食べ物は肉類全般で職業は現役バリバリの土木監督員……だった。って、今は俺の事なんかどうでも良いじゃないか。なんでかって? ……そりゃそうだろ。

 

「タケルー……! タケルー……!」

 

 だって俺の目の前に地面を埋め尽くさんとするおびただしい数の亡霊が迫ってきていて、対して俺は簀巻きにされた状態で放置されているんだからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※

 

 事の発端は数時間前に遡る。 俺はいつものように朝早く起きて会社のロゴが入った作業着を着込み、食パンにチーズを乗せた軽い朝食をトースターで焼きながらテレビをつける。いつもならテレビには今日の天気やら最近のニュースやら話題のスウィーツやらでお茶の間を賑やかせてくれたりするが、いつも流れる楽し気な音楽とは裏腹にキャスターのお姉さんの緊迫した声が流れてきた。 最初はあぁ、殺人とかのニュースの時に電源を入れたんだなと思っていたが、流れてきた言葉に耳を疑わざるを得なかった。

 

「こちら〇〇市です!ご覧ください、この惨状! 死臭はこの辺一帯を覆いつくし、人々は突如として現れた化け物に襲われ、まさに阿鼻叫喚の……ん? こ、こっちに来るな?!う、うわぁぁぁぁぁぁ―――」

 

 レポーターの断末魔と共に肉や骨がかみ砕かれる音が響き、やがて砂嵐の音が鳴り少ししてスタジオにいるキャストたちによる協議の様子が流れていった。俺は一連のテレビの映像を見ていて愕然としていた。昨日まで何の変哲もない穏やかな日常だったのに、それが突如として崩れたのだ。しかし、それ以上に驚いたことがある。

 

「い、今のって……ウガル……!?」

 

 そう、テレビに映っていた化け物のことだ。赤い体毛に金に近い黄色の鬣、小型でも人間サイズの大きさを持つウルクに登場した魔獣『ウガル』だ。いや、ウガルだけじゃない。ニュースの最初の方でちらっと見えたが血のように真っ赤な空にはワイバーンやシャンタック、遠くでよくわからなかったが、影の輪郭的にドラゴンなどが映っていた。どれもスマホのソシャゲ、FGOに出てくるエネミーだった。

 

「な、なんでFGOのモンスターが現実に……!?」

 

 あまりの展開に頭を抱える。そりゃそうだろ。今までゲームに登場していた怪物が現実の世界に現れて暴れているんだから。

 

「と、とりあえず避難をしないと……!」

 

 俺はスマホを片手に警察に電話をしようとしたが、すぐにその手を止めた。理由は簡単、警察で対応できる問題ではないとすぐに悟ったからだ。テレビに映っていた死体の中には警官の制服を着た人もおり、通報を受けて問題に対応するも……といった具合だろう。つまり、仮に警察に通報しても余計な犠牲を増やしてしまうことは火を見るより明らかだった。だから警察へ通報するのをやめたわけだが……。

 

「だからといっていい案が浮かぶわけじゃないしなぁ……」

 

 問題が振り出しに戻り、また頭を抱える。こういう時、慌てて外に出ると逆に危険だと思い家の中にいるわけだが、それも時間の問題だ。それに食料の問題もあるしあの化け物がもしこの家に攻撃を仕掛けけてきたr――。

 

 ドンドンドンッ!!!

 

「……………」

 

 今後のことについて考えていると、玄関から戸を叩く大きな音が聞こえてきた。言ったそばから命のピンチがやってきたんだけど、なにこれアニメ?フラグ立ちまくって死亡フラグ立ちまくって登場キャラ全員死亡で終わっちゃう系アニメなの? ……とまぁ、現実逃避はこの辺にしておいて、今は外にいる奴について考えよう。まず考えられるのは人型かそれに近いモノだろう。ワイバーンとかは空を飛んでるから襲うとするなら天井もしくは窓からだろうし、他の奴でも同様だ。ウガルやワイバーン、ドラゴンなどが存在するなら、ゾンビやらオートマタなどの人型のエネミーが存在していてもおかしくはない。

 

 ドンドンドンッ!!!

 

 ……って、冷静に分析してる場合じゃなかったな。俺はいつでも逃げれるようにゆっくりと窓の方に近づく。この時、窓の方にも化け物がいる可能性も考えたが、もしそうだったら俺はいつか襲われていただろう。それがなかったから、窓の方には危険性がないと判断した。

 俺が窓にたどり着き、息を潜めているとドアを叩く音は段々と強くなっていき、やがてドアがけ破られ、モンスターは津波のようにどっと押し寄せて――。

 

「市山 尊……だな?」

 

 低くどっしりとした男の声が聞こえて……ん?あれ?

 

「……え、ひ、人?」

「我々は自衛隊だ。 市民の安全を守るため、今ここら一帯の家々を回っていて君が最後だ。 もう安心していいぞ」

 

 家に押し寄せてきたのはゾンビでもオートマタでもなく、人――それも自衛隊の人たちだ。俺は思いもしなかった救いに安堵のため息をついた。その後、俺は自衛隊の方たちが乗ってきたトラックの荷台に乗り、避難所となっている所まで案内してもらうこととなった。トラックに乗って数時間後、避難所に着いたのかトラックが止まり降りるように促された。そこは俺が住んでいる地域では大きい避難場所でここに近所の人が避難しているんだろう。

 

「さぁ君、こっちについてきてくれ。君に会わせたい人がいるんだ」

 

 俺に会わせたい人? いったい誰が……? 謎の人物に頭を捻らせながら自衛隊の跡をついていくと、避難所の一番奥の方で黒服にサングラスという、いかにもSPとかボディーガードのそれだと分かる人たちが壁のように立ちはだかっていた。

 

「通してもらいたい。原黒市長に会させたい人がいる」

 

 ……はぁ!? 原黒市長って、あの原黒市長!?

 俺が驚くのには理由があった。今名前が出た原黒市長、フルネームは原黒(はらぐろ) 外堂(げどう)といい、表向きは市民に優しい政治家だが、裏では色々と危ない所と繋がりがあるともっぱらの噂がある色々と危なそうな人物だ。しかし、それはあくまでネットによるつぶやきや週刊誌に煽られているといったぐらいで本当かどうかは実のところ分からない。分からないからこそ、あの市長が一般人である俺に用があることに疑問を持つのだ。

 

「さ、市山さん。奥で市長がお待ちかねだよ」

 

 俺が思考を巡らせている間にアポイントの確認が終わったのか、壁のように立っていたSP達が綺麗に左右に分かれていた。俺は自衛隊の人にお礼を言って開いた道を一人で歩いて行った。少し歩くと奥に三人は座れそうな柔らかそうなソファーに太っt……もとい、恰幅の良いバーコード頭のスーツの男性が座っていた。原黒市長だ。

 

「やぁやぁ、よく来てくれたねタケル君! まァ立ち話もあれだ、楽にしたまえ」

「あ、はい。失礼します……」

 

 俺の姿を確認してにこやかに話しかけ、向かい側にある椅子に座るように促され、言われた通り座る。

 

「早速本題と行きたいところだが……君は、今のこの県、いや日本……世界がどのような状況になっているか、把握しているかね?」

 

 市長は脇に控えていた秘書らしき厳つい男にお茶を出すように指示を出すと膝の上で手を絡ませ、俺のほうを見る。

 

「……はい、把握はしているつもりです。 ただ、県はともかく日本や世界で起きてるかは……」

「あぁいやいや、把握しているなら結構だよ。これから話すことについて、現状のことを知っておく必要はあるからね」

 

 市長が気さくに言うとほぼ同じ時に秘書がティーカップを二つ持ってきて俺と市長の前にそれぞれ置いた。

 

「……今や、世界は化け物たちの蹂躙するところとなっている。 これに対抗するには、どうすればいいと思うかね?」

「は、はぁ……」

 

 正直言って、分からない。 大体、相手は人間じゃない。神話や物語に出てくる怪物だ。それに対抗できるものといえばやはり神話や物語になぞって……。

 

「……え、英雄、とかですかね?」

 

 うん、我ながら頓珍漢なこと言ってるなと思う。そんなのがいるんだったらとっくの昔に現れているはずだ。

 

「はっは、なかなか愉快な回答だね」

「ど、どうも……」

 

 市長も俺の返しに笑ってはいるが内心呆れているかあざ笑っているんだろうな。

 

「では、その英雄とは具体的にどういう人たちのことを指すのかね?」

 

 市長は出されたお茶を飲みながら俺に問いかけてくる。からかっているのか、それとも真剣に聞いているのか。俺にはその判別はできなかったが、とりあえず正直に言うしかないだろう。

 

「えっと……すみません、分かりません……」

「そうか、分からないかね。 まァ構わないよ。聞いてみただけだからね」

 

 申し訳なさそうに言う俺に市長はあまり気にしてなさそうにカップを置いて手を振りながら返す。

 

「まァそれはともかく、あの化け物に対抗するにはどうするか……私は考えたわけだよ。 吾三(ごみ)君、例の映像を」

「はっ」

 

 市長は秘書に指示を出すと秘書は持っていたタブレットを操作し画面を俺に向けた。そこに映っていたのは――――。

 

「タケルー……! タケルー……!」

 

 おびただしい数の骸骨の群れや半透明の浮遊体が何(・)か(・)を探しているかのようにさ迷っている様子だった。

 

「」

 

 俺は絶句した。 百鬼夜行という言葉を聞いたことはあるが、この映像はまさにそれだった。

 

「驚いたかね? これはネット上に投稿されていて、目撃情報も後を絶たないらしい」

「……えっと、これが……なにか?」

 

 俺は出されたティーカップに手を伸ばし、市長に問いかける。

 

「うむ。 私は彼らを見て確信した。化け物に対抗するには彼らの力が必要だ、とね」

「……あ、あの、お言葉ですが市長? 彼らって……幽霊ですよ? なんか言葉を話しているようですから対話は可能でしょうけど、それは幽霊一人ならの話で、相手はこんな大群――」

「そうだよ、タケル君! その通りだよ!」

 

 俺はお茶を一口飲んで市長にどやされる覚悟で市長に言うと市長は俺のセリフを遮って叫んで俺に指さした。

 

「……へ?」

「彼らは言葉を話した! その言葉にヒントは隠されているんだよ!」

「あの、それはいったい……どう…いう……」

 

 あ、あれ……な、んだ…か………意……識、が………。

 

 

 

 

 

※

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまぁ、そのあとどれ位たったのか不明だが、気がつくと俺は開けたところに鎖で体を縛られた状態で放置されていた。 ……これなんて放置プレイ? そして場面は冒頭に戻る。そして今、俺は亡霊たちとエンカウントしようとしていた。

 

「タケルー……! タケルー……!」

 

 うん、こういう時慌てたり逃げようともがくだろうが、もうそういう気が起きず、もうどうにでもなれという気持ちがあった。そして亡霊たちが俺を取り囲むようにして周りを包囲すると俺をじっと見ていた。

 

「……あ、あれ? なんだ?襲ってこないのか?」

 

 俺は取り囲むだけで何もしてこない亡霊たちに不思議に思っていると、突然俺に群がり始め、俺を担ぎ上げるとそのままどこかに運び出していく。

 

「うぉぉぉおお!? な、なんだなんだっ!?」

 

 突然の亡霊たちの行動に驚くも俺をどこかに運んでいくだけでそれ以外は何かしようという気配はなかった。俺はとりあえず流されるままに亡霊たちに身を任せた。それからしばらくして、亡霊たちはと(・)あ(・)る(・)建(・)物(・)内(・)に入り部屋の一室に俺を置いていくと一礼して部屋から出ていった。

 

「……な、なんだったんだ一体……?」

 

 亡霊らしからぬ行動に不思議に思っていると俺の真正面――部屋の奥のから視線を感じ、そちらのほうに顔を向ける。

 

「……え、えっと、誰かいるんですか? いるなら姿を見せてくれませんか?」

「えぇ、分かったわ。 今そちらに向かうわ」

 

 誰かがいると思い、声をかけると視線を感じたほうから女性の声が聞こえた。 ……しかし、この声どこかで聞き覚えがあるような……?

 俺のいる部屋はベットサイドのランプのみが照らされ、ほぼ暗闇の状態だ。声のしたほうから足音が近づいてきてやがてぼんやりと人の形に見えるくらいまで近づいた。

 

「……やっと、やっと会えたのだわ……」

「はい?」

 

 相手が立っている状態だからか、影の人物のつぶやきを聞き取ることはできなかった。 影の人物は何かを手に持つと青白い光が突如現れた。 その青白い光に照らされて影の人物の顔が鮮明に――――え?

 

「……き、君は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  エレシュ……キガル……?」




さて、第一話でしたがどうでしょうか?まだ第一話ということで主人公とヒロインが出会った場面までを書きました。
次回からは主人公とヒロインが時にイチャついたり、時にエッチしたり、時に戦闘したり、時にエッチしたり、時にのんびりしたり、時にエッチしたりするので、おたのしみに!

あ、あと感想などもいただけるとわたくし作者のモチベーションが上がりますので、どんどん感想を送ってきてください!


目標というか夢はほかに崩壊シリーズを手掛けている和菓子屋さんや孤児院、イルカショーなどのところにも登場できるようにしたいです!
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