※この小説は、新サクラ大戦のネタバレを多数含みます。ネタバレが苦手な方は、ひとつ前のページに戻るか新サクラ大戦をプレイした上でお読みになってください。
それでも構わないと言うのであれば、どうぞごゆっくりお楽しみください。
それでも構わないと言うのであれば、どうぞごゆっくりお楽しみください。
ではどうぞ。
ちなみに作者はR-18小説は初挑戦ですので、クオリティはそれほど期待しないでください。
拝啓、故郷にいる父と母へ。要点だけこの手紙に書き記します。
私、神山誠十郎と天宮さくらはこの度、結婚することになりました。近いうちに式を挙げたいと思いますので、詳細は後程お知らせします。
「・・・こんなものでいいか。」
大帝国劇場の一室にて、一人の男が机に向かって手紙を書いていた。
男の名は神山誠十郎。帝国華撃団・花組の隊長である。
元々は海軍に所属していたのだが、この大帝国劇場の支配人である神埼すみれからの引き抜きにより帝国華撃団・花組の隊長を任されることになり、それを引き受けたのだ。
「・・・ふぅ。」
手紙を書き終えた誠十郎は背伸びをして固まった体を解していく。思いっきり体を伸ばした後、脱力して椅子にもたれかかって天井を仰ぐ。
「・・・・・・。」
天井を仰ぐと同時に頭に浮かぶのはさくらのことだった。
さくら―――天宮さくらとは故郷で一緒に育った幼馴染同士で、この大帝国劇場の帝国歌劇団の一員であると同時に、帝都を襲う降魔と戦う特殊部隊、帝国華撃団・花組の一員でもある。
誠十郎が故郷を出てから長らく会っていなかったのだが、大帝国劇場に来ると同時にさくらと再会し、そこから二人の長い関係が始まったのである。
「(思い出せば色々浮かび上がってくるな。)」
隊長として就任して間もない頃、誠十郎は以前所属していた海軍で船の艦長を勤めていたのだが、降魔の襲撃によって船が沈んでしまい、自信を失くしてしまっていたのだ。自分に自信を持てなくなり、いい加減な気持ちで隊長に就いていたことをさくらから叱責されたあと、降魔との戦いでさくらは自分の夢にひたすら真っ直ぐ進んでいる姿を見て、自分がどれだけ情けなかったのか自覚し、今度こそ失わないために戦う決意をすることができたのだ。
「(その後も大変だったな。)」
大帝国劇場と帝国華撃団を立て直すために華撃団大戦に出場することになり、さくら達と共に参加した。第一回戦は上海華撃団が相手で、帝国華撃団の代わりに帝都を守り続けていた実力者であり、自分達の強さに絶対の自信を持っていた者達だ。上海華撃団を下し、第一回戦を勝ち上がったあの時の喜びは忘れられないものだ。それと同時に、上海華撃団の解散が決まったという複雑な思いでもあった。世界華撃団連盟WLOFの掲げたルールによって、華撃団大戦で敗北した華撃団は解散するという理不尽な決定によって、上海華撃団は解散の道を辿ってしまったのだ。その時の対戦相手の一人であるホワン・ユイの流した涙は忘れられそうにない。
「(あの時の俺はさくらの気持ちがわからず、さくらを傷付けてしまって、自分でもどうすればいいのか、わからなかったっけな。)」
帝国華撃団のメンバーであるあざみのスパイ容疑を晴らしてさくら達の加勢に駆けつけて降魔を撃退した後、大帝国劇場が上級降魔の一人である夜叉によって襲撃され、さくらの光武と後継機である無限が破壊された挙げ句、夜叉がさくらの尊敬しているかつての帝国華撃団のメンバー、真宮寺さくらそっくりの姿に動揺して、自分と自分の夢を見失ってしまったのだ。
不安定になってしまったさくらの精神を癒すために、休みを貰って二人で故郷に帰ることにしたのだ。そこで思い出話に花を咲かせていたが、その翌日、さくらと昔交わした約束を蔑ろにしたような発言でさくらを怒らせてしまい、泣かせてしまったのだ。その後、傷付いたさくらにどう声をかければいいのかわからなくて一人で大帝国劇場に帰ってきてしまったのだ。大帝国劇場前でクリスマス公演の準備をしていた初穂に事の詳細を聞かれて話すと、初穂は怒ってそのまま部屋へと戻って行ってしまったのだ。
失意に沈む中、食堂にオムライスを食べに来ていたさくらの剣の師匠の白秋に胸の内を語ると、白秋はこう述べた。
「隊長としては正しいのだろう。だが、さくらは女の子でもある。それを忘れないように。」
その言葉を聞いた後、誠十郎は初穂の部屋へと足を運び、自分の今の気持ちを初穂に伝える。返事こそなかったものの、誠十郎は自分の気持ちを伝え、もう一度さくらに会うことにしたのだ。
さくらにもう一度会う決意をした翌日、あざみからの報告で初穂が置き手紙を残していなくなってしまったのだ。あざみの調査によると、いなくなってからそれほど時間は経っておらず、おそらく駅に向かったのだと推測する。さくらに会うために。
列車に乗ってさくらと初穂のもとへと急ぎ、さくらの家にたどり着くと同時に目にしたのは、さくらと初穂が殴り合いをしている場面であった。
聞こえてきた内容を要約すると、いつまでもいじけているさくらに対して業を煮やした初穂が渇を入れるためにさくらを説得しにきたのだ。そして初穂の言葉に激昂したさくらは放っておいてくれと殴り返したり、それに負けじと初穂も殴り返す。お互いに殴りあってふらついてきた所に初穂が殴ろうとしたところを誠十郎が間に入って代わりに殴られてそのまま気絶したのであった。
「(あれは痛かったな。腰の入ったいいパンチだった。)」
あの喧嘩のあと目を覚ました誠十郎は、さくらに膝枕されており、お互いに悪いところがあったと反省し、仲直りするのであった。
立ち直ったさくらは倫敦華撃団との試合の前に新しく作られた機体の桜武に乗り、迷いを断ち切り、倫敦華撃団の一員であるランスロットを倒し前線へと復帰したのだ。
「(それからも色々あったな。仲間の裏切りとかもそうだが、さくらの刀の秘密と真実に、幻庵との戦い・・・俺は、さくらを失いたくなかった。)」
新たなメンバーとして迎え入れた世界的女優のアナスタシアは、実は降魔からのスパイであり、さくらの刀を奪うために帝国華撃団に潜伏していたのだ。降魔の襲撃によって亡くなった家族に会わせるという取引を持ちかけられ、アナスタシアはそれを了承したのだ。が、降魔の連中は刀が手に入った途端にアナスタシアを切り捨て、さくらの刀の力を使って降魔皇が封印されている幻都の封印を解いてしまったのだ。
幻都をもう一度封印するには同じ刀を作るしかないとさくらの父、鉄幹から説明を受けたが、刀を作るための素材が常軌を逸しているものだった。
幻都を封印するための刀を作る素材は、さくらの命そのものだったのだ。
かつて降魔皇を幻都に封印するためにさくらの母親のひなたはその命を差し出し、国連と鉄幹はもう一度幻都を封印するためにその命を差し出せと言ってきたのだ。
さくらはその事実を受け入れ、命を差し出そうとしたが誠十郎は受け入れず、さくらを失いたくないと言い、国連から出された命令を拒否したのだ。
その後、奪われた刀を取り戻して幻都を再封印をするという作戦に切り換えた帝国華撃団は行動を開始し、上級降魔の一人であり、降魔皇の復活を目論んでいた幻庵から刀を取り戻し、幻都を再封印することに成功したのだ。
「(それから俺はさくらにプロポーズをして、結婚を申し込んだんだ。)」
華撃団連盟から辞令が来て、海外の華撃団に異動することになったさくらを追いかけてプロポーズして、さくらはそれを受け入れ、二人は結ばれたのだ。
その後、さくらは帝国華撃団に戻ってきて誠十郎と結婚式を挙げるための準備や演劇の稽古で忙しいため、ここしばらくまともに会話していない。
「(寂しいな・・・。)」
まともに会話していない寂しさで悶々としていたその時、自室のドアからノック音が聞こえてきた。
「誰だ?」
こんな夜遅くに訪ねてくるのは誰だろうか。
「誠十郎さん、私です。入ってもいいですか?」
聞き慣れた声が聞こえた。
「さくらか?いいぞ。」
「失礼します。」
扉が開いてさくらが入ってくる。
「どうしたんだ?こんな夜遅くに。」
「いえ、特に用があった訳じゃないんですが、顔を見たくなって・・・。」
「そうか。ならゆっくりしていってくれ。お茶出すから。」
「ありがとうございます。」
さくらを部屋に招き入れた後、二人は来客用のソファに身を預けて他愛のない話題に心を踊らせる。子供の頃の楽しかった思い出や、二人が別れてから再び出会うまでの話、そして再会してから今日までの事。そして―――自分達のこれからに、胸を高鳴らせる。
「こうしてゆっくり話すのは、いつぶりでしょうか。」
「ここ最近お互いに忙しくて、まともな会話していなかっもんな。」
「私達・・・もうすぐ夫婦になるんですよね。」
「ああ。何だか不思議な感じだな・・・昔は兄妹みたいに育って一緒に遊んだりしていた子と結婚するなんて想像もしていなかった。」
「誠十郎さん・・・。」
「けど今思えば、俺達はいずれこうなるって言う、神様が導いてくれた運命なんだと思う。」
「運命、ですか?」
「ああ。だから言わせてくれ。」
―――俺と出会ってくれて、ありがとう。
「・・・!」
誠十郎が自身の思いを告げると、さくらは両目に涙を浮かべてボロボロと溢す。
涙を大量に溢すさくらを見た誠十郎は慌てふためく。
「えっ!?どうした!?俺またなにか変なこと言ったか!?」
「違う・・・違うんです・・・!今の言葉が・・・嬉しくて・・・嬉しくて・・・!」
涙を流しながらさくらは、その胸に溢れ出る嬉しさを表現するかのように誠十郎に抱き付き、力一杯しがみついて嗚咽を溢す。
誠十郎は嬉し涙を流すさくらを優しく、それでいながら力強く抱き締めて頭を撫でる。
しばらくすると、さくらの涙が止まり、誠十郎に顔を向ける。その顔は幸福の笑みで溢れており、さくらの心情が表に現れていた。
誠十郎はそんなさくらが愛おしく思い、自分の顔をさくらの顔へと持っていき、その桜色の唇に自身の唇を重ねた。
唇を重ねられた事に一瞬驚いたさくらは、すぐに落ち着きを取り戻し、愛する人とのキスを受け入れる。
最初は触れ合うだけのキスであったのだが、ゆっくりと激しさを増していき、やがて舌を絡め合う深いキスになっていった。
「ん、んん、ちゅるっ・・・。」
時折息継ぎをしながら深いキスをしていた二人はやがてどちらからともなく離れ、互いの唇の間に銀色の橋を作る。
「はぁ、はぁ、誠十郎さん・・・。」
顔を赤くし、熱を帯びた息を吐きながら視線で誠十郎に訴える。誠十郎はそれを察し、さくらを横抱きにして自分のベッドへと足を運んだ。
――――――
服を脱ぎ、全裸になった二人はお互いの身を寄せ合い、その肌の温もりを感じ取っていた。
「ふぅ・・・んんっ。」
さくらは今、胡座をかいた誠十郎に背中を預けている状態であり、背後から抱き締められながら体を撫で回されていた。
「ひゃん・・・あぁ・・・。」
全裸となり、体中を撫で回されているさくらは快楽と胸の内に広がる羞恥心によって半ば思考を放棄している状態であった。
「はぁ・・・はぁ・・・誠十郎さん・・・!」
愛する人から与えられる快楽に身を震わせ、淫らに悶える自分を見ないで欲しいという羞恥心と、もっと触れて欲しい、見て欲しいという願望が混ざりあって頭の中がごちゃごちゃになって何も考えられなくなってしまう。
羞恥心と快楽に身を震わせているとき、さくらの体を撫で回していた腕が自分の胸に移動していった。
「ひゃん・・・!」
誠十郎の大きな掌がさくらの胸を包み込むと、優しく揉みしだかれる。
「やあ、ダメ・・・。」
胸を撫でられるような揉み方にさくらは性感帯を刺激され、思わず声を漏らす。誠十郎がさくらの胸の感触を楽しむように揉み続けていると、不意に誠十郎の指先がさくらの胸の膨らみの頂点に移動していき、人指し指と親指によって摘ままれた。
「ひゃうん!?」
両方の乳首を摘ままれて、全身に電気が走ったような感覚に体を大きく震わせ、脱力する。
「大丈夫か?さくら。」
「だ、大丈夫です。ちょっとビックリしただけで。」
「もし嫌だったら、言ってくれ。さくらに痛い思いをさせたい訳じゃないから。」
「ありがとう。誠十郎さん・・・。」
この会話の後、二人は行為を再開し、さくらは誠十郎に再び身を預ける。
「はぁ・・・はぁ・・・。」
胸を壊れ物でも扱うかのような優しい触れ方にさくらは一層心臓を大きく鼓動させ、沸き上がる羞恥に耐える。
誠十郎は一頻り胸の感触を楽しんだ後、片腕をゆっくりと動かし、さくらの腹部を撫でながら下半身へと動かしていく。さくらは誠十郎の腕の動きを感じ取り、これから何をされるのかを察し、与えられる刺激に期待と不安を募らせる。
とうとう下半身に腕が到達し、掌が太腿の間を掻き分け、さくらの陰部へと触れた。
「ああ・・・!」
陰部に触れられた瞬間、これまでにない羞恥と刺激が一辺に襲いかかり、より身を強張らせる。
「やぁ、ああ・・・!」
やわやわと労るような手の動きがさくらの陰部を刺激し、下半身を中心に広がる快楽に身を悶えさせる。外側の陰部の膨らみを一頻り堪能したのか、今度は陰部の内側へと指を伸ばしてきた。
「ひゃあ!?」
先程よりも強い快感が身体中を突き抜ける。これまで受けた事のない快感に思考が一瞬停止し、脱力して誠十郎にもたれかかる。
「あ、痛かったか!?さくら。」
「だ、大丈夫です。続けてください・・・。」
「でも・・・。」
「本当にちょっとビックリしただけです。気にしないでください。」
「わかった。続けるぞ。」
「はい・・・。」
誠十郎は指を動かすのを再開し、さくらの女の秘部をまさぐる。
さくらの様子を伺いながらもゆっくりと指を動かし、少しずつ刺激を与えていく。
「はあ、はぁ・・・。」
秘部をまさぐられ、誠十郎から与えられる快感にさくらは身を悶えさせる。やがて動きが少しずつ激しくなり、割れ目に隠れている穴に指を入れて揉み込むように指を動かしてきた。
「くぅ、ん・・・。」
か細い声を漏らしながら快感に身を震わせ、それを受け入れるさくら。膣口から受ける刺激に戸惑いながら身体中に広がる幸福に浸り心地よい浮遊感に身を任せていた。そして、その心地よい浮遊感に浸っていたその時。
「ひゃん!?」
今までの快感より強い刺激が走った。
誠十郎は膣口を刺激しながら、割れ目の頂点に位置する豆のような小さな肉芽に触れて擦り始めたのだ。
この小さな肉芽から与えられる快感は今までにないくらいの刺激であり、ただ触れられているだけで全身に軽い絶頂が走る程なのだ。それが絶妙な力加減で擦られていて、断続的な快感が全身に広がっていく。
「ああ・・・!そこは、だめぇ・・・!」
全身に走る刺激に、いやいやと黒い髪を乱しながら頭を左右に振る。しかしそこに嫌悪感はなく、ただ与えられる刺激に身を悶えさせる。
最初はゆっくりと陰核を刺激していたが、段々と激しくなり、小刻みに指を動かして陰核を擦っていく。
「だ、だめぇ・・・誠十郎さん・・・!それ以上されたら、私・・・!」
誠十郎の指の動きはさらに激しさを増していき、断続的な絶頂が段々と連続したものとなっていき、それが一気に爆発する。
「――――――!!」
声にならない絶叫を挙げながら秘部を中心に全身へと広がる絶頂にさくらは体を弓なりに反らして体を震わせる。全身を襲うこの刺激にさくらは快楽の波に飲まれた後、一気に脱力して誠十郎にもたれかかった。
「大丈夫か?さくら。」
「はぁ・・・はぁ・・・。」
さくらを気遣う声に答える余裕がない。全身に走った絶頂の余韻にさくらは身を任せ、息を荒く吐きながら誠十郎の胸に体を預ける。
「・・・誠十郎さんの意地悪。」
「・・・ごめん。」
全身の絶頂が治まって放った言葉は罵りだった。それに対して誠十郎は謝る。だが、そこにギスギスした雰囲気はなく、昔から気を許し合っている二人だけの空間が流れており、罵りの言葉を発したさくらも本気ではないことを誠十郎は知っており、ただお互いの間に流れるこの雰囲気に身を委ねていた。
「でも許します。誠十郎さん、してくれてる最中、気遣ってくれてましたから。」
「ありがとう。」
さくらは体を誠十郎に寄せ、絶頂に浸った余韻に包まれながら誠十郎の肌の温もりを感じる。対する誠十郎もさくらの腰に腕を回してさくらの肌の温もりを感じ取る。お互いが肌を密着させることによって安心感が生まれ、穏やかな雰囲気に身も心も心地よい幸福感に包まれる。
このままお互いの温もりに包まれてもいいが、さくらはそれを良しとしなかった。自分だけが一方的に快楽を得ては不公平だと感じたさくらは、次の一歩を踏み出す。
「・・・誠十郎さん。」
「なんだ?」
「今度は・・・一緒に・・・。」
「・・・ああ。」
顔を赤くさせながら誠十郎に顔を向けると、誠十郎はさくらが何を言いたいのかを察して、さくらの体の向きを変え、お互いに向き合う。
「本当にいいんだな?」
「はい。私の全部・・・貰ってください。」
そう言いながらさくらは誠十郎の背中に手を回し、誠十郎もさくらの背中に手を回して互いに抱き合い、口付けを交わした。
――――――
対面座位と呼ばれる体勢で二人は抱き合っており、さくらは膝立ちになって誠十郎の勃起した肉棒を迎え入れる準備をしていた。
二人はこれから行われる行為に期待を寄せ、肉体的にも精神的にも結ばれることに楽しみにしていた。
さくらは膣口に添えられたペニスの熱を感じながら自身の体重を利用して押し込んでいき、誠十郎もまた膣口から膣内へと自分のペニスを潜り込ませていく。
さくらの膣口から流れ出る粘液を亀頭にまぶしながら押し進めていくと、薄い膜のようなものに進行を遮られる。
誠十郎はこれからさくらが受けるであろう痛みで暴れたりしないように力強く抱き締め、一気に腰を押し出す。さくらもまた、これから受ける痛みに一種の恐怖を覚えるが、自分を大事にしてくれる誠十郎を信じて腰を落とした。
「うぁ・・・いっ・・・!」
二人が互いに腰を押し進めた瞬間、さくらの膣口の入り口に存在していた純潔の証が突き破られ、膜を破られた痛みに体を硬直させる。
「う、ううっ・・・!」
歯を食い縛り、襲いかかってくる痛みに耐えるさくら。痛みを誤魔化そうと手足を誠十郎の体に巻き付けて力の限りしがみつく。
誠十郎もまた、力強く抱き付いてくるさくらの受けているであろう痛みに申し訳ない気持ちを抱きながらさらに腰を押し進める。痛みに必死で耐えているなかで弱音を一切吐くことなく自分の肉棒を受け入れてくれるその健気さに応えるべく、不安と痛みを少しでも和らげられるように頭と背中を撫でながら最後まで押し進めていった。
「はぁ・・・っはぁ・・・!」
ペニスが根本まで入り、子宮にまで達したその瞬間、四方八方からグニグニと締め付けてくるその感覚に誠十郎は、今にも射精しそうな快感を必死に押さえ付けて痛みに悶えているさくらを安心させるために抱き締めながらその背中と頭を撫でる。
「ふぅ・・・ふぅ・・・。」
しばらく背中と頭を撫でていると、さくらの呼吸が安定してきており、誠十郎に抱き付く力が段々と弱まってきた。
「大丈夫か?さくら。」
「はい・・・大丈夫です。」
「本当にか?無理はしてないよな?」
「大丈夫ですよ。痛みも、段々と引いてきました。」
「痛かったら言ってくれよな。さっきも言ったけど、さくらに痛い思いをさせたい訳じゃないからな。」
「ありがとうございます。」
痛みに悶えていたさくらを労る誠十郎に礼を言い、二人は行為を再開する。
最初はキスをしながらゆったりとした動きでお互いの性器を刺激し合って小さな快感を得ていたが、途中から少しずつ動くスピードが上がっていき、それに合わせてキスも激しくなっていく。
「んん・・・ちゅっ、ちゅる。」
深く入りながらも浅く抜き差しする誠十郎の陰茎の熱と形を膣内で感じながらもキスを繰り返すさくら。誠十郎はさくらのキスに応えながら肉壺に包まれ、体温と膣内の動きを肉棒で感じ取る。
「はぁ、はぁ、はぁ、誠十郎さん・・・。」
「さくら・・・。」
ペニスのストロークが段々と激しくなり、さくらの腰の動きもそれに合わせて大きくなっていく。
やがて、最初は小刻みだった動きは大振りとなっていき、互いの腰を打ち付け合いながら快楽に溺れていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・!誠十郎さん、私、もう・・・!」
「さくら・・・!さくら・・・!」
さくらの膣内の締め付けが、誠十郎のペニスによるピストンがお互いの性感帯を刺激し、絶頂へと向かっていく。
「うっ・・・くっ!!」
「ああーーっ!!」
最後の一突きが絶頂の引き金となり、互いは全身に走る快感に身を委ねる。
絶頂したことによって収縮を繰り返す膣内は、納められている肉棒を刺激し、限界を迎える。その瞬間、今まで押さえられていた栓が決壊し、ペニスの先端から白濁液を吐き出していく。
子宮に送り込まれていく感覚にさらなる快感を得ながらも、さくらは気が遠くなりそうな意識の中で誠十郎に必死にしがみつき離れまいと意思を示す。
誠十郎もまた、自らに襲いかかる快感に身を震わせながらもさくらを抱き締め、その温もりを手離すまいと力を振り絞る。
やがて絶頂の感覚は治まり、余韻に浸りながら二人は抱き合いながらベッドへと倒れ込む。
性行為による疲労と絶頂による混濁した意識の中で二人は顔を寄せ合い、 お互いの存在を確かめ合うかのように唇を重ね合った。
――――――
「(んん・・・?)」
重い瞼を開け、自分が何をしていたのか頭の中身を回転させる。
「(俺は確か、さくらと・・・。)」
そこまで考えると、昨夜の出来事が次々と頭に思い浮かび、意識が完全に覚醒する。
「ん・・・。」
色々と思い出しているうちに、声が聞こえてきた。声が聞こえてきた方向と距離を考えると、そう遠くはない。寧ろ近い位置にいる。
「んん・・・。」
自分の頭を真下に向けると、そこには体を丸めながら誠十郎の胸に頭を預けているさくらがいた。
「さくら・・・。」
カーテンの隙間から入り込んだ月明かりに照らされたさくらはとても綺麗に見えて、思わず息を飲んでしまう。
誠十郎は目の前にいるお姫様を独り占めしたくなり、抱き寄せて長い黒髪をその手で撫でる。さらさらとした手触りが心地よく、まるで絹のような触り心地だった。
「んん・・・?あれ?誠十郎・・・さん?」
そんな中でさくらが目を覚まし、瞼を重く持ち上げながら顔を誠十郎に向ける。
「ああー、おはよう?さくら。」
「私、何でここに・・・。」
起きたばかりで記憶が混濁しているせいか、あちこちに視線を向ける。しばらく視線を泳がせた後、意識が少しずつ覚醒していき、先程まで自分が何をしていたのか理解し、顔を赤くしていく。
「あ、えと、その・・・。」
どう言葉を発すればいいのか迷っているのを見て、誠十郎はさくらを抱き寄せる。
「さくら。」
「は、はい。」
「愛してる。」
抱き寄せたさくらの頭を抱えて耳元で自分の思っている言葉を伝える。
「あ・・・私もです。誠兄さん。」
たった一言で落ち着きを取り戻したさくらは、誠十郎の言葉に対して自分の思っている事を伝える。
そして二人はお互いに抱き合って肌の温もりと幸福感に満たされながら眠りについた。
――――――
翌日。目を覚ますとさくらはベッドから姿を消していた。
最初はいなくなったことに対して戸惑ったが、テーブルの上に置かれていた手紙を読んで食堂へ向かったことが判明する。
時間を見れば、確かにそろそろ朝食を取る時間だった。誠十郎自身も腹が減っていたので、いつもの服に着替えて食堂へと足を運んだ。
「おはよう。皆。」
「お、来たか神山。おはようさん。」
「おはようございます。神山隊長。」
「おはよう、誠十郎。」
「おはよう。カミヤマ。」
「おはようございます。誠十郎さん。」
食堂には花組のメンバーが既に揃っていた。
燃えるような赤い髪が特徴の東雲初穂。金色のロングヘアーのクラリッサ・スノーフレイク。通称クラリス。一番身長が低く黒髪のショートヘアーの望月あざみ。 銀髪で褐色肌のアナスタシア・パルマ。そして、天宮さくら。
既に料理が盛り付けられているので、テーブルに着いて食事を始めようとするが、誠十郎はあることに気付いた。
「あれ?」
「どうしたんですか?誠十郎さん。」
「いや、俺とさくらの分だけ赤飯が盛られてるんだが。」
「あ、そう言われれば・・・。」
他のメンバーの茶碗に盛り付けられているのは白米であり、誠十郎とさくらの分だけ赤飯である。どう言うことであろうか。
「なあ、これってどう言う・・・。」
茶碗に盛られた赤飯の意味を聞こうと視線を上げて花組のメンバーに目を写すと、全員が誠十郎とさくらに暖かい視線を向けていた。
「な、何なんだ?皆して。」
「あの、一体何を?」
二人が戸惑っている中、初穂が顔をニヤつかせながら全員を代表して言う。
「こう言えばわかるか?「卒業おめでとう」。」
「「・・・へ?」」
初穂が言った言葉に一瞬呆けた顔になるが、初穂に続いてあざみがいい放つ。
「夕べはお楽しみでしたね。」
「「!!」」
その言葉の意味を二人は理解し、ビシリと石のように固まる。
「ま、まさか・・・。」
さくらは大量の冷や汗を流しながら聞き返す。
「全部バレてるわよ。」
アナスタシアがコーヒーを飲みながら楽しげに話す。
「あ、ああ、あああ・・・!」
段々とさくらの顔がまるでトマトのように赤くなっていく。
「ええと、実は声が漏れてまして、それに気が付いた皆がそれを聞いて・・・。」
クラリスが止めを指した。
「にゃあああーーー!!?」
この後、さくらはしばらくの間口を聞かなくなった。