大学に入り、毛利蘭とも再び関係を紡がれることが出来、全てが万時上手く行っていた。
……ただ一つを除いては。
コ哀と新志の皆さん、申し訳ございません。
私の妄想が具現化した小説となります、温かい目で見てください。
新一は大学の帰り道、蘭との待ち合わせ場所であるカフェテラスに向かっていた。久々のデートに心なしか浮足立っていたものの、目の前に歩いてくる女性と男性の姿を視界に捉えた際にそれは浮き沈んでいく。
「おぉ、江戸川……じゃなくって工藤」
「あら、工藤くんじゃない」
「……おう、灰原、じゃなくって、宮野……でもないか。 今はもう重長だっけか?」
「ふふっ、そうね。そう言われるのも懐かしいわ」
赤みがかったウェーブ状の茶髪を肩口まで伸ばした女性――嘗ては宮野志保として、そして灰原哀としても生きてきた彼女は、隣に付き添っている男性の妻となり、重永志保と成った。
幸せそうに微笑む志保とは異なり、新一の表情は曇っていき視線を彼女の腹部に向ける。
その腹部はふっくらと膨らんでいる。彼女は妊娠しているのだ、隣にいる重永という男の子供を。相棒として付き添ってくれた彼女が新たな人生を歩み、幸せを噛みしめている。
それは、とてもいいことのはずなのに――。
「今日はな、生まれてくる子供の服を見に行くんだわ。まぁ男か女かはまだ分からんけど」
「気が早すぎるのよ。 本当ならゆっくりしたかったのに、貴方って人は」
工藤新一の耳に二人の言葉が入ってこない。彼が見ている先は志保の幸せそうに微笑む顔と膨らんでいる腹部に目を向けている。
思い出しているのだ、彼は。
『工藤君』
嘗て相棒として一緒に過ごしてきてくれた彼女を。
『あなたにも困ったものね』
困ったように、呆れながらも助言してくれた彼女を。
『工藤君!』
時に命懸けで助けてくれたり、共に戦ってきたことを――。
そして――。
『あん♡ しげっ、ながくん♡ んぅっ♡ んっ♡ あっ、あっ、おっ、あ~~~~っ♡」
「っ……っぅ」
嘗て灰原哀だった彼女が、阿笠博士の自宅にて、重永の肉棒で善がり狂っていた姿を思い出した……思い出してしまった。
――――――――――――
工藤新一に戻る前日――江戸川コナンであった彼は胸中に宿っていた想いを灰原哀に伝えるために阿笠博士の自宅にやってきた。
その想いが何なのかは分からなかった。蘭のような愛情なのか、それとも友人に抱く親愛なのか。
それでも解決しないとならないと
しかし、鍵は開いていたものの不在であった。閉め忘れかと思い時間を改めて来ようとしたときに、声が聞こえたのだ。声を辿り、そして何故か廊下などに垂れ落ちていた雫の後を辿ってやってきたのが彼女の部屋だった。
丁度扉が半開きだったために、興味本位で覗いたのが、間違いだった。
そこで見たのが、彼女のあられもない姿だった――ベットの上で重永に正常位で組み伏せられ、彼女の小ぶりな尻と腰が巨体に叩きつけられるようぶつかり合い、その肉棒で善がり狂っていた。
あの時に見えた、涎を垂らして恍惚めいた表情は今にでも忘れられない。
『あんっ♡ 好き、すきぃ♡ おっきぃ、ちんぽでぇ、もっと突いてぇ♡ はぁああん♡』
ずちゅずちゅと厭らしい水滴音をたてながら重永を求めていたあの顔は――幼いながらも娼婦そのものだった。
『おっ♡ はっ♡ はぁぁぁぁ♡ きもち、きもちひぃいよぉおおおお♡ もっひょ、もっっひょをっ♡』
『よぉし、イケ、イッちまえ!』
『おっぐぅううう♡』
重永の肉棒が哀の秘所ごと押しつぶすんじゃないかと云わん程に、子宮目掛けて深く突き刺したのと同時に彼女は絶頂した。
ビクッビクッとベットの上で痙攣し、アへ顔で舌を伸ばしている哀。幼いながらのその姿に強烈な卑猥さを感じ、コナンの肉棒ははち切れんばかりに勃起していた。
重永は抱き上げては対面座位となってキスを交わし始めた。
『んんちゅっ♡ べろ、れろぉ、んちょ、ちょっとぉ♡ ま、まひゃらめぇ♡』
普段、クールさを見せていた彼女が嘘のように蕩けきっていた。口では否定しているものの、マタタビを前にした猫のように甘えていた。
哀は勃起した乳首を重永の胸に摩り上げていき、愛液で濡れまくった秘所を肉棒で擦り付け、唇は濃厚な舌を入れ込み重永の舌を交わし唾液による水音を立てる。
卑猥な光景を見て呼吸が荒れていくコナン。そして限界までに勃起している肉棒に手を伸ばしていくと――。
『ふぅっ、硬いことを言うなって、折角だから見せつけてやろうぜ』
重永の言葉を聞いた瞬間。コナンは逃げ出した。
灰原哀に見られたくなかった、勃起して興奮している姿を。同時にコナンはこれ以上見たくなかった――厭らしく善がっていく哀の姿を。
…………結局彼女にこの想いを伝えることも相談することも出来ずに、江戸川コナンは工藤新一に戻り、灰原哀は宮野志保に戻った。
そして、元の姿に戻ってから数日後に、志保は阿笠博士の家を出ていき、重永の家に同居することとなった。
――――――――――――
「工藤君?」
そのことを思い出したのか、新一のパンツに閉まってある肉棒が反応し、ムクムクと勃起してくる。
そして、妊婦となった志保のその姿を見て、ますますと思い出すのと同時に妄想してしまう。
子供が出来るまで、重永と子作りをしていた彼女のあられもない姿を。
『あっ♡ あんッ♡ ひゃああああああ♡』
『あんっ、ひゃああああん♡ もっと、もっと激しくしてぇ♡』
『んッ、おいしっ♡ ねぇ、私が満足するまで、おちんちん、ちょうだい――♡』
志保と違い、ふくよかな胸を揺らしては恍惚めいた顔かアへ顔を晒しては、善がり狂っている彼女を。重永の精液を注がれていく子宮を。
(っ何やってるんだ、俺は!)
ようやく忘れかけてきたのに最悪だ。新一は拳を強く握りしめては、適当に述べてこのまま立ち去ろうとしたが――。
「あっ……今蹴ったわ。 ねぇ工藤君、もしよかったら触って見ない?」
その言葉は、新一が戸惑うのと同時に昏い興奮を覚えさせた。
今まで忘れようとして我慢してきたものが壊れてしまう恐怖を抱くのと同時に、もうこれ以上我慢しなくてもいいという開放感。
志保が新一の右手をゆっくりと膨らんでいる腹部を触らせたのと同時に――。
(あ…………ああっ)
パリンと工藤新一の中にあった何かが壊れたと同時に、彼自身の勃起が精液を吐き出した。
(く、くそぉ、ちくしょぉ……灰原と重永の赤ん坊……っ……俺から奪った奴が何回もセックスして、好き放題にしやがって……くそっ、ちくしょぉ……ッ)
工藤新一は覚えてしまった。『奪われたその感触と喜び』をその日に刻まれてしまった。
その日から、彼は狂ったようにあの時と今の彼女をネタにして自慰に奔っている。