第三の街までが解放されていて、クエストは第二の街まで実装されています。
黄錦龍は【博愛精神】を取得したことで、全てのモンスターを無視して第二の街にたどり着いていた。
第一の街に似ているが、レンガでできたオレンジ色の建物が立ち並び、軒先の花壇には色とりどりな花が咲き、道には繊細な白い街灯と街路樹のある明るい街だった。
まだプレイヤーは第一の街よりも少なく、ダンジョンを越える必要のあるこの街で、ほぼ初期装備の彼の姿は目立っていたが相変わらず周囲の状況を気にすることなく街を歩いていた。
「ん......それを貰おう」
「ろっ、6000ゴールドです」
【酒場演奏】と【無法者の秩序】のおかげで、それなりのゴールドを持ち合わせている彼は、途中見かけた店で馴染み深い造形の
笛を見かけ、購入した。
『真鍮の煙管楽器』
【DEX +10】
黄錦龍は竪琴をしまい、キセルに似せて作られた金管楽器を装備した。
その後、スキルショップに行き、いくつかのスキルを購入する。
『スキル【楽曲-第一番】を取得しました』
『【楽曲-第二番】を取得しました』
『【HP強化小】を取得しました』
『【MP強化小】を取得しました』
【楽曲-第一番】
楽器演奏の効果をHP自動回復(微)に変更する
【楽曲-第二番】
楽器演奏の効果を最大移動速度上昇に変更する
【HP強化小】
HPが30増加する
【MP強化小】
MPが10増加する
スキルの確認を終えるとフィールドへ出た。
第二の街の先は鬱蒼とした森で、奥は山岳地帯になっている。
3種のバフが扱えるようになったので順に演奏しながら、ふらふらとしっかりした足取りで歩く。
たまに立ち止まり、娘たちの助言で受けた植物採取系のクエストのために薬草類を採取する。
方向を意識することなどなく、青幇の首領だった頃は部下に先導させていた彼は、不規則かつ無軌道に進むうちに山岳との境にいた。
「んぅ......まあ...善いか」
クエスト素材を確認するものの効率などを考えていないのもあり、山岳に入ることに決める。
山岳は傾斜と岩場で森以上の悪路になっていたが、ステータスの全てを
そうしていると、崖にぽっかりと空いた
裂け目は大きく、人が余裕で入れる大きさだ。
黄錦龍は何も考えず、明かりもないままに中に入っていく。
そこはとあるダンジョンだったのだが、そこは
お気に入り登録が増えてきて震えそうですが、きっと