「26位、お疲れ様でした」
「んむ。楽しかったか?」
「勿論です、争いも悪いことだけでは無かったでしょう。静乃と四四八さんに言われたことの意味、少しは理解できましたか」
そう言いながら、
「んぁ......そうだな。俺には何が良いのかわからんが、傷つけあって喜ぶものもいるようだ......」
「いえ......その解釈もどうかと思いますが、そろそろ全人類を阿片漬けするのが最低だということが分かって頂けましたか。これでマシになったと言えるのが恥ずかしいです」
「だが、欲しいやつはいるだろう」
「そこで阿片が無くとも幸せになれる世界を目指す方向にいってくだされば救世主だったでしょうに」
つける薬のない父親にため息をつく雪麗。
「
「良いですが、四四八と静乃との約束は守ってくださいね」
そして、数ヶ月後。
「
すわった目で父親を見つめる
「おぉ、どうした。抱き締めて欲しいのか、いいぞ」
それに対し、笑顔で応じる
「これを見てください。知らないとは言いませんよね」
新聞の切り抜きを突き付けて咎める口調で見出しを読み上げる娘に、父親は誉められたかのように答える。
「もちろんだ。既に阿片を求める国全てに用立てる足場固めはできている。栽培、生産も目処は立っている」
新聞には、『国連非加盟国に麻薬の影!?』と国連に様々な事情で参加していなかった国全てで麻薬常習者が急増していると書かれていた。
「だから、なんで貴方はそう盛大に踏み外した結論になるんですか。確かに約束は破っていませんが、駄目だとわかってください。法で禁止されていないというのは、阿片を望んでいるという訳ではないんです。
今いる国は阿片を取り締まりませんが、政府の権限も強いんですから、処刑されますよ」
「ここの王は善い人だ。俺の理想に共感し、実現を手伝うと救わたいものの下に薬を届けてくれる」
「いつ、抱き込んだんですか。いえ、この人が利用されている可能性もありますけど。まったく、私が離れていたときなど、年に数度でお目付け役もいたでしょう」
「ん、入国時だが」
後日、静乃は雪麗に辛辣に言った。
「やはり、法だ何だ言わずに殺しておいた方が世の為でしょう」
次作、FGO 第四特異点 仙界魔霧都市ロンドン(゚∀。)y─┛~~
1/7 0:00から投稿です。