まずは皆様、アンケートにご協力いただき、誠に感謝申し上げます。 皆様のお陰で五十以上の票数が入りました!
その結果……エレちゃんのみでいいという票が多く入ったので、今後はエレちゃん一本に絞っていきます!改めまして皆様、アンケートのご協力、本当にありがとうございました!
では、本編をどうぞ!
やぁ、皆さんこんにちは。 エレちゃんことエレシュキガルのマスターの市山 尊です。 俺は今、前回ゴーストことガルラ(名前呼びはここへ来る途中で許可をもらった)が宝石を見つけたというホテル近くの穴に案内してもらっていた。
「ここよ。 ここで宝石が落ちているのを見つけて持ってきたのよ」
「ここか……」
俺は穴を見下ろしながら呟く。 穴の大きさは直径で5メートルくらいはあり、底はそこまで深くはなく2、3メートルあたりで見えてそこからは洞窟のようになっていた。
「あの洞窟は結構深いのか?」
「そんなに深くないわね。 多分、人間が普通に活動できる程度には浅いと思うわ」
となると、深さは大きく見積もっても5~6メートルか。 暗く見えるのは影などの影響だろう。
「よし、じゃあ降りてみるか」
「……案内しておいてあれだけど、本当にいいの? もっと他に良い生き方があるんじゃ……」
「まぁ、確かにそうかもな。 でも、どうせならやったことのないことで生きるのもありじゃないかなってな」
俺はそう言いながらここに至るまでの経緯を思い浮かべた。
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「エレちゃん、閃いたぞ! 俺たちの生きる道が!」
「閃いたって……何かいい案ができたの?」
俺が興奮気味に言うのに対し、エレちゃんは少し困惑した様子で聞いてきた。
「あぁ! 答えは
俺はそう言いながらゴーストが今も手にしている宝石を指差した。
「それって……この宝石のこと? この宝石と今後にどう繋がるって……?」
「だから、宝石店だよ! 宝石店!」
「……宝石店? この綺麗な石を売って、どうするの?」
「そうよ。 第一、宝石を売ったところで今のこの世界で需要があると思う?」
ふっふっふ……! 二人のその疑問は俺も思ったさ! だが、いま世界がこんな状況だからこそこの宝石が需要を持つんだよ!
「確かに、今のこの世界のことを考えれば宝石なんて何の価値もないかもしれない……。 だけど、今この世界だからこそ!この宝石が必要になってくるんだよ!」
「???」
「どういうこと?」
俺の説明にまだピンときていない二人。 仕方ない、こうなったらもう答えを言おう。
「宝石魔術だよ! 宝石に念を込めて使役する魔術を使えば、モンスターの対抗策になるだろ?」
「あっ! なるほど、そうだったのね! 確かに、
「……確かに、需要は出るだろうけど……」
俺の答えに納得したように手を叩くエレちゃんに対し、ゴーストはどこかまだ納得していない様子だった。
「けど、なんだ?」
「使えるの? 魔術」
「……ぁ」
ゴーストに指摘されて初めて気づいた。
……俺、魔術使えねぇやん……。
いや、そもそも魔術ってどうやって使うの? なんかFGOだと魔術回路とかどうとか言ってたけど、俺の頭ではちんぷんかんぷんだったからどんなものかも知らないのだ。 あれか? 気合とかでどうにかなるのかな? ……それでどうにかなるんだったら苦労はしてないか。
「それについては心配ないのだわ」
「え?」
盲点だったところを突かれて苦悩している俺にエレちゃんはしれっと言った。
「だって、マスターには令呪があるじゃない」
「…………令、呪?」
「ほら、右手の甲に浮かんでいるでしょ? それがあるなら、魔術回路は問題ないのだわ」
右手の甲を確認すると、確かにそこにはFGOで見たことあるカルデア式の令呪があった。 エレちゃんの言う通りなら、魔力は使えるんだろうけど……。
「問題はまだあるんだよなぁ……」
そう。 宝石魔術に限った話ではないが、魔術を使役するには魔力のほかに詠唱やらなんやらと色々と難しい過程があり、それらをクリアしてようやく使役できるのだ。 ただでさえ、魔術回路で理解できなかった俺の頭では、到底使えるはずがない。
「……ま、まぁ俺のことはともかく! 宝石を売る価値が出来ただけでも良いほうじゃないか!」
「そうね。これなら宝石を買ってくれる人もできるだろうし、いい考えなのだわ!」
「なら、これだけの宝石だけじゃ足りないわね。 まだあの穴にあると思うし、取ってくるわ」
そう言って部屋を出ていこうとするゴーストに俺は声をかける。
「あっ、なら俺も連れて行ってくれ」
「「えっ!?」」
一緒に行こうと提案するとゴーストとエレちゃんは驚いた様子で俺を見ていた。
「ん? なんか変なこと言ったか?」
「あんたねぇ……外はモンスターとかが蔓延ってるのよ? そんな状況の中、ただの人間、しかもエレちゃんの大事な人を連れまわすとか出来るわけないでしょう?」
「そうよ、危険だわ!」
「けど、その穴はこのホテルの近くなんだろ? それがどこにあるのか一度は見ておかないと、もし転んだ時倒れた先が穴だったら最悪死ぬかもしれないんだぞ?」
「うっ……そ、それはそうだけど……」
俺の意見にあまり強く言えないのか、言葉に詰まるエレちゃん。
「……仕方ない。 それじゃ、付いてきなさい」
「ガルちゃん?!」
そんな彼女を見かねたゴーストが付いてくるように促し、エレちゃんはさっきまで自分と同意見だった味方の翻り様に驚き、ゴーストに詰め寄る。
「ちょっとガルちゃん! 外はモンスターとか敵でいっぱいなのよ!? その中にマスターを連れて行くのは……!」
「わかってる。 でも、エレちゃんは
「うぐっ……ひ、否定できない……」
かと思ったら何やら二人でひそひそと話し込んでいた。 ……一体どうしたのだろうか。
それから数分後、二人の話は終わりエレちゃんからはあまり無茶しないことを条件に外に出ることを許してくれた。
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そして今に至るというわけだ。 ……え? いちいち回想シーンを流さないといかんのかって? こまけぇこたぁいいんだよ!
「それじゃあ、早速中に」
「あら? あんた外に出てたのね?」
ん? この最近聞いたばかりの声は……?
洞窟の中に入ろうと足を進めようとしたとき、後ろの方から声をかけられ、そっちの方を向くとそこには最近見た顔の女神がいた。
「イシュタル? イシュタルこそまだこの近くにいたんだな」
「まぁこんなところに呼び出されて行くところもないからね。 暫くはこの付近をウロウロしようかな~なんて考えていた時に、あんたが見えたから声を掛けたわけよ」
「なるほどな」
それにしても……宝石魔術、か。 あの時は宝石を見て思い付いたが、イシュタルもスキルに宝石魔術があったな。しかも、エレちゃんもイシュタルも依代は同じ少女だったな……。
……これも、何かの縁なのかね。
「なぁイシュタル」
「ん? 何かしら?」
「これから宝石を見つけに行くんだが、一緒に行くか?」
「えっ!?」
「宝石!? どこっ、どこにあるって?!」
俺はイシュタルに宝石探しに誘うと、ガルラは驚き誘われたイシュタルは宝石の二文字に興奮し、飛んで行ってしまうくらいに首を回していた。
「この洞窟の中だよ。 俺たちの仕事を手伝う条件を飲むなら、宝石を山分けしようじゃないか」
「山分け!? ……ち、ちなみに取り分は? 言っておくけど、女神相手に交渉するんだから、当然それなりに高く付くわy」
「四対六ってのはどうだ? こっちが四でそっちが六」
「謹んでお受けします」
とりあえずの割合を提示したら二つ返事で承諾されたよ。 しかも敬語で。早いよっ、この女神宝石に対してチョロすぎるだろ。
「ちょっとちょっと!」
「ん?」
イシュタルの変わり身の早さに驚きつつも呆れているとガルラがイシュタルには聞こえない程度の声で服の裾を小さく引っ張っていた。
「なんだ?」
「なんだ? じゃないわよ!なんでイシュタルを誘ってんのよ!?彼女を関わらせたらどうなるか分かってるでしょ!?」
ガルラが言いたいことは分かっている。 イシュタルは女神ではあるが、古来より神々というのは大抵ろくなことをしない(主にギリシャ神話とかが代表)。 中にはきちんとした真面目な神だっているにはいるが、それもほんの一握りである。 逸話やFGOをやっている人は知っているだろうがイシュタルは前者の方だ。 逸話では求婚を断られた腹いせに父親からグガランナ(天の牝牛)を造らせて暴れさせたり、メソポタミア世界では霊峰ともいわれるエビフ山を制圧したりとやりたい放題をし、FGOでは夏のレースイベントで客の掛け金などでグガランナを召喚したり、ギルガメッシュ主催のイベントにはスペース・イシュタルと名乗ってイベントを乗っ取ろうとしたり(結果的には別人だったが)と、彼女は何かしらのイベントに登場すると事態をややこしくするトラブルメーカーな女神でもある。 もちろんそんな彼女を誘ったのには訳がある。
「分かっているさ。 でもな、俺だって考えなしに誘ったわけじゃないぞ?」
「……どういうこと?」
「彼女のスキルには宝石魔術がある。それを利用して使える宝石を選別していくんだ。 魔力が溜まる宝石といったって宝石の大きさによっては容量が違うかもだろ? それを判断してくれるのが彼女だ」
「なるほどね……っていうか、誘うのは理由があったから分かったけど、さっきの取り分の比率は何? 明らかにこっちが損をするじゃない」
……確かに、さっき提示した取り分の比率だと少なからずこっちが損をするだろうな。 しかし、ここは後の事を考えて今は多少損をしようとも協力者は作るべきなのだ。
「まぁ、たしかにそうだがな……」
「ちょっと! いつまでそこで喋ってるのよ! 早く来ないと全部私がいただくわよ!」
ガルラと話していると、イシュタルはいつの間にか洞窟の入り口に移動しており、手を振って急かす。
「……本当にうまくいくのかしらね?」
「……まぁ、なんとかなるだろ」
ガルラの呟きに、俺は自信なく答えるのだった。
さて、如何だったでしょうか? あいも変わらず駄文でしたが楽しく読んでいただけたら幸いです!
さて、FGOもこの話を投稿する数日前に無事に5周年を迎え、そのイベント真っ最中ですね。
皆さん、周年イベントでかかせない福袋は引きましたか? 今回の福袋は中々選びづらいですよね?ちなみに私は2019年の福袋を引いてなぎこさんと剣トルフォ(六人目)、そして星四は水着刑部でした。
そして新しく実装されたキャスターのアルトリアことキャストリアは皆さん引きました?私も引いて見事に弊デアにお越しくださいました(諭吉六人を犠牲に対しキャストリアは四人)! これがかけば出る教の力……!(ただの偶然である)
まぁ、そんなこんなで近況報告はここまでとして……前書きでも言いましたが、アンケートにご協力いただき、ありがとうございました!今後の主人公たちの活躍を乞うご期待!(自らハードルを上げるアホ)