パロディ作品。
ボールで捕まえた人間は自分の奴隷……”ポケニン”になる世界とは。
根暗な赤井聡志がいつも自分をからかってくる水望香澄を捕らえ、滑稽に技を繰り出させます。
Fantiaとpixiv、なろうにも同内容を公開中。
「聡志~? アンタぜんっぜん駄目ねー。まだまだツボミってところかしら? はあー、未熟すぎて困っちゃうわ~~~……」
「は、はいっ! 聡志様! 私、水望香澄、聡志様をご主人様とあがめ、いかなる命令にも従うことを誓いますっ!!」
俺の名は赤井聡志。
冴えない中学生ってやつだ。
ふん。
今、俺の目の前で、下着姿の気を付けポーズとなり奴隷宣言をしたのは、“ポケニン”の水望香澄だ。
ポケニンとは、ポケットボールで捕まえられた人間の事だ。
ポケットボールとは、人間を捕まえてポケニンにできるカプセルのようなアイテムだ。
昨日突然俺の手の中にポケットボールが現れた時、なぜかすべての事が一瞬で理解できた。
だから今日、俺をいつも馬鹿にしている同級生である香澄が女子更衣室で着替えているところを狙って、捕まえて、ポケニンにしてやったというわけだ。
「どうだ、水泳部エース。そんな姿で奴隷宣言をする気分は。下着はブルーで、良く似合っているぞ」
「う、うるさいわね……この変態、バカ! バカ聡志! ここ、女子更衣室よ!? 出て行ってよっ!」
ふふっ、気丈なことだな。
状況はわかっている筈なんだから、もっと機嫌を損ねないように気を付けろよ。
それができていないとは、おバカさんだ。
すっ、と胸の谷間……まあ、谷間と言える程大きくはないが、そこに指を入れてやる。
下から上に、撫でるように。ふふふ、なかなかすべすべした手触りじゃないか。
「きゃああああっ! この……この痴漢っ!」
ふふふ。ふふふ!
普段なら、こいつの罵り声に腹を立てる所だが、今は何とも思わない! むしろこの負け犬の遠吠えに爽快感を覚える程だ!!
だが、はしゃいだりはしない。俺は、まるで生まれ変わったかのように、落ち着き払った口調で言ってやった。
「黙れ、お前はポケニンだ。俺の奴隷だ。何をしたって、文句を言われる筋合いはないぞ」
普段とのギャップがすごいな。自分でも思うぞ。香澄にとっては余計にそう思えたろうな。恐怖したかにも思える程に目を見開き、顔を青くして押し黙っている。
ふ。
ちょろいもんだ。あまりに簡単だ。
こいつ、俺を未熟だのまだツボミだの言っておきながら、強い力には借りてきた猫ってわけか。全く、俺をどれだけ見下してきたかということだ。考えるだけで腹が立つ!
さて……そろそろ本格的に命令をしてやるとするかな。
「水鉄砲」
「へ?」
水鉄砲。
ポケニンは、漫画やアニメに出てくるような技を使うことができる。どのように使うかも指定することができる。
このことも、今覚えている技も、無論、ポケットボールを手にした瞬間理解できたことだ。
俺は、頭の中に急に浮かんだその知識に対し、何の疑いもなく、命令を下していた。そして香澄も、目を点にした後、口をタコのようにとんがらせた無様な顔になり、勢いよく水を噴き出す。
「みずでっぽーーーーーーーっ!」
おっと。危ない。かなりの勢いだな。真正面にいたら引っ掛けられるところだった。
左に体を動かして、避ける。すると、じゃおっ、という音がして、振り返ると、後ろの壁に大きな水の跡が出来ていた。
よし……よし。
「ふうん。良い技じゃないか」俺は香澄に、笑いかけた。
「う……うるさいわね! 何をさせたのよ! 一体、何がどうなっているのよっ! 変な顔で笑いかけないでよ! 気持ち悪い!」
「……お前、本当に立場を理解していないな。お仕置きをしてやるよ」
「えっ!?」
後ずさる香澄。全く、少し脅すとビクビクする癖に、偉そうな口を利くなんて馬鹿なやつだ。
さあ、本当に今度こそ。
もともとやる筈だったが、かなり残酷な命令を出すぞ。
「股間から水鉄砲を出せ。5発くらい、連続でだ」
「は……あ!? あ、あ、あああああーーーーーーーーーーっ!!」
本人にとっては最悪だろうな。
俺にとっては最高の光景だ。
ブルーのパンツが、一気に水気を帯びた。
湿っていくんだ。染みがものすごい勢いで広がり、パンツとあまり太くない太腿の間から、水が漏れていく。
「ふふ、ふふ、ふふふふっ!」
「いやあああっ! なんなの!? なんでなの!? 一体何でこんなことにーーーーーっ!」
泣きそうな顔で座り込む香澄。
それでも、未だに股間から、じょばじょばと水があふれている。
俺はそんな香澄に一歩、二歩、三歩とゆっくり近寄り、見下してやる。
スニーカーが、ばしょっ、と音を立て、水しぶきを上げた。しまった、汚いな。まあ、一応きれいな水なんだが。
まあ、いい。
俺を見上げで怯えたような顔をしている香澄を、嗤ってやるんだ。
「香澄。中学生になってめでたく“おもらしちゃん”のニックネームがつきそうだな。いや、お前の普段のニックネームと合わせて、“おてんば人魚”改め、“おもらし人魚”がいいかな?」
笑ってやる。あざけってやる。
俺の今までの人生で、したこともないくらいの残酷な笑顔を作ってやる。
「嘘よ、嘘よ! もう許して……下さいっ!」
おおっ。
やっと口の利き方がわかったか。
「いいぞ、手間が省ける。最初のように、敬語を使う命令を出す必要もそろそろないだろう。俺は、自分から敬語になるのを待っていたんだよ。ふふ、ふふふ」
「え? う、うるさ……うるさ……さ、聡志、聡志、聡志ぃいいい……!」
ふふふ。
悔しさで泣きそうだな。
視線を斜め下にやったりして。ん? そこには床しかないぞ? ん? ああ、お前の垂れ流した水があるか。ふふふふ。
……さあ。
次はどうしてやろうか。
そろそろ全裸を堪能してやろうか。
素っ裸で“波乗り”……プールを泳がせてやるのも良いな。あ、背中に乗ってやろうか?
股間から“泡”をぶくぶく吹き出させてやるのも良いな。
それとも……よし。
「パンツを脱げ。漏らしたからびしょぬれで、気持ちが悪いだろう」
「ひ……いや! いや! それだけはっ! それだけは……ゆるして、下さい!」
ふふふ、漏らしたという文面を否定しないとは、余裕がなくなっているな。
それに、口で拒否をしたって、手は動くぞ。
香澄は、びしょぬれパンツを脱ぎ、足元に置いた。
「立て」
「……ううっ」
そして、立ち上がる。
ふふふ、いいな。なかなか可愛らしい姿じゃないか。
からかってやろう。
「ふふふ。俺の事を未熟と言っておきながら、毛も生えていないのか」
「……っ」
「胸も尻も小さいしな……本当に、お前こそ未熟者じゃないか」
「…………っ」
「股間も、ぴっちり閉じて。はははは、本当にいい眺めだ。ははははは!」
「………………ううっ」
「さて、まあいい。じゃあ、香澄。今度は、尻の穴からハイドロカノンを放て」
「は!? お、お尻から……な、なんでそんなっ! そんなの、いくら何でも……!」
断っても、嫌がっても、無駄なんだよ。
混乱し、慌てふためいたところで技が発動。
香澄は、それこそ状況が全く理解できないと言った様子で、ハイドロカノン……さっきの水鉄砲とは比較にならない、強烈な勢いの水をぶっぱなした。
「やぎゃぎゃぎゃぎゃああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
なんとも面白い叫び声。
笑い転げて死んでしまうよ。
香澄は、あまりの水の勢いで、天井に頭をぶつける程、高く高く吹っ飛んだ。
「あがっ!」
ポケニンは丈夫なので、まあこのくらいは大丈夫だろう。
それより、この姿……ケツから水をぶっぱなして宙を舞う、さらに頭をぶつける、失態を犯してしまったことの精神的ダメージの方がはるかにデカいだろう。
水が勢いを失い、香澄はケツから落っこちた。
ブラだけの姿で、びしょぬれになって座り込むと、なかなかセクシーだな。
「あああっ、あああっ、も、もう、もう許して……お願いだから、もう、許して……!」
ははは、もう、完全に怯えているな。
俺の命令が、次に口が開く瞬間が、怖くて怖くて仕方がないって顔だ。
さあて……勿論、まだまだ終わらせるつもりはない。次は何をしてもらおうか。
このまま、香澄を変態水芸女にしてしまうというのも、いいな。
俺は、胸の中でじんわりねっとりと、熱い液体が広がっていくような感覚を覚えていた。