※この作品はR-18です。

ロリ提督57 R18版   作:ハンヴィー


オリジナル:SF/恋愛
タグ:R-18 TS夫婦
タイトルの通りです。
改稿前のやつに少し色を付けただけです。
そんなにエロくありません。

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第1話

 二人が帰った後、かなえさんが押し付けていったブラとパンツを身に着けてみた。

 

「……うわ、サイズぴったりだ」

 

 サイズだけではなく、着心地・肌ざわり共にばっちりだ。うまい具合にフィットして、窮屈さが全くないどころか、下着をつけているという感覚がほとんどない。

 いったい、どうやって俺のサイズなんか知ったんだろう。ちょっと怖い。

 良い人なんだけど、時々得体のしれないところがあるよな、あの人。若干ヤンデレ気味だし。

 今更ながら、そんなかなえさんを嫁にしているガンさんに尊崇の念を抱いてしまう。

 

「あー、だめだだめだ。こんなの恥ずかしくて着けれない」

 

 俺はいそいそと普段の下着を着けなおして服を着た。

 上のほうはビーチクが透けて見えるし、下に至っては、股下の丁度いい箇所に切れ目が入っているしで、あからさまに、「そういう用途」に使うための下着だった。

 嫁がこんな下着で寝室に現れたりしたら、俺が旦那だったら全力で引く。

 というわけで、かなえさんには悪いけど、こいつは永久にお蔵入りということにしよう。

 

「ふう。あ……」

 

 居間に戻った俺は、見慣れない紙袋が残されていることに気付いた。

 かなえさんかアデルの忘れものだろうか。

 確認のため中を覗いてみると、綺麗に折り畳まれた紙が入っていた。

 

『だいぶ遅くなってしまいましたが、結婚祝いです。遠慮なく受け取ってください』

 

 それは、かなえさんのものと思われるやけに達筆なメモ書きだった。

 ちなみに中身は、おしゃぶり、ガラガラ、哺乳瓶に始まり、知育玩具といった育児用品のオンパレードだった。

 

「いくらなんでも、気が早すぎるよ……」

 

 複雑な気分でそれらをテーブルの上に並べていく。

 地元の護國神社の安産祈願の御守りまで入っていた。護國神社というところが、軍人の嫁さんらしい。

 袋の一番奥に、小箱のようなものが入っていた。持ち上げてみると、大きさの割に結構重量がある。ふたを開けてみると、何かが詰め込まれた瓶が入っていた。貼り付けられているラベルを見ると、どうやらアロマキャンドルのようだ。

 一通り効能のようなものも書かれていた。疲労回復とか安眠促進とかそんな感じのものらしい。

 修身の二時間ぐらい前に点けておけば、いい感じに効果が出るらしい。

 せっかくだし、今夜寝室で使ってみようかな。

 さて、と。

 もう結構いい時間だし、まだ途中だった掃除をさっさと終わらせて、晩飯の支度をすることにしよう。

 

 

 

「ただいま」

「おかえりなさい!」

 

 時計の針が20時を回った頃、三笠さんが帰ってきた。

 着替えを手伝いながら、かなえさんやアデルが遊びに来たことを話す。

 

「三笠さんが気を使ってくれたんだよな。ありがとう」

「いや、礼には及ばんさ。提案してきたのは岩野一佐だしな」

 

 俺に鞄を手渡しながら三笠さんは「あいつの提案に乗るのは癪だったが」と笑った。

 

「艦隊のほうはどう?」

 

 仕事に口を出すのは差し出がましいかなと思いつつも、俺は尋ねた。

 

「ああ。ようやく事務処理が一通り済んだよ」

 

 ネクタイを解きながら三笠さんは、安堵と疲れの入り混じった声を吐き出した。

 そういや、観艦式と聯合艦隊集合訓練が近いんだったな。

 供出する艦艇の選定やら訓練計画書の承認やらで、いつにも増して事務処理が多かったのだろう。

 

「ってことは、あとは本番に向けての訓練ってわけだね」

「うむ!」

 

 三笠さんは、力強く、そして嬉しそうに頷いた。

 訓練の統括や視察という名目で、宇宙(うみ)に出られることが余程嬉しいみたいだ。

 

「粋がったどこかの阿呆がちょっかいでも掛けてくれば、なお面白いんだが」

 

 司令長官という立場上、そんな素振りは全く見せないし本人もかなり自重しているが、三笠さんはガンさんや昔の俺に引けを取らない中々のヤカラ気質だ。

 以前はやたらと挑発行為を行ってきたリャンバンは、対馬事件以降、口先では偉そうなことを言っているが、ちょっかいを掛けてくることは無くなった。

 周辺国への恫喝としても一定の効果があったようで、リャンバンだけでなく、ツァーリや朝華の挑発行為も鳴りを潜めていた。

 

「いや、待てよ。そうか、暗礁宙域で演習をやれば、いいのか」

 

 そんな物騒なことを言い始めたのには、少し呆れてしまった。

 まあ、さすがに冗談だろうけど。

 

「馬鹿なこと言ってないでさっさと座って。晩飯の用意するから」

 

 三笠さんをリビングに追いやり、俺は手早く晩飯の準備を整えた。

 配膳をしていると、三笠さんがソファの上に置きっぱなしになっていた紙袋の中身を見て不思議そうな顔をしていた。

 

「ああ、それね。かなえさんが、結婚祝いとか言って置いて行ったんだよ。気が早いよなー」

 

 苦笑を装いながら俺は言った。

 三笠さんは、複雑な表情で袋の中身を取り出して、ひとつひとつ確認していた。

 そりゃあそうだろう。何しろ、ほとんどが育児グッズなのだ。

 

「それでさー、かなえさんが自分の子供を連れてきたんだけどさー、それが可愛くてさー」

「そうか」

「アデルも妊娠してるって聞いてさ、愕然としちゃったよ。あいつがおかんになるなんて、想像できないんだけど」

「そうか」

 

 食後のコーヒーを啜りつつ、三笠さんは首肯した。

 

「なあ、摩耶」

「んー?」

 

 三笠さんがいつになく真剣な表情で俺を見つめた。

 

「子供が欲しいか?」

「ん……」

 

 俺は言葉に窮した。

 かなえさんの連れてきた紘子ちゃんは確かに可愛かった。

 こんな可愛らしい子供が欲しいと思う反面、俺のようなガキに母親が務まるのかという不安がある。むしろ、その不安のほうが大きい。

 それに最近、少しきな臭い情勢が続いているみたいだし、事案が発生して三笠さんの艦隊に出動がかかるかもしれない。

 こんな状況で、余計な負担を掛けたくはない。

 さっきから、自分の事ばかり考えているけど、三笠さんはどう考えているんだろうか。

 

「私は欲しいぞ」

「そ、そうなの……?」

 

 三笠さんは頷く。

 

「結婚したばかりの頃は、お互い軍人だったこともあって、深く考えたことは無かったが今は違う。軍人である以上、最悪の事態を想定する必要はある。幸いお前は退役を決意してくれた」

 

 最悪の事態。

 俺は言葉を失った。

 そうだ。軍人なんだから、そういう可能性は大いにある。

 いくら前線に出る機会が少ないからとはいえ、戦場や戦闘の規模によってはその限りじゃない。

 もしも。もしも、万が一そんな事態になってしまったら。

 この世界でたった一人、俺と同じものを共有している三笠さんがいなくなったら。

 

「私が死ねば、お前は一人ぼっちになってしまう」

 

 三笠さんも俺と同じことを考えていたみたいだ。

 

「子供が居れば、お前は一人きりじゃないし、私が生きていた証を残すこともできる」

「三笠さんの、俺達の証……」

 

 うわごとのように呟き、俺は三笠さんを見つめ返した。

 互いにとっての、拠り所となる存在。

 そんな理由で、子供を作るのが正しいのかどうかわからない。

 だけど、一人取り残される恐怖を自覚してしまった。

 

「じ、じゃあ、今夜」

 

 俺は意を決して言うと、三笠さんは「わかった」と頷いた。

 

 

 

「あー、摩耶……。風呂、いいぞ」

「うん。わかった」

 

風呂から上がった三笠さんの様子が妙だった。困惑してるというか、なんだか気まずそうな顔をしていた。

 

「あー、その。なんだ」

 

 視線を泳がせ、妙に歯切れが悪い。もしかして、この後の事に緊張しているのかな。

 

「洗面所の洗濯籠の中にだな……」

 

 ん、洗濯……籠?

 や、やべえ―――――!?

 かなえさんに貰った黒のスケスケエロ下着。試着した後、洗濯籠に放置したままだった……!

 俺は自分の頭から血の気の引く音を聞いた。

 

「ちちちちち、違う! 違うんだ! あ、あ、あ、あれは、かなえさんが勝手に置いてったやつで! 試着した後、片づけるの忘れてて……!!」

「試着、したのか?」

 

 焦って余計なことを口走ってしまった。

 

「でででで、でもっ、お、俺には全然似合わなかったから……!」

「別にそうは思わないが」

「ふぇっ!?」

「先に寝室に行ってる」

 

 固まる俺にそう言い残し、三笠さんは行ってしまった。

 ええと。今の言葉は、どう解釈すればいいんだ。

 そういうのが似合う程度に色気はあるんだと喜べばいいのかな。それとも、ただのお世辞なのか。

 あれこれ考えても仕方がない。

 三笠さんを待たせるわけにはいかないし、さっさと風呂に入ることにした。

 いつにもまして、念入りにあらったせいか、思ったよりずいぶんと時間がかかってしまった。

 そこからさらに、どういう格好で寝室に向かえば良いのかと思案して、さらに時間を無駄にする。

 あーでもないこーでもないと悩んだ末、どうせ脱ぐんだしと、いつもの寝間着に落ち着いた。

 下着はもちろん、普段つけているシンプルな普通のやつだ。

 

「お、お待たせ~……」

 

 寝室の扉を開けると、不思議な香りが漂ってきた。今までに嗅いだことが無い香りだったけど、不思議と心が落ち着いた。

 

「あ、点けたんだね、それ」

「ああ。これも、かなえさんからか?」

「うん」

 

 寝るときにでも点けようと思って寝室に置いていた、香苗さんからもらったアロマキャンドルに青白い火が灯っていた。

 香りもそうだけど、なんだか気持ちが落ち着いてくるような気がする。

 さっきまで、いよいよ今夜だということで、かなり気持ちが昂っていたんだけど、それも随分収まっていた。それは三笠さんも同じらしい。

 

「さっきのあの下着、着けてきたのか?」

 

 冗談めかして尋ねる三笠さんに、俺はまさかと笑い、隣に腰を下ろした。

 改めて、傍で見てみると、三笠さんって、結構がっしりした身体つきしているな。

 まあ、男なんだから当たり前か。

 暫く見つめ合ってると、三笠さんの手が俺の肩にかかった。

 

「んっ……」

 

 あっと思う間もなく、流れるような自然な動きでキスされた。妙に手慣れている感じだったので少し驚いた。

 考えてみれば、三笠さんは、俺と結婚した時点で二十五歳だった。それまでの間に、多少の女性経験があってもおかしくはない。

 若干もやっとしないこともないけど、俺と一緒になる前の話だし、経験者なら、それならそれであまり無茶なことはしないだろうという安心感もあった。

 

(や、やば……)

 

 キスされただけなのに、なんでこんなに気持ち良いんだ。

 身体の力が一気に抜けてしまい、子宮のあたりのジンジンとした疼きが収まらない。

 

「んっ、くっ、ああっ」

 

 俺の身体が敏感だからなのか、三笠さんがそれなりに巧いのかはわからないが、乳首や膣の割れ目を軽くなぞられだけで、痺れるような快感が身体中を駆け巡る。

 三笠さんは前世では女だったわけだし、女の感じるポイントを把握しているということなんだろうか。

 それに引き換え俺は、女だった頃の記憶はほぼ失くしているうえに、未だに前世で男だった頃の意識を引きずっている。そのせいか、いわゆる自慰行為に耽ったことすら無い。女の性的な快感というものを全く理解していなかった。

 

「ひっ! ああああっ!」

 

 クリトリスを弄られ、声を抑えることが出来ない。身体が自分のものでは無いかのように、何度も腰が跳ね上がる。

 頭の片隅にチカチカと何かが瞬いているような気がして、まともに頭が働かない。

 

「摩耶、いいか」

 

 股間に何か熱いものが触れているのを感じた。指とは明らかに違う滾るような熱い感触。

 薄目を開けて下腹部のほうに視線を下ろした俺は、驚愕した。

 なんで。なんで、三笠さんの股座に、九七式光子魚雷がぶら下がっているんだろう。なんでそれが、俺の股間にあてがわれてるんだ。魚雷は敵艦にぶち込むものであって、人間相手にぶち込むもんじゃないはずなんだが。

 ぼんやりとした頭でそんな事を考えていると、それが身体の中に押し込まれてくるのを感じた。

 推し開くというか掻き分けるというか、そんな感じで、それが俺の中に埋没していく。

 幸い、痛みはそれほどでもなかったが、とにかく圧迫感が半端じゃない。

 

「ふう~、はあ~……」

 

 呼吸を整えながら耐えるだけで精一杯だった。

 三笠さんは、俺を気遣ってか、様子を見ながら少しずつ少しずつ、道を作るようにゆっくりと腰を推し進めていった。

 

「あぐっ!」

 

 突き上げるような感触に、それが俺の一番深いところ、子宮の入り口にまで到達したことを理解した。

 身体の中心に打ち込まれた熱く硬い芯が、どくどくというか、びくびくというか、とにかく脈打っているのがわかる。

 あんな凶悪な代物が、俺の身体の中に入るなんて、いまだに信じられない。

 しかも、それがどんな形をしているのか、手に取るようにわかるのも信じられない。

 信じられないことの連続で、頭がどうにかなりそうだった。

 辛うじて踏みとどまっていられるけど、それも長くはもたない。

 さっさと出して終わってほしい。切実に。

 

「摩耶、大丈夫か。辛くはないか」

 

 気遣うような顔で、三笠さんは俺の顔を覗き込んだ。

 なんだか、俺よりも三笠さんのほうが辛そうに見えるのは気のせいだろうか。

 

「う、うん。だ、大丈夫だよ」

 

 余裕ぶって笑みを浮かべて見せたけど、うまくいっていたかはかなり微妙だ。

 だから、早いとこ終わらして欲しいんだけどな。

 三笠さんは優しい笑みを浮かべ、俺にキスした。

 唇を割るようにしてそっと差し入れられた舌が、俺の歯茎を隅々までなぞっていく。

 童貞にありがちな貪るようなベロチューとは全く違う優しいキスだ。

 僅かに開いた歯の隙間から侵入してきた三笠さんの舌が、俺の舌を優しく絡めとった。

 

「んっ……」

 

 俺はただされるがままに、それを受け入れるしかなかった。

 しばらくそうしていると、次第になじんで来たのか、股間の圧迫感が少しはマシになったような気がする。

 

「摩耶、すまん」

 

 三笠さんの唇が離れた。

 気遣うようなくちづけに蕩けていた俺は、呆けたように三笠さんの顔を見上げる。

 

「もう、限界だ。これ以上、我慢できそうにない」

「え……?」

 

 それってどういう意味、と聞き返そうとした瞬間、下腹部を物凄い衝撃が襲った。

 

「かはっ!」

 

 肺から一気に空気を吐き出され、俺は目を剥いて身体を仰け反らせた。

 何かがごりごりと擦れながら、俺の一番深いところを、ごつごつと圧し潰すように突き上げてくる。

 

(ちょっ、待っ、や、やめ、やめて。苦しい……!)

 

 必死に訴えかけようとするが、言葉が出ない。息が出来ない。

 両手で必死に三笠さんの胸板を押しやろうとするが、男の力にかなうわけもなく、動きを止めることが出来ない。

 

(し、子宮が、揺さぶられる……!)

 

 下から、がんがんがんがん突き上げられて、何度も意識が飛びそうになる。っていうか、何度か飛んだと思う。

曲がりなりにも、さっきまでは俺を気遣っていた三笠さんとは、まるで別人だ。

 怖い。苦しい。とにかく一秒でも早く終わってほしい。

 唇を噛みしめ、必死に耐えていると、一番深いところを突き上げた状態で、唐突にぴたりと動きが止まった。

 次の瞬間、それがぶるっと震え、そこから熱いものが胎内に広がっていく。

 

(あ、しゃせい、してるのか……)

 

 熱い迸りが、まるで、水鉄砲で打たれているみたいに、子宮の壁に勢いよくあたっているのがはっきりと分かった。

 何にせよ、ようやく終わった事に安堵した。緊張に強張っていた身体が弛緩する。

 終わったんだから、さっさと離れてほしい。 そう思いながら、三笠さんを見上げる。

 俺の中に埋没しているそれは、びくびくと痙攣しながらも、全く萎えることは無い。

 切なそうに俺を見つめる三笠さんと目が合った。

 

「すまん。まだ収まらない」

「えっ、ま、待って……! んああああっ!」

 

 余韻が収まる間もなく、三笠さんが再び動き始めた。

 嘘だろ。もう復活したのかよ。まさかの即時次発装填に、俺は完全にパニックになっていた。

 制止する間もなく、また下から激しい突き上げが始まった。

 押し退けようとする俺の手を乱暴に払い退けると、三笠さんは両腕で腰を抱え込むようにして、激しく律動した。

 最初の時とは全くかけ離れた激しい動きと衝撃に、俺はなすすべもなく翻弄された。

 まるで掘削機のように俺の膣は抉り捲られ、さっき射精したばかりの子宮にその凶悪な鎌首をねじ込もうとする。

 ほどなくして、二度目の射精が始まった。

 

(う、うそ……。出しながら動いている……!!)

 

 射精しながらも、三笠さんのそれは一切動きを止めることなく、俺の膣内を蹂躙し続けた。

 俺も元は男だったから分かるが、一度出すと、多少なりともそういう欲求が解消される。

 いわゆる、賢者タイムになるはずなんだが、今の三笠さんには、どうもそれが無いみたいだった。

 

(やばい、死ぬかも)

 

 酸欠で朦朧としながら、俺はぼんやりと三笠さんの顔を見上げていた。

 満ち足りているような、それでいて、辛そうにも見える不思議な表情をしていた。

 なんて、必死なんだろうか。

 乱暴にされて、恐怖や苦痛を感じているのは事実だ。

 だけど、それはつまり、あの三笠さんが理性を失い本能を剥き出しにしてしまうほど、夢中にさせたってことでもある。

 俺の中に、男を虜にしたというそんな満足感が広がっていった。

 そう考えると、 荒々しい動きで、俺の女の部分を貪る三笠さんが、なんだか急に愛おしく思えてきた。

 まるで、母親に甘える幼児のようにさえ思えてくる。

 そんな風に考えると不思議なもので、俺の中にあった圧迫感が和らいできたように感じた。

 単純に道が出来て、三笠さんのそれが馴染んできただけなのかもしれないけど。

 心持ち腰を上げて、三笠さんが動きやすいようにしてみると、少なくとも息苦しさは無くなった。

 苦しかったのは、体勢が悪かっただけみたいだ。

 圧迫感はまだ残っていたけど、我慢できないほどでは無い。

 それよりも、子宮の奥からこみ上げてくる奇妙な感覚に戸惑っていた。

 

「あっ。ふあっ、んっ……」

 

 腰を突き上げられるたびに、その感覚はどんどん強くなっていき、俺の口からは勝手に声が漏れ始めた。

 その感覚から逃れるため、俺は三笠さんの首に手を回して、ぎゅっとしがみ付いた。

 しかし、これは完全に裏目に出てしまった。

 身体が密着することにより、三笠さんの光子魚雷をより深く、感じることになってしまったからだ。

 当然、胎内からこみ上げてくる感覚もより一層増幅されることになった。

 

「あっ、やっ、何っ、これっ、来る、なんか、来っ……!!」

 

 俺は三笠さんにきつくしがみついた状態で、ビクンと身体を硬直させた。

 俺の膣がぎゅっと収縮し、三笠さんの光子魚雷を締め上げる。

 

「くっ! 摩耶っ……!」

 

 三度目の射精。

 オスの放つ種に、女の部分を余すことなく塗り潰されながら、俺はガクガクと身体を痙攣させることしかできなかった。

 それが多分、女の絶頂だったんだと思う。

 そこから先は、記憶が曖昧だ。断片的にしか覚えていない。

 正常位で繋がっていたはずなのに、次に気が付いた時は、後ろから貫かれていた。

 そして、また次に気が付いた時は、奇妙な体勢で子宮を揺さぶられていた。

 昼間、三笠さんの書庫を掃除していて見つけたエロ本に書いていたナントカ崩しっていう体位に似ていた。

 そんな感じで、絶頂を迎えて気絶した後、子宮に直射されて目を覚まし、またイって意識を飛ばすというのを延々繰り返していた。

 やがて、気が付いた時は朝になっていた。

 

「うう……」

 

 めちゃくちゃだるい身体を起こすと、隣では三笠さんが安らかな寝息を立てている。やるだけやって、満足して眠りこけている三笠さんにちょっとイラっとした。こっちは、あんな太くて長い魚雷を何発もぶち込まれて、ひいひい言って気絶までさせられたっていうのに。

 ほっぺたを思いっきりつねってやろうかと手を伸ばしかけたが、やめた。

 普段の三笠さんからは想像もつかない荒々しさに、本気で恐怖を覚えた。死ぬかと思った。

 下腹部には、いまだに重苦しい違和感が残っている。何かが挟まっているというか、突き刺さっているというか、そんな感じの。

 まあ、あれだけ子宮をガンガン突き上げられたんだから、当然と言えば当然だ。

 うーん、でも、なんだろう。俺は今、妙に嬉しかった。

 やっと、三笠さんの女になることが出来たという実感が湧いたからだと思う。

 そう考えると、身体のだるさも、下腹部の重苦しい感触も、その証のように思えてしまうのだ。

 

「……とりあえず、シャワー浴びて朝飯の準備するか」

 

 終わった後の後始末は、三笠さんがやってくれたみたいで、致した後の汚れは殆ど無かったけど、汗はきちんと洗い流しておきたかった。

 若干内股気味になりながら立ち上がった俺は、覚束ない足取りで風呂場へと向かった。

 前の生理は何日前だったかな、とか考えながら。


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